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序章 美少年
Part1 転 校 生
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教師に案内されてやって来たのは、少女のように可憐な容姿を持つ少年だった。
小柄で華奢だ。ブレザーの内側の、白くてほっそりとした体躯が透けて見えるような気さえした。チェック柄のズボンを穿いているが、女子が指定されているスカートを履いても大層似合う事であろうと思われた。
前髪が妙に長く、眼に掛っている。その髪の隙間から、何となく怯えた瞳を外界に向けていた。或いは、その怯えを察させない為に眼元を隠しているのではないかとさえ考えさせられる。
彼を伴ってやって来た女教師は、転校生の容姿にざわつく教室を静かにさせると黒板に名前を書き始めた。
八坂龍一
可憐な容姿に似合わぬ、逞しい文字が羅列した。
「今日から、この学校に転入して来ました、八坂です」
教師に促された龍一は、教壇の前で軽く頭を下げた。声変わり前の少年の音色であった。
ゴールデンウイークも終えたこの妙な時期に転入生が来る、という話は噂程度にクラスに広まってはいたが、それが男か女かは分からなかった。男子生徒は可愛らしい女子が増える事を期待し、女子の方はクラスにはいないようなイケメンがやって来れば御の字くらいに考えていた。すると現れたのは、儚げな色を湛えた美少年だ。教室の中に、期待していた以上の感情が膨らみつつあった。
「八坂くんは、あの席を使って。隣の席の子……香崎さんはクラス委員だから、分からない事があったら彼女に訊いてね」
女教師が指差したのは、窓際の最後列にある席だ。他の列は縦に五つなのだが、窓際の二列だけは六番目の席がある。その窓際二列目の六番目に座っていた女子生徒が、自分の隣の席を指差しながら手を振っていた。
龍一が、クラスメイトとなる生徒たちからの視線を一身に浴びつつ、縮こまるように移動して指定された席に着く。
龍一に敗けず劣らず――というのも変な話かもしれないが――、美しい容姿を持った女の子であった。黒い髪を肩まで下ろしていた。ぱっちりとした黒眼が吊り上がっているように見え、桜色の唇は緩く左右を持ち上げている。
身長自体は低いように見えたが、引き締まりつつも大きめの筋肉が背中に集まっているようだった。肌は血色が良いと言うよりは、幾らか日焼けしているように見える。そこはかとなく塩素の香りが皮膚の内側から立ち上って来るように感じられた。水泳をやっているのかもしれない。
「――リュウ?」
クラス委員の女子生徒は、隣へやって来た龍一を見て疑問を確信に変えたようだった。
「リュウよね、龍一……八坂龍一、って。私よ、私! 涼子! 香崎涼子!」
涼子と名乗った女子は、笑みを浮かべて捲し立てた。美しさは時として冷たさと合わせて考えられるが、その中から彼女は不意に春うららの温かさを覗かせる。笑窪が特徴的な笑みに、龍一は前髪の下の眼を見開いて、
「涼子ちゃん」
と、一オクターブ声を高くした。
「久し振りじゃない、リュウ! 東京に戻って来たの?」
「う、うん」
「へぇー、でもまさか、私と同じ学校の同じクラスになるなんてね。偶然ってあるものね!」
しみじみと頷く涼子。
龍一は思わぬ再会に驚き、胸を躍らせつつも、何となく怯えたように身を縮めていた。
涼子と龍一の周りに、女子生徒が集まり――その向こうに男子たちもいる――、二人を質問攻めにした。
「何々? 二人とも知り合いなの」
「涼子ったらずるぅい、こんなにイケメンが友達なら紹介してくれても良いのに」
「美男美女でお似合いって感じよね!」
次から次へと好き好きに言葉を吐き出すクラスメイトたち。二人の短いやり取りから、関係性を邪推したらしいのだ。龍一は元が色白なので、少しでも赤くなってしまうとすぐに分かる。
龍一が耳まで腫れさせて恥ずかしがっているのを見て、涼子はぱんぱんと手を叩いて彼らを静めた。龍一は昔から極度の恥ずかしがり屋で、人の眼を見て話す事が苦手だった。
「ただの幼馴染みよ。昔、家が近所だったの。ほら、それより、もうホームルームも終わりよ? 早く席に戻って、一時間目の準備!」
嵐のような質問は去ったのだが、龍一と涼子の関係への興味が消えた訳ではない。席に戻った先でひそひそ話をやっている。
その間に担任の女教師は、自分が受け持つ授業の為に教室を出ており、流れのままでHRは終わったらしかった。
涼子は一時間目の授業の用意をしながら、龍一に言った。
「教科書ある? これなんだけど……」
「前の学校で使ってたのと、一緒だ。でも、進み方とか違うのかな……」
「どれどれ? 見せて。分からない所があったら教えるわよ」
涼子は龍一の机に身を乗り出して、龍一が取り出した教科書を眺めた。この時に髪の毛がふわりと風に揺れ、毛の一本一本の間に凝っていた少女の香りが龍一の顔に向けて吹き付けられた。普段使っている安物とは違う心地良いシャンプーの匂い。黒髪とは言ったが毛先が何となく色素を失っているように見えたのは、初めに感じた塩素の匂いと無関係ではないのだろう。
「ここまでなんだけど……」
「大体同じね。でも、こっちの方が少し進んでるかもしれないから、ノート見せてあげる」
自分の椅子に戻る涼子。龍一に対して左肩を向ける形の涼子であるから、その胸元の主張を龍一は見る事になってしまう。厚手のブレザーにも拘らず、ぐっと前に突き出した乳房。詳細な形は分からないが、背中や胸の筋肉が発達しており、脂肪の塊二つを綺麗な形に固定しているのが龍一には分かった。
知らぬ間に視線を下に落として見ると、ミニスカートから伸びる太腿は、今の龍一よりも径が大きいようにさえ感じられた。しかも単に脂肪で膨らんでいるのではなく、良質な筋肉が構成する太腿だ。アスリートに特有のぱつぱつに皮膚の張り詰めた腿に、筋肉の隆起が確認される。
「ん? どうしたの?」
龍一の視線に気付いたのか、涼子がこちらを向いた。龍一は、自分の目線に淫らなものが混じってはいなかっただろうかと、慌てて眼を逸らした。
「ううん、何でもないよ」
「そーぉ? なら良いけど……。にしても、リュウは変わらないなぁ」
涼子は頬杖を突いて、龍一に顔を向けた。
「え?」
「昔っから色白で、女の子みたいに可愛くて……あ、でも少し身長は伸びたかな。私、筋トレのやり過ぎてあんまり身長伸びなかったんだよねぇ。どれくらいあるの? 私、一五二」
頭の上に平手を持ってゆき、前後させる動作をする涼子。
「えっと、確か……」
龍一が思い出そうとしていると、チャイムの前に教師がやって来た。神経質そうな、髪にパーマを当てた中年の女教師だ。
「あ、授業始まっちゃう。リュウ、この先生、ちょっと小うるさいから、あんまり騒いじゃ駄目よ?」
悪戯っ子のようにウィンクをしながら、囁く涼子。
チャイムが鳴ると、涼子が号令を掛けた。
龍一の一日が、始まった。
一限目が現代史、二限目は古文、三限目が数学、四限目が生物。
生物の授業が移動教室でなければ、ずっと教室に閉じ籠っていなければならないと不評なこの日の半分が終わり、昼休みになった。
涼子はうんっ、と背伸びをして凝り固まった筋肉をほぐして、隣の龍一に微笑み掛ける。
「どうだった? 分からない所、あった?」
「ちょっと……でも、僕、あんまり頭良くないから……」
ノートを見てみると、教師が黒板に書いた事を写し取ってはいるのだが、画像として書き写しているだけで内容の記憶が伴っていない人間のやり方に見える。涼子はしかし、呆れたりせずに柔らかく微笑むと、
「まー、初日だからね。それに先生も独特なテンポだったでしょ。これから慣れて行けば良いわよ」
そう言った。
「それより、お昼にしよ! お弁当は?」
「購買があるって聞いてたから、そこで何か買おうかなって」
「学食もあるけど、混むからね、それが良いと思うわ。購買まで案内するね、それから、ついでに校舎の中も見て置きましょ!」
涼子は龍一の手を掴むと、半ば強引に教室から連れ出してしまった。
小柄で華奢だ。ブレザーの内側の、白くてほっそりとした体躯が透けて見えるような気さえした。チェック柄のズボンを穿いているが、女子が指定されているスカートを履いても大層似合う事であろうと思われた。
前髪が妙に長く、眼に掛っている。その髪の隙間から、何となく怯えた瞳を外界に向けていた。或いは、その怯えを察させない為に眼元を隠しているのではないかとさえ考えさせられる。
彼を伴ってやって来た女教師は、転校生の容姿にざわつく教室を静かにさせると黒板に名前を書き始めた。
八坂龍一
可憐な容姿に似合わぬ、逞しい文字が羅列した。
「今日から、この学校に転入して来ました、八坂です」
教師に促された龍一は、教壇の前で軽く頭を下げた。声変わり前の少年の音色であった。
ゴールデンウイークも終えたこの妙な時期に転入生が来る、という話は噂程度にクラスに広まってはいたが、それが男か女かは分からなかった。男子生徒は可愛らしい女子が増える事を期待し、女子の方はクラスにはいないようなイケメンがやって来れば御の字くらいに考えていた。すると現れたのは、儚げな色を湛えた美少年だ。教室の中に、期待していた以上の感情が膨らみつつあった。
「八坂くんは、あの席を使って。隣の席の子……香崎さんはクラス委員だから、分からない事があったら彼女に訊いてね」
女教師が指差したのは、窓際の最後列にある席だ。他の列は縦に五つなのだが、窓際の二列だけは六番目の席がある。その窓際二列目の六番目に座っていた女子生徒が、自分の隣の席を指差しながら手を振っていた。
龍一が、クラスメイトとなる生徒たちからの視線を一身に浴びつつ、縮こまるように移動して指定された席に着く。
龍一に敗けず劣らず――というのも変な話かもしれないが――、美しい容姿を持った女の子であった。黒い髪を肩まで下ろしていた。ぱっちりとした黒眼が吊り上がっているように見え、桜色の唇は緩く左右を持ち上げている。
身長自体は低いように見えたが、引き締まりつつも大きめの筋肉が背中に集まっているようだった。肌は血色が良いと言うよりは、幾らか日焼けしているように見える。そこはかとなく塩素の香りが皮膚の内側から立ち上って来るように感じられた。水泳をやっているのかもしれない。
「――リュウ?」
クラス委員の女子生徒は、隣へやって来た龍一を見て疑問を確信に変えたようだった。
「リュウよね、龍一……八坂龍一、って。私よ、私! 涼子! 香崎涼子!」
涼子と名乗った女子は、笑みを浮かべて捲し立てた。美しさは時として冷たさと合わせて考えられるが、その中から彼女は不意に春うららの温かさを覗かせる。笑窪が特徴的な笑みに、龍一は前髪の下の眼を見開いて、
「涼子ちゃん」
と、一オクターブ声を高くした。
「久し振りじゃない、リュウ! 東京に戻って来たの?」
「う、うん」
「へぇー、でもまさか、私と同じ学校の同じクラスになるなんてね。偶然ってあるものね!」
しみじみと頷く涼子。
龍一は思わぬ再会に驚き、胸を躍らせつつも、何となく怯えたように身を縮めていた。
涼子と龍一の周りに、女子生徒が集まり――その向こうに男子たちもいる――、二人を質問攻めにした。
「何々? 二人とも知り合いなの」
「涼子ったらずるぅい、こんなにイケメンが友達なら紹介してくれても良いのに」
「美男美女でお似合いって感じよね!」
次から次へと好き好きに言葉を吐き出すクラスメイトたち。二人の短いやり取りから、関係性を邪推したらしいのだ。龍一は元が色白なので、少しでも赤くなってしまうとすぐに分かる。
龍一が耳まで腫れさせて恥ずかしがっているのを見て、涼子はぱんぱんと手を叩いて彼らを静めた。龍一は昔から極度の恥ずかしがり屋で、人の眼を見て話す事が苦手だった。
「ただの幼馴染みよ。昔、家が近所だったの。ほら、それより、もうホームルームも終わりよ? 早く席に戻って、一時間目の準備!」
嵐のような質問は去ったのだが、龍一と涼子の関係への興味が消えた訳ではない。席に戻った先でひそひそ話をやっている。
その間に担任の女教師は、自分が受け持つ授業の為に教室を出ており、流れのままでHRは終わったらしかった。
涼子は一時間目の授業の用意をしながら、龍一に言った。
「教科書ある? これなんだけど……」
「前の学校で使ってたのと、一緒だ。でも、進み方とか違うのかな……」
「どれどれ? 見せて。分からない所があったら教えるわよ」
涼子は龍一の机に身を乗り出して、龍一が取り出した教科書を眺めた。この時に髪の毛がふわりと風に揺れ、毛の一本一本の間に凝っていた少女の香りが龍一の顔に向けて吹き付けられた。普段使っている安物とは違う心地良いシャンプーの匂い。黒髪とは言ったが毛先が何となく色素を失っているように見えたのは、初めに感じた塩素の匂いと無関係ではないのだろう。
「ここまでなんだけど……」
「大体同じね。でも、こっちの方が少し進んでるかもしれないから、ノート見せてあげる」
自分の椅子に戻る涼子。龍一に対して左肩を向ける形の涼子であるから、その胸元の主張を龍一は見る事になってしまう。厚手のブレザーにも拘らず、ぐっと前に突き出した乳房。詳細な形は分からないが、背中や胸の筋肉が発達しており、脂肪の塊二つを綺麗な形に固定しているのが龍一には分かった。
知らぬ間に視線を下に落として見ると、ミニスカートから伸びる太腿は、今の龍一よりも径が大きいようにさえ感じられた。しかも単に脂肪で膨らんでいるのではなく、良質な筋肉が構成する太腿だ。アスリートに特有のぱつぱつに皮膚の張り詰めた腿に、筋肉の隆起が確認される。
「ん? どうしたの?」
龍一の視線に気付いたのか、涼子がこちらを向いた。龍一は、自分の目線に淫らなものが混じってはいなかっただろうかと、慌てて眼を逸らした。
「ううん、何でもないよ」
「そーぉ? なら良いけど……。にしても、リュウは変わらないなぁ」
涼子は頬杖を突いて、龍一に顔を向けた。
「え?」
「昔っから色白で、女の子みたいに可愛くて……あ、でも少し身長は伸びたかな。私、筋トレのやり過ぎてあんまり身長伸びなかったんだよねぇ。どれくらいあるの? 私、一五二」
頭の上に平手を持ってゆき、前後させる動作をする涼子。
「えっと、確か……」
龍一が思い出そうとしていると、チャイムの前に教師がやって来た。神経質そうな、髪にパーマを当てた中年の女教師だ。
「あ、授業始まっちゃう。リュウ、この先生、ちょっと小うるさいから、あんまり騒いじゃ駄目よ?」
悪戯っ子のようにウィンクをしながら、囁く涼子。
チャイムが鳴ると、涼子が号令を掛けた。
龍一の一日が、始まった。
一限目が現代史、二限目は古文、三限目が数学、四限目が生物。
生物の授業が移動教室でなければ、ずっと教室に閉じ籠っていなければならないと不評なこの日の半分が終わり、昼休みになった。
涼子はうんっ、と背伸びをして凝り固まった筋肉をほぐして、隣の龍一に微笑み掛ける。
「どうだった? 分からない所、あった?」
「ちょっと……でも、僕、あんまり頭良くないから……」
ノートを見てみると、教師が黒板に書いた事を写し取ってはいるのだが、画像として書き写しているだけで内容の記憶が伴っていない人間のやり方に見える。涼子はしかし、呆れたりせずに柔らかく微笑むと、
「まー、初日だからね。それに先生も独特なテンポだったでしょ。これから慣れて行けば良いわよ」
そう言った。
「それより、お昼にしよ! お弁当は?」
「購買があるって聞いてたから、そこで何か買おうかなって」
「学食もあるけど、混むからね、それが良いと思うわ。購買まで案内するね、それから、ついでに校舎の中も見て置きましょ!」
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