4 / 19
4話
しおりを挟む
達明は出勤した理乃を見て、目を見開いた。
「今井……、なんか雰囲気、変わったな……」
「そう、ですか? クライアントと接することもありますし、ちょっと柔らかい雰囲気にしたくて……」
その言葉に、達明は目元を綻ばせた。
「ああ。……よく似合っている」
「ありがとうございます」
理乃はポーカーフェイスで答えながらも、心の中でガッツポーズをした。
「新しい案件が来ている。チームはいつものAチームで当たる。午後から会議だ、忘れるなよ」
「はい、承知しました」
また新しい仕事だ。忙しくなる。
けれど、シニアプランナーである達明とまた一緒に仕事ができるのだ。それは理乃にとっては喜ばしいことだった。
理乃はデスクにつくと、メールボックスを開いた。
達明から送られてきた新規案件の資料に目を通す。
クライアントは——幸栄不動産。
大手の不動産会社で、新築マンションのキャンペーンを任されるらしい。大型案件だ。
(頑張らないと……)
理乃は気を引き締めた。
午後二時。会議室に集まったAチームのメンバーは、理乃、達明、そして企画部の数名だ。
「それじゃあ、新規案件について説明する。幸栄不動産の新築マンション『グランドヒルズ千葉』のキャンペーンだ。ターゲットは三十代から四十代のファミリー層。予算規模は——」
達明が淡々と説明を続ける中、理乃はメモをとりながら聴いていた。
会議が終わりかけた時、達明が付け加えた。
「ああ、それと。先方の担当者が明日来社する。今井、俺と一緒に対応を頼む」
「はい」
理乃は頷いた。
翌日——。
理乃は新しく買った淡いピンクのブラウスとベージュのタイトスカートを来て出社した。
クライアント対応の日は、ジャケットも羽織る。ベージュのジャケットが、理乃の柔らかい雰囲気をさらに引き立てた。
「今井、準備はいいか?」
達明が声をかけてきた。
「はい、大丈夫です」
二人で応接室へ向かう。
そして——。
応接室のドアが開いた瞬間、理乃は目を見開いた。
「理乃ちゃん!?」
そこにいたのは、見覚えのある顔だった。
「祐介くん!?」
立ち上がったのは、理乃の大学時代に同じゼミだった、中村祐介だ。
爽やかな笑顔はそのままに、スーツ姿が似合う立派な社会人になっている。
「うわぁ、まさか理乃ちゃんが担当だなんて!」
「祐介くんこそ、まさか幸栄不動産にいたなんて、知らなかったわ」
「そうそう、実は三年前に転職してさ。マーケティング部で新築マンションの販促を担当してるんだ。今回のグランドヒルズ千葉のプロジェクトリーダーを任されたんだよ」
祐介はにこやかに名刺を差し出した。
理乃も慌てて名刺を渡す。
「よろしくお願いします。中村さん」
「ええ、中村さんはよそよそしいよ。理乃ちゃん」
「で、でも、仕事ですし……」
理乃が戸惑っていると、背後から低い声が聞こえた。
「中村さん、初めまして。アカウントプランニング部の原です」
達明が、いつもより低い声で名乗った。
「ああ、原さん! よろしくお願いいたします」
祐介は達明に明るく話しかけ、握手を交わす。
三人は席についた。
「それで、理乃ちゃん。久しぶりだね。何年振りだっけ?」
「えっと、卒業してからだから……五年振り?」
理乃は今二十七歳だ。五年前に卒業してから、祐介とは特に会っていなかった。
「そっか、理乃ちゃん。全然変わってないね。相変わらず綺麗だし」
祐介の言葉に、理乃は少し頬を染めた。
「そ、そんなことないよ……」
「いやいや、本当に。昔からサークルのマドンナだったけど、さらに大人っぽくなって……」
祐介は本当に嬉しそうに笑っている。
その様子を達明が黙って見ていた。
「あの、それで、今回のキャンペーンの件ですが……」
理乃が話を仕事に戻そうとすると、祐介が頷いた。
「ああ、そうだね。えっとね、グランドヒルズ千葉は駅から徒歩五分の好立地でさ……」
祐介が説明を始める。
でも、時々、仕事とは関係のない話題が混ざった。
「あ、このあたりって、理乃ちゃんが前に『住みたい』って言ってた場所じゃない?」
「え? あ、そうだっけ……」
「覚えてるよ。ゼミの飲み会で『将来はこういう静かな街に住みたいな』って言ってたじゃん」
達明の記憶力の良さに、理乃は舌を巻いた。
「中村さん、もう少し具体的なターゲット層について教えていただけますか」
達明が、少し強い口調で話を遮った。
ただでさえ忙しいのに、話が逸れてイラついているのだろうか。
常にポーカーフェイスの達明にしては珍しい。
「あ、はい。すