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17. 襲撃
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「奥様!ここは私たちが押さえます!先に行ってください!」
キランとラウルはそう声を上げて私たちが乗る馬車を先へと進ませた。
この日、旦那様が延期とおっしゃった改装の仕上がり具合を見るための別宅行きを、近いのだからと私とカイラで出掛けたのだが、王都を出て道のりの半分くらいだろうという頃に野盗に待ち伏せをされたのだ。
キランとラウルは直前に様子がおかしいことに気が付き、襲われる直前に私とカイラが乗る馬車を先に行かせ、二人でその野盗らしい集団を止めていた。
キランは御者に先に行くように声を張り上げ、それに応えるかのように馬車のスピードは上がった。
いつも通る道には木箱が置かれ、どうやら逃げられないように塞いでいるように見える。
その箱を横目に脇道へと方向を変えたが、目的の街へ向かう道とは方向が違うが今はそんなことも言ってはいられない。というか、そんなことすら気が付くこともなかった。
ただ先へ先へと、そして残してきた二人の安否だけが心配だった。
「奥様!大丈夫です!二人とも強いのですよ!」
「そうよね。キランもラウルも旦那様が信頼されているのだもの。大丈夫よね」
「ええ、そうですとも!」
私は揺れる馬車のその動きに耐えながら、カイラと共に早くなる心臓の音が聞こえるのではないかと思うほど、襲い来る恐怖に抗うように手をつないでなんとか堪えていた。
窓の外に見える景色が先ほどまでとは打って変わり、山肌に添うような道に出ていることに気が付いた。
そしてガラガラという音。
馬の嘶き。
ガタンという音。
変わる天地。
「きゃぁぁぁぁ・・・・・・」
「奥様ぁぁぁぁ!!!!」
私たちの乗った馬車は、上の方から落ちてきた岩を避けようとして、そのまま崖の下へと押し出されるように落ちた。
高くない崖かもしれない。
でも、このまま落ちると無事では済まないだろう。
一瞬の間にそんなことが脳裏をよぎったが、カイラにしっかりと抱きしめられたまますぐに衝撃がきた。
ガシャン!!
キランとラウルはそう声を上げて私たちが乗る馬車を先へと進ませた。
この日、旦那様が延期とおっしゃった改装の仕上がり具合を見るための別宅行きを、近いのだからと私とカイラで出掛けたのだが、王都を出て道のりの半分くらいだろうという頃に野盗に待ち伏せをされたのだ。
キランとラウルは直前に様子がおかしいことに気が付き、襲われる直前に私とカイラが乗る馬車を先に行かせ、二人でその野盗らしい集団を止めていた。
キランは御者に先に行くように声を張り上げ、それに応えるかのように馬車のスピードは上がった。
いつも通る道には木箱が置かれ、どうやら逃げられないように塞いでいるように見える。
その箱を横目に脇道へと方向を変えたが、目的の街へ向かう道とは方向が違うが今はそんなことも言ってはいられない。というか、そんなことすら気が付くこともなかった。
ただ先へ先へと、そして残してきた二人の安否だけが心配だった。
「奥様!大丈夫です!二人とも強いのですよ!」
「そうよね。キランもラウルも旦那様が信頼されているのだもの。大丈夫よね」
「ええ、そうですとも!」
私は揺れる馬車のその動きに耐えながら、カイラと共に早くなる心臓の音が聞こえるのではないかと思うほど、襲い来る恐怖に抗うように手をつないでなんとか堪えていた。
窓の外に見える景色が先ほどまでとは打って変わり、山肌に添うような道に出ていることに気が付いた。
そしてガラガラという音。
馬の嘶き。
ガタンという音。
変わる天地。
「きゃぁぁぁぁ・・・・・・」
「奥様ぁぁぁぁ!!!!」
私たちの乗った馬車は、上の方から落ちてきた岩を避けようとして、そのまま崖の下へと押し出されるように落ちた。
高くない崖かもしれない。
でも、このまま落ちると無事では済まないだろう。
一瞬の間にそんなことが脳裏をよぎったが、カイラにしっかりと抱きしめられたまますぐに衝撃がきた。
ガシャン!!
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