ダンジョンハンターズ(最強のダンジョンハンターになった俺は、今度は次世代の師匠になります)

rimurugeto

文字の大きさ
45 / 61
――シコウキ試練編――

――第45章・波とのレース――

しおりを挟む
シコーキ・ドック――

 一行がドックへ向かう途中、竹野ザリアは天川リカに半ば引きずられていた。

「うぐ……ソウシン、そろそろこのヒール脱いでよくない?」

「だめー! 島にいる間はドレスコード守らないと!」

「ふざけんな――!」

 葉山レイがスピードボートの列を指差した。

「見て! ちょうど間に合ったっぽい!」

 ボートのそばに立っていた男が、ソウシンを見て目を細める。

「ソウシン。何をしに来た」

「レースです、ハクリュウさん!」

「久々に戻ったと思えば、死地のレースに突っ込む気か」

「待って待って」リカが顔を引きつらせた。「し、死地?」

「当然だ。まさかただの水上遊びとでも? ハイドロシャーク、クラーケン、トレントピラニア……命がけのレースだと心得ろ」

 リカがザリアへ小声で言う。

「……ザリア、前言撤回したい」

「だめだめ。選んだのはお前」

「取り消したいの!」

 ソウシンがボートを見回す。

「ハクリュウさん、参加していいですか?」

「構わん。……乗り物は?」

「ない!」

「愚かだな。親は何を教えている」

 ザリアが頭を掻いた。

「えっと……貸してくれる、とか――?」

「ない」

「じゃあどうやって走んの!?」

「五分で船を用意してここへ戻れ。できなければ置いて開始だ」

 ザリアが全員を寄せて小さく円を作る。

「よし、誰かプランBある?」

「隊長さんがいるんじゃなかった?」リカが皮肉っぽく言う。

「隊長だけど、この手のクソ状況は初見なんだよ! 助言歓迎!」

 レイが他のボートを観察する。

「小型は速そうで、大型はパワーありそう! どっちにする?」

 ザリアがソウシンを見る。

「なあソウシン。空から船出せたりしない?」

「できない! ある物を動かすだけ!」

「なら、材料を探せばいい」リカが言った。「あの荷物のときみたいに」

「いいね、リカお姉ちゃん!」

「お前らそれやめろ。今すぐ」ザリアが即ツッコむ。

「え、なんで?」リカがむっとする。「絆を深めてんの」

 レイが二人に抱きつく。

「私も絆したい!」

 ハン・ジスが呆れた顔で指をさした。

「あのへんに廃材の山ある。使えるだろ」

 視線の先には、ヨット並みにデカい錆びた船。作業員たちが清掃していた。

「ナイス、ハン!」ザリアが頷く。「あれ使おう!」

 ザリアが作業員へ声をかける。

「よ、これ借りていい?」

 ヘルメットを上げた男が固まる。

「……これを? このガラクタを?」

「うん。なるべく壊さず返す!」

「すみません、それは――」

 ソウシンが前に出て手を振った。

「ねえねえ! 使っていい?」

「あっ、ソウシン様! ……ええ、特別に。どうぞどうぞ!」

「ありがと!」

「で、これをどうやってドックに――」リカが言いかけた瞬間。

 ザリアが後ろ蹴りを叩き込んだ。

 ドンッ――!

 錆び船がそのまま水面へ飛んでいく。

 リカが額に手を当てる。

「なんでそういう乱暴なことを……」

「ほら、目的達成」

 ハンがさっさと甲板へ飛び乗る。

「いいから急げ」

 ソウシンも乗り込み、手を擦り合わせた。

「任せて! この船、イルカより速くする!」

「はいはい」

 ソウシンが叫ぶ。

「ジュゲン操運者:電送――第三ギア!」

 船体が震え、後部に二基のスラスターがせり出した。さらにソウシンが船へ手を置く。

「次は完全リンク! ジュゲン操運者:自律車両変形!」

〈ユーザーリンク完了〉

 ソウシンが手招きする。

「みんな乗って!」

 リカ、ザリア、レイが甲板へ上がる。そこへハクリュウが近づき、船を見て眉をひそめた。

「……見つけたか。“それ”を。十一歳に操縦を任せるとは」

「こいつしかできないんで」ザリアが言う。

「……ふん。なら私も乗る」

「は!?」

「レース監察官としてな。採点し、評価する。B-を下回れば失格だ。つまり――揺れは最小、私に危険は極力ゼロ、ルール違反は一切なし」

「最悪」ザリアがうめく。「運転免許の試験官かよ」

 ハクリュウは乗り込んだ。

「そう呼びたければ呼べ。ソウシン、精密に操れ。合格点でも勝たねば意味がない」

「はい!」

 マイク越しにアナウンスが響く。

「開始まで一分!」

「私はブリッジへ行く」ハクリュウが言う。「お前たちも来い」

 六つの座席が並ぶブリッジ。ソウシンが運転席へ座り、リカが両肩に手を置く。

「丁寧にね? 繊細そうだから。サメに噛まれたり岩にぶつけたりしないでよ!」

 ザリアは逆に腕を回した。

「無視していい! 速く走れ! 勝て!」

「わかった、ザリア!」

「ザリア!」リカが叫ぶ。

「勝て。それだけだ」ハンが低く言う。「それ以上でも以下でもない」

 アナウンスがカウントを刻む。

「五……四……三……二……一……」

 そして、角笛の爆音。

「レース、スタート!」

「ジュゲン操運者:電送――第二ギア!」

 船が跳ねるように加速し、ソウシンは立ち上がって片手で操舵する。ザリアが肩を揺さぶった。

「速く! 今ビリだぞ!」

「おっけー!」

 ソウシンが腕を振り下ろした瞬間、船はオーバードライブ。全員が座席から浮いた。

 ハクリュウが無言でクリップボードに書き込む。

「無謀な急加速。-5点。95/100。A+、まだ」

「うわ、すみません!」ザリアが叫ぶ。「速く、でも丁寧に! な!」

「了解!」

 別のスピードボートが体当たりしてきて、船が流され、ハクリュウがよろけた。

「操船ミス。-3点。92/100。まだA+」

「いや今のは相手――!」ザリアが抗議しかける。

「口答え。-3点。A。89/100」

「はあ!?」

 リカが肘でつつく。

「お願い、黙って」

 ソウシンが持ち直し、ボート同士がぶつからないようにスレスレで避ける。その瞬間――横のボートがサメに丸ごと持ち上げられ、水中へ引きずり込まれた。

「……冗談じゃないな」ハンが冷ややかに言う。

「今の、参加者食われた!?」リカが青ざめる。「どんなイベント運営してんの!」

「まだ序の口だよ!」ソウシンが楽しそうに笑う。「クラーケン見たらもっとすごい!」

「やめて――!」

 岩場を抜けると、優雅な大型艇が並走してきた。サイズはほぼ同等。

「おっ! 友だちだ! ソウジとコマチ! 前回チャンピオン!」

 ソウジが甲板に立ち、水の鎖を作る。鎖がこちらの船に絡み、一引きで進路をずらされた。

「コース逸脱。-2点。87/100。B+」ハクリュウが淡々と言う。

「友だちって言ったよね!?」リカが叫ぶ。

「友だちだよ! この島ではこうするの! 競技で殺し合いかける!」ソウシンが平然と言った。「ほら、ソウジが次の攻撃準備してる!」

「え?」

 ソウジの掌に渦の球ができ、放たれる。船体が揺れた。

「もういい」ザリアが鼻で笑う。「甲板に武器ある?」

 ハンが立ち上がる。

「……武器? 三人いるだろ。俺たちが武器だ」

 ハンが上甲板へ向かう。

「今の、ハンっぽくない」ザリアが目を丸くする。

 ザリアは槍を具現化した。

「でも正しい! 行くぞ、レイ!」

「うん!」

「無茶しないでよ!」リカが叫ぶ。

 ハクリュウは内心で嘆く。

(愚か者め。天才二人に喧嘩を売るとは……だが、退屈はしないか)

