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尾州編
第十五話 レイトン・ライデン 上
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{各道場にて}
野瀬道場を後にした二人は次なる道場、山王一刀流の冨士田道場へと向かった。
幸いというべきか、冨士田道場は道場破りにあっておらず、無事に柳生宗不二が最初の道場破りとなった。
冨士田道場にとっては正に災難でしかなかった。百人以上の門人達を次々と打ち据え、遂には師範代、道場主を引きずり出しては、蹴って殴って放り投げて、勝利した。ちなみに木刀は渡されたが、一切使わなかった。本人曰く「使うまでも無かった」ということだった。
全てが終わった時には、気絶した門人達の山が築かれていた。頂きには勿論、叩きのめされて失神した道場主の哀れな姿があった。
「うむ。何か気に入らん」
その一言で、冨士田道場は家候補から外れた。
その言葉を得る為だけにここまでやられた冨士田道場の人間には、道場を禁じ得ない。運が悪かったと諦めてくれと、心中、藤堂七夜は手を合わせた。
次に神刀流の神生道場を訪ねたが、他流試合は禁じていると言われ、無理矢理、乗り込んでその場にいた門人達を叩きのめした。道場主は所用で留守にしていたため、難を逃れた。師範代は倒された。
さらに続いて八艘流の源道場。こっちは、門人は勿論、高弟、師範代、道場主と全員、がん首揃えていた。その間の悪さに、藤堂七夜は思わず涙が出た。勿論、結果は柳生宗不二の圧勝。見ていて、可哀想になるくらい、圧倒的過ぎる実力の差があった。
そして、二つとも、家候補から外れた。柳生宗不二曰く「ものすごく住みたくない」らしかった。
最後に笛吹流という道場を探したが、どういう訳か見つからず、途中で諦めた。
それからしばらく、他の道場を探して歩いて回ったものの、良い物件が見つからず、東区を諦め、西区で道場を探す事になった。
★★★
{西区にて}
「............見つかりませんね」
「そうだのう」
「道場らしいのはあるんですけどね」
「剣術ではないからのう」
歩き疲れた。歩き疲れたよ。
西区を歩いてみて分かったのは、東区のような個人の道場は存在しないことだ。戦闘技術を教えている所は存在する。但し、それは国に属している騎士の訓練所であり、一般人の立ち入りは禁じられていた。
無理に立ち入ろうとすれば、警備兵に銃口を突きつけられた。流石の柳生宗不二も国と問題を起こす気はないのか、あっさりと引き下がった。ただ、先のメルヴィン・クレアモスとの契約が無ければ、乗り込んでいたかもしれない。そうなっていれば、すぐにお尋ね者だ。
歩き回る中、小さな道場は見つけるものの、教わっているのは幼子ばかり。確かに、剣術を教えているものの、それは勉強の中の一授業に過ぎず、本格的なものとは言えなかった。
「童相手ではなぁ」
「いい加減、諦めませんか。なんか、ここ、居心地が良くなくて」
周りに視線を走らせれば、不愉快そうにこっちを見る異邦人達がいた。
ここには大和人がいない。いや、正確にはいないことはない。ただ、使用人や労働者といった感じの大和人はいる。
彼らは共通して、顔を伏せて歩いていた。西区において、異邦人と大和人は平等な存在ではない。彼らの暗く沈んだ瞳が、そう物語っていた。
だからこそ、堂々と歩く柳生宗不二と藤堂七夜を、周囲の異邦人は露骨に疎んでいるのだ。
「わははっ! そんなもん気にするな。睨むだけで何も出来ん奴らだろうが」
「柳生さんほど豪胆なら、それでもいいんでしょうけど」
「それより、ほれ。小腹が空いたわ。なんぞ食うか」
そう言われれば、確かにお腹が空いていた。
