さて、問題です

五十嵐旭

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「僕は——」

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というわけで双子モノでした。

兄→鉄骨が刺さった方。心臓即死、脳は生きてた。移植された心臓、に残ってた弟の意識に乗っ取られた。幼少期から髪はロン毛、ただ親に会う前に、髪の長さをセミロングにそろえていた。

弟→心臓に意志が宿った方→事故当時の最初の目線、四肢切断で暗転時に頭が潰れる。いつもはおかっぱ頭。潰れる前、心臓移植されるであろうことを予想。兄とセミロングで揃えていたが、短髪にばっさり切る。死ぬであろう自分を、ちゃんと弟だと証明するため。だが、セミロングのままの兄の身体をのっとってしまったことにより、その行動が裏目に出る。

 ざっくり言ってしまえば、「移植された心臓の持ち主が、身体をのっとる双子入れ替わりの話」です。
 ギミック伏線山盛り仕込みましたが結論だけ言えば兄と弟が入れ替わってるだけです。
 髪を切ったのは弟の肉体ですが、ラスト場面は兄の身体に弟の魂なので、髪は貴方が?という問いに「僕が」というのは間違ってないですね。
 キーワードが「嘘」ということなので、文のどれが嘘なのか、それとも嘘が無いのか、そんな話を書いてみました。
 叙述トリックっぽいので入れ替わりをかきたかっただけです。
 ネタをわかった上で3回くらい読むとわかるかもしれない。どんなミステリーだ。

 というわけで、お付き合いくださり、ありがとうございました。
 

※追記
途中の『ガシャン』という音は、ハサミを落とした音です。
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