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第三話
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バレた!
まさか称号に出てるなんて。
「異世界……別の世界から来たのか? だとしたら部屋というのは、元の世界の事か? どう思いますか隊長」
男性が振り返ったので、同じように振り向くと、そこには赤い髪が特徴的なキレイな女性が壁にもたれかかっていた。
「ステータスに表示されてるなら受け止めるしかない。 信じ難い話だがな」
たしかに、いきなり異世界から来ました! なんて言われても信じられないと思う。
僕なら病院を勧める。
「今は六月だ。 本来この国では十二歳になったら、貴族も平民も問わず四月と同時に学園に入る決まりになっている。 だからトールは学園に通った方が良い。」
学園……学校か。
異世界転移者に対するイジメとか嫌だな。
「異世界転移者という事は、伏せておいた方が身の為だ」
え、心読まれた?!
「注目の的になって、良からぬ事を考える連中に好奇の目で見られたり、連れ去られたりされたくなかったら黙っている事だ」
「忠告ありがとうございます。 嫌なので黙ってます」
あれ? 待てよ……異世界転移者がダメなら、創造魔法もダメなんじゃないか? そもそも創造魔法って存在して良いのか?
「あの、魔法って四大元素の他に何があるんですか?」
あれ、険しい顔してる……
「四大元素とは火、水、土、風であってるか?」
あ、同じかどうかの確認か!
「はい合ってます」
「なら、光と闇。 それから回復魔法。 後は古代魔法だな」
あー、まずいぞこれは。 創造魔法が存在しない。 あ! もしかして古代魔法の一つとか?
「古代魔法って何ですか?」
「よくわかってはないけど、文献によれば、何でも創れるらしいぞ」
あ、終わった。
「何でも創れるのは恐ろしいですね」
「そうだな。 争いのタネになるのは確実だ。 だがそれは、昔の話で今となっては伝説に過ぎない」
いえ、持ってます。 争いのタネ。
「そんなの持ってたら国が管理するもんですよね、隊長」
「ところで、トールの魔法は四大元素の内のどれかか?」
こ、ここは素直に答えよう。
「古代魔法です」
「「……」」
視線が痛いよ。
「すまない」
あ、ウソを見抜く魔道具持って来た。
「さ、もう一度言ってくれ」
「古代魔法です」
ほらね、反応しない! いや、わかってたけどね!
「トール……。 残念だが、この事は国に報告させて貰う。 だが少しばかり安心して良い、伝えに行くのは私で、話す相手は国王陛下だけにするつもりだ。 もし、学園に通う事になったら、創れるのなら四大元素の内どれかを創ると良い。 それである程度は誤魔化せる」
今の内に試してみよう。 魔力とか関係するのかな?
「創ってみます」
◇
「あ……」
「起きたか。急に倒れるから驚いたぞ」
また、倒れたのか。 何だか倒れる事、多いな。
「ステータス」
あった……。ん? 体力と魔力が表示されてる。 さっきまで無かったのに。
「創れてます、火魔法」
「ホントか?!」
「魔力はどれだけ使った?!」
え、え、凄い聞いてくる。
「えっと……一万です」
まさか称号に出てるなんて。
「異世界……別の世界から来たのか? だとしたら部屋というのは、元の世界の事か? どう思いますか隊長」
男性が振り返ったので、同じように振り向くと、そこには赤い髪が特徴的なキレイな女性が壁にもたれかかっていた。
「ステータスに表示されてるなら受け止めるしかない。 信じ難い話だがな」
たしかに、いきなり異世界から来ました! なんて言われても信じられないと思う。
僕なら病院を勧める。
「今は六月だ。 本来この国では十二歳になったら、貴族も平民も問わず四月と同時に学園に入る決まりになっている。 だからトールは学園に通った方が良い。」
学園……学校か。
異世界転移者に対するイジメとか嫌だな。
「異世界転移者という事は、伏せておいた方が身の為だ」
え、心読まれた?!
「注目の的になって、良からぬ事を考える連中に好奇の目で見られたり、連れ去られたりされたくなかったら黙っている事だ」
「忠告ありがとうございます。 嫌なので黙ってます」
あれ? 待てよ……異世界転移者がダメなら、創造魔法もダメなんじゃないか? そもそも創造魔法って存在して良いのか?
「あの、魔法って四大元素の他に何があるんですか?」
あれ、険しい顔してる……
「四大元素とは火、水、土、風であってるか?」
あ、同じかどうかの確認か!
「はい合ってます」
「なら、光と闇。 それから回復魔法。 後は古代魔法だな」
あー、まずいぞこれは。 創造魔法が存在しない。 あ! もしかして古代魔法の一つとか?
「古代魔法って何ですか?」
「よくわかってはないけど、文献によれば、何でも創れるらしいぞ」
あ、終わった。
「何でも創れるのは恐ろしいですね」
「そうだな。 争いのタネになるのは確実だ。 だがそれは、昔の話で今となっては伝説に過ぎない」
いえ、持ってます。 争いのタネ。
「そんなの持ってたら国が管理するもんですよね、隊長」
「ところで、トールの魔法は四大元素の内のどれかか?」
こ、ここは素直に答えよう。
「古代魔法です」
「「……」」
視線が痛いよ。
「すまない」
あ、ウソを見抜く魔道具持って来た。
「さ、もう一度言ってくれ」
「古代魔法です」
ほらね、反応しない! いや、わかってたけどね!
「トール……。 残念だが、この事は国に報告させて貰う。 だが少しばかり安心して良い、伝えに行くのは私で、話す相手は国王陛下だけにするつもりだ。 もし、学園に通う事になったら、創れるのなら四大元素の内どれかを創ると良い。 それである程度は誤魔化せる」
今の内に試してみよう。 魔力とか関係するのかな?
「創ってみます」
◇
「あ……」
「起きたか。急に倒れるから驚いたぞ」
また、倒れたのか。 何だか倒れる事、多いな。
「ステータス」
あった……。ん? 体力と魔力が表示されてる。 さっきまで無かったのに。
「創れてます、火魔法」
「ホントか?!」
「魔力はどれだけ使った?!」
え、え、凄い聞いてくる。
「えっと……一万です」
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