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1. エリザベス・リンデン
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ご迷惑をおかけしました。
何度も何度も読み返し、加筆を繰り返す事〇ヶ月。
一度目の公開時よりも少々長めに、少々細かく設定を見直しましたが、未だに頭をひねりながら最後の結末を考えています。
ゆっくりとした公開スピードになりますが、楽しんでいただけたらと思っております。
◇ ◇ ◇
リンデン伯爵家は、この王国でも有数なアレドニア貿易港を領地内に持つ、王家からの信頼が厚い家門の一つと言われている名門伯爵家。
現当主は私の父のブライセン。
今の国王陛下とは学園の時に仲の良いご友人だったとか。お父様は「陛下の大勢いた友人の中の一人に過ぎなかったからなぁ」と言っていましたから、顔なじみ程度かしらと思っています。
母のジュリアナは「若い頃はモテたのよ」と話してくれますが、私からすると今でも綺麗なので社交界でも人気があるのではと思っています。
そして私の5歳上の兄のヘイデンは今年から王宮でリュベルス王太子殿下の側で働く予定。
一応は成績優秀者ということでの引き抜きらしいけど、家で見る兄の姿は優秀そうに見えないのよね。
いずれこのリンデン伯爵家を継ぐ予定なんだけど、お父様も元気だからいつになるかはまだまだ不明なこともあって、しばらくは王宮勤めで色々と鍛えられるとの話なんだけど、お兄様って真面目に働けるのか心配なの。
いつものだらだらしている姿ばかり見ているからかしら。
7歳上の姉のマリエラは昨年キャリエール伯爵家へ嫁いだので、今は次期伯爵夫人として活躍の場を広げていらっしゃいます。美しくて優しくて私のお手本なのです。
今でも時折顔を出してくれるので、その日は朝からお姉さまが来るのが楽しみで私のそわそわしている姿を見たお兄様から揶揄われるほどお姉さまのことが好きなのです。
だから、嫁がれた先が遠方なのが少し淋しいのです。
そして私は今年から王立レイフォール学園に入学予定の、リンデン伯爵家の二女のエリザベス。
レイフォール学園は基本は5年制。入学は14歳です。
一年生の時に15歳の誕生日を迎え、卒業は19歳になってから。
成績優秀者や高いレベルを求める生徒は専門科にあと1年通うこともできるけれど、その方々はほとんどが卒業後に研究職に就く方ばかりです。
そして令嬢となると、結婚するために3年ほどで学園を辞める方が多いので、5年制だけど学習内容は3年+2年+1年という構成になっているの。
つまり3年で基本は習い終わるという感じかしら。
19歳という年齢から、卒業と同時に結婚をする令嬢が多いのもその特徴かしら。
確かに18~20歳はこの国では結婚適齢期ですし、婚約者がいない場合は22歳を過ぎると行き遅れと言われても仕方ないのです。
ここ最近は働く女性も多くなっているようで20歳を超えても独身を貫くご令嬢も増えてきました。まさに女性の社会進出です。
専門科に進学される令嬢が増えるのもすぐでしょうね。
そして私、エリザベスは10歳の頃にコゼルス侯爵家から婚約の打診があり、翌年の11歳の時に侯爵様の二男ルカ様との婚約が決まりました。
ルカ様は私の4歳年上でその時にはもう15歳。レイフォール学園へ入学されたばかり。
侯爵家とはいえルカ様は二男なので、結婚した後は侯爵家の持つロスタ子爵を継いで、お兄様のスコット様の補佐をする予定でした。スコット様はとても穏やかな方で、お姉さまともご学友なのです。
私は初めてルカ様のお姿を見た時、サラサラの黒髪に海のような濃紺の瞳に目を奪われました。いわゆる私の一目惚れです。
内緒にしていたのですが、お姉様からはすぐわかったわよと言われてしまいました。
でも、ルカ様のお顔はお人形のように整っていましたし、なぜ私と婚約を?と思いました。私は家族など贔屓目で見ても中の上くらいですし…(中の中かしら?)
まあ一般的などこにでもいるような容姿ですわね。そんな私からすると、ルカ様のような美しい方と縁付くということは夢としか思えなくて。
実際のところ、現実を知る機会というのは幼いながらも私にもありましたわよ。
そのルカ様ですが、婚約のお話を頂いてから婚約が決まるまでの間、1年ほどの期間がありました。
月に二回の交流をしてからの婚約となったわけですが、最初から婚約ありきのお話だったようです。今思えばその一年も婚約者同士の交流との位置付けだったのでしょうが、どういえばいいのでしょうか。ルカ様はあまりお話されないのです。
話しかけても「ああ」とか「そうだね」とか、私が一方的に話す側で彼は聞く側。
今思い返しても、まともな会話を交わした覚えがあまりないのだけど、いつも笑顔で聞いてくれて嬉しかったことを覚えています。
今思うと、リンデン伯爵家の領地には交易港がありますし、侯爵家の家業でこの港をよく利用されるから使用料を抑えることが目的だったのでしょう。
それぞれの両家の利益を鑑みての婚約です。貴族でよくある政略結婚なのでしょうね。
でも始まりは政略であっても、結婚するまでの年月でその気持ちも変わることもありますからね。努力は惜しみません。
両親も婚約してから愛をはぐくんで結婚したと聞いていますし、お姉さまも見ていて恥ずかしくなるくらい相愛ですもの。
私も政略とはいえこの先まだ長い婚約期間があるのですから、少しずつでも気持ちを育てていきたいのです。
でも、私のルカ様への想いは育ってしまってますので、ルカ様が私を想っていただければ嬉しいのですけれど。
一応、夢見る乙女なのですよ。
そして婚約をして半年ほど過ぎた頃、私は流行病にかかってそのまま領地での療養をすることになりました。
半年ほどで完治したのですが、母の体調がすぐれないこともあり、そのまま一緒に領地で過ごす事にしました。子供ながらにお母様が元気になったら一緒に王都へ帰ることに決めたのです。
それに幼いころは領地で過ごしていたので、私にとっては王都よりもなじみのある場所だったりするのです。
この領地での生活も、ルカ様に会いたいという気持ちはもちろんありましたが、その想いを抑え、手紙のやり取りで交流を深めたのです。
好きな花はガーベラだとか飼うのなら犬だとか、ルカ様と一緒にピクニックに行ってみたいとか、そんな他愛もないことを書くくらいでしたけど。
その間にルカ様のお兄様のスコット様が遠乗りに出掛けられた際に落馬し怪我を負い、足が若干ですが不自由になられました。
スコット様はコゼルス侯爵家の嫡男です。次期様として色々と学んでいらっしゃいましたが、この怪我が元でルカ様に後継の座をお譲りになり、スコット様がロスタ子爵を継ぐと自分から申し出られたそうです。
そしてロスタ子爵としてルカ様を補佐するとコゼルス侯爵様にお話になったとか。
侯爵様もスコット様やルカ様とも何度も話し合いを重ねられ、悩んだ末にルカ様を後継者として指名されたそうです。
そうなると私は次期侯爵夫人です。
子爵夫人だと少し気軽に考えていましたのに侯爵夫人とは。
領地での勉強も子爵夫人から侯爵夫人へと変わったことで学ぶ内容が難しくなりました。少々気が重いですがルカ様の為にも勉強を頑張らなければと思ったものです。
スコット様の婚約者の方は私と逆の立場ですが、どう思っていらっしゃるのでしょう。少し気になりますわね。
そして私が学園に入る年齢になり、領地から王都へ戻ることになりました。
領地での滞在はお母様が元気になるまでの予定だったのですが、居心地の良さについつい長居をしてしまい、気が付くと半年、また半年と過ぎてしまったのです。それで結局は学園入学前に帰ることに。
そしてルカ様には王都へ戻るとお手紙でお知らせして、学園に入学したらお昼を一緒にどうかと、放課後に出掛けたりしたいと書いたのですが、そんな時間は取れないとの返事が届きました。
ルカ様も最上級学年ですし、色々とお忙しいのかもしれませんが、学園生活を夢見ていた私としてはとても残念でなりません。
もう三年くらい顔も見ていないので、会った時にわかるのかしら?とも正直思いました。声を聞いたのももうずいぶん前のことです。
