緋色の空 ひいろのそら

月待

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新月の夜

十七周半

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君が


オ────イ!!



と呼ぶとそれは



太陽を十七周半して私へ届く




私が


はーい



と応えるとそれは



十七周半逆周りして君に届く





二人の声は時に



カラスに食べられ


雨を吸って大地に消え


嵐と共に海へ沈み消える






私、怒ってるんだから!



の返事が




こっそり変なもの食べたんじゃない?



になったり




おい、聞いとんのか!




の返事が



ねえ、照れてるんでしょう?




になったりもする




けれど




十七周半の隔たりは



光の速度で測ったら



望遠鏡で眺めてみたら




大した距離じゃない








その時が来たら



ねえ




私は君へと光の速さで翔んでいくから





君は私を望遠鏡で眺めててね






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