 上甲板。ソウジが次の水弾を作りかけて止まった。

「……ん? 誰だお前ら。ソウシンだけだと思ってた」

「失礼だな」ザリアが睨む。「人の船にちょっかい出すな。降りろ。さもないと落とす」

「黙れ。顔に水でも浴びとけ」

「言ったな? よし、殴る!」

 ザリアが槍を投げる。しかしソウジが制御された水撃で弾き落とした。

「……くだらない」ハンが低く呟く。「蹴れ、ザリア」

「あっ、そうだ!」

 ザリアは槍を投げ上げ、回転しながら強烈な蹴りを叩き込む。槍は弾丸のように飛び、相手艇の船体へ突き刺さり、船がよろけた。

「おい! 塗装が高いんだぞ!」

「知らん!」

 ハンが片膝をつき、手首を相手艇へ向ける。

「ガキの悪ふざけ、終わりだ」

「ジュゲン後備者:手首装着キューブ――ワイヤー」

 ワイヤーが飛び、ハンが引く。相手艇が危うく横転した。

「ナイス、ハン!」ザリアが叫ぶ。「レイ、月で追撃いける!?」

「もちろん! ジュゲン魔法士:月のメゲンカ!」

 月光の一撃が命中し、相手艇が沈みかける。

「終わったな」ハンが言った。

「落とした! 戻――」

 ハンがザリアの肩を掴む。

「待て。まだ来る」

 水面の下から“虚無みたいな衝撃”が噴き上がり、沈みかけた艇が再浮上する。しかも速度が上がった。

 ザリアが額を叩く。

「ほらな! 簡単に終わるわけない!」

 足元の船が激しく震え始める。

「バキバキいってる!」レイが叫ぶ。「裂けそう!」

 相手艇を見ると、ソウジが背の高い少女――コマチの背を叩いていた。

「助かった、姉ちゃん。ブーストが要った」

「攻撃は私がやる。操縦はあなたが」

「いいね。任せた!」

 コマチが手を押すように動かすと、こちらの船がギシギシと悲鳴を上げ、傾いた。

 リカが慌てて上甲板へ。操舵しながらソウシンもついてくる。

「何してんの!? 上で!」

 三人は相手艇を指差す。コマチが立っていた。ソウシンが手を振る。

「コマチ! 久しぶり!」

「ええ。――死んで」

 腕を振られた瞬間、こちらの船がくるりと回転し、全員が転がった。

「どうやってんだよ、これ!」ザリアが叫ぶ。

「二人ともジュゲン魔法士なんだ!」ソウシンが言う。「片方が水属性、もう片方が重力!」

「よりによってクソ友だち作りやがって!」ザリアが怒鳴る。「帰ったら“友だち”禁止な! 私らだけ!」

「うん!」

 コマチが踏み込むと、船首が持ち上がり、船が“逆立ち”しかけた。

「この女――!」

 コマチが両手を握り潰すようにすると、船体がミシミシと凹み始める。

「レイ! このガラクタ、守れる!?」ザリアが叫ぶ。

「いける! ジュゲン魔法士:月光の護光!」

 船全体を覆う大盾が展開される。レイは顔を歪めて支えた。

「……大きい……維持、きつい……!」

 リカが背に手を当てる。

「私も支える! いい?」

「う、うん!」

「じゃあ私とハンとソウシンは下だ!」ザリアが叫ぶ。「上は危険すぎる!」

 下甲板へ降りると、ハクリュウが椅子に座って待っていた。

「戻ったか。……私を放置した。-4点。さらに状況不安。合計-11点。今B。76/100。70未満で失格」

 ザリアがハンとソウシンを寄せる。

「これ以上、何してもギリギリってことだな」

「相手が逃げてる」ハンが言う。「あの試験官は後回しでいい」

 ザリアがニヤッとする。

「放り投げて相手艇に乗せたいけどね」

「意味ない」ハンが即切る。

「だよな。ソウシン、踏め!」

 盾を張ったまま船が再加速する。ザリアとハンが座席へ戻った瞬間――窓越しに、相手艇の上に“隕石”が浮いているのが見えた。

