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第三十八話 勇者を探して
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このままでは自分たちは早晩に干上がる。
それはオークの族長たちに取っては、共通の危機感であった。
長年自分たちを潤して来た、人類への略奪や傭兵は、大内乱の終結から向こう確実に減り続けている。
ではどうするか?どうやって民を養う?木の皮でも齧るか?粗食に耐えるオークと言えど、毎日木の皮では参ってしまうし、そんな事荒くれ者揃いの民に言えば、此方の命が危ない。
農耕や牧畜の奨励?実り薄い北ではたかが知れているし、懸命な努力で育てた所で、四方から奪われるのが関の山だ。この大地に生きる者に取って、育てるより、奪う方が簡単なのだ。基本的に自分たちの頭には筋肉が詰まっている。
新天地が必要なのだ。嘗て金の平原を追い出された父祖たちが、流氷の大地から、今の土地に移ってきたように自分たちは豊かな地に移らなければならない。
自分たちは増えすぎた。父祖たちの様に着の身着のままで移住したようにはいかない。族長ともなれば長年にわたり住み続けてきた土地に縛られる物であるし、幸運な自由農民は、己が切り開いた土地を手放す事等考えも及ばないだろう。
確実に血を見る。それも盛大に。
自分たちは一つに纏まる必要がある。種族を一つにし、抵抗する人類やドワーフの土地に割って入る事が出来るだけの戦力を振るえる族長が必要なのだ。
だが誰がそんな事出来ると言うのだろうか?族長ともなれば喧嘩に置いては無敵の存在だ、そんな族長だからこそ、直ぐに噛みついてくる狼と同種のオークを纏めている。
その族長連中を一つに纏める?居たらそれは神だ。斧の一振りで軍勢を蹴散らし、拳一つで並みいる荒くれ者どもを黙らせる神話の存在だ。
「よそう無いもの強請りは」
神は現世にはいない。あの世にもいないかもしれない。いたらとっくの昔に父祖たちが首根っこ引きずって、糞のようなこの世から自分たちを金の平原に戻す様に締め上げている筈なのだ。
北の大地の端の端、角荒野を纏める族長、欠け牙はため息をついた。
「頭を使うなんぞ、オークの柄じゃねぇ、、、、けったくそ悪ぃ、オイ!酒だ!」
「はーい。ただいま!」
世の中景気の悪い話ばかりで酒でも、飲まないとやってなぞいられない。彼がその割れる様な声で酒を催促すると、たちまち奴隷が酒を満たした杯を届けにくる。
「早くしろどブス!気が利かねぇ女だ!」
ひったくる様に杯を取り一気に呷る。不味い酒だ、自分たちは酒も満足に作れない。
酒、食い物、着物に武器まで、自分たちは粗末でやっとこさ使える物しか作れないのだ。
「おい!代わりだモタモタすんな!」
それを考えると余計イライラしてきて、横で震える奴隷に当たってしまう。情けない、こんな弱っちい、しかも女を脅して何になる?
俺の筋肉もこの傷だらけの顔も、名前の通りの折れた牙も戦場で敵を脅しつけ叩き殺すのに使うものだ。
彼は杯を乾かしながら、更にため息をついた。
お久しぶりでございます皆さま、どブス等と心外な事を言われておりました。輝ける美貌の持ち主のエルフ人妻、現奴隷です。
なにしてるかですか?掃除、洗濯、縫い針、獲物の解体まで全部です。オークの皆さま戦闘能力にガン振りなもので酷いんですよ。
女性でも、洗濯すると服をボロボロにする人が多いんですから、縫い針なんて出来る方が稀ですね。
てなもので、私、この集落では重宝されております。これでも五十人以上の子供を世話してきた母ちゃんですから家事はお手物の物なんです。意外?殴るぞ。
聞いてくださいよ皆さま!オークの生活を近くで見るとホント酷いんですよ!
食えれば良い!着れれば良い!家は雨風が凌げれば良い!庶民なんて未だに竪穴式に毛が生えた様な所に住んでいるのです。
竪穴式に住んでいるの部分は、森のエルフも似たような物ですが、それでも独自の文化と言うものはあります。機織り、染色、酒造り、、、
酒と言えば、さっき族長にだした酒!あれも不味い!澱の入った麦酒モドキに、酸っぱくなりかけのワイン!元酒場の女将として許せません!