適当な屋台に飛び込み、鳥のもも肉を焼いた串焼きを五本ほど買う。異邦人の経営する屋台だったため、嫌な顔をされた。だが、金を支払えば、品物を出した為、無事に買えた。
どうも、柳生宗不二の迫力ある姿にびびっていた為、難癖をつけられずに済んだようだ。
塩を振って焼いただけだが、美味い。焼きたてのもも肉を齧りつつ、二人は道場の情報を求めてあっちへふらふら。こっちへふらふらと歩き続けた末、ようやく、一つの道場に関する情報を手に入れた。
『ライデン私塾』
子供達に手習いを教えている私塾だが、時折、騎士達が訓練の為に集まっているという。私塾を開いている男は、とても強く、実戦経験豊富な騎士達ですら手玉に取る程の腕前らしい。
「レイトン・ライデンさん、か。どんな人なんでしょうか」
「わしと斬り合える人物だと喜ばしいぞ! いやでも期待してしまうわ!」
「柳生さんと互角に戦える人なんて、そうそういませんよ」
「いいや。人の世は狭いものだ。わしと戦える者など、ざらにおる。ライデンという者は、わしを打ち負かすかもしれんぞ」
全然、まったく、想像できないわ~。
{ライデン私塾にて}
そうこうしているうちに、二人はライデン私塾へと辿り着いた。
玉葱型の屋根が特徴的な石造りの建物。特に看板などなく、一見すれば、個人の自宅にしか見えない。覗き込めば、庭先で小さな子供達が棒を持ち、熱心に振るっている。
二人は庭先へと足を向け、子供達に声をかけた。
「坊主。ここがライデン私塾か?」
「うん」
「道場主はどこにおる?」
「レイトン先生なら裏の畑にいるよ。人参を掘り出すんだって言ってたから」
赤毛の男の子の言葉に、栗毛の女の子が悲鳴を上げた。
「うぅ~......先生、夕飯に使う気だよ~......。ニンジンなんてキライなのに......」
「好き嫌いは駄目だって言ってただろ。でっかい男になれないぞ」
「あたし、女の子だもん」
「じゃあ、でっかい女になれないぞ」
「うりゃあ!」
「うわ!? なにすんだよ!」
「女の子になんてこと言うんだ!」
栗毛の女の子が、容赦なく棒で赤毛の男の子に攻めかかる。
棒で打ち合いを始めた二人の子供。他の子供達は馴れているのだろう。応援の声を上げた。
そんな騒ぎを聞きつけたのか、数人の子供を引き連れて、一人の金髪の男がひょっこりと姿を現した。
短めに切り揃えた髪。異邦人らしい巨大な体躯。穏やかな光を湛えた双眸。土で汚れた作業着を着ている。手には籠を持っており、野菜が入っている。何本も人参を収穫したようだ。
「エリー。ラウディ。そこまでだよ」
「うわ! 先生!」
「ホントにニンジンだ~......」
レイトン・ライデンらしき男は、籠を隣にいた子供に渡すと、赤毛の男の子と栗毛の女の子に歩み寄ると、その頭に手を置き、くしゃくしゃに撫でた。
そして、視線を藤堂七夜と柳生宗不二へと向けた。
「珍しいな。大和人のお客さんなんて。ここに何か用かな?」
「うむ。家を見に来た」
「そうか。残念だけど、ここを売るつもりはないよ。気に入ってるからね」
「おう。わしも気に入ったぞ」
「そうか。困ったな」
大して困ったような顔もせず、レイトン・ライデンはにこやかなままだ。
腕を組み、考え込み始めた。そんな彼を、子供達が不安そうに見上げている。
「先生、ここなくなっちゃあやだよ」
「なくならないよ。ただ、そうだな。空き部屋は結構あるんだ。二人ぐらいの居候だったら、認めてもいいんだけど」
「そうかっ」
「でも、俺は君達を知らない。知らない人を入れる事は出来ない。何かがあってからじゃ遅いからね」
「ならば、どうする?」
「君は武芸者のようだね。それなら、一勝負といかないかい?。剣士は剣を交えてこそ、分かり合えるものだろう?」
「はははっ! 分かりやすくて良い!。腹の探り合いも小難しい問答も面白いが、やはり力のぶつけ合いこそ至極! わし好みだ!」
「それは良かった。じゃあ、付いて来てくれ。道場はこっちだ」
