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アーニャの再起(2) ※

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 イーサンは私の胸にキスをして、ドレスの上から胸の頂をそっと摘んだ。私は身をよじって体の疼きをごまかそうとした。イーサンは私のドレスを脱がし始めた。その間も私の首筋や肩に舌を這わせて口づけを繰り返し、イーサンの温かな唇が私の体に押し付けられてきて、私は体から蜜が溢れるのを感じてしまった。

 イーサンは私のドレスを全て脱がした。胸があらわになると胸の頂を口に含み、舌で転がして胸を揉み、私をベッドに押し倒した。足を広げられ、手で太ももの間を愛撫され、私は激しく感じてしまった。甘い声が漏れ出る。

 はぁっん……ダメっ……

「とびきり綺麗なアーニャ、イかせてあげるから」

 私の中に昔のときめきが戻ってきた。あの私が大好きで大好きで憧れて恋焦がれたイーサンが私の目の前にいる。愛撫されて嬌声が漏れ出てしまう。

 ――あぁん、幸せ……

 体が勝手にくねって私は喘いだ。

「大好きなアーニャ。イっていいよ……」

 丁寧に熱烈に愛撫され、私は身悶えしてイーサンの首に手を回した。何ヶ月ぶりだろう。高みに達したのだ。なんとも言えない幸福感に包まれた。

 私はそのままイーサンを抱きしめイーサンのズボンを脱がした。そして、イーサンを迎え入れた。

 私の体の中心に入ってきながらイーサンは私の名前を何度も呼んだ。昔みたいに。

 私は涙を流しながら、嬉しくて嬉しくて高みに達したイーサンを抱きしめた。

 ――私たちやり直そう。関係をやり直すのだ。前を向こう。

 とっくに朝食の時間が来ていたが、私とイーサンは抱き合ったまま、しばらく朝日の中でお互いの顔を見つめて微笑んでいた。
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