あれなら娘たちが作る、儀式用のトリップ酒の方がまし!ニガヨモギ増し増しで小鬼茸をぶち込んだあの酒よりも不味い物があるとは!、、、、まあ、あれは奥手な人間さんを乱交に引きずり込む目的で使う奴ですから普段は飲まないんですが。
しかし、これでよくいままで生き残れてきた物です、、、、、何でも食べれるからでしょうね多分。
ほんっとに何でも食べますよこの人たち。雪原狼のあの硬い骨を髄ごとバリバリかみ砕いてます。魚も頭から行ってます、石魚を頭から齧る人初めて見ました!鱗も取らずですよ!
コケ、木の皮、そこいらの雑草、、これは子供が齧ってますね、お母さん方とかは子供がお腹が空いたと泣けば「そこらの草でも食ってろ!」と怒鳴ってます。
まず食中毒なんてしないエルフから見ても、悪食と言うか逞しいと言うか、流石は生まれ持ってのサバイバーです。
感心しますよホント。え?違う?そうじゃない?なんで奴隷してるのか?
苦肉の策なんよ、、、、
だって見つからないんだもの異世界アッティラだかテムジンだかが。
あれから、随分と探したんですよ。
でもダメ!点で成果なし!当たり前ですよね、外からしか見てないのですから、幾ら襲撃を掛けて女子供纏めて浚っても、それは大雪原の周りの事。
広い北の大地に分散し、生活形態もまちまちなオーク全体をカバーできない!
私、はじめはオークはバイキング的な種族かと思ってたんですよ。
でも違うの。内陸にはモンゴル的な奴も居るし、一部耕作に適している所では奴隷を使っての大規模農耕とかしてるの!
そうですよ。自分で出来ないなら奴隷を使えば良いのよね、道理で細かい作業が苦手なオークが人類圏の沿岸を襲えるはずだ。奴隷が船を作ってるんですもの。
そう奴隷です。主に人間さんですが、割とオークもいます。彼らはオーク社会を支える屋台骨なんです。
その奴隷も確保が頭打ちになってます。
人類圏沿岸は文明の後退と共に戦果は上がらず、捕虜確保の一大イベントであった戦争も下火、では本土はと言うと、ノースバーバリアンは前述の豊かな農地で地元のオークと組んで死守してる上、数も居ない。
需要はあるんです。でも居ない手に入らない。ですからそれを利用して浸透を図っているのです。
今の時代、どんなに不細工でも仕事ができればOK。地球世界では男の奴隷の方が値段は高いのですが、ここでは家の仕事を遣らせる女の需要もそれなり。
ですので入り込んでます。わが一族の腕の立つ女が方々の部族に散っております。
何故に女か?
あの糞、、、いいやもう糞で!天罰するならしろ!
失礼。あの糞講師、ヒントをくれました。英雄は「生まれる」と言ったのです。
少なくと女の腹から。男のわきの下とか目からは生まれ無いとのこと。
そして英雄は「男」だとも後で使いのカラスが教えてくれました。
ですので、ご家庭の中にも入り込める家産奴隷にとしてオーク社会に入り込んでいるのです。
そうそう、あの神様から貰った加護の事を言うのを忘れてました。さっきあの族長私の事をただどブスとだけ言い、エルフ!とは言いませんでいたよね?
こーんなに長いお耳晒しているのにです。これが加護です。今の雪エルフの女はオークから見て人間さんに見えているのです。
ズルい?良いんですよこれ位!第一人間さんに見えた所で、「どブス」ですよ「どブス!」これでは誘惑の使用もないんです!
やりようはありますが。
あくどい顔してます?そう言う事考えているからです。
何を考えている?それは、、、、お待ちを人がきました。
「おい奴隷!」
「はいはーい!どうもお坊ちゃま!私目に何か御用で?」
「なにかじゃない!あれはどこだ!」
「ああ水飴ですか?好きですねぇ。ちょっとお待ちを」
「早くしろよ!」
いつ見ても美味しそうなショ、、、、、、いえ子憎たらしい子供だこと。
私が何を考えているか、これから雪エルフは何をしようとしているか、お分かりになりました?
