23 / 37
第一章 波乱と契約婚の花嫁生活幕開け
大法官 ロバート・クリフトンSide
しおりを挟む
ニーズベリー城が近づくと、切羽詰まった危機にそぐわない美しい光景が広がっていた。お堀に近づく道なりには薔薇が咲き、お堀の向こうには城と広大な庭園が夕暮れに赤く染まった空の下で優美な姿を見せていた。
ニーズベリー城にはある秘密がある。女王や王に所有された過去から、庭園に秘密通路が隠されていた。秘密裏に城から外に抜け出せる通路を隠しているのは上がり下りしながらつらなぬ美しい展望回廊だ。緑溢れる広大な果樹園が広がる直前に薔薇が咲く東屋があり、そこに秘密通路が隠されているのだ。
――もしもだ。
――もしもフランソワーズ嬢が囚われて投獄されるような法的根拠を大法官が作り出したならば……。
大法官であるジットウィンド枢機卿には、常に疑念がつきまとう。
それは私たち学友3人の間ではもはや暗黙の了解だった。彼は先の王の世継ぎ問題で、王妃を冤罪で処刑した手腕を認められて引き立てられた経緯がある。王族を嘘の偽証によって法によって裁くことを始めたのは、法律家であるジットウィンド枢機卿が最初だ。先の王の時代には、彼以外のまともな法律家はこぞって処刑台に送られた。
増収裁判所で取り壊した修道院の土地を国王のものとし、貴族や民間に売却や払い下げる法を作り出したのも、彼だ。腐敗と管理しきれないほどの修道院取り壊し跡を作り出したやり方は、今は完全に廃止されて、増収裁判所も財務局に吸収された。
しかし、ブルク家の治安判事はフランソワーズ嬢を幽閉するか処刑台に送るためなら、ジットウィンド枢機卿の越権行為を増長させようとするだろう。
――だめだ。
――反論してダメなら、フランソワーズ嬢に追っ手が来る前に逃そう。
昨晩の放火は、ブルク家とは別の者の仕業だろう。朝早くにブルク家でゾフィー嬢の失踪が発覚したならば、私たちより早くにニーズベリー城に治安判事と大法官が出向いていてもおかしくない。
クリフトン伯爵邸の自分のベッドで、ぐっすり眠ってしまったのが悔やまれる。
優秀な弁護人が必要な事態だ。誰が適任だろう。
大法官が冤罪で法的根拠を考え出す前、もしくは大法官がニーズベリーに到着する時間にまだ間に合っていたら、フランソワーズ嬢を秘密通路から外に逃そう。
私は夕暮れの美しい空を眺める余裕もなく、私とテリーはニーズベリー城の門を叩いた。門番はすぐに中に入れてくれた。そのままクリフトン家で私の一番のお気に入りの馬である、黒い毛並みが力強く美しい牝馬のメリーランで、城まで続く橋を一気に駆け抜けた。
テリーもウィルソン子爵家で彼の一番のお気に入りである白馬に乗っていた。
馬番に馬を預けて、すぐに城内に駆け込むと、スティーブン王子とフランソワーズ嬢は取り込み中ということで、侍女に待たされた。
私はイライラとして客間で待っていたが、我慢できずに侍女の静止を振り切ってフランソワーズ嬢にあてがわれた部屋に急いだ。
胸騒ぎがする。この後に及んでとは思うものの、二人の中は進展しているのか?という疑念に囚われて焦った。私のフランソワーズ嬢への恋心は秘密だ。
私がドアの外に立っている警護担当の武装兵を一瞥して、無視をしてドアを叩こうとした瞬間に、扉を開けて静かにスティーブン王子が部屋から出てきた。
「王子!緊急事態です」
私は切羽詰まって王子とフランソワーズ嬢に報告せねばと、扉を開けて中に入っても良いか?と仕草で聞いた。
「ダメだ。フランソワーズは寝ている。何があった?」
スティーブン王子は私の顔を鋭く見た。
「今朝方、ハンルソン・コート宮殿のブルク家で騒ぎがありました。ゾフィー令嬢が置き手紙を残して失踪されたようです。治安判事が既に呼ばれました。置き手紙には、王子を手にいれるために第二聖女が媚薬を王子に盛って、不正に我が国王子を我がにしようとする悪女フランソワーズの横暴と言ったことが書いてあった。それを暴いてくれと、死を持って告発すると」
