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35.夢と現実の狭間で
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「森の中の中も通らないといけないないのは、不安ですね」
城を出てからというもの、長旅を続けている私たちはフーリダ王国で自由に生きるために走りづけている。
私が水魔法を使えるようになってからは、お風呂に入れるようになった。
でも、魔法で作った水は飲めないから積んである水の残りが心配だし、数日前からロクロの体調が悪くなったのも心配だ。
「魔物もですが、またしても盗賊が現れるやもしれません」
日が落ちて暗くなってきた鬱蒼とした森の中、踏み固められた道を進んでいるだけなのに動物のものなのか、視線を感じる。
「雨か……」
降り出した激しい雨に、エルザは馬車を停める。荷台の幌を伸ばして茶太郎とシュネールツシルトの雨よけを組み立てる。
「ロクロ、大丈夫ですか」
ランタンに火をつけて、寝ているロクロの額に手を当てる。
「エルザ、熱いです」
私が幼かった頃は、病気になっても教会の治療術師が直ぐ治してくれた。今あるのは、ポーションぐらいだけどロクロには早く元気になって欲しい。
「体調はどうだ、ロクロ」
エルザがロクロの頭も持ち上げて、膝に乗せた。
「ポーションを飲ませましょう!」
緑の回復ポーションの瓶をロクロの口元に当てる。
「飲んでください……」
ググっと瓶を傾けても、ロクロは飲んでない。
夢を見ているのか、何もない暗闇の中で雨音だけが聞こえていた。
『よお、俺』
お前は誰だ。
『なにをいっているんだ?俺はお前だよ』
じゃあ、俺は誰だ。
『お前は俺だよ、もう忘れたのか』
そんなことどうだっていい、俺はなんでこんなところにいるんだ。
「お頭、ちょうど雨ですぜ」
紺色の毛並みの狼男の横で、腕に鳥の翼が生えた獣人が好機が来たと嘴|《くちばし》を上下に振って、喜びを表した。
「ああ、こないだは邪魔が入ったからな。あの銀髪の女は高く売れるぜ」
狼男が頭の中で金勘定をすると、大きな口から涎がボタボタと地面に落ちる。
「銀髪以外は殺していいブヒ!」
豚面の獣人が鉈を掲げて、フゴフゴと鼻息荒く興奮しだす。
「親分!オラたち手柄!」
獣人たちが狼男の指示を待つ。
『なんでだろうな。もしかしたら死んだのかもな』
なにをいってる、俺はまだ生きている。自由を掴むために、二人も俺のエゴに巻き込んで、だから守るって決めたんだ。
『そんな決意もあったかもな。
だがな、俺。お前はいつまで経っても無力で、いざって時に頼りにならない。
エルザが居なきゃ、ロゼッタが居なきゃ、冒険者が居なきゃ、衛兵が居なけりゃ、お前はとっくに死んでるんだよ』
そんなこと、俺が一番分かってる。
「…………なんだ?
姫、外から気配がします。魔物やもしれません、中でロクロを見ていてください」
エルザは剣と盾を持つと、雨が降る夜の森で神経を研ぎ澄ます。
「フッ……」
右から迫る気配に剣を振り下ろす。
「ギギェエエーー!!」
鳥の獣人が身悶えながら奇声をあげる。
「そこか!」
頭上からの奇襲に剣を突き上げて応戦する。気を逸らしてからの攻撃、手練れだ。
「こないだは儲けそびれたからな!今日は根こそぎ頂いていくぜ!!」
空中で空を蹴って剣を躱した狼男が鋭い爪で攻撃する。
『分かっているのに、このザマだ。お前は根本的に弱い。
どこまで行っても、死んで生き返っても、輪廻転生しようがお前はお前以外の何者にも成れないんだよ』
俺はまだ、なにもできていない。
『だからなんだ、諦めるのは得意だろ。
殴られたから殴り返す。で、また殴られて殴り返す。
でも、悪いのはお前だけ。なぜかって?お前の評価はお前以外の人間が決めるからだ』
だとしても、俺は決めたんだ。
「ブヒッヒッヒ!!親分、女を捕まえましたブヒー!!」
「やめてください!!ロクロが…………」
豚男の太い腕に掴まれる。非力な私では、どれだけ抵抗しても引き離せない。
「ブヒッヒッヒーー!お前は人族の貴族に高く売れるブヒー!!