子供達も引き連れて、レイトン・ライデンは二人を案内したのだった。
野瀬道場を後にした二人は次なる道場、山王一刀流の冨士田道場へと向かった。
幸いというべきか、冨士田道場は道場破りにあっておらず、無事に柳生宗不二が最初の道場破りとなった。
冨士田道場にとっては正に災難でしかなかった。百人以上の門人達を次々と打ち据え、遂には師範代、道場主を引きずり出しては、蹴って殴って放り投げて、勝利した。ちなみに木刀は渡されたが、一切使わなかった。本人曰く「使うまでも無かった」ということだった。
全てが終わった時には、気絶した門人達の山が築かれていた。頂きには勿論、叩きのめされて失神した道場主の哀れな姿があった。
「うむ。何か気に入らん」
その一言で、冨士田道場は家候補から外れた。
その言葉を得る為だけにここまでやられた冨士田道場の人間には、道場を禁じ得ない。運が悪かったと諦めてくれと、心中、藤堂七夜は手を合わせた。
次に神刀流の神生道場を訪ねたが、他流試合は禁じていると言われ、無理矢理、乗り込んでその場にいた門人達を叩きのめした。道場主は所用で留守にしていたため、難を逃れた。師範代は倒された。
さらに続いて八艘流の源道場。こっちは、門人は勿論、高弟、師範代、道場主と全員、がん首揃えていた。その間の悪さに、藤堂七夜は思わず涙が出た。勿論、結果は柳生宗不二の圧勝。見ていて、可哀想になるくらい、圧倒的過ぎる実力の差があった。
そして、二つとも、家候補から外れた。柳生宗不二曰く「ものすごく住みたくない」らしかった。
最後に笛吹流という道場を探したが、どういう訳か見つからず、途中で諦めた。
それからしばらく、他の道場を探して歩いて回ったものの、良い物件が見つからず、東区を諦め、西区で道場を探す事になった。
★★★
{西区にて}
「............見つかりませんね」
「そうだのう」
「道場らしいのはあるんですけどね」
「剣術ではないからのう」
歩き疲れた。歩き疲れたよ。
西区を歩いてみて分かったのは、東区のような個人の道場は存在しないことだ。戦闘技術を教えている所は存在する。但し、それは国に属している騎士の訓練所であり、一般人の立ち入りは禁じられていた。
無理に立ち入ろうとすれば、警備兵に銃口を突きつけられた。流石の柳生宗不二も国と問題を起こす気はないのか、あっさりと引き下がった。ただ、先のメルヴィン・クレアモスとの契約が無ければ、乗り込んでいたかもしれない。そうなっていれば、すぐにお尋ね者だ。
歩き回る中、小さな道場は見つけるものの、教わっているのは幼子ばかり。確かに、剣術を教えているものの、それは勉強の中の一授業に過ぎず、本格的なものとは言えなかった。
「童相手ではなぁ」
「いい加減、諦めませんか。なんか、ここ、居心地が良くなくて」
周りに視線を走らせれば、不愉快そうにこっちを見る異邦人達がいた。
ここには大和人がいない。いや、正確にはいないことはない。ただ、使用人や労働者といった感じの大和人はいる。
彼らは共通して、顔を伏せて歩いていた。西区において、異邦人と大和人は平等な存在ではない。彼らの暗く沈んだ瞳が、そう物語っていた。
だからこそ、堂々と歩く柳生宗不二と藤堂七夜を、周囲の異邦人は露骨に疎んでいるのだ。
「わははっ! そんなもん気にするな。睨むだけで何も出来ん奴らだろうが」
「柳生さんほど豪胆なら、それでもいいんでしょうけど」
「それより、ほれ。小腹が空いたわ。なんぞ食うか」
そう言われれば、確かにお腹が空いていた。
適当な屋台に飛び込み、鳥のもも肉を焼いた串焼きを五本ほど買う。異邦人の経営する屋台だったため、嫌な顔をされた。だが、金を支払えば、品物を出した為、無事に買えた。
どうも、柳生宗不二の迫力ある姿にびびっていた為、難癖をつけられずに済んだようだ。