ルカ様は変わらないかもしれませんけど、私は身長も10センチ以上伸びましたし、幼い顔立ちも今ではだいぶん大人びてきましたもの。気付かれないかもしれませんわね。
そして馬車に揺られること一週間。潮の香りがする領地から、内陸部の王都へと約三年ぶりに帰ってきたけれど、やっぱり領地の方が私に合うのかも。
でも、そんなこと言えないわね。
何度も何度も読み返し、加筆を繰り返す事〇ヶ月。
一度目の公開時よりも少々長めに、少々細かく設定を見直しましたが、未だに頭をひねりながら最後の結末を考えています。
ゆっくりとした公開スピードになりますが、楽しんでいただけたらと思っております。
◇ ◇ ◇
リンデン伯爵家は、この王国でも有数なアレドニア貿易港を領地内に持つ、王家からの信頼が厚い家門の一つと言われている名門伯爵家。
現当主は私の父のブライセン。
今の国王陛下とは学園の時に仲の良いご友人だったとか。お父様は「陛下の大勢いた友人の中の一人に過ぎなかったからなぁ」と言っていましたから、顔なじみ程度かしらと思っています。
母のジュリアナは「若い頃はモテたのよ」と話してくれますが、私からすると今でも綺麗なので社交界でも人気があるのではと思っています。
そして私の5歳上の兄のヘイデンは今年から王宮でリュベルス王太子殿下の側で働く予定。
一応は成績優秀者ということでの引き抜きらしいけど、家で見る兄の姿は優秀そうに見えないのよね。
いずれこのリンデン伯爵家を継ぐ予定なんだけど、お父様も元気だからいつになるかはまだまだ不明なこともあって、しばらくは王宮勤めで色々と鍛えられるとの話なんだけど、お兄様って真面目に働けるのか心配なの。
いつものだらだらしている姿ばかり見ているからかしら。
7歳上の姉のマリエラは昨年キャリエール伯爵家へ嫁いだので、今は次期伯爵夫人として活躍の場を広げていらっしゃいます。美しくて優しくて私のお手本なのです。
今でも時折顔を出してくれるので、その日は朝からお姉さまが来るのが楽しみで私のそわそわしている姿を見たお兄様から揶揄われるほどお姉さまのことが好きなのです。
だから、嫁がれた先が遠方なのが少し淋しいのです。
そして私は今年から王立レイフォール学園に入学予定の、リンデン伯爵家の二女のエリザベス。
レイフォール学園は基本は5年制。入学は14歳です。
一年生の時に15歳の誕生日を迎え、卒業は19歳になってから。
成績優秀者や高いレベルを求める生徒は専門科にあと1年通うこともできるけれど、その方々はほとんどが卒業後に研究職に就く方ばかりです。
そして令嬢となると、結婚するために3年ほどで学園を辞める方が多いので、5年制だけど学習内容は3年+2年+1年という構成になっているの。
つまり3年で基本は習い終わるという感じかしら。
19歳という年齢から、卒業と同時に結婚をする令嬢が多いのもその特徴かしら。
確かに18~20歳はこの国では結婚適齢期ですし、婚約者がいない場合は22歳を過ぎると行き遅れと言われても仕方ないのです。
ここ最近は働く女性も多くなっているようで20歳を超えても独身を貫くご令嬢も増えてきました。まさに女性の社会進出です。
専門科に進学される令嬢が増えるのもすぐでしょうね。
そして私、エリザベスは10歳の頃にコゼルス侯爵家から婚約の打診があり、翌年の11歳の時に侯爵様の二男ルカ様との婚約が決まりました。
ルカ様は私の4歳年上でその時にはもう15歳。レイフォール学園へ入学されたばかり。
侯爵家とはいえルカ様は二男なので、結婚した後は侯爵家の持つロスタ子爵を継いで、お兄様のスコット様の補佐をする予定でした。スコット様はとても穏やかな方で、お姉さまともご学友なのです。
私は初めてルカ様のお姿を見た時、サラサラの黒髪に海のような濃紺の瞳に目を奪われました。いわゆる私の一目惚れです。
内緒にしていたのですが、お姉様からはすぐわかったわよと言われてしまいました。
でも、ルカ様のお顔はお人形のように整っていましたし、なぜ私と婚約を?と思いました。私は家族など贔屓目で見ても中の上くらいですし…(中の中かしら?)