盗賊団ウルフルズに目をつけられたのが、運の尽きブヒ」
「おい!ペラペラしゃべるんじゃねえ!!」
「隙だらけだぞ!」
エルザの剣を狼男は両手の爪で受け止める。
「隙だらけなのはお前の方だぜ」
エルザの肩口に牙を突き立てる狼男。
「くっ…………」
鎧を貫通した深い咬傷を押さえるエルザの顔には、苦悶の表情が浮かんでいた。
「夜目が効かない人族は弱いブヒ!」
深い森の中でランタン以外に明かりはなく、狼男の紺色の体毛は暗闇に溶け込んで薄ぼんやりとした輪郭でしか捉えられない。
「人族は魔法を使うことこそ、文明だといっているそうだが。獣人の文明も便利なもんだろ?」
とどめを刺すべく、鋭い爪に風の刃を纏わせる狼男。
『もういいんじゃないか?お前はよくやったよ。どうせお前が死んでも悲しむ奴なんていないしな。
誰もお前なんかに期待してないんだよ。どうだ?諦める言い訳ならいくらでもあるんだぞ』
それでも俺は…………。
「トドメだ!」
狼男の爪が振り下ろされる。
「『電影』」
眩い閃光が、すべてを飲み込んだ。
「ブヒーー!!」
「助けて親分ーー!!」
稲妻が獣人だけを貫いて倒れていく。
「やるな…………、小僧…………」
息を切らしながらも、狼男は耐えきっていた。
「ロクロ……」
エルザの声が微かに聞こえる。
「…………ロゼッタを頼む」
俺はなけなしの力を振り絞って、狼男に切り掛かる。
「こんなところで終われるか!!」
狼男は血を流しながらも剣を掴むと、もう片方の手で殴り飛ばす。
俺は力なく吹き飛ばされて、木にぶつかって止まった。
「終われないのは、俺も同じなんだよ」
フラフラになりながらも立ち上がり前を見据えるが、暗すぎてなにも見えない。
「商売の邪魔しやがって!死ね!!」
一瞬で距離を詰めた狼男の鋭い爪が、俺の腹を貫いた。
「……守るって決めたんだ…………!!」
貫いた狼男の腕を、俺は最後の力を使って掴む。
「『電影』!!」
「クソぉおおお!!こんはずじゃ…………!!」
腕を押し込んでくる狼男の腕を、俺は死んでも離さない。
「ロクロ!!」
押し込まれて後ずさる足に、不意に地面の感触がなくなった。
そうか、こんな崖っぷちで戦っていたんだな。最後にロゼッタの顔を見つめながら、俺は狼男もろともに深い森の闇に落ちていった。
「森の中の中も通らないといけないないのは、不安ですね」
城を出てからというもの、長旅を続けている私たちはフーリダ王国で自由に生きるために走りづけている。
私が水魔法を使えるようになってからは、お風呂に入れるようになった。
でも、魔法で作った水は飲めないから積んである水の残りが心配だし、数日前からロクロの体調が悪くなったのも心配だ。
「魔物もですが、またしても盗賊が現れるやもしれません」
日が落ちて暗くなってきた鬱蒼とした森の中、踏み固められた道を進んでいるだけなのに動物のものなのか、視線を感じる。
「雨か……」
降り出した激しい雨に、エルザは馬車を停める。荷台の幌を伸ばして茶太郎とシュネールツシルトの雨よけを組み立てる。
「ロクロ、大丈夫ですか」
ランタンに火をつけて、寝ているロクロの額に手を当てる。
「エルザ、熱いです」
私が幼かった頃は、病気になっても教会の治療術師が直ぐ治してくれた。今あるのは、ポーションぐらいだけどロクロには早く元気になって欲しい。
「体調はどうだ、ロクロ」
エルザがロクロの頭も持ち上げて、膝に乗せた。
「ポーションを飲ませましょう!」
緑の回復ポーションの瓶をロクロの口元に当てる。
「飲んでください……」
ググっと瓶を傾けても、ロクロは飲んでない。
夢を見ているのか、何もない暗闇の中で雨音だけが聞こえていた。
『よお、俺』
お前は誰だ。
『なにをいっているんだ?俺はお前だよ』
じゃあ、俺は誰だ。
『お前は俺だよ、もう忘れたのか』
そんなことどうだっていい、俺はなんでこんなところにいるんだ。
「お頭、ちょうど雨ですぜ」
紺色の毛並みの狼男の横で、腕に鳥の翼が生えた獣人が好機が来たと嘴|《くちばし》を上下に振って、喜びを表した。
「ああ、こないだは邪魔が入ったからな。あの銀髪の女は高く売れるぜ」
狼男が頭の中で金勘定をすると、大きな口から涎がボタボタと地面に落ちる。
「銀髪以外は殺していいブヒ!」
豚面の獣人が鉈を掲げて、フゴフゴと鼻息荒く興奮しだす。
「親分!オラたち手柄!」
獣人たちが狼男の指示を待つ。
『なんでだろうな。もしかしたら死んだのかもな』
なにをいってる、俺はまだ生きている。自由を掴むために、二人も俺のエゴに巻き込んで、だから守るって決めたんだ。
『そんな決意もあったかもな。
だがな、俺。お前はいつまで経っても無力で、いざって時に頼りにならない。
エルザが居なきゃ、ロゼッタが居なきゃ、冒険者が居なきゃ、衛兵が居なけりゃ、お前はとっくに死んでるんだよ』
そんなこと、俺が一番分かってる。
「…………なんだ?
姫、外から気配がします。魔物やもしれません、中でロクロを見ていてください」
エルザは剣と盾を持つと、雨が降る夜の森で神経を研ぎ澄ます。
「フッ……」
右から迫る気配に剣を振り下ろす。
「ギギェエエーー!!」
鳥の獣人が身悶えながら奇声をあげる。
「そこか!」
頭上からの奇襲に剣を突き上げて応戦する。気を逸らしてからの攻撃、手練れだ。
「こないだは儲けそびれたからな!今日は根こそぎ頂いていくぜ!!」
空中で空を蹴って剣を躱した狼男が鋭い爪で攻撃する。
『分かっているのに、このザマだ。お前は根本的に弱い。
どこまで行っても、死んで生き返っても、輪廻転生しようがお前はお前以外の何者にも成れないんだよ』
俺はまだ、なにもできていない。
『だからなんだ、諦めるのは得意だろ。
殴られたから殴り返す。で、また殴られて殴り返す。
でも、悪いのはお前だけ。なぜかって?お前の評価はお前以外の人間が決めるからだ』
だとしても、俺は決めたんだ。
「ブヒッヒッヒ!!親分、女を捕まえましたブヒー!!」
「やめてください!!ロクロが…………」
豚男の太い腕に掴まれる。非力な私では、どれだけ抵抗しても引き離せない。
「ブヒッヒッヒーー!お前は人族の貴族に高く売れるブヒー!!
盗賊団ウルフルズに目をつけられたのが、運の尽きブヒ」
「おい!ペラペラしゃべるんじゃねえ!!」
「隙だらけだぞ!」
エルザの剣を狼男は両手の爪で受け止める。
「隙だらけなのはお前の方だぜ」
エルザの肩口に牙を突き立てる狼男。
「くっ…………」
鎧を貫通した深い咬傷を押さえるエルザの顔には、苦悶の表情が浮かんでいた。
「夜目が効かない人族は弱いブヒ!」
深い森の中でランタン以外に明かりはなく、狼男の紺色の体毛は暗闇に溶け込んで薄ぼんやりとした輪郭でしか捉えられない。
「人族は魔法を使うことこそ、文明だといっているそうだが。獣人の文明も便利なもんだろ?」
とどめを刺すべく、鋭い爪に風の刃を纏わせる狼男。
『もういいんじゃないか?お前はよくやったよ。どうせお前が死んでも悲しむ奴なんていないしな。
誰もお前なんかに期待してないんだよ。どうだ?諦める言い訳ならいくらでもあるんだぞ』
それでも俺は…………。
「トドメだ!」
狼男の爪が振り下ろされる。
「『電影』」
眩い閃光が、すべてを飲み込んだ。
「ブヒーー!!」
「助けて親分ーー!!」
稲妻が獣人だけを貫いて倒れていく。
「やるな…………、小僧…………」
息を切らしながらも、狼男は耐えきっていた。
「ロクロ……」
エルザの声が微かに聞こえる。
「…………ロゼッタを頼む」
俺はなけなしの力を振り絞って、狼男に切り掛かる。
「こんなところで終われるか!!」
狼男は血を流しながらも剣を掴むと、もう片方の手で殴り飛ばす。
俺は力なく吹き飛ばされて、木にぶつかって止まった。
「終われないのは、俺も同じなんだよ」
フラフラになりながらも立ち上がり前を見据えるが、暗すぎてなにも見えない。
「商売の邪魔しやがって!死ね!!」
一瞬で距離を詰めた狼男の鋭い爪が、俺の腹を貫いた。
「……守るって決めたんだ…………!!」
貫いた狼男の腕を、俺は最後の力を使って掴む。
「『電影』!!」
「クソぉおおお!!こんはずじゃ…………!!」
腕を押し込んでくる狼男の腕を、俺は死んでも離さない。
「ロクロ!!」
押し込まれて後ずさる足に、不意に地面の感触がなくなった。
そうか、こんな崖っぷちで戦っていたんだな。最後にロゼッタの顔を見つめながら、俺は狼男もろともに深い森の闇に落ちていった。
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