「……は?」

「コマチの新スキルだ!」ソウシンが叫ぶ。「アステロイド・スラム!」

「ポータル、転覆、隕石って何でもありかよ!」ザリアが叫ぶ。「次は飛ぶってか!?」

「練習中!」

 隕石が盾へ叩きつけられ、盾が大きくヒビ割れた。

「上、もう持たない」ザリアが歯噛みする。「ハン、ソウシンと操縦。私が上を――」

「どうぞ」ハンは淡々と返した。

 ザリアが上へ向かったあと、ハンは窓の外を睨んだ。

「……馬鹿みたいな災難ばっかだ」

 さらに隕石が飛ぶ。ソウシンは器用に回避する。

「わーい! たのしー!」

「楽しくない」ハンが即答する。「あいつらをコースから追い払え」

「任せて、ハン!」

 ソウシンが加速しようとした、その瞬間――何かが盾へ激突し、ヒビが増える。

「うわっ! やばい!」

 前へ進もうとするが、船が止まった。

 ハンがため息をつく。

「……スラスター壊したな?」

「違う! 動いてるのに、進めない!」

 次の瞬間、船が“下へ”引かれた。

 水中へ、ずるり――。

 ハクリュウが椅子に座ったまま首を振る。

「……やれやれ」

 兄妹の艇が遠ざかる中、巨大な触手が窓に巻きつき、こちらの船をさらに引きずる。

 そして――黄色く光る巨大な目が、窓の向こうから船内を覗き込んだ。

―――
しおりを挟む
感想 0

あなたにおすすめの小説

魔力ゼロの英雄の娘と魔族の秘密

藤原遊
ファンタジー
魔法が支配する世界で、魔力を持たない少女アリア・マーウェラ。彼女は、かつて街を守るために命を落とした英雄的冒険者の両親を持ちながら、その体質ゆえに魔法を使えず、魔道具すら扱えない。しかし、彼女は圧倒的な身体能力と戦闘センスを武器に、ギルドでソロ冒険者として活動していた。街の人々やギルド仲間からは「英雄の娘」として大切にされつつも、「魔力を捨てて進化した次世代型脳筋剣士」と妙な評価を受けている。 そんなある日、アリアは山中で倒れていた謎の魔法使いイアンを助ける。彼は並外れた魔法の才能を持ちながら、孤独な影を背負っていた。やがて二人は冒険の中で信頼を深め、街を脅かす魔王復活を阻止するため、「カギ」を探す旅に出る。 しかしイアンには秘密があった。彼は魔族と人間の混血であり、魔王軍四天王の血を引いていたのだ。その事実が明らかになったとき、アリアは「どんな過去があっても、イアンはイアンだよ」と笑顔で受け入れる。 過去に囚われたイアンと、前を向いて進むアリア。二人の絆が、世界を揺るがす冒険の行方を決める――。シリアスとギャグが織り交ざる、剣と魔法の冒険譚!

『ミッドナイトマート 〜異世界コンビニ、ただいま営業中〜』

KAORUwithAI
ファンタジー
深夜0時——街角の小さなコンビニ「ミッドナイトマート」は、異世界と繋がる扉を開く。 日中は普通の客でにぎわう店も、深夜を回ると鎧を着た騎士、魔族の姫、ドラゴンの化身、空飛ぶ商人など、“この世界の住人ではない者たち”が静かにレジへと並び始める。 アルバイト店員・斉藤レンは、バイト先が異世界と繋がっていることに戸惑いながらも、今日もレジに立つ。 「袋いりますか?」「ポイントカードお持ちですか?」——そう、それは異世界相手でも変わらない日常業務。 貯まるのは「ミッドナイトポイントカード(通称ナイポ)」。 集まるのは、どこか訳ありで、ちょっと不器用な異世界の住人たち。 そして、商品一つひとつに込められる、ささやかで温かな物語。 これは、世界の境界を越えて心を繋ぐ、コンビニ接客ファンタジー。 今夜は、どんなお客様が来店されるのでしょう? ※異世界食堂や異世界居酒屋「のぶ」とは 似て非なる物として見て下さい

世界最強の七賢者がお世話係の俺にだけはデレデレすぎる件

Y.
恋愛
国の頂点に君臨し、神にも等しい力を持つ『七賢者』。 火・水・風・土・光・闇・氷の属性を極めた彼女たちは、畏怖の対象として国民から崇められていた。 ――だが、その「聖域」の扉を一枚隔てた先では、とんでもない光景が広がっていた。 「アルトぉ、この服脱がせてー。熱いから魔法で燃やしちゃった」 「……アルトが隣にいないと、私、一生布団から出ないから」 「いいじゃない、減るもんじゃないし。さあ、私と混ざり合いましょう?」 彼女たちの正体は、私生活が壊滅的にポンコツで、特定の一人に依存しきったデレデレな美少女たちだった! 魔法の才能ゼロの雑用係・アルトは、世界で唯一「彼女たちの暴走魔力に耐えられる」という理由で、24時間体制の身の回りのお世話をすることに。 着替え、食事の介助、添い寝(!?)まで……。 世界最強の7人に取り合われ、振り回され、いじり倒される。 胃袋と心根をガッチリ掴んだお世話係と、愛が重すぎる最強ヒロインたちによる、至福の異世界ハーレムラブコメ、開幕!

相続した畑で拾ったエルフがいつの間にか嫁になっていた件 ~魔法で快適!田舎で農業スローライフ~

ちくでん
ファンタジー
山科啓介28歳。祖父の畑を相続した彼は、脱サラして農業者になるためにとある田舎町にやってきた。 休耕地を畑に戻そうとして草刈りをしていたところで発見したのは、倒れた美少女エルフ。 啓介はそのエルフを家に連れ帰ったのだった。 異世界からこちらの世界に迷い込んだエルフの魔法使いと初心者農業者の主人公は、畑をおこして田舎に馴染んでいく。 これは生活を共にする二人が、やがて好き合うことになり、付き合ったり結婚したり作物を育てたり、日々を生活していくお話です。

どうしよう私、弟にお腹を大きくさせられちゃった!~弟大好きお姉ちゃんの秘密の悩み~

さいとう みさき
恋愛
「ま、まさか!?」 あたし三鷹優美(みたかゆうみ)高校一年生。 弟の晴仁(はると)が大好きな普通のお姉ちゃん。 弟とは凄く仲が良いの! それはそれはものすごく‥‥‥ 「あん、晴仁いきなりそんなのお口に入らないよぉ~♡」 そんな関係のあたしたち。 でもある日トイレであたしはアレが来そうなのになかなか来ないのも気にもせずスカートのファスナーを上げると‥‥‥ 「うそっ! お腹が出て来てる!?」 お姉ちゃんの秘密の悩みです。

解呪の魔法しか使えないからとSランクパーティーから追放された俺は、呪いをかけられていた美少女ドラゴンを拾って最強へと至る

早見羽流@3/19書籍発売!
ファンタジー
「ロイ・クノール。お前はもう用無しだ」 解呪の魔法しか使えない初心者冒険者の俺は、呪いの宝箱を解呪した途端にSランクパーティーから追放され、ダンジョンの最深部へと蹴り落とされてしまう。 そこで出会ったのは封印された邪龍。解呪の能力を使って邪龍の封印を解くと、なんとそいつは美少女の姿になり、契約を結んで欲しいと頼んできた。 彼女は元は世界を守護する守護龍で、英雄や女神の陰謀によって邪龍に堕とされ封印されていたという。契約を結んだ俺は彼女を救うため、守護龍を封印し世界を牛耳っている女神や英雄の血を引く王家に立ち向かうことを誓ったのだった。 (1話2500字程度、1章まで完結保証です)

婚約破棄? 私、この国の守護神ですが。

國樹田 樹
恋愛
王宮の舞踏会場にて婚約破棄を宣言された公爵令嬢・メリザンド=デラクロワ。 声高に断罪を叫ぶ王太子を前に、彼女は余裕の笑みを湛えていた。 愚かな男―――否、愚かな人間に、女神は鉄槌を下す。 古の盟約に縛られた一人の『女性』を巡る、悲恋と未来のお話。 よくある感じのざまぁ物語です。 ふんわり設定。ゆるーくお読みください。

アラフォーおっさんの週末ダンジョン探検記

ぽっちゃりおっさん
ファンタジー
 ある日、全世界の至る所にダンジョンと呼ばれる異空間が出現した。  そこには人外異形の生命体【魔物】が存在していた。  【魔物】を倒すと魔石を落とす。  魔石には膨大なエネルギーが秘められており、第五次産業革命が起こるほどの衝撃であった。  世は埋蔵金ならぬ、魔石を求めて日々各地のダンジョンを開発していった。

処理中です...