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極悪伯爵(5)
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悪い夢から目が覚めた、と私は思った。
なぜだが沢山の明かりが眩しい。私の目の前に見たこともない美しい女性がいた。女性の服装は私が普段着ているドレスにとても似ていて豪華だ。あたりは夜で、私はどこかの建物の高いバルコニーに立っていた。見下ろす眼下には、煌めく夜の街の明かりと遠くの港を通る船の明かりが見えた。
夜風が私の肌を優しく撫でる。
私は王太子閣下と初めての熱い夜を過ごしたあと、乗馬に出かけたら元夫の伯爵に拉致されて、とんでもないことをされようとしていた。
私は身震いをした。先ほどは地獄のように最悪の状態だった。
私はここはどこだろうと思いながら、後ろを振り返った。ライトを掲げた人の間に黒髪のイーサンの姿を見つけた。リョウタ?
私はリョウタの方に歩みよった。彼の腕を取り、沢山の人から離れようと彼を連れ出そうとした。リョウタは私の行動に戸惑ったようだ。
――おそらく私はまた入れかわったのだわ。ということは、会長がイーサンに対峙しているということになる……会長、イーサンを打ちのめしてちょうだい、お願いっ!
私は心の中で会長に祈った。あの事故の状況で馬車もかわせた会長なら、極悪伯爵に成り下がったイーサンをかわしてくれるかもしれない。
なぜだが沢山の明かりが眩しい。私の目の前に見たこともない美しい女性がいた。女性の服装は私が普段着ているドレスにとても似ていて豪華だ。あたりは夜で、私はどこかの建物の高いバルコニーに立っていた。見下ろす眼下には、煌めく夜の街の明かりと遠くの港を通る船の明かりが見えた。
夜風が私の肌を優しく撫でる。
私は王太子閣下と初めての熱い夜を過ごしたあと、乗馬に出かけたら元夫の伯爵に拉致されて、とんでもないことをされようとしていた。
私は身震いをした。先ほどは地獄のように最悪の状態だった。
私はここはどこだろうと思いながら、後ろを振り返った。ライトを掲げた人の間に黒髪のイーサンの姿を見つけた。リョウタ?
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――おそらく私はまた入れかわったのだわ。ということは、会長がイーサンに対峙しているということになる……会長、イーサンを打ちのめしてちょうだい、お願いっ!
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