神代魔法の継承者〜雑魚が奈落の底で最強と化したそうです〜

伊弉冊(いざなみ)

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1章 奈落編

12話

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僕は走っていた。この奈落に落ちてから、再び出会ってしまったのだ。


化け物に…

「グルァァァァァ!!!!!」

「イヤぁぁぁぁああ!!!!」

悲鳴をあげながら、僕は走って走ってひたすら走った。

そもそも何故こうなったかというと、それは数日前に遡る。


僕は輝光石にありったけの魔力を注ぎ込んだ。
そして、薄暗い奈落の底で食糧を探すことにした。

色々と試してみたら、錬金術で輝光石の光量を調節できることに気がついた。そして、突然に前方から物音が聞こえた。それが、兎の魔物であると気がついた時、僕は輝光石の光量を最大限に高めた。すると、兎は視力を失ってフラつき出した。そして、輝光石の灯りが無くなってしまった。僕は、僅かに回復した魔力で地面に錬成した。

「錬成!」

狙いは、魔物を上から串刺しにすること。
そして次の瞬間、魔物は狙い通り串刺しとなり、息絶えた。

「よっしゃ~!!!!」

経験値が僕に吸収されていくのがわかる。

「レベルが上がりました。」
「レベルが上がりました。」
「レベルが上がりました。」
「レベルが上が……………」

そんな無機質な声が何度も聞こえた。
この世界では、レベルが上げるには三つの方法がある。
まず、一つは魔物を倒すことによって経験値を得る方法。二つ目は、鍛錬などをして経験値を得る方法。そして、三つ目は経験値ポーションを使う方法だ。経験値ポーションはとても高価なため、一般に出回ることはあまりない。

僕は、馬鹿だった。先程まで、物理攻撃しか行わなかったが、錬金術があるということを今の今まで忘れていたのだ。迷宮に入って、かなり焦っていたのだろう。
冷静になった今だから気がつけた気がする。
レベルが上がった現在のステータスがこれだ。

----------------------------------------------------
〈ステータス〉

名前  霧雨 綾人
年齢  17歳
種族  人族
職業  錬金術師
lv  58
HP  3350
MP  2600
攻撃  400
防御 600
速さ 450
器用  500
魔力  650

〈スキル〉
錬金術 lv 7
全属性魔法耐性 lv2
痛覚耐性 lv 4
HP自動回復 lv 6
MP自動回復 lv 6
裁縫 lv6
鑑定 lv 6


最初に頃と比べたら、見違えるほどになった。
どうやらここの魔物は相当に強いらしい。
そして、さっきの魔物の鑑定結果はこれだ。

----------------------------------------------------
〈ステータス〉

モンスター名 パワーラビット
HP 300
MP 300
攻撃 99999
防御 300
速さ 300
器用 300
魔力 300

〈スキル〉
縮地 lv 7
防御力無効 lv 6
怪力 lv 6


ってステータス偏りすぎ!?攻撃力99999って…
それに防御力無効ってどんだけだよ。危なすぎだろ。
1回でも攻撃を受けたら、間違いなく死んでたよな。
それはともかく、初食材ゲットだ!
僕は、この兎を解体しようとしたが…

「困ったな。」

そう、解体の仕方がわからないのだ。
なので、何となく毛皮を剥ぎとった。

「これで、合っているのか?」

そう考えると呟いた時、再び無機質な声が聞こえた。

「スキル 解体を取得しました。」





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