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1 あなた裏切ったわね
新たな恋 アルベルト王太子Side(1)
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――寝ても覚めてもディアーナ……。
――そんなバカなことがあるのか……?
嘘だと思いたいが、俺の心はディアーナにフラれてから何だかおかしくなった。時間が経てばすぐに吹っ切れると思ったが、現実は甘くなかった。
ヨーロッパ中で『氷の貴公子』ともてはやされる俺も、恋の病とは無縁ではいられなかった。七ヶ月前、俺の頭の中は寝ても覚めてもディアーナになったが、その状態がいまだに続いていた。
実際俺は死ぬほどモテた。自分が恋の病にかかるとは想像もしていなかった人生だ。
「バチが当たったんです」
ジャックが言っていたが、事実だ。
『氷の貴公子』とチヤホヤされていい気になって、最愛の人を最低な傷つけ方で傷つけて、愛想を尽かされた。みっともなく俺の心は沈んだ。
――ディアーナに会いたい……
ディアーナからすれば、俺は砂漠以下の男らしい。
「アルベルト王太子と結婚するぐらいなら、死の砂漠に行った方がマシ」だと宣言して、彼女はエイトレンスを出て行ったのだから。
いまだに、俺はエイトレンスの氷の貴公子の座を降りていない。父を説得して、エイトレンスの民に発表できる日までの辛抱だと自分に言い聞かせて、王族としての務めを果たす日々を送っていた。世継ぎの座を降りる件は、母には理解してもらったが、父は到底理解してくれなかった。
つまり、エイトレンスの時期国王の座にまだ俺はいた。誰しもが俺が次の王になると信じている。
そして2月頃、お忍びで行った歯医者で過去の亡霊のような人物に遭遇した。
王立魔術博物館の理事長を務めるブレンジャー子爵の令嬢に会ったのだ。その日、エミリー・ブレンジャーが豊かなブルネットの髪を揺らして、俺の前に再び姿を現した。二度と会わないと思っていた過去の過ちの相手に突然再会した俺は慌てた。
「エミリー!?」
――えっ?なんでここにエミリーが?
俺としては金輪際彼女に近づくつもりは全くなかった。
彼女は頬にエクボを浮かべてにっこりと微笑むと、いきなり俺に勢いよく抱きついてきた。満面の笑みで俺を見つめていて、怖い。
驚いて後ずさる俺の耳元にエミリーはそっと囁いた。
――なんだ!?
――離れてくれよ。
「ディアーナを手にいれる方法が1つだけあるわよ」
あぁ、その言葉にどきっとした。
俺の心は揺れ動いた。
この言葉に、俺は弱かった。
――心が揺れる。まずい!
――ディアーナが手に入るわけがないだろう?
心の奥底で決して彼女を諦めきれなかったところを、エミリーに見抜かれていた。
最悪なことだと思う。
「魔力の強いディアーナの心をあなたに向けるには、あなたが闇堕ちするしかないわ。あなた、闇堕ちして全てを手に入れなさい」
エミリーはとんでもないことを囁いた。
――あぁ、獣だよ、俺は。
――そんな誘いにのったらな。
――こんな馬鹿げた話を持ちかける令嬢と俺は関係を持っていたのか?
――俺がその誘いに乗るとでも?
そもそも、俺たちの出会い方は最悪だった。
聖ケスナータリマーガレット第一女子学院に通っていたブランドン公爵令嬢ディアーナと、エミリー・ブレンジャーは元々大親友だった。
ディアーナの親友だったエミリーから男として誘われたのは、聖ケスナータリマーガレット第一女子学院の保健室でキスをされた時だ。
――え?なんで?
エミリーはディアーナの親友として俺の目の前に現れて、怪我をしたと俺に泣きつき、俺が付き添った保健室でいきなりエミリーがキスをしてきたのが、過ちのきっかけだ。
「ディアーナには内緒でお願い。ずっとあなたが好きなの」
エミリーは顔を真っ赤にして告白し、当時はもちろん、キスだけだった。
しかし、ディアーナとエミリーが学院を卒業してからも関係がずるずると続いてしまった。続くだけではなく、むしろエミリーとの関係は進展していき、関係は深まっていってしまった。
エミリーとの関係が深まるのとは真逆で、ディアーナは俺とプラトニックな関係を続け、俺はディアーナを愛していて、ディアーナと結婚するつもりだった。
――こんな最低男は、振られて当然だ。
心の底からそう思う。
エミリー・ブレンジャー子爵令嬢は守銭奴のようなところがあり、ディアーナに関係をバラすと暗に俺を脅しながら、俺に贈り物をねだってはその金品を貯め込んでいた。
全て俺が悪い。
しかしあの日、聖ケスナータリマーガレット第一女子学院の保健室にいたのは、最愛のディアーナの親友の姿をした守銭奴だったのかもしれない。
――俺は絶対にもう二度と過ちはおかさない。
「エミリー、ディアーナには幸せになって欲しいと願っているんだ」
俺を悪事へとたぶらかそうとするエミリーをやんわりと遠ざけようとした。
「そう?ところで、最近も『魔力』は買っているのよね?」
「あぁ、私には魔力がないからな」
「魔力を買っても歯が痛むあなたに、いい腕の歯医者を紹介できるわ」
俺はディアーナに振られて以来、胸が痛いような、歯が痛いようなことがあった。精神的な悩みや寝不足が原因と思われたが、誰にも相談できなかった。そこでこっそりジャックにお願いして、歯医者に診察にきていたのだ。
だが、つい先ほど歯には何の問題もないと言われたばかりだ。
エミリーは快活な様子で俺に言った。
「ザックリードハルトのいい腕の歯医者を紹介するわ」
「へぇ、ザックリードハルトか……」
正直に告白すれば、もしかしたら偶然ディアーナに会えるかもしれないと思ったのは事実だ。だが、そんなに都合良くいくわけがない。しかし、俺はザックリードハルトへの会合に国王代理で出席することを決めた。
今から思えば、このエミリーの行動は明らかにおかしい。
「魔力」供給を監督する王立魔術博物館の館長の娘が、魔力供給を絶たれたとしか考えられない事故を発生させた列車に乗るきっかけとなる会話を俺にしたのだ。
さりげなく、俺の弱点をついて。
そんなことになるとは思いもよらない歯医者の待合室で。
いきなり現れた過去の過ちの相手は、薄気味悪いほどの色気を振りまく子爵令嬢だった。
二度と会いたくない相手だった。
「あっ!ブレンジャー子爵令嬢!?」
ちょうど席を外していたジャックが、シャム猫を抱えて帰ってきた。
「にゃおっ!」
ジャックとシャム猫のユーリーは、歓迎せざる客に会ったと言った様子で顔をしかめてエミリーを見た。ジャックは咎めるような視線で俺を見た。睨んだと言っても過言ではない。
「やだぁ、この猫何?」
エミリー・ブレンジャー子爵令嬢は猫嫌いだ。そそくさと踵を返して俺の前から去っていった。
俺をじろっと見たジャックに、俺は慌てて否定した。
「違う!勝手に向こうから突然やってきたんだ。俺は二度と浮気はしない!エミリーに近づくつもりもない!」
「分かっていますよ……、ねぇユーリー?」
ジャックとシャム猫は俺をじろっと見たが、俺の否定の言葉は信じてくれたようだった。
ザックリードハルトで開催される会合への出席の準備は計画的に進んだ。
――そんなバカなことがあるのか……?
嘘だと思いたいが、俺の心はディアーナにフラれてから何だかおかしくなった。時間が経てばすぐに吹っ切れると思ったが、現実は甘くなかった。
ヨーロッパ中で『氷の貴公子』ともてはやされる俺も、恋の病とは無縁ではいられなかった。七ヶ月前、俺の頭の中は寝ても覚めてもディアーナになったが、その状態がいまだに続いていた。
実際俺は死ぬほどモテた。自分が恋の病にかかるとは想像もしていなかった人生だ。
「バチが当たったんです」
ジャックが言っていたが、事実だ。
『氷の貴公子』とチヤホヤされていい気になって、最愛の人を最低な傷つけ方で傷つけて、愛想を尽かされた。みっともなく俺の心は沈んだ。
――ディアーナに会いたい……
ディアーナからすれば、俺は砂漠以下の男らしい。
「アルベルト王太子と結婚するぐらいなら、死の砂漠に行った方がマシ」だと宣言して、彼女はエイトレンスを出て行ったのだから。
いまだに、俺はエイトレンスの氷の貴公子の座を降りていない。父を説得して、エイトレンスの民に発表できる日までの辛抱だと自分に言い聞かせて、王族としての務めを果たす日々を送っていた。世継ぎの座を降りる件は、母には理解してもらったが、父は到底理解してくれなかった。
つまり、エイトレンスの時期国王の座にまだ俺はいた。誰しもが俺が次の王になると信じている。
そして2月頃、お忍びで行った歯医者で過去の亡霊のような人物に遭遇した。
王立魔術博物館の理事長を務めるブレンジャー子爵の令嬢に会ったのだ。その日、エミリー・ブレンジャーが豊かなブルネットの髪を揺らして、俺の前に再び姿を現した。二度と会わないと思っていた過去の過ちの相手に突然再会した俺は慌てた。
「エミリー!?」
――えっ?なんでここにエミリーが?
俺としては金輪際彼女に近づくつもりは全くなかった。
彼女は頬にエクボを浮かべてにっこりと微笑むと、いきなり俺に勢いよく抱きついてきた。満面の笑みで俺を見つめていて、怖い。
驚いて後ずさる俺の耳元にエミリーはそっと囁いた。
――なんだ!?
――離れてくれよ。
「ディアーナを手にいれる方法が1つだけあるわよ」
あぁ、その言葉にどきっとした。
俺の心は揺れ動いた。
この言葉に、俺は弱かった。
――心が揺れる。まずい!
――ディアーナが手に入るわけがないだろう?
心の奥底で決して彼女を諦めきれなかったところを、エミリーに見抜かれていた。
最悪なことだと思う。
「魔力の強いディアーナの心をあなたに向けるには、あなたが闇堕ちするしかないわ。あなた、闇堕ちして全てを手に入れなさい」
エミリーはとんでもないことを囁いた。
――あぁ、獣だよ、俺は。
――そんな誘いにのったらな。
――こんな馬鹿げた話を持ちかける令嬢と俺は関係を持っていたのか?
――俺がその誘いに乗るとでも?
そもそも、俺たちの出会い方は最悪だった。
聖ケスナータリマーガレット第一女子学院に通っていたブランドン公爵令嬢ディアーナと、エミリー・ブレンジャーは元々大親友だった。
ディアーナの親友だったエミリーから男として誘われたのは、聖ケスナータリマーガレット第一女子学院の保健室でキスをされた時だ。
――え?なんで?
エミリーはディアーナの親友として俺の目の前に現れて、怪我をしたと俺に泣きつき、俺が付き添った保健室でいきなりエミリーがキスをしてきたのが、過ちのきっかけだ。
「ディアーナには内緒でお願い。ずっとあなたが好きなの」
エミリーは顔を真っ赤にして告白し、当時はもちろん、キスだけだった。
しかし、ディアーナとエミリーが学院を卒業してからも関係がずるずると続いてしまった。続くだけではなく、むしろエミリーとの関係は進展していき、関係は深まっていってしまった。
エミリーとの関係が深まるのとは真逆で、ディアーナは俺とプラトニックな関係を続け、俺はディアーナを愛していて、ディアーナと結婚するつもりだった。
――こんな最低男は、振られて当然だ。
心の底からそう思う。
エミリー・ブレンジャー子爵令嬢は守銭奴のようなところがあり、ディアーナに関係をバラすと暗に俺を脅しながら、俺に贈り物をねだってはその金品を貯め込んでいた。
全て俺が悪い。
しかしあの日、聖ケスナータリマーガレット第一女子学院の保健室にいたのは、最愛のディアーナの親友の姿をした守銭奴だったのかもしれない。
――俺は絶対にもう二度と過ちはおかさない。
「エミリー、ディアーナには幸せになって欲しいと願っているんだ」
俺を悪事へとたぶらかそうとするエミリーをやんわりと遠ざけようとした。
「そう?ところで、最近も『魔力』は買っているのよね?」
「あぁ、私には魔力がないからな」
「魔力を買っても歯が痛むあなたに、いい腕の歯医者を紹介できるわ」
俺はディアーナに振られて以来、胸が痛いような、歯が痛いようなことがあった。精神的な悩みや寝不足が原因と思われたが、誰にも相談できなかった。そこでこっそりジャックにお願いして、歯医者に診察にきていたのだ。
だが、つい先ほど歯には何の問題もないと言われたばかりだ。
エミリーは快活な様子で俺に言った。
「ザックリードハルトのいい腕の歯医者を紹介するわ」
「へぇ、ザックリードハルトか……」
正直に告白すれば、もしかしたら偶然ディアーナに会えるかもしれないと思ったのは事実だ。だが、そんなに都合良くいくわけがない。しかし、俺はザックリードハルトへの会合に国王代理で出席することを決めた。
今から思えば、このエミリーの行動は明らかにおかしい。
「魔力」供給を監督する王立魔術博物館の館長の娘が、魔力供給を絶たれたとしか考えられない事故を発生させた列車に乗るきっかけとなる会話を俺にしたのだ。
さりげなく、俺の弱点をついて。
そんなことになるとは思いもよらない歯医者の待合室で。
いきなり現れた過去の過ちの相手は、薄気味悪いほどの色気を振りまく子爵令嬢だった。
二度と会いたくない相手だった。
「あっ!ブレンジャー子爵令嬢!?」
ちょうど席を外していたジャックが、シャム猫を抱えて帰ってきた。
「にゃおっ!」
ジャックとシャム猫のユーリーは、歓迎せざる客に会ったと言った様子で顔をしかめてエミリーを見た。ジャックは咎めるような視線で俺を見た。睨んだと言っても過言ではない。
「やだぁ、この猫何?」
エミリー・ブレンジャー子爵令嬢は猫嫌いだ。そそくさと踵を返して俺の前から去っていった。
俺をじろっと見たジャックに、俺は慌てて否定した。
「違う!勝手に向こうから突然やってきたんだ。俺は二度と浮気はしない!エミリーに近づくつもりもない!」
「分かっていますよ……、ねぇユーリー?」
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