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第二章「灰の竜と黒の竜騎士」
第23話「理想の先へ」
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カチ、カチと留め具が止められる音が静かな空間に響きあたる。
竜騎学舎の林間学習用の宿舎の傍に併設された竜舎。出撃するべき騎竜達はすでに飛び立っており、残っている飛竜は少なく、飼育員も必要な作業を終え残っているの人の数は少ない。そのため、先ほどまであった喧騒が嘘のように静かになり、一人黙々と竜騎士用の補助用具の留め具を止める音が大きく響いて聞こえた。
最後の留め具を止め、リディアは息を付く。鎧は着た。剣も竜銃も装備した。出撃の為の準備は整った。
顔を上げ、竜舎の一角、ある位置へと目を向けようとする。継ぐ近くで、特別どうという事のない場所。それなのに、目を上手くそちらへ向けられない。
身体が小さく震える。まだ、怖がっているのだろう。目を向けられず、結局、足元へと視線を落としてしまう。
気が付くと足元に広がる地面が、いつの間にか見慣れたフローリングの床に変わって見える。
怖くて目を上げられず、足元に目を向ける。いつまでも変わらない自分が情けなく思え、呆れてくる。
目の前に、恐ろしい父が立っているわけでは無いにもかかわらず……。
『アルフォードに生まれたのなら、アルフォードとして成すべき事をしなさい」
いつも聞かされた父の言葉が思い出される。その言葉はリディアが間違いを犯した時、決まって言われた言葉だった。
自分が間違いを犯した時、それは名家であるアルフォードとしてどうすべきだったか、諭すような言葉だった。
『アルフォード』それがリディアを縛る言葉であり、名前だった。アルフォードとして生まれた者はアルフォードとして生きる。そう縛り付けられていた。
その事に疑問や、息苦しさを抱いたのは小さい頃だった。
家の窓から見えた、街の路上で楽しいそうに遊んでいる子供を目にした時だった。その子供の表情はとても暖かく、本当に楽しそうに見えたのだ。
その子供たちの表情を見た時、リディアは何故それほど楽しそうな表情が出来るのか疑問に思い、そして羨ましいと思った。
それまでリディアは生きて来て楽しいと思った事は殆どなく、笑顔を浮かべた事は無かった。それが普通なのだと思っていた。父も家に居る使用人も皆、いつも硬い表情で、笑顔を浮かべる事は殆ど無かったからだ。笑顔を浮かべたとしても、そのほとんどが作り物めいていて、心から楽しそうな笑顔を浮かべているのを目にした事は無かった。
固く閉ざされた、石の様な世界。息苦しく、狭い世界。その時からリディアの住む世界はそんな風に映って見えた。
だからだろう、楽しそうに笑顔を浮かべる子供たちに強い興味を引かれ、羨ましく思えた。
私もあの場所に立てば、あんな風に楽しそうに笑えるのだろうか? そんな淡い希望を抱いた。
けれど、それは自分には手に入らないものだと、リディアは直ぐに思い知らされた。
窓の外に居た子供たちと、自分とでは住む世界が違うのだと理解したのだ。窓の外に映った子供たちは平民で、自分は貴族。それも、他の貴族たちとも違う、名家と呼ばれる貴族だ。彼らが立つ場所と、自分が立つ場所とでは常に何かしらの仕切りがあり、段差と距離があった。それは彼らの世界と、リディアの世界を隔てるもので、彼らとリディアとでは住む世界が違うのだという事を教えていた。決して踏み入れる事は出来ない世界なのだと、思い知らされた。
だからリディアは、彼らの様に笑う事は出来ないのだと思った。リディアの住む世界に、それは存在しないものだと思った。
限りなく遠くに有る世界。決して交わる事の無い世界。故に決して踏み入れる事の出来ない世界。
リディアはそこで、小さく沸いた希望を諦め、願いを閉ざした。
王都の祭りで小さな武闘大会が行われた。竜騎士と竜騎士による一騎打ち。参加者はそれほど多くない規模の小さなものであったが、王都で行われたものであるため大きく盛り上がった。
その武闘大会を小さなリディアは父と共に観戦した。
その武闘大会では一人の少年が大きく活躍していた。年若く、まだ正規の竜騎士でないにもかかわらず、白い騎竜を巧みに操り、他の竜騎士達を打倒していったのだ。
そこで見た少年は、かつて見た子供たちと同じ楽しそうな表情を浮かべていた。その少年の表情にリディアは再び強く引き付けられた。あの時と同じように、リディアもあのようになりたいと再び思った。
そして、さらに驚かされたのが、その少年は武闘大会での活躍を称えられ、表彰式では父や他の貴族たちを笑顔で握手を交わしていた。その少年はリディアの父と同じ場所に立ち、笑っていたのだ。それがリディアには、自分と同じ世界に立ちながら、リディアが欲したものを手にした者の姿に映った。その時リディアは、自分も竜騎士に成れば、あんな風に笑えるのではないか、そう思った。
だからリディアは竜騎士を目指した。
平民と貴族と言う大きく離れた世界ではなく、同じ貴族の竜騎士であれば手が届くと、そう思った。
アルフォードの家のものとして、アルフォードとしての生き方を望まれながら、生まれて初めての精一杯の反抗、父に頼み込み竜騎士に成ることを認めてもらった。
最初で最後の反抗であり、挑戦だった。
けれど、それは叶わないものだと、あの長距離飛行演習の際の悪竜襲撃で、見せつけられたような気がした。
竜騎士として動くべき時に、竜騎士として動くことは出来なかった。迫りくる死に恐怖し、動けなくなった。
結局自分は竜騎士として生きていける人間ではなかった。そう、見せつけられた。結局人は生まれた世界に縛られ、変えることは出来ず、それに従って生きるしかないのだと思えた。
たとえ近くに有ろうとも、手が届きそうな距離であっても、人は他の自分の生きる世界から離れる事は出来ないのだと、思い知らされた。
何をやっても無駄なのだと、思えてしまった。
リディアはアルフォードの家で、アルフォードとして生きるしかない。そう思い知らされてしまったのだ。
(違う。そうじゃ無い)
リディアは頭を振り、頭に浮かんだ考えを振り払う。
(私は……なりたい私になるんだ……今度こそ)
もし、もう一度挑戦してみて、ダメだったらという恐怖が沸いてくる。けれど、待っているだけでは変われない。そう言い聞かせ、リディアは再び顔を上げる。そして、今度こそ目を向ける。
竜舎の一角、黒い鱗の飛竜が収まるケージに目を向ける。
ケージの中の飛竜は、戦闘用の鎧に身を包んだ状態で、顔を上げ、じっと此方に目を向けていた。
その瞳からは、あの時と同じでどのような感情を抱いているか読み取ることは出来ない。そんな相手に対し、未だにどう接すればいいか判らない。その事が、自分が竜騎士に成るべき人間ではない事を示しているように思えてしまう。
(私は……竜騎士にとしてやっていけますか?)
誰にでもなく問いかける。今は、誰かにそれを肯定してもらいたかった。けれど、その問いの答えは返ってこない。
ゆっくりと足を進めケージの傍へと近付いていく。
「ヴィルーフ。あなたは……私を……今の私を受け入れてくれますか?」
黒竜――ヴィルーフの前に立ち、問いかける。
竜騎士としての絶対条件。騎竜である飛竜に認められる事。これが叶わなければ、どんなに優れた人間であっても竜騎士に成る事は出来ない。
どれだけ覚悟と強い意志を持っていても、騎竜に受け入れられなければ、再スタートを切る事は出来ない。それだけに、再びヴィルーフの前に立つことが怖かった。
ヴィルーフから逃げ、距離を置いてしまった自分が、再び受け入れてもらえると、どうしても思えなかった。だから、逃げ続け、距離を置き、現実から目をそむけた。
飛竜に近付かず、飛竜から拒絶されなければ、その間だけはまだ竜騎士としての夢を見ていられたからだ。
けれど、そのままでは竜騎士に成る事は出来ない。
緊張と恐怖で身体が固くなっていく。
ヴィルーフはリディアに目を向けたまま、咆哮を上げる事は無く、ただじっと見返してきていた。
リディアはそっと手を上げ、ゆっくりとヴィルーフへと手を伸ばす。ゆっくりと伸ばされた手はヴィルーフに拒絶を示す事は無く――その鱗に触れることができた。
しばらく触れていなかった、暖かな温もりを感じることができるヴィルーフの漆黒の鱗。それに再び触れることができ――ヴィルーフに受け入れられ、リディアは嬉さと安堵を思いに満たされる。
ヴィルーフが顔を降ろし、頬をよそえてくる。再び前の様に撫でてほしい、そうねだっているようだった。
「ヴィルーフ、すまない。私は、あなたは拒絶した……そして、ありがとう、今の私を受け入れてくれて……」
ゆっくりとヴィルーフの頬に手を載せ、撫でる。クルルルっとヴィルーフはそれに喉を鳴らす。ヴィルーフの顔の彼方此方に消えない傷跡があり、それが触れた手を通して伝わる。それでも関係なく、リディアはヴィルーフの頬を撫でる。
しばらくヴィルーフの頬を撫でた後、リディアはヴィルーフから手を離し再びヴィルーフを正面から見上げる。
「行くよ。ヴィルーフ」
そして、これからに踏み出すため、自分の相棒の名を呼びそう告げた。
ヴィルーフはそれに、待っていましたと言うかのように、大きく咆哮を上げたのだった。
竜騎学舎の林間学習用の宿舎の傍に併設された竜舎。出撃するべき騎竜達はすでに飛び立っており、残っている飛竜は少なく、飼育員も必要な作業を終え残っているの人の数は少ない。そのため、先ほどまであった喧騒が嘘のように静かになり、一人黙々と竜騎士用の補助用具の留め具を止める音が大きく響いて聞こえた。
最後の留め具を止め、リディアは息を付く。鎧は着た。剣も竜銃も装備した。出撃の為の準備は整った。
顔を上げ、竜舎の一角、ある位置へと目を向けようとする。継ぐ近くで、特別どうという事のない場所。それなのに、目を上手くそちらへ向けられない。
身体が小さく震える。まだ、怖がっているのだろう。目を向けられず、結局、足元へと視線を落としてしまう。
気が付くと足元に広がる地面が、いつの間にか見慣れたフローリングの床に変わって見える。
怖くて目を上げられず、足元に目を向ける。いつまでも変わらない自分が情けなく思え、呆れてくる。
目の前に、恐ろしい父が立っているわけでは無いにもかかわらず……。
『アルフォードに生まれたのなら、アルフォードとして成すべき事をしなさい」
いつも聞かされた父の言葉が思い出される。その言葉はリディアが間違いを犯した時、決まって言われた言葉だった。
自分が間違いを犯した時、それは名家であるアルフォードとしてどうすべきだったか、諭すような言葉だった。
『アルフォード』それがリディアを縛る言葉であり、名前だった。アルフォードとして生まれた者はアルフォードとして生きる。そう縛り付けられていた。
その事に疑問や、息苦しさを抱いたのは小さい頃だった。
家の窓から見えた、街の路上で楽しいそうに遊んでいる子供を目にした時だった。その子供の表情はとても暖かく、本当に楽しそうに見えたのだ。
その子供たちの表情を見た時、リディアは何故それほど楽しそうな表情が出来るのか疑問に思い、そして羨ましいと思った。
それまでリディアは生きて来て楽しいと思った事は殆どなく、笑顔を浮かべた事は無かった。それが普通なのだと思っていた。父も家に居る使用人も皆、いつも硬い表情で、笑顔を浮かべる事は殆ど無かったからだ。笑顔を浮かべたとしても、そのほとんどが作り物めいていて、心から楽しそうな笑顔を浮かべているのを目にした事は無かった。
固く閉ざされた、石の様な世界。息苦しく、狭い世界。その時からリディアの住む世界はそんな風に映って見えた。
だからだろう、楽しそうに笑顔を浮かべる子供たちに強い興味を引かれ、羨ましく思えた。
私もあの場所に立てば、あんな風に楽しそうに笑えるのだろうか? そんな淡い希望を抱いた。
けれど、それは自分には手に入らないものだと、リディアは直ぐに思い知らされた。
窓の外に居た子供たちと、自分とでは住む世界が違うのだと理解したのだ。窓の外に映った子供たちは平民で、自分は貴族。それも、他の貴族たちとも違う、名家と呼ばれる貴族だ。彼らが立つ場所と、自分が立つ場所とでは常に何かしらの仕切りがあり、段差と距離があった。それは彼らの世界と、リディアの世界を隔てるもので、彼らとリディアとでは住む世界が違うのだという事を教えていた。決して踏み入れる事は出来ない世界なのだと、思い知らされた。
だからリディアは、彼らの様に笑う事は出来ないのだと思った。リディアの住む世界に、それは存在しないものだと思った。
限りなく遠くに有る世界。決して交わる事の無い世界。故に決して踏み入れる事の出来ない世界。
リディアはそこで、小さく沸いた希望を諦め、願いを閉ざした。
王都の祭りで小さな武闘大会が行われた。竜騎士と竜騎士による一騎打ち。参加者はそれほど多くない規模の小さなものであったが、王都で行われたものであるため大きく盛り上がった。
その武闘大会を小さなリディアは父と共に観戦した。
その武闘大会では一人の少年が大きく活躍していた。年若く、まだ正規の竜騎士でないにもかかわらず、白い騎竜を巧みに操り、他の竜騎士達を打倒していったのだ。
そこで見た少年は、かつて見た子供たちと同じ楽しそうな表情を浮かべていた。その少年の表情にリディアは再び強く引き付けられた。あの時と同じように、リディアもあのようになりたいと再び思った。
そして、さらに驚かされたのが、その少年は武闘大会での活躍を称えられ、表彰式では父や他の貴族たちを笑顔で握手を交わしていた。その少年はリディアの父と同じ場所に立ち、笑っていたのだ。それがリディアには、自分と同じ世界に立ちながら、リディアが欲したものを手にした者の姿に映った。その時リディアは、自分も竜騎士に成れば、あんな風に笑えるのではないか、そう思った。
だからリディアは竜騎士を目指した。
平民と貴族と言う大きく離れた世界ではなく、同じ貴族の竜騎士であれば手が届くと、そう思った。
アルフォードの家のものとして、アルフォードとしての生き方を望まれながら、生まれて初めての精一杯の反抗、父に頼み込み竜騎士に成ることを認めてもらった。
最初で最後の反抗であり、挑戦だった。
けれど、それは叶わないものだと、あの長距離飛行演習の際の悪竜襲撃で、見せつけられたような気がした。
竜騎士として動くべき時に、竜騎士として動くことは出来なかった。迫りくる死に恐怖し、動けなくなった。
結局自分は竜騎士として生きていける人間ではなかった。そう、見せつけられた。結局人は生まれた世界に縛られ、変えることは出来ず、それに従って生きるしかないのだと思えた。
たとえ近くに有ろうとも、手が届きそうな距離であっても、人は他の自分の生きる世界から離れる事は出来ないのだと、思い知らされた。
何をやっても無駄なのだと、思えてしまった。
リディアはアルフォードの家で、アルフォードとして生きるしかない。そう思い知らされてしまったのだ。
(違う。そうじゃ無い)
リディアは頭を振り、頭に浮かんだ考えを振り払う。
(私は……なりたい私になるんだ……今度こそ)
もし、もう一度挑戦してみて、ダメだったらという恐怖が沸いてくる。けれど、待っているだけでは変われない。そう言い聞かせ、リディアは再び顔を上げる。そして、今度こそ目を向ける。
竜舎の一角、黒い鱗の飛竜が収まるケージに目を向ける。
ケージの中の飛竜は、戦闘用の鎧に身を包んだ状態で、顔を上げ、じっと此方に目を向けていた。
その瞳からは、あの時と同じでどのような感情を抱いているか読み取ることは出来ない。そんな相手に対し、未だにどう接すればいいか判らない。その事が、自分が竜騎士に成るべき人間ではない事を示しているように思えてしまう。
(私は……竜騎士にとしてやっていけますか?)
誰にでもなく問いかける。今は、誰かにそれを肯定してもらいたかった。けれど、その問いの答えは返ってこない。
ゆっくりと足を進めケージの傍へと近付いていく。
「ヴィルーフ。あなたは……私を……今の私を受け入れてくれますか?」
黒竜――ヴィルーフの前に立ち、問いかける。
竜騎士としての絶対条件。騎竜である飛竜に認められる事。これが叶わなければ、どんなに優れた人間であっても竜騎士に成る事は出来ない。
どれだけ覚悟と強い意志を持っていても、騎竜に受け入れられなければ、再スタートを切る事は出来ない。それだけに、再びヴィルーフの前に立つことが怖かった。
ヴィルーフから逃げ、距離を置いてしまった自分が、再び受け入れてもらえると、どうしても思えなかった。だから、逃げ続け、距離を置き、現実から目をそむけた。
飛竜に近付かず、飛竜から拒絶されなければ、その間だけはまだ竜騎士としての夢を見ていられたからだ。
けれど、そのままでは竜騎士に成る事は出来ない。
緊張と恐怖で身体が固くなっていく。
ヴィルーフはリディアに目を向けたまま、咆哮を上げる事は無く、ただじっと見返してきていた。
リディアはそっと手を上げ、ゆっくりとヴィルーフへと手を伸ばす。ゆっくりと伸ばされた手はヴィルーフに拒絶を示す事は無く――その鱗に触れることができた。
しばらく触れていなかった、暖かな温もりを感じることができるヴィルーフの漆黒の鱗。それに再び触れることができ――ヴィルーフに受け入れられ、リディアは嬉さと安堵を思いに満たされる。
ヴィルーフが顔を降ろし、頬をよそえてくる。再び前の様に撫でてほしい、そうねだっているようだった。
「ヴィルーフ、すまない。私は、あなたは拒絶した……そして、ありがとう、今の私を受け入れてくれて……」
ゆっくりとヴィルーフの頬に手を載せ、撫でる。クルルルっとヴィルーフはそれに喉を鳴らす。ヴィルーフの顔の彼方此方に消えない傷跡があり、それが触れた手を通して伝わる。それでも関係なく、リディアはヴィルーフの頬を撫でる。
しばらくヴィルーフの頬を撫でた後、リディアはヴィルーフから手を離し再びヴィルーフを正面から見上げる。
「行くよ。ヴィルーフ」
そして、これからに踏み出すため、自分の相棒の名を呼びそう告げた。
ヴィルーフはそれに、待っていましたと言うかのように、大きく咆哮を上げたのだった。
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