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14. 別邸
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俺は5日の休みをもらい、フェリスと一緒にその別邸へと向かった。
フェリスに両親から言われたことを話すと興味を持ったようで、母からも古いから壁紙も全部変えろという半分命令のような言葉をもらい、二人で別邸へと向かうことになったのだ。
確かに、数年前に覗いた時には古めかしく感じたことを思い出す。
馬車で半日もかからないそこは自然が近くにあり、町までも遠くなく長期間過ごすのにも良さそうだ。
あの別邸は管理人として執事が常駐している。
建物の傷んでいるところは修繕もきちんと行われているはずだから、今回は内装のみとなりそうだ。
別邸は本邸の半分ほどの広さがある。
改装をするなら、子供が生まれたら遊べるように庭も手を入れておくのもいいだろう。
俺はまだまだ先のことになるだろう未来を思わず想像した。
執事のエドモンには壁紙の見本などを揃えておくように伝えておき、別邸に行ってからすぐに見られるようにした。
別邸までの半日足らずの道のりも、俺にとっては長かった。
フェリスも同じように思っているのだろうかと心配したものの、その少ない会話の中でもこれから行く別邸の事を話し合った。
そして別邸に着いてからエドモンと共にフェリスを案内したのだが、そのエドモンが昔のことを話しながら案内をするから、俺も懐かしい思いがこみあげてくる瞬間もあった。
だが、話さなくてもいい昔のことを話すエドモンに少しだが怒りを覚えた。
いつかフェリスと一緒にここで過ごすようになれば、その思い出も新たなものなるのだろうとまた未来の光景を頭に思い描いた。
一通りの案内を終えてから、今日くらいはゆっくり過ごそうとフェリスを誘って庭でゆっくりとお茶をし、明日からの予定を話し合った。
ここに住んだ時のことを考えて、どの部屋をどう改装するか。
壁紙と絨毯やカーテンの色味はどうするか。
話し合うことはたくさんあるだろうが、俺のような男よりも彼女の方がセンスがいいのまま違いないのだから、彼女の意見を通そうとその時にはもうそう思っていた。
二日目、三日目と同じように過ごし、三日目の昼からは街にも出かけた。
王都内ではこんな風に出かけたことがあっただろうかと出掛けている間中、俺は反省しきりだった。
そしてその夜、騎士団から便りが届いた。
この街にはシラキード商会の倉庫があるのだが、この一週間、何かの荷を頻繁に搬入と搬出を繰り返しているとのことだ。それも破落戸のような風体をしている人間も出入りしているらしい。
それを聞いて、俺がこの街へ来るのに5日も休みを取れた理由が分かったような気がした。
そして翌日の朝からその倉庫周辺を調査という名目で行けという団長からの命令が伝えられた。
最悪だ。
明後日には帰るというのにその前日が消えてなくなるとは思わなかった。
クソっと悪態をつきたくなるところだが仕方ない。命令に背くわけにもいかず、護衛として連れてきたラウルとキランにフェリスのことを頼み、しっかりと守るように命令した。
屋敷で過ごすだろうと思っていたから、護衛とはいえ周囲の見回りくらいだろうと思っていたが、まさかフェリスが出掛けるとは思わなかった。
フェリスに両親から言われたことを話すと興味を持ったようで、母からも古いから壁紙も全部変えろという半分命令のような言葉をもらい、二人で別邸へと向かうことになったのだ。
確かに、数年前に覗いた時には古めかしく感じたことを思い出す。
馬車で半日もかからないそこは自然が近くにあり、町までも遠くなく長期間過ごすのにも良さそうだ。
あの別邸は管理人として執事が常駐している。
建物の傷んでいるところは修繕もきちんと行われているはずだから、今回は内装のみとなりそうだ。
別邸は本邸の半分ほどの広さがある。
改装をするなら、子供が生まれたら遊べるように庭も手を入れておくのもいいだろう。
俺はまだまだ先のことになるだろう未来を思わず想像した。
執事のエドモンには壁紙の見本などを揃えておくように伝えておき、別邸に行ってからすぐに見られるようにした。
別邸までの半日足らずの道のりも、俺にとっては長かった。
フェリスも同じように思っているのだろうかと心配したものの、その少ない会話の中でもこれから行く別邸の事を話し合った。
そして別邸に着いてからエドモンと共にフェリスを案内したのだが、そのエドモンが昔のことを話しながら案内をするから、俺も懐かしい思いがこみあげてくる瞬間もあった。
だが、話さなくてもいい昔のことを話すエドモンに少しだが怒りを覚えた。
いつかフェリスと一緒にここで過ごすようになれば、その思い出も新たなものなるのだろうとまた未来の光景を頭に思い描いた。
一通りの案内を終えてから、今日くらいはゆっくり過ごそうとフェリスを誘って庭でゆっくりとお茶をし、明日からの予定を話し合った。
ここに住んだ時のことを考えて、どの部屋をどう改装するか。
壁紙と絨毯やカーテンの色味はどうするか。
話し合うことはたくさんあるだろうが、俺のような男よりも彼女の方がセンスがいいのまま違いないのだから、彼女の意見を通そうとその時にはもうそう思っていた。
二日目、三日目と同じように過ごし、三日目の昼からは街にも出かけた。
王都内ではこんな風に出かけたことがあっただろうかと出掛けている間中、俺は反省しきりだった。
そしてその夜、騎士団から便りが届いた。
この街にはシラキード商会の倉庫があるのだが、この一週間、何かの荷を頻繁に搬入と搬出を繰り返しているとのことだ。それも破落戸のような風体をしている人間も出入りしているらしい。
それを聞いて、俺がこの街へ来るのに5日も休みを取れた理由が分かったような気がした。
そして翌日の朝からその倉庫周辺を調査という名目で行けという団長からの命令が伝えられた。
最悪だ。
明後日には帰るというのにその前日が消えてなくなるとは思わなかった。
クソっと悪態をつきたくなるところだが仕方ない。命令に背くわけにもいかず、護衛として連れてきたラウルとキランにフェリスのことを頼み、しっかりと守るように命令した。
屋敷で過ごすだろうと思っていたから、護衛とはいえ周囲の見回りくらいだろうと思っていたが、まさかフェリスが出掛けるとは思わなかった。
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