それはオークの族長たちに取っては、共通の危機感であった。
長年自分たちを潤して来た、人類への略奪や傭兵は、大内乱の終結から向こう確実に減り続けている。
ではどうするか?どうやって民を養う?木の皮でも齧るか?粗食に耐えるオークと言えど、毎日木の皮では参ってしまうし、そんな事荒くれ者揃いの民に言えば、此方の命が危ない。
農耕や牧畜の奨励?実り薄い北ではたかが知れているし、懸命な努力で育てた所で、四方から奪われるのが関の山だ。この大地に生きる者に取って、育てるより、奪う方が簡単なのだ。基本的に自分たちの頭には筋肉が詰まっている。
新天地が必要なのだ。嘗て金の平原を追い出された父祖たちが、流氷の大地から、今の土地に移ってきたように自分たちは豊かな地に移らなければならない。
自分たちは増えすぎた。父祖たちの様に着の身着のままで移住したようにはいかない。族長ともなれば長年にわたり住み続けてきた土地に縛られる物であるし、幸運な自由農民は、己が切り開いた土地を手放す事等考えも及ばないだろう。
確実に血を見る。それも盛大に。
自分たちは一つに纏まる必要がある。種族を一つにし、抵抗する人類やドワーフの土地に割って入る事が出来るだけの戦力を振るえる族長が必要なのだ。
だが誰がそんな事出来ると言うのだろうか?族長ともなれば喧嘩に置いては無敵の存在だ、そんな族長だからこそ、直ぐに噛みついてくる狼と同種のオークを纏めている。
その族長連中を一つに纏める?居たらそれは神だ。斧の一振りで軍勢を蹴散らし、拳一つで並みいる荒くれ者どもを黙らせる神話の存在だ。
「よそう無いもの強請りは」
神は現世にはいない。あの世にもいないかもしれない。いたらとっくの昔に父祖たちが首根っこ引きずって、糞のようなこの世から自分たちを金の平原に戻す様に締め上げている筈なのだ。
北の大地の端の端、角荒野を纏める族長、欠け牙はため息をついた。
「頭を使うなんぞ、オークの柄じゃねぇ、、、、けったくそ悪ぃ、オイ!酒だ!」
「はーい。ただいま!」
世の中景気の悪い話ばかりで酒でも、飲まないとやってなぞいられない。彼がその割れる様な声で酒を催促すると、たちまち奴隷が酒を満たした杯を届けにくる。
「早くしろどブス!気が利かねぇ女だ!」
ひったくる様に杯を取り一気に呷る。不味い酒だ、自分たちは酒も満足に作れない。
酒、食い物、着物に武器まで、自分たちは粗末でやっとこさ使える物しか作れないのだ。
「おい!代わりだモタモタすんな!」
それを考えると余計イライラしてきて、横で震える奴隷に当たってしまう。情けない、こんな弱っちい、しかも女を脅して何になる?
俺の筋肉もこの傷だらけの顔も、名前の通りの折れた牙も戦場で敵を脅しつけ叩き殺すのに使うものだ。
彼は杯を乾かしながら、更にため息をついた。
お久しぶりでございます皆さま、どブス等と心外な事を言われておりました。輝ける美貌の持ち主のエルフ人妻、現奴隷です。
なにしてるかですか?掃除、洗濯、縫い針、獲物の解体まで全部です。オークの皆さま戦闘能力にガン振りなもので酷いんですよ。
女性でも、洗濯すると服をボロボロにする人が多いんですから、縫い針なんて出来る方が稀ですね。
てなもので、私、この集落では重宝されております。これでも五十人以上の子供を世話してきた母ちゃんですから家事はお手物の物なんです。意外?殴るぞ。
聞いてくださいよ皆さま!オークの生活を近くで見るとホント酷いんですよ!