「なんだと!?」
スティーブン王子は目を見張って、小さく叫んだ。
「私に媚薬を盛ったのは、ジェノ侯爵家のエリーゼ令嬢だ。フランソワーズは解毒してくれた」
「しかし、媚薬が残って症状を発している状態でフランソワーズ嬢にお会いになったことは間違いありません。媚薬が効いて、フランソワーズ嬢に恋をされたと勘違いされたとことはないですか?」
テリーは思い切ってスティーブン王子に疑念を指摘した。スティーブン王子は即座に否定した。
「それはない。媚薬の段階では、エリーゼ令嬢に惚れても仕方がない状態だったが、そうはならず、解毒のために訪れたフランソワーズの家でも、私は特段恋をしたような症状は発していなかった。体が熱くてゾワゾワして、その男の機能を存分に発揮したいという衝動は抱えたが、それを特定の人に抱いていることはなかった」
私はスティーブン王子の答えについて考えた。
「私はどうしてフランソワーズ嬢の存在が特別なものだと気づいた理由を知っている」
スティーブン王子の答えに私はハッとした。
「それはなんですか?」
その時、従者の一人が血相を変えて走ってやってきた。
「失礼いたします!大法官であらせられるジットウィンド枢機卿とブルク家出身の治安判事とブルク家当主ジャイルズの3人が王子に話したいことがあるとやってきています!いかがいたしますか?」
私たち学友3人は目配せをした。
「分かった。半時稼いでくれるか」
スティーブン王子は従者に告げた。従者が急いで姿を消すと、私たち3人は「展望回廊だな?」と口々に合言葉のように口にした。私たち3人は同じ思いのようだ。
王妃ですら冤罪で幽閉して処刑台に送り込んだ輩だ。油断はできまい。フランソワーズはここにはいないとした方が、事を運びやすいだろう。
部屋にそっと引っ込んだスティーブン王子は、すぐにフランソワーズ嬢を連れて部屋の外に出てきた。
「昨日からここにはフランソワーズはいない。いいな?」
アガサという名の侍女と武装した護衛兵にスティーブン王子は告げた。
「かしこまりました」
「かしこまりました」
侍女と護衛兵はしっかりとした面持ちでうなずいた。指示はすぐに周囲に共有されるであろう。
「では、逃げよう」
王子はそう言ってフランソワーズ嬢の手を握った。
「レンハーン法曹院で会おう。一人、腕の良い法廷弁護士を知っている」
「分かった」
「気をつけて」
私たちは短い会話を交わして、私とテリーは大法官を初めてとする歓迎されざる訪問客に備えるために素早く踵を返して、客間に戻った。
王子はフランソワーズ嬢の手を引いて走り始めた。窓の外に一気に飛び出したのが見えた。二人は今までも協力して、聖女と王子として様々な困り事に対処するためにアクションを繰り返している。
なんとかうまく展望回廊まで辿りつけるだろう。
私は王子は寝ているとして、ジットウィンド枢機卿である大法官やブルク家出身の年老いた治安判事や、ブルク家当主ジャイルズを遠ざけなければならない。
嫌味と権力を常にちらつかせる大法官が私は苦手だ。
ニーズベリー城にはある秘密がある。女王や王に所有された過去から、庭園に秘密通路が隠されていた。秘密裏に城から外に抜け出せる通路を隠しているのは上がり下りしながらつらなぬ美しい展望回廊だ。緑溢れる広大な果樹園が広がる直前に薔薇が咲く東屋があり、そこに秘密通路が隠されているのだ。
――もしもだ。
――もしもフランソワーズ嬢が囚われて投獄されるような法的根拠を大法官が作り出したならば……。
大法官であるジットウィンド枢機卿には、常に疑念がつきまとう。
それは私たち学友3人の間ではもはや暗黙の了解だった。彼は先の王の世継ぎ問題で、王妃を冤罪で処刑した手腕を認められて引き立てられた経緯がある。王族を嘘の偽証によって法によって裁くことを始めたのは、法律家であるジットウィンド枢機卿が最初だ。先の王の時代には、彼以外のまともな法律家はこぞって処刑台に送られた。
