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第6話:紅蓮の竜殺し、相対する
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ずっしりとした鉄鉱石の原石を手に、私は来た時よりもはるかに速い足取りでキサラエレブの街へと戻った。
片道三日。
だが、ユーイに会えない焦燥感と、土産を渡すという新たな目的が、私の足を突き動かした。
まるで、これまで経験したことのない新しい魔法にかかったかのようだ。
冒険者ギルドへの報告もそこそこに、私はまっすぐユーイの鍛冶屋へと向かった。
早く彼の驚く顔が見たい。あの真剣な瞳が、土産の鉱石を見てどう変わるのか。
想像するだけで、私の胸はわけのわからない熱に包まれた。
店の扉が見えてきた。いつもと変わらない、質素だがどこか温かみのある佇まいだ。
逸る気持ちを抑えきれない。
この土産は、彼を喜ばせるだろうか。
あのリリアという女のように、自然に彼に近づけるだろうか。そんな期待と、わずかな不安が胸を交錯する。
私はろくに店の様子を確認せず、逸る心で勢いよく扉を開けた、その瞬間だった。
「ユー……」
私の声は、そこで途切れた。 扉の向こうに飛び込んできた光景に、私は言葉を失った。
店内にいたのは、ユーイだった。彼は作業台に寄りかかり、少し困ったような、しかし柔らかな笑みを浮かべている。その隣には、リリア。以前、ユーイの店で見かけた、あの道具屋の娘だ。
彼女はユーイの腕に、自分の身体を寄せるようにして、親密な距離で語りかけていた。その手には、温かなスープが入ったらしき包みが握られている。まるで、彼女がこの店の主人であるかのように、自然に、そして親しげに。
そして、私の耳に、彼女の甘ったるい声が届いた。
「ねぇ、ユーイくん。今度のお休み、一緒に街の北にある湖に行かない? この季節、水辺の空気も澄んでて気持ちいいよ。お弁当、私が作ってあげるから!」
リリアの声は、私の耳には、その言葉の全てが、毒のように聞こえた。
湖? 休み? お弁当?
なんだ、その親しげな誘いは。
まるで、以前立ち寄った村の新婚夫婦がしたような、甘ったるい会話だ。
ユーイは、そんなリリアの誘いを、困ったように眉を下げながらも、どこか嬉しそうに聞いている。その表情は、私には決して見せることのない、無防備で穏やかなものだった。
リリアは、私にはできない自然な距離感で、ユーイに触れ、誘いかけている。
そして、ユーイは、その誘いを嫌がっているようには見えない。むしろ、困惑しつつも、どこか嬉しそうだ。
私の手の中の鉄鉱石の原石が、急にずっしりと重くなったように感じられた。
早く渡したいと胸を躍らせていた土産が、途端に無意味なものに思えてくる。
この場に、私がいる意味など、あるのだろうか。
私の存在が、彼らの間に割り込むには、あまりにも場違いな気がした。
だが、私の足は、その場から一歩も動けない。
「……ッ、何をしている、貴様ら」
気づけば、私の口から、低い声が漏れていた。
それは、普段の私が出す、魔物を威嚇する時のような、冷たく響く声だった。喉の奥がひどく渇き、心臓が大きく波打っている。
私の声に、ユーイとリリアはびくりと肩を震わせた。二人はゆっくりと私の方を振り返る。
リリアは、突然現れた私を見て、一瞬で顔色を変え、口元をわずかに引きつらせた。
ユーイは、私の顔を見るなり、怯えたように後ずさる。その瞳には、恐怖と混乱が色濃く浮かんでいた。
「ロ、ロレッタさん……!? い、いつの間に……」
ユーイの声は震えている。怯え切ったその顔を見て、私の心はさらにざわついた。
怒りか。悲しみか。
それとも、やはり嫉妬か。
この、熱くて苦しい感情の正体が、今はもう、明確になりすぎていて、認めたくないほどだった。
「あら、ユーイくん。今日は珍しくお客様がいらっしゃったのね?」
リリアは、まるで社交辞令のように柔らかな笑顔で私に声をかけた。
その声は、甘く、そしてどこか優越感を滲ませているように聞こえる。
まるで、「あなたもユーイくんに会いに来たのね」と、すべてを見透かしているかのように。
リリアの優越感を含んだ視線に、私の胸の奥で何かが弾けた。無意識のうちに、私は自分の存在を叩きつけるように名乗った。
「ああ。そうだ。私はロレッタ。この鍛冶屋の、常連客だ。今日は、私が修理を依頼した武器の進捗を確認しに来ただけだ。貴様のような、無駄話をしに来たわけではない」