食えれば良い!着れれば良い!家は雨風が凌げれば良い!庶民なんて未だに竪穴式に毛が生えた様な所に住んでいるのです。
竪穴式に住んでいるの部分は、森のエルフも似たような物ですが、それでも独自の文化と言うものはあります。機織り、染色、酒造り、、、
酒と言えば、さっき族長にだした酒!あれも不味い!澱の入った麦酒モドキに、酸っぱくなりかけのワイン!元酒場の女将として許せません!
あれなら娘たちが作る、儀式用のトリップ酒の方がまし!ニガヨモギ増し増しで小鬼茸をぶち込んだあの酒よりも不味い物があるとは!、、、、まあ、あれは奥手な人間さんを乱交に引きずり込む目的で使う奴ですから普段は飲まないんですが。
しかし、これでよくいままで生き残れてきた物です、、、、、何でも食べれるからでしょうね多分。
ほんっとに何でも食べますよこの人たち。雪原狼のあの硬い骨を髄ごとバリバリかみ砕いてます。魚も頭から行ってます、石魚を頭から齧る人初めて見ました!鱗も取らずですよ!
コケ、木の皮、そこいらの雑草、、これは子供が齧ってますね、お母さん方とかは子供がお腹が空いたと泣けば「そこらの草でも食ってろ!」と怒鳴ってます。
まず食中毒なんてしないエルフから見ても、悪食と言うか逞しいと言うか、流石は生まれ持ってのサバイバーです。
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あれから、随分と探したんですよ。
でもダメ!点で成果なし!当たり前ですよね、外からしか見てないのですから、幾ら襲撃を掛けて女子供纏めて浚っても、それは大雪原の周りの事。
広い北の大地に分散し、生活形態もまちまちなオーク全体をカバーできない!
私、はじめはオークはバイキング的な種族かと思ってたんですよ。
でも違うの。内陸にはモンゴル的な奴も居るし、一部耕作に適している所では奴隷を使っての大規模農耕とかしてるの!
そうですよ。自分で出来ないなら奴隷を使えば良いのよね、道理で細かい作業が苦手なオークが人類圏の沿岸を襲えるはずだ。奴隷が船を作ってるんですもの。
そう奴隷です。主に人間さんですが、割とオークもいます。彼らはオーク社会を支える屋台骨なんです。
その奴隷も確保が頭打ちになってます。
人類圏沿岸は文明の後退と共に戦果は上がらず、捕虜確保の一大イベントであった戦争も下火、では本土はと言うと、ノースバーバリアンは前述の豊かな農地で地元のオークと組んで死守してる上、数も居ない。
需要はあるんです。でも居ない手に入らない。ですからそれを利用して浸透を図っているのです。
今の時代、どんなに不細工でも仕事ができればOK。地球世界では男の奴隷の方が値段は高いのですが、ここでは家の仕事を遣らせる女の需要もそれなり。
ですので入り込んでます。わが一族の腕の立つ女が方々の部族に散っております。
何故に女か?
あの糞、、、いいやもう糞で!天罰するならしろ!
失礼。あの糞講師、ヒントをくれました。英雄は「生まれる」と言ったのです。
少なくと女の腹から。男のわきの下とか目からは生まれ無いとのこと。
そして英雄は「男」だとも後で使いのカラスが教えてくれました。
ですので、ご家庭の中にも入り込める家産奴隷にとしてオーク社会に入り込んでいるのです。
そうそう、あの神様から貰った加護の事を言うのを忘れてました。さっきあの族長私の事をただどブスとだけ言い、エルフ!とは言いませんでいたよね?
こーんなに長いお耳晒しているのにです。これが加護です。今の雪エルフの女はオークから見て人間さんに見えているのです。
ズルい?良いんですよこれ位!第一人間さんに見えた所で、「どブス」ですよ「どブス!」これでは誘惑の使用もないんです!
やりようはありますが。
あくどい顔してます?そう言う事考えているからです。
何を考えている?それは、、、、お待ちを人がきました。
「おい奴隷!」
「はいはーい!どうもお坊ちゃま!私目に何か御用で?」
「なにかじゃない!あれはどこだ!」
「ああ水飴ですか?好きですねぇ。ちょっとお待ちを」
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