増収裁判所で取り壊した修道院の土地を国王のものとし、貴族や民間に売却や払い下げる法を作り出したのも、彼だ。腐敗と管理しきれないほどの修道院取り壊し跡を作り出したやり方は、今は完全に廃止されて、増収裁判所も財務局に吸収された。
しかし、ブルク家の治安判事はフランソワーズ嬢を幽閉するか処刑台に送るためなら、ジットウィンド枢機卿の越権行為を増長させようとするだろう。
――だめだ。
――反論してダメなら、フランソワーズ嬢に追っ手が来る前に逃そう。
昨晩の放火は、ブルク家とは別の者の仕業だろう。朝早くにブルク家でゾフィー嬢の失踪が発覚したならば、私たちより早くにニーズベリー城に治安判事と大法官が出向いていてもおかしくない。
クリフトン伯爵邸の自分のベッドで、ぐっすり眠ってしまったのが悔やまれる。
優秀な弁護人が必要な事態だ。誰が適任だろう。
大法官が冤罪で法的根拠を考え出す前、もしくは大法官がニーズベリーに到着する時間にまだ間に合っていたら、フランソワーズ嬢を秘密通路から外に逃そう。
私は夕暮れの美しい空を眺める余裕もなく、私とテリーはニーズベリー城の門を叩いた。門番はすぐに中に入れてくれた。そのままクリフトン家で私の一番のお気に入りの馬である、黒い毛並みが力強く美しい牝馬のメリーランで、城まで続く橋を一気に駆け抜けた。
テリーもウィルソン子爵家で彼の一番のお気に入りである白馬に乗っていた。
馬番に馬を預けて、すぐに城内に駆け込むと、スティーブン王子とフランソワーズ嬢は取り込み中ということで、侍女に待たされた。
私はイライラとして客間で待っていたが、我慢できずに侍女の静止を振り切ってフランソワーズ嬢にあてがわれた部屋に急いだ。
胸騒ぎがする。この後に及んでとは思うものの、二人の中は進展しているのか?という疑念に囚われて焦った。私のフランソワーズ嬢への恋心は秘密だ。
私がドアの外に立っている警護担当の武装兵を一瞥して、無視をしてドアを叩こうとした瞬間に、扉を開けて静かにスティーブン王子が部屋から出てきた。
「王子!緊急事態です」
私は切羽詰まって王子とフランソワーズ嬢に報告せねばと、扉を開けて中に入っても良いか?と仕草で聞いた。
「ダメだ。フランソワーズは寝ている。何があった?」
スティーブン王子は私の顔を鋭く見た。
「今朝方、ハンルソン・コート宮殿のブルク家で騒ぎがありました。ゾフィー令嬢が置き手紙を残して失踪されたようです。治安判事が既に呼ばれました。置き手紙には、王子を手にいれるために第二聖女が媚薬を王子に盛って、不正に我が国王子を我がにしようとする悪女フランソワーズの横暴と言ったことが書いてあった。それを暴いてくれと、死を持って告発すると」
「なんだと!?」
スティーブン王子は目を見張って、小さく叫んだ。
「私に媚薬を盛ったのは、ジェノ侯爵家のエリーゼ令嬢だ。フランソワーズは解毒してくれた」
「しかし、媚薬が残って症状を発している状態でフランソワーズ嬢にお会いになったことは間違いありません。媚薬が効いて、フランソワーズ嬢に恋をされたと勘違いされたとことはないですか?」
テリーは思い切ってスティーブン王子に疑念を指摘した。スティーブン王子は即座に否定した。
「それはない。媚薬の段階では、エリーゼ令嬢に惚れても仕方がない状態だったが、そうはならず、解毒のために訪れたフランソワーズの家でも、私は特段恋をしたような症状は発していなかった。体が熱くてゾワゾワして、その男の機能を存分に発揮したいという衝動は抱えたが、それを特定の人に抱いていることはなかった」
私はスティーブン王子の答えについて考えた。
「私はどうしてフランソワーズ嬢の存在が特別なものだと気づいた理由を知っている」
スティーブン王子の答えに私はハッとした。
「それはなんですか?」
その時、従者の一人が血相を変えて走ってやってきた。