塩を振って焼いただけだが、美味い。焼きたてのもも肉を齧りつつ、二人は道場の情報を求めてあっちへふらふら。こっちへふらふらと歩き続けた末、ようやく、一つの道場に関する情報を手に入れた。
『ライデン私塾』
子供達に手習いを教えている私塾だが、時折、騎士達が訓練の為に集まっているという。私塾を開いている男は、とても強く、実戦経験豊富な騎士達ですら手玉に取る程の腕前らしい。
「レイトン・ライデンさん、か。どんな人なんでしょうか」
「わしと斬り合える人物だと喜ばしいぞ! いやでも期待してしまうわ!」
「柳生さんと互角に戦える人なんて、そうそういませんよ」
「いいや。人の世は狭いものだ。わしと戦える者など、ざらにおる。ライデンという者は、わしを打ち負かすかもしれんぞ」
全然、まったく、想像できないわ~。
{ライデン私塾にて}
そうこうしているうちに、二人はライデン私塾へと辿り着いた。
玉葱型の屋根が特徴的な石造りの建物。特に看板などなく、一見すれば、個人の自宅にしか見えない。覗き込めば、庭先で小さな子供達が棒を持ち、熱心に振るっている。
二人は庭先へと足を向け、子供達に声をかけた。
「坊主。ここがライデン私塾か?」
「うん」
「道場主はどこにおる?」
「レイトン先生なら裏の畑にいるよ。人参を掘り出すんだって言ってたから」
赤毛の男の子の言葉に、栗毛の女の子が悲鳴を上げた。
「うぅ~......先生、夕飯に使う気だよ~......。ニンジンなんてキライなのに......」
「好き嫌いは駄目だって言ってただろ。でっかい男になれないぞ」
「あたし、女の子だもん」
「じゃあ、でっかい女になれないぞ」
「うりゃあ!」
「うわ!? なにすんだよ!」
「女の子になんてこと言うんだ!」
栗毛の女の子が、容赦なく棒で赤毛の男の子に攻めかかる。
棒で打ち合いを始めた二人の子供。他の子供達は馴れているのだろう。応援の声を上げた。
そんな騒ぎを聞きつけたのか、数人の子供を引き連れて、一人の金髪の男がひょっこりと姿を現した。
短めに切り揃えた髪。異邦人らしい巨大な体躯。穏やかな光を湛えた双眸。土で汚れた作業着を着ている。手には籠を持っており、野菜が入っている。何本も人参を収穫したようだ。
「エリー。ラウディ。そこまでだよ」
「うわ! 先生!」
「ホントにニンジンだ~......」
レイトン・ライデンらしき男は、籠を隣にいた子供に渡すと、赤毛の男の子と栗毛の女の子に歩み寄ると、その頭に手を置き、くしゃくしゃに撫でた。
そして、視線を藤堂七夜と柳生宗不二へと向けた。
「珍しいな。大和人のお客さんなんて。ここに何か用かな?」
「うむ。家を見に来た」
「そうか。残念だけど、ここを売るつもりはないよ。気に入ってるからね」
「おう。わしも気に入ったぞ」
「そうか。困ったな」
大して困ったような顔もせず、レイトン・ライデンはにこやかなままだ。
腕を組み、考え込み始めた。そんな彼を、子供達が不安そうに見上げている。
「先生、ここなくなっちゃあやだよ」
「なくならないよ。ただ、そうだな。空き部屋は結構あるんだ。二人ぐらいの居候だったら、認めてもいいんだけど」
「そうかっ」
「でも、俺は君達を知らない。知らない人を入れる事は出来ない。何かがあってからじゃ遅いからね」
「ならば、どうする?」
「君は武芸者のようだね。それなら、一勝負といかないかい?。剣士は剣を交えてこそ、分かり合えるものだろう?」
「はははっ! 分かりやすくて良い!。腹の探り合いも小難しい問答も面白いが、やはり力のぶつけ合いこそ至極! わし好みだ!」
「それは良かった。じゃあ、付いて来てくれ。道場はこっちだ」
子供達も引き連れて、レイトン・ライデンは二人を案内したのだった。
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