まあ一般的などこにでもいるような容姿ですわね。そんな私からすると、ルカ様のような美しい方と縁付くということは夢としか思えなくて。
実際のところ、現実を知る機会というのは幼いながらも私にもありましたわよ。
そのルカ様ですが、婚約のお話を頂いてから婚約が決まるまでの間、1年ほどの期間がありました。
月に二回の交流をしてからの婚約となったわけですが、最初から婚約ありきのお話だったようです。今思えばその一年も婚約者同士の交流との位置付けだったのでしょうが、どういえばいいのでしょうか。ルカ様はあまりお話されないのです。
話しかけても「ああ」とか「そうだね」とか、私が一方的に話す側で彼は聞く側。
今思い返しても、まともな会話を交わした覚えがあまりないのだけど、いつも笑顔で聞いてくれて嬉しかったことを覚えています。
今思うと、リンデン伯爵家の領地には交易港がありますし、侯爵家の家業でこの港をよく利用されるから使用料を抑えることが目的だったのでしょう。
それぞれの両家の利益を鑑みての婚約です。貴族でよくある政略結婚なのでしょうね。
でも始まりは政略であっても、結婚するまでの年月でその気持ちも変わることもありますからね。努力は惜しみません。
両親も婚約してから愛をはぐくんで結婚したと聞いていますし、お姉さまも見ていて恥ずかしくなるくらい相愛ですもの。
私も政略とはいえこの先まだ長い婚約期間があるのですから、少しずつでも気持ちを育てていきたいのです。
でも、私のルカ様への想いは育ってしまってますので、ルカ様が私を想っていただければ嬉しいのですけれど。
一応、夢見る乙女なのですよ。
そして婚約をして半年ほど過ぎた頃、私は流行病にかかってそのまま領地での療養をすることになりました。
半年ほどで完治したのですが、母の体調がすぐれないこともあり、そのまま一緒に領地で過ごす事にしました。子供ながらにお母様が元気になったら一緒に王都へ帰ることに決めたのです。
それに幼いころは領地で過ごしていたので、私にとっては王都よりもなじみのある場所だったりするのです。
この領地での生活も、ルカ様に会いたいという気持ちはもちろんありましたが、その想いを抑え、手紙のやり取りで交流を深めたのです。
好きな花はガーベラだとか飼うのなら犬だとか、ルカ様と一緒にピクニックに行ってみたいとか、そんな他愛もないことを書くくらいでしたけど。
その間にルカ様のお兄様のスコット様が遠乗りに出掛けられた際に落馬し怪我を負い、足が若干ですが不自由になられました。
スコット様はコゼルス侯爵家の嫡男です。次期様として色々と学んでいらっしゃいましたが、この怪我が元でルカ様に後継の座をお譲りになり、スコット様がロスタ子爵を継ぐと自分から申し出られたそうです。
そしてロスタ子爵としてルカ様を補佐するとコゼルス侯爵様にお話になったとか。
侯爵様もスコット様やルカ様とも何度も話し合いを重ねられ、悩んだ末にルカ様を後継者として指名されたそうです。
そうなると私は次期侯爵夫人です。
子爵夫人だと少し気軽に考えていましたのに侯爵夫人とは。
領地での勉強も子爵夫人から侯爵夫人へと変わったことで学ぶ内容が難しくなりました。少々気が重いですがルカ様の為にも勉強を頑張らなければと思ったものです。
スコット様の婚約者の方は私と逆の立場ですが、どう思っていらっしゃるのでしょう。少し気になりますわね。
そして私が学園に入る年齢になり、領地から王都へ戻ることになりました。
領地での滞在はお母様が元気になるまでの予定だったのですが、居心地の良さについつい長居をしてしまい、気が付くと半年、また半年と過ぎてしまったのです。それで結局は学園入学前に帰ることに。
そしてルカ様には王都へ戻るとお手紙でお知らせして、学園に入学したらお昼を一緒にどうかと、放課後に出掛けたりしたいと書いたのですが、そんな時間は取れないとの返事が届きました。
ルカ様も最上級学年ですし、色々とお忙しいのかもしれませんが、学園生活を夢見ていた私としてはとても残念でなりません。
もう三年くらい顔も見ていないので、会った時にわかるのかしら?とも正直思いました。声を聞いたのももうずいぶん前のことです。
ルカ様は変わらないかもしれませんけど、私は身長も10センチ以上伸びましたし、幼い顔立ちも今ではだいぶん大人びてきましたもの。気付かれないかもしれませんわね。
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