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みなみムーネンペ

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合理的なロボット

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トントン。
ある夜ある青年の家にあるロボット売りの男がきた。

「こんばんは、私はロボットのセールスマンです」

「はあ、掃除用のロボットには困っていません」

「そう言わずに話だけでも聞いてください。今までのロボットは自分で考えることはしなかったわけです。しかし我が社のロボットは簡単な命令を出すとそこからは自分で考え合理的に解決致します」

「そうなんですか。洗濯や料理もやってくれるのですか?」

「もちろんです。掃除洗濯、気温湿度、日々の生活をあなたに合わせて考えてくれますよ」

青年はしばらく悩んだ結果この会社の合理的なロボットを買うことにした。


「ううむ、決して安くはなかったがいいものを手に入れた。これで日々の生活が楽になるといいな」

実はこの青年、見た目は一般的だが優しすぎる性格のせいで全くモテなかったのだ。未だ結婚どころかお付き合いもしたことがなかった。そのため家はいつも汚れていた。

青年は早速ロボットに命令してみる。
「ちょうどご飯を食べたばかりだ。食器でも洗ってくれないか?」

そう青年がいうとロボットは食器を洗い始めた。
しばらく立って見にいくとロボットは自らの内部に食洗機を作り出し洗っていた。

「こいつは驚いた。食洗機とは早く洗い終わり手で洗った時よりも完璧に汚れが落ちる」


その日から青年の生活は楽になっていった。

合理的なロボットに掃除を頼むと部屋の大きさを測り、掃除機性能を追加し効率的な経路を割り出す。
テレビをつけてくれと頼むとロボットはマイクロチップを作り出し青年の頭に埋め込んだ。これで頭でテレビをつけろと念じるだけでテレビの電源が入るようなった。


青年はロボットに大変感謝した。青年はロボットにも優しくある質問をしてみた。

「ロボットよ。君は大変素晴らしい。君が来てくれたおかげで生活が快適になった。しかし働きすぎだ。その優秀な頭脳で考えてくれ。君の負担が減るようにね」
まさに種を超えた愛情や友情だ。まあこれはロボットなのだが。

それを聞いたロボットは優秀な頭脳を回転させる。ロボットは5分ほどで閃いてどこかへ何かを作りにいった。


その後、青年が快適になった部屋でくつろいでいるとき後ろから『バンッ』と音がした。

音の正体は弾丸を発射させた音だった。
ロボットは自分の負担を減らすには青年を消すのが早いと考えたのだった。
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