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第四章 覚醒
第三節 conflict
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頭の芯から、すっと血の気が引いてゆくような感覚がある。
脳が奥底から凍り始め、その皺の一本一本に至るまで、冷たい水を流し込まれていた。
頭蓋骨の中を満たした氷水が、骨の隙間から染み出して、他の部位を撫でてゆく。
眼が、眩む。
鼻が、貫かれる。
耳が、遠くへ離れる。
口が、風の抜け道になる。
皮膚が、内側からささくれて弾ける。
意識が、冷たい水の中に沈んでゆく。
俺はあらゆる感覚を失った。自分が何処に立っているのか? 何を見ているのか? 何に触れ、何を嗅ぎ、何を考えているのか?
まるで、あの夢で見た暗闇のような場所に、俺はいた。
眼には、リオディン・ダグラ族に蹂躙され、嘲弄される女たちが映ってはいる。その悲鳴も、彼らが囲んだ火の匂いも届いていた。
だがそれを、凍て付いた脳が拒む。取り込んだあらゆる情報を跳ね返して、俺に何も与えない。
俺は、色のある闇の中にいた。
すると、再びあの感覚がやって来た。
後頭部を包む柔らかい感触――あの光輝く女の暖かさ。
けれど冷たくなった俺の脳に、それは暖かさではなく、熱さを与えた。
さっきまで凍て付いていた俺の脳が、今度は炙られたように熱くなる。
血を流しているようだった。
空気の冷たさに凍み付いた皮膚が、べりべりと引き剥がされて、血を流すように――
俺の脳の奥深い場所から、どろりとした熱が広がって、頭の中を満たしたのだ。
熱い――
熱かった。
堪らない熱が、俺の全身を襲い始めた。
細胞が煮立ち、今にも蒸発してしまいそうになっている。一度は消え失せた感覚が一斉に戻って来て、その反動で痛みを覚えているような。
だが俺は、その痛みに対し、悲鳴を上げたり、悶えたりする事が、出来ないでいた。
――何だ?
俺はどうなった?
全くの前後不覚に陥った俺は、オウマに声を掛けられなければ、そのまま樹の上から落下していたかもしれない。
「どうした、トゥケィ」
「オウマ……」
俺は掠れた声で答えた。
隣に、オウマがいる。俺は樹上にしっかりと足を載せて身を屈め、木の葉の裏に隠れている。オウマも同じような姿であった。リオディン・ダグラ族の服で変装している。
「顔色が悪いぞ」
流石にそれは、俺でも把握出来ない。
「いや、何でもない……」
「そうか? ……けどな、トゥケィ」
オウマは、普段は乱暴な彼にしては珍しく、妙に穏やかな口調で言った。
「若し、お前がすぐにでも連中の所に飛び込みたいと考えるなら、俺は止めない。寧ろお前がやり易いように助けてやる心算だ」
「……らしくないな、急にどうした?」
「マキアの事だ……」
「――」
「若し、マキアがあの女のように、奴らに辱められていたら、トゥケィ、お前はここで待ってはいられないだろう。そのまま奴らと戦いを始めるのなら、俺は止めないという事だ」
そうか……。
連れ去られた女たちの中には、俺の妹、マキアもいるのだ。
連れてゆかれたのは、若い女性たちである。彼女らよりも年齢の下の少女たちは、その小さな身体を神殿の片隅に隠し、どうにか奴らの手から逃れた。
マキアは、連れて来られた女たちよりも幼い。しかし、その特異な容姿は、年齢で連れてゆく女を選んだとしても、希少な姿をした者として連れてゆかれてしまっただろう。
あの辱めが、いつ、マキアの身に及ぶか分からない。そしてそれは、眼が見えないマキアとしても同じだろう。何が起こっているのか、他人が何をされているのか分からない状況で、自分が何をされるか分からない……それが一番、恐ろしい。
それを考えると、確かに俺は、オウマの言うように今すぐにでも飛び込んでゆきたかった。
オウマは俺の気持ちを察して、そう言ったのだった。さっきとは逆に。
落ち着いているように見えるのは俺でも、本当に冷静なのは彼自身が言うようにオウマかもしれない。
「俺は仕込みをやる。終わったら合図を出すが、その前に飛び込んでも良いんだぞ」
「分かった」
オウマは、一〇〇対二の攻防を制す為の策略を巡らせた。そうして静かに樹から降り、彼の準備を始めたのだった。
俺は腰に帯びた石鉈にそっと触れた。……亀裂が入っているが、例え砕けても武器として使うには充分な重さがある。
――マキア……。
俺は妹の名をぽつりと思った。
必ず助けてやるからな。
陽が落ち切った。
空は紺色に染め抜かれ、星が瞬いている。
昨日よりも幾らか欠けた月が、しずしずと光を降り注いでいた。
狂おしい夜だった。
顔見知りたちが、次から次へと引き出され、見世物にされて、嬲られている。
それを堪えなければならない自分の、何と情けない事か。そして薄情な事か。
若し、ああされているのがマキアだったら、俺は恐らく、迷う事なく飛び込んでゆくだろう。
作戦だとか、多勢に無勢だとか、そんな事は考えずに、無策に、無謀に、無茶苦茶に、あの場を掻き回して、怒りのままに連中を誅殺するだろう。
それは出来ない。命を守る事を決意したこの俺は、もう、人の命を無駄に奪うような事はしてはいけないのだ。
だが、そんな思慮が出来ているという事は、仲間である筈の彼女たちが乱暴されているのを見ても、俺はどうとも感じていないという事ではないのか?
マキアと、他の女とを、同じ集落の仲間であるにも拘らず区別しているのではないのか!?
本当ならば俺は、あの中の誰か一人でも、奴らに凌辱された時点で、怒りを沸騰させて躍り掛かってゆくべきではないのか? それが出来ないのならば、例え最愛の、たった一人の妹でさえ、奴らに穢されてしまったとしても、憎しみの心を抑制せねばならないのではないか?
俺は、今すぐにでも暴れ出したい衝動を、ぐっと堪えた。
噛み締めた奥歯がきりきりと痛む。女たちの悲鳴が、敵たちの哄笑が、俺の胸を絞め上げた。
ずきん、ずきん、と、頭の中が疼く。
脳みその奥深い場所から、おぞましい叫び声を上げて、何者かがまろび出ようとしているようだった。
それを、オウマが示してくれた友情でどうにか抑えている。
確実に奴らを撃退出来る作戦を、オウマは考えてくれているだろう。そしてその準備をしてくれている。
ここで俺が無策に暴れ回る事は、その友情を拒絶する事だった。
そうは思うのだが――
目下で、既に何人もの女たちが、奴らの毒牙に掛かっている。土で汚れた裸体を力なさげに投げ出し、ぐったりとしている女たちを、炎の揺らめきが照らしている。
男たちは、楽しんだ者から輪を離れて出てゆき、見張りをやっていた者と交代する。つまり、奴らは何とも無防備に、酔っ払いを警護に回しているのだった。
オウマが仕込みをやるのに、充分な時間だった。
と、恐らく全ての見張りが交代された所で、遂に恐れていた事が起こった。
マキアが縄尻を引かれて、男たちの前に引き出されたのである。
心臓が嫌な鼓動を示した。胸に杭を打ち込まれたような、そうしてそのままねじられたような。
心臓のねじりが全身を巻き込んでゆくような感覚だった。
マキアの白い肌は、リオディン・ダグラ族でも珍しいものだったらしい。言葉は分からないが、何やら囃し立てるような声を上げている。しかも奴らは、マキアの眼が見えないのを良い事に、後ろから小突いて転ばせたり、立ち上がろうとした所に脚を引っ掛けたりして嘲笑っている。
又、他の女を連れ出して、その拘束を解くと、彼女にマキアを虐めさせようとした。眼が見えないから分からないとでも唆されているのか、やらないと殺すとでも脅されているのか、ヴァーマ・ドゥエルの女は憔悴し切った表情で、敵の差し出した枝の一本を掴まされた。
枝を火に潜らせ、先端がぽぅと明かりを灯す。それでマキアをつつくように言われていた。
――やめろ……。
やめさせなくてはならない。
だが、オウマの合図より早く飛び出したら、何故もっと早く彼女らを助けにゆかなかったのか、俺は自分を責める事になる。
例えそれが最愛の妹でも、確実に全ての女たちを助け出す為には、身体に傷を負って貰わねばならない……!
思わず眼を瞑ろうとした俺だったが、その時だ。
「ぐぎぃぃぃぃぃぃぃぃぁあああああっ!」
獣染みた苦悶の声が聞こえた。この辺りに棲む動物の声ではない。人間の、しかも聞き慣れた男の声だった。オウマだ。
けれど、いつものオウマの、怪鳥のような威嚇の咆哮ではない。違うと言うのは苦しみや痛みをその音源に用いているからではない。敢えてオウマは、普段とは別の音域を使っているのだ。
「ひぃぃぃぃっ!」
「がああああっ!」
「げおっ、ぐひぃぃぃぃっ!」
リオディン・ダグラ族の宴会を囲むようにして、悲鳴が連鎖する。どれも声色を変えてはいたが、オウマの声だ。けれどリオディン・ダグラ族の奴らには、密林を反響するものが誰の声か分からないだろう。
獣の叫びではなく、人の悲鳴であり、それが宴会のぐるりから連鎖的に聞こえるならばそれは――
俺にとっては、合図だった。
俺は石鉈を抜き放ち、俺が留まっていた木の枝を蹴って、宴会のど真ん中に殴り込んだ。
脳が奥底から凍り始め、その皺の一本一本に至るまで、冷たい水を流し込まれていた。
頭蓋骨の中を満たした氷水が、骨の隙間から染み出して、他の部位を撫でてゆく。
眼が、眩む。
鼻が、貫かれる。
耳が、遠くへ離れる。
口が、風の抜け道になる。
皮膚が、内側からささくれて弾ける。
意識が、冷たい水の中に沈んでゆく。
俺はあらゆる感覚を失った。自分が何処に立っているのか? 何を見ているのか? 何に触れ、何を嗅ぎ、何を考えているのか?
まるで、あの夢で見た暗闇のような場所に、俺はいた。
眼には、リオディン・ダグラ族に蹂躙され、嘲弄される女たちが映ってはいる。その悲鳴も、彼らが囲んだ火の匂いも届いていた。
だがそれを、凍て付いた脳が拒む。取り込んだあらゆる情報を跳ね返して、俺に何も与えない。
俺は、色のある闇の中にいた。
すると、再びあの感覚がやって来た。
後頭部を包む柔らかい感触――あの光輝く女の暖かさ。
けれど冷たくなった俺の脳に、それは暖かさではなく、熱さを与えた。
さっきまで凍て付いていた俺の脳が、今度は炙られたように熱くなる。
血を流しているようだった。
空気の冷たさに凍み付いた皮膚が、べりべりと引き剥がされて、血を流すように――
俺の脳の奥深い場所から、どろりとした熱が広がって、頭の中を満たしたのだ。
熱い――
熱かった。
堪らない熱が、俺の全身を襲い始めた。
細胞が煮立ち、今にも蒸発してしまいそうになっている。一度は消え失せた感覚が一斉に戻って来て、その反動で痛みを覚えているような。
だが俺は、その痛みに対し、悲鳴を上げたり、悶えたりする事が、出来ないでいた。
――何だ?
俺はどうなった?
全くの前後不覚に陥った俺は、オウマに声を掛けられなければ、そのまま樹の上から落下していたかもしれない。
「どうした、トゥケィ」
「オウマ……」
俺は掠れた声で答えた。
隣に、オウマがいる。俺は樹上にしっかりと足を載せて身を屈め、木の葉の裏に隠れている。オウマも同じような姿であった。リオディン・ダグラ族の服で変装している。
「顔色が悪いぞ」
流石にそれは、俺でも把握出来ない。
「いや、何でもない……」
「そうか? ……けどな、トゥケィ」
オウマは、普段は乱暴な彼にしては珍しく、妙に穏やかな口調で言った。
「若し、お前がすぐにでも連中の所に飛び込みたいと考えるなら、俺は止めない。寧ろお前がやり易いように助けてやる心算だ」
「……らしくないな、急にどうした?」
「マキアの事だ……」
「――」
「若し、マキアがあの女のように、奴らに辱められていたら、トゥケィ、お前はここで待ってはいられないだろう。そのまま奴らと戦いを始めるのなら、俺は止めないという事だ」
そうか……。
連れ去られた女たちの中には、俺の妹、マキアもいるのだ。
連れてゆかれたのは、若い女性たちである。彼女らよりも年齢の下の少女たちは、その小さな身体を神殿の片隅に隠し、どうにか奴らの手から逃れた。
マキアは、連れて来られた女たちよりも幼い。しかし、その特異な容姿は、年齢で連れてゆく女を選んだとしても、希少な姿をした者として連れてゆかれてしまっただろう。
あの辱めが、いつ、マキアの身に及ぶか分からない。そしてそれは、眼が見えないマキアとしても同じだろう。何が起こっているのか、他人が何をされているのか分からない状況で、自分が何をされるか分からない……それが一番、恐ろしい。
それを考えると、確かに俺は、オウマの言うように今すぐにでも飛び込んでゆきたかった。
オウマは俺の気持ちを察して、そう言ったのだった。さっきとは逆に。
落ち着いているように見えるのは俺でも、本当に冷静なのは彼自身が言うようにオウマかもしれない。
「俺は仕込みをやる。終わったら合図を出すが、その前に飛び込んでも良いんだぞ」
「分かった」
オウマは、一〇〇対二の攻防を制す為の策略を巡らせた。そうして静かに樹から降り、彼の準備を始めたのだった。
俺は腰に帯びた石鉈にそっと触れた。……亀裂が入っているが、例え砕けても武器として使うには充分な重さがある。
――マキア……。
俺は妹の名をぽつりと思った。
必ず助けてやるからな。
陽が落ち切った。
空は紺色に染め抜かれ、星が瞬いている。
昨日よりも幾らか欠けた月が、しずしずと光を降り注いでいた。
狂おしい夜だった。
顔見知りたちが、次から次へと引き出され、見世物にされて、嬲られている。
それを堪えなければならない自分の、何と情けない事か。そして薄情な事か。
若し、ああされているのがマキアだったら、俺は恐らく、迷う事なく飛び込んでゆくだろう。
作戦だとか、多勢に無勢だとか、そんな事は考えずに、無策に、無謀に、無茶苦茶に、あの場を掻き回して、怒りのままに連中を誅殺するだろう。
それは出来ない。命を守る事を決意したこの俺は、もう、人の命を無駄に奪うような事はしてはいけないのだ。
だが、そんな思慮が出来ているという事は、仲間である筈の彼女たちが乱暴されているのを見ても、俺はどうとも感じていないという事ではないのか?
マキアと、他の女とを、同じ集落の仲間であるにも拘らず区別しているのではないのか!?
本当ならば俺は、あの中の誰か一人でも、奴らに凌辱された時点で、怒りを沸騰させて躍り掛かってゆくべきではないのか? それが出来ないのならば、例え最愛の、たった一人の妹でさえ、奴らに穢されてしまったとしても、憎しみの心を抑制せねばならないのではないか?
俺は、今すぐにでも暴れ出したい衝動を、ぐっと堪えた。
噛み締めた奥歯がきりきりと痛む。女たちの悲鳴が、敵たちの哄笑が、俺の胸を絞め上げた。
ずきん、ずきん、と、頭の中が疼く。
脳みその奥深い場所から、おぞましい叫び声を上げて、何者かがまろび出ようとしているようだった。
それを、オウマが示してくれた友情でどうにか抑えている。
確実に奴らを撃退出来る作戦を、オウマは考えてくれているだろう。そしてその準備をしてくれている。
ここで俺が無策に暴れ回る事は、その友情を拒絶する事だった。
そうは思うのだが――
目下で、既に何人もの女たちが、奴らの毒牙に掛かっている。土で汚れた裸体を力なさげに投げ出し、ぐったりとしている女たちを、炎の揺らめきが照らしている。
男たちは、楽しんだ者から輪を離れて出てゆき、見張りをやっていた者と交代する。つまり、奴らは何とも無防備に、酔っ払いを警護に回しているのだった。
オウマが仕込みをやるのに、充分な時間だった。
と、恐らく全ての見張りが交代された所で、遂に恐れていた事が起こった。
マキアが縄尻を引かれて、男たちの前に引き出されたのである。
心臓が嫌な鼓動を示した。胸に杭を打ち込まれたような、そうしてそのままねじられたような。
心臓のねじりが全身を巻き込んでゆくような感覚だった。
マキアの白い肌は、リオディン・ダグラ族でも珍しいものだったらしい。言葉は分からないが、何やら囃し立てるような声を上げている。しかも奴らは、マキアの眼が見えないのを良い事に、後ろから小突いて転ばせたり、立ち上がろうとした所に脚を引っ掛けたりして嘲笑っている。
又、他の女を連れ出して、その拘束を解くと、彼女にマキアを虐めさせようとした。眼が見えないから分からないとでも唆されているのか、やらないと殺すとでも脅されているのか、ヴァーマ・ドゥエルの女は憔悴し切った表情で、敵の差し出した枝の一本を掴まされた。
枝を火に潜らせ、先端がぽぅと明かりを灯す。それでマキアをつつくように言われていた。
――やめろ……。
やめさせなくてはならない。
だが、オウマの合図より早く飛び出したら、何故もっと早く彼女らを助けにゆかなかったのか、俺は自分を責める事になる。
例えそれが最愛の妹でも、確実に全ての女たちを助け出す為には、身体に傷を負って貰わねばならない……!
思わず眼を瞑ろうとした俺だったが、その時だ。
「ぐぎぃぃぃぃぃぃぃぃぁあああああっ!」
獣染みた苦悶の声が聞こえた。この辺りに棲む動物の声ではない。人間の、しかも聞き慣れた男の声だった。オウマだ。
けれど、いつものオウマの、怪鳥のような威嚇の咆哮ではない。違うと言うのは苦しみや痛みをその音源に用いているからではない。敢えてオウマは、普段とは別の音域を使っているのだ。
「ひぃぃぃぃっ!」
「がああああっ!」
「げおっ、ぐひぃぃぃぃっ!」
リオディン・ダグラ族の宴会を囲むようにして、悲鳴が連鎖する。どれも声色を変えてはいたが、オウマの声だ。けれどリオディン・ダグラ族の奴らには、密林を反響するものが誰の声か分からないだろう。
獣の叫びではなく、人の悲鳴であり、それが宴会のぐるりから連鎖的に聞こえるならばそれは――
俺にとっては、合図だった。
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