敢えて「常連客」という言葉を強調したのは、彼女に対する明確な牽制だった。
リリアの笑顔は崩れないものの、その瞳の奥に、一瞬だけ鋭い光が宿ったように見えた。彼女の視線が、私の手に握られた原石に一瞬だけ向けられるのを感じた。
私の言葉に、ユーイはさらに身を縮ませた。リリアは、一瞬私を睨むような視線を向けたが、すぐにその表情を消し、私に一歩近づいた。
「初めまして、ロレッタさん。私、ユーイくんの幼馴染で、道具屋の娘のリリアと申します。ロレッタさんにはいつもユーイくんがお世話になっていて……」
リリアは、そう言いながら、少し怯えているユーイを気遣うように、その背中にそっと手を添えた。
それは、ロレッタの視線を意識したかのように、長く、優しくユーイの背中を撫でる仕草だった。
その小さな仕草一つが、私の胸に鋭い痛みを走らせた。
その言葉は、一見親切だが、まるで「私がユーイくんを支えているのよ」と、私に見せつけるように響いた。
私の胸の奥で、燃え盛る炎のような嫉妬が激しく渦巻いた。
私は、手に持っていた原石をユーイの作業台にドン、と置いた。
ゴトリ、と鈍い音が店内に響く。ユーイとリリアの視線が、同時に原石に注がれた。
「こ、これは……! この光沢は……! ロレッタさん、これは、まさか……!」
ユーイの瞳が、鑑定の時とは違う、純粋な驚きと喜びで輝いた。
彼の顔に、私が見たことのない、無邪気な笑顔が浮かぶ。
その笑顔は、リリアに向けられたものとは違う、彼自身の心が躍っているような、本当に特別な笑顔だった。
まるで、子供がおもちゃを見つけた時のような、純粋な輝きだ。
「ふん。討伐任務で、たまたま見つけただけだ。貴様の鍛冶の腕に、少しは足しになるだろう」
私はそっけなく答えたが、内心では、彼のその笑顔に、全身の血が沸騰するような高揚を感じていた。
たったこれだけのことで、こんなにも喜ぶのか。
彼の喜ぶ顔が見たいという、私の小さな願望は、呆気なく達成された。
だが、その笑顔の直後、ユーイは再び私を恐れるいつもの表情に戻り、原石を両手で大切そうに抱きしめた。
その姿は、まるで私という存在が、彼にとって大きな重圧であるかのように見えた。
彼の瞳の奥には、変わらず私への畏怖が宿っている。
そして、隣に立つリリアを見ると、ユーイのその喜びの表情を、まるで獲物を奪われたかのような目で見ているように感じた。
彼女の笑顔は完全に消え失せ、私に向けられた視線には、表面的な優しさと、その奥に隠された静かな対抗心が宿っているのが分かった。
私の心臓が、激しく警鐘を鳴らした。この感情は、もはや「わけがわからない」などではない。
これは、間違いなく、戦いの始まりだ。私、この「紅蓮の竜殺し」は、リリアを敵とみなしたのだ。
片道三日。
だが、ユーイに会えない焦燥感と、土産を渡すという新たな目的が、私の足を突き動かした。
まるで、これまで経験したことのない新しい魔法にかかったかのようだ。
冒険者ギルドへの報告もそこそこに、私はまっすぐユーイの鍛冶屋へと向かった。
早く彼の驚く顔が見たい。あの真剣な瞳が、土産の鉱石を見てどう変わるのか。
想像するだけで、私の胸はわけのわからない熱に包まれた。
店の扉が見えてきた。いつもと変わらない、質素だがどこか温かみのある佇まいだ。
逸る気持ちを抑えきれない。
この土産は、彼を喜ばせるだろうか。
あのリリアという女のように、自然に彼に近づけるだろうか。そんな期待と、わずかな不安が胸を交錯する。
私はろくに店の様子を確認せず、逸る心で勢いよく扉を開けた、その瞬間だった。
「ユー……」
私の声は、そこで途切れた。 扉の向こうに飛び込んできた光景に、私は言葉を失った。
店内にいたのは、ユーイだった。彼は作業台に寄りかかり、少し困ったような、しかし柔らかな笑みを浮かべている。その隣には、リリア。以前、ユーイの店で見かけた、あの道具屋の娘だ。
彼女はユーイの腕に、自分の身体を寄せるようにして、親密な距離で語りかけていた。その手には、温かなスープが入ったらしき包みが握られている。まるで、彼女がこの店の主人であるかのように、自然に、そして親しげに。
そして、私の耳に、彼女の甘ったるい声が届いた。
「ねぇ、ユーイくん。今度のお休み、一緒に街の北にある湖に行かない? この季節、水辺の空気も澄んでて気持ちいいよ。お弁当、私が作ってあげるから!」
リリアの声は、私の耳には、その言葉の全てが、毒のように聞こえた。
湖? 休み? お弁当?
なんだ、その親しげな誘いは。
まるで、以前立ち寄った村の新婚夫婦がしたような、甘ったるい会話だ。
ユーイは、そんなリリアの誘いを、困ったように眉を下げながらも、どこか嬉しそうに聞いている。その表情は、私には決して見せることのない、無防備で穏やかなものだった。
リリアは、私にはできない自然な距離感で、ユーイに触れ、誘いかけている。
そして、ユーイは、その誘いを嫌がっているようには見えない。むしろ、困惑しつつも、どこか嬉しそうだ。
私の手の中の鉄鉱石の原石が、急にずっしりと重くなったように感じられた。
早く渡したいと胸を躍らせていた土産が、途端に無意味なものに思えてくる。
この場に、私がいる意味など、あるのだろうか。
私の存在が、彼らの間に割り込むには、あまりにも場違いな気がした。
だが、私の足は、その場から一歩も動けない。
「……ッ、何をしている、貴様ら」
気づけば、私の口から、低い声が漏れていた。
それは、普段の私が出す、魔物を威嚇する時のような、冷たく響く声だった。喉の奥がひどく渇き、心臓が大きく波打っている。
私の声に、ユーイとリリアはびくりと肩を震わせた。二人はゆっくりと私の方を振り返る。
リリアは、突然現れた私を見て、一瞬で顔色を変え、口元をわずかに引きつらせた。
ユーイは、私の顔を見るなり、怯えたように後ずさる。その瞳には、恐怖と混乱が色濃く浮かんでいた。
「ロ、ロレッタさん……!? い、いつの間に……」
ユーイの声は震えている。怯え切ったその顔を見て、私の心はさらにざわついた。
怒りか。悲しみか。
それとも、やはり嫉妬か。
この、熱くて苦しい感情の正体が、今はもう、明確になりすぎていて、認めたくないほどだった。
「あら、ユーイくん。今日は珍しくお客様がいらっしゃったのね?」
リリアは、まるで社交辞令のように柔らかな笑顔で私に声をかけた。
その声は、甘く、そしてどこか優越感を滲ませているように聞こえる。
まるで、「あなたもユーイくんに会いに来たのね」と、すべてを見透かしているかのように。
リリアの優越感を含んだ視線に、私の胸の奥で何かが弾けた。無意識のうちに、私は自分の存在を叩きつけるように名乗った。
「ああ。そうだ。私はロレッタ。この鍛冶屋の、常連客だ。今日は、私が修理を依頼した武器の進捗を確認しに来ただけだ。貴様のような、無駄話をしに来たわけではない」
敢えて「常連客」という言葉を強調したのは、彼女に対する明確な牽制だった。
リリアの笑顔は崩れないものの、その瞳の奥に、一瞬だけ鋭い光が宿ったように見えた。彼女の視線が、私の手に握られた原石に一瞬だけ向けられるのを感じた。
私の言葉に、ユーイはさらに身を縮ませた。リリアは、一瞬私を睨むような視線を向けたが、すぐにその表情を消し、私に一歩近づいた。
「初めまして、ロレッタさん。私、ユーイくんの幼馴染で、道具屋の娘のリリアと申します。ロレッタさんにはいつもユーイくんがお世話になっていて……」
リリアは、そう言いながら、少し怯えているユーイを気遣うように、その背中にそっと手を添えた。
それは、ロレッタの視線を意識したかのように、長く、優しくユーイの背中を撫でる仕草だった。
その小さな仕草一つが、私の胸に鋭い痛みを走らせた。
その言葉は、一見親切だが、まるで「私がユーイくんを支えているのよ」と、私に見せつけるように響いた。
私の胸の奥で、燃え盛る炎のような嫉妬が激しく渦巻いた。
私は、手に持っていた原石をユーイの作業台にドン、と置いた。
ゴトリ、と鈍い音が店内に響く。ユーイとリリアの視線が、同時に原石に注がれた。
「こ、これは……! この光沢は……! ロレッタさん、これは、まさか……!」
ユーイの瞳が、鑑定の時とは違う、純粋な驚きと喜びで輝いた。
彼の顔に、私が見たことのない、無邪気な笑顔が浮かぶ。
その笑顔は、リリアに向けられたものとは違う、彼自身の心が躍っているような、本当に特別な笑顔だった。
まるで、子供がおもちゃを見つけた時のような、純粋な輝きだ。
「ふん。討伐任務で、たまたま見つけただけだ。貴様の鍛冶の腕に、少しは足しになるだろう」
私はそっけなく答えたが、内心では、彼のその笑顔に、全身の血が沸騰するような高揚を感じていた。
たったこれだけのことで、こんなにも喜ぶのか。
彼の喜ぶ顔が見たいという、私の小さな願望は、呆気なく達成された。
だが、その笑顔の直後、ユーイは再び私を恐れるいつもの表情に戻り、原石を両手で大切そうに抱きしめた。
その姿は、まるで私という存在が、彼にとって大きな重圧であるかのように見えた。
彼の瞳の奥には、変わらず私への畏怖が宿っている。
そして、隣に立つリリアを見ると、ユーイのその喜びの表情を、まるで獲物を奪われたかのような目で見ているように感じた。
彼女の笑顔は完全に消え失せ、私に向けられた視線には、表面的な優しさと、その奥に隠された静かな対抗心が宿っているのが分かった。
私の心臓が、激しく警鐘を鳴らした。この感情は、もはや「わけがわからない」などではない。
これは、間違いなく、戦いの始まりだ。私、この「紅蓮の竜殺し」は、リリアを敵とみなしたのだ。
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