「失礼いたします!大法官であらせられるジットウィンド枢機卿とブルク家出身の治安判事とブルク家当主ジャイルズの3人が王子に話したいことがあるとやってきています!いかがいたしますか?」
私たち学友3人は目配せをした。
「分かった。半時稼いでくれるか」
スティーブン王子は従者に告げた。従者が急いで姿を消すと、私たち3人は「展望回廊だな?」と口々に合言葉のように口にした。私たち3人は同じ思いのようだ。
王妃ですら冤罪で幽閉して処刑台に送り込んだ輩だ。油断はできまい。フランソワーズはここにはいないとした方が、事を運びやすいだろう。
部屋にそっと引っ込んだスティーブン王子は、すぐにフランソワーズ嬢を連れて部屋の外に出てきた。
「昨日からここにはフランソワーズはいない。いいな?」
アガサという名の侍女と武装した護衛兵にスティーブン王子は告げた。
「かしこまりました」
「かしこまりました」
侍女と護衛兵はしっかりとした面持ちでうなずいた。指示はすぐに周囲に共有されるであろう。
「では、逃げよう」
王子はそう言ってフランソワーズ嬢の手を握った。
「レンハーン法曹院で会おう。一人、腕の良い法廷弁護士を知っている」
「分かった」
「気をつけて」
私たちは短い会話を交わして、私とテリーは大法官を初めてとする歓迎されざる訪問客に備えるために素早く踵を返して、客間に戻った。
王子はフランソワーズ嬢の手を引いて走り始めた。窓の外に一気に飛び出したのが見えた。二人は今までも協力して、聖女と王子として様々な困り事に対処するためにアクションを繰り返している。
なんとかうまく展望回廊まで辿りつけるだろう。
私は王子は寝ているとして、ジットウィンド枢機卿である大法官やブルク家出身の年老いた治安判事や、ブルク家当主ジャイルズを遠ざけなければならない。
嫌味と権力を常にちらつかせる大法官が私は苦手だ。
68
あなたにおすすめの小説
「地味ブス」と捨てられた私、文化祭の大型スクリーンで王子様の裏の顔を全校生に配信します
スカッと文庫
恋愛
「お前みたいな地味女、引き立て役にもならないんだよ」
眼鏡にボサボサ頭の特待生・澪(みお)は、全校生徒が見守る中、恋人だった学園の王子・ハルトから冷酷に捨てられた。
隣には、可憐な微笑みを浮かべる転校生・エマ。
エマの自作自演により「いじめの犯人」という濡れ衣まで着せられ、学園中から蔑まれる澪。
しかし、彼女を嘲笑う者たちはまだ知らない。
彼女が眼鏡の奥に、誰もが平伏す「真実の美貌」と、学園さえも支配できる「最強の背景」を隠していることを――。
「……ねぇ、文化祭、最高のステージにしてあげる」
裏切りへのカウントダウンが今、始まる。
スクリーンの裏側を暴き、傲慢な王子と偽りのヒロインを奈落へ突き落とす、痛快・学園下剋上ファンタジー!
公爵家の家政を10年回した私が出ていったら、3ヶ月で領地が破綻しました
歩人
ファンタジー
エレナは公爵家に嫁いで10年、夫は愛人に入れ込み、義母には「家政婦代わり」と
罵られた。だが領地の財務も、商会との交渉も、使用人の管理も、全部エレナが
やっていた。ある日、義母から「あなたの代わりなんていくらでもいる」と言われ、
エレナは静かに離縁届を出した。「では、代わりの方にお任せください」
辺境の町で小さな商会を開いたエレナ。10年間の実務経験は伊達ではなかった。
商会はたちまち繁盛する。一方、エレナがいなくなった公爵家は3ヶ月で経営破綻。
元夫が「戻ってこい」と泣きつくが——
「お断りです。あと、10年分の未払い給金を請求いたしますね」
彼の巨大な体に覆われ、満たされ、貪られた——一晩中
桜井ベアトリクス
恋愛
妹を救出するため、一ヶ月かけて死の山脈を越え、影の沼地を泳ぎ、マンティコアとポーカー勝負までした私、ローズ。
やっと辿り着いた先で見たのは——フェイ王の膝の上で甘える妹の姿。
「助けなんていらないわよ?」
は?
