神代魔法の継承者〜雑魚が奈落の底で最強と化したそうです〜

伊弉冊(いざなみ)

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1章 召喚編

5話

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僕は絶望していた。
まさか自分のステータスがここまで低いだなんて…

そんなことを考えていると、どよめきが上がった。

「天野様!素晴らしいお力です!」

そういったのは、フローリア王国第二王女である、シャルロット・フローリア姫である。

きっと彼のステータスはとんでもないことになっているのだろう。
そんなことを思ってると彼のステータスが表示された。
みんなに見せびらかしたいのだろう。

-----------------------------------------
〈ステータス〉

名前 天野 聖也
年齢 17
種族 人族
職業 勇者
lv 1
HP 1000
MP700
攻撃 200
防御 200
速さ 200
器用 200
魔力 200

〈スキル〉
剣術 lv7
聖属性魔法 lv7
HP自動回復 lv6
MP自動回復 lv6
金剛 lv5
鑑定 lv 3 

それに比べて僕は…ひどいもんだ。

------------------------------------------
〈ステータス〉

名前 霧雨 綾人
年齢17
種族 人族
職業 錬金術師
lv 1
HP 200
MP 120
攻撃 20
防御 20
速さ 20
器用 20
魔力20

〈スキル〉
錬成術 lv 2
裁縫lv 3

なんだこのステータスは…天野と比べると酷いもんだな。
裁縫は、よく破れた制服などを縫っていたからわかる。でも、錬成術って…どう戦闘に使えと?

僕が落ち込んでいると、いじめの主犯格である三人がこっちへやってきた。

「綾人く~ん!ステータスどうだった……あれ?
なにこのステータス!雑魚じゃん笑笑」
「あははは!弱すぎでしょ笑」
「なにこれ!どうやって魔王倒すつもりだったの?笑笑」
「うぅ…」

こいつらが大声で言ったせいでクラスメイト全員に僕のステータスが低いことがばれてしまった。ついでに、国王たちにまで…。

「む?どういうことじゃ?何故お主のステータスはそんなに低いのじゃ?」
「陛下。僭越ながら申しあげます。勇者の中には、初期ステータスが低かったという者も居たと聞いております。つまり、大器晩成です。しかし、そのような者たちは、皆特殊のスキルを持って居たと文献には書かれております。なので、彼は…その…大変申し上げにくいのですが、イレギュラー…無能でございます。」

「無能…か。」

僕はやはりこの世界に来ても無能なのか…。

「いや、まだわからぬ。しばらく経過を見ることにするのだ。」
「は!承知しました。」

そんな声も届かないほどに僕は落胆し、
気がついた時にはベッドの上だった。


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