【完結】世界転生バイトですが、裏切られて捨てられた公爵令嬢の聖女と私を煽てるあなたは恋愛詐欺師ですか?知りませんが、幸せな花嫁になるので!

西野歌夏

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第三章 囚われの身から幸せへ

つかまる マルグリッドSide ※

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 ブラジャーを外され、両手でゆっくりと胸を揉まれた。私は甘い吐息をはく。そのまま右側の胸の先を口に含まれて刺激されて、私はのけぞって悶えた。髪がふわっと広がる。

 あぁ………っん

「動かないで」

 両足を大きく開かされ、スカートをはしたなくめくられた。さぞ扇情的な光景だろう。Tシャツを捲り上げられ、大きく形の良いおっぱいは丸出しで、男の手で揉まれて形を変えている。右側の胸を甘噛みされ、左の胸は男の左手で揉まれまくり、男の右手の指は私の買ったばかりの下着の間から中に滑り込んだ。

 男の指が私の秘部に指が到達して、優しく、だが情熱的に愛撫を始めた。私は髪を振り乱してのけぞって甘い嬌声をあげた。私から甘い獣のような声が漏れ出てしまう。より刺激が増すのか男は大興奮をしている。

 いやっんっだっめぇっんっあんっ

 悶えながら手で男を推しやろうとしても、体は正直で泉から蜜が漏れ出てしまう。

 男は私の胸の先を舌で弄びながら、口角を上げて微笑んだ。

 いやっああっっんっあんっ

 腰が勝手に男の指に合わせて淫らに動く。


 私は大学の机の上に座らされ、両足を立てて大きく広げさせられ、男に愛撫されるために私は両手を後ろに突っ張って体を保っている。男は私のあそこに指を入れた。優しく動かされて、私はますます髪の毛を振り乱して、あんあんと喘ぎ始めた。胸が揺れていて、男は私の胸の先をつまんでより刺激を与え、私は体をよじって悶えた。

 あっんっあっあんっ
 ぁっんっ……イっちゃう……

 大学の講義室の誰もいない部屋で、人目を盗んで行うこの行為がたまらなく刺激的だ。考えただけで、あそこが濡れてくる。私の今一番のお気に入りの行為だ。

 私はマルグリッド・エリーナ・ルネだ。



 そのまま召喚された。


「あら、お楽しみのところ、失礼」

 透き通るような冷たい声がして私は目をあげた。油断していた男の手には縄がまとわりつき、男の両手は縛り上げられていた。

「久しぶり、山ではご苦労だったわね」

 ヴァイオレットは男のあそこを蹴り上げた。男は悲鳴を上げて悶絶した。後ろに両手を縛り上げられているので、肩から崩れ落ちて、床の上で悶絶している。

 ここは私の実家のルネ伯爵邸だ。私は両足をパタっと閉じて、ブラジャーを正しくして大きな胸を隠し、めくりあげられていたTシャツを下ろした。ヴァイオレットの力で、私の実家に召喚されたようだ。

 チラッと腕にはめられた宝石のついた腕輪を見た。だめだ。ここで余計なことを考えるとウサギの声しか出なくなる。私はひたすら天井を見つめた。

「あら、私の方を見たら?マルグリッド」
「いやよ」

 私はヴァイオレットの言葉に逆らって天井を見つめ続けた。

「ほーら、あなたの男、私の奴隷に――「何よっ!!!!」」

 私は思わずヴァイオレットの言葉に反応してしまって彼女をきっと見た。途端に悪感情が渦巻く。

「ぐうぐう」

 情けないことに、私からウサギの鳴き声しか出なくなった。姿は人の姿のままだ。ゼルニエ侯爵夫人に姿をウサギに変えられるを免除されるように変えてもらったのだ。

「よろしい」

 ヴァイオレットが満足そうに微笑んだ。隣にいるのは聖女カトリーヌだ。小麦色の肌を輝かせて、物珍しそうに私を見つめている。

 ――ウサギが好きなの?

「ヴァイオレット。あなたの術、素晴らしいわ」

 ――そっちかいっ!

 私は内心舌打ちした。

「ねえ、誰がヒューと魔導師ジーニンがニホンにいると教えてくれたのかしら?」

 聖女ヴァイオレットは鋭い。私は暖炉を見つめてダンマリを決め込む。ウサギでもダンマリだ。

「ねえ、話せるようにしてあげるわ。いちいち面倒でしょう?もしかしたら、他の姿が良い?ずっと人の姿でいられるように変えてもらったようだけれど」

 悪魔だ。
 怒ったヴァイオレットは聖女ではなくて、悪魔なんだと私は悟った。

「な……何が言いたいの?」
「心当たりがあるくせに」
「な……何もないわよ!」

「嘘おっしゃいっ!」

 ヴァイオレットは怒りを含んだ物言いで、鋭く私に怒鳴った。

「1年前のあなたは、スキルなんて持っていなかったわ。今も持っていないように見える。そのあなたがなぜ、現代に行けるのかしら?そのカラクリを教えてくれないかしら」

 聖女ヴァイオレットは、私が今まで知っていた人物と違い過ぎるようだ。私を泥だらけにして追い詰めたヴァイオレットより怖い。

「魔導師ジーニンの異世界転生アルゴリズムから、移動術のスキルを盗んだわね?」

 私はぎくりとした。盗んだのは私ではない。その瞬間、ヴァイオレットとカトリーヌが目を見合わせたのに私は気づいた。

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