しかも運命の光が私と巨漢戦士マキシマスの間で光って、「お前は俺のものだ」宣言。
「片手だけなら……」そう妥協したのに、ワイン一杯で理性が飛んだ。
彼の心臓の音を聞いた瞬間、私から飛びついて、その夜、彼のベッドで戦士のものになった。
男として王宮に仕えていた私、正体がバレた瞬間、冷酷宰相が豹変して溺愛してきました
春夜夢
恋愛
貧乏伯爵家の令嬢である私は、家を救うために男装して王宮に潜り込んだ。
名を「レオン」と偽り、文官見習いとして働く毎日。
誰よりも厳しく私を鍛えたのは、氷の宰相と呼ばれる男――ジークフリード。
ある日、ひょんなことから女であることがバレてしまった瞬間、
あの冷酷な宰相が……私を押し倒して言った。
「ずっと我慢していた。君が女じゃないと、自分に言い聞かせてきた」
「……もう限界だ」
私は知らなかった。
宰相は、私の正体を“最初から”見抜いていて――
ずっと、ずっと、私を手に入れる機会を待っていたことを。
義妹の嫌がらせで、子持ち男性と結婚する羽目になりました。義理の娘に嫌われることも覚悟していましたが、本当の家族を手に入れることができました。
石河 翠
ファンタジー
義母と義妹の嫌がらせにより、子持ち男性の元に嫁ぐことになった主人公。夫になる男性は、前妻が残した一人娘を可愛がっており、新しい子どもはいらないのだという。
実家を出ても、自分は家族を持つことなどできない。そう思っていた主人公だが、娘思いの男性と素直になれないわがままな義理の娘に好感を持ち、少しずつ距離を縮めていく。
そんなある日、死んだはずの前妻が屋敷に現れ、主人公を追い出そうとしてきた。前妻いわく、血の繋がった母親の方が、継母よりも価値があるのだという。主人公が言葉に詰まったその時……。
血の繋がらない母と娘が家族になるまでのお話。
この作品は、小説家になろうおよびエブリスタにも投稿しております。
扉絵は、管澤捻さまに描いていただきました。
バッドエンド予定の悪役令嬢が溺愛ルートを選んでみたら、お兄様に愛されすぎて脇役から主役になりました
美咲アリス
恋愛
目が覚めたら公爵令嬢だった!?貴族に生まれ変わったのはいいけれど、美形兄に殺されるバッドエンドの悪役令嬢なんて絶対困る!!死にたくないなら冷酷非道な兄のヴィクトルと仲良くしなきゃいけないのにヴィクトルは氷のように冷たい男で⋯⋯。「どうしたらいいの?」果たして私の運命は?
夫が運命の番と出会いました
重田いの
恋愛
幼馴染のいいなづけとして育ってきた銀狼族の族長エーリヒと、妻ローゼマリー。
だがエーリヒに運命の番が現れたことにより、二人は離別する。
しかし二年後、修道院に暮らすローゼマリーの元へエーリヒが現れ――!?
愛されないと吹っ切れたら騎士の旦那様が豹変しました
蜂蜜あやね
恋愛
隣国オデッセアから嫁いできたマリーは次期公爵レオンの妻となる。初夜は真っ暗闇の中で。
そしてその初夜以降レオンはマリーを1年半もの長い間抱くこともしなかった。
どんなに求めても無視され続ける日々についにマリーの糸はプツリと切れる。
離縁するならレオンの方から、私の方からは離縁は絶対にしない。負けたくない!
夫を諦めて吹っ切れた妻と妻のもう一つの姿に惹かれていく夫の遠回り恋愛(結婚)ストーリー
※本作には、性的行為やそれに準ずる描写、ならびに一部に性加害的・非合意的と受け取れる表現が含まれます。苦手な方はご注意ください。
※ムーンライトノベルズでも投稿している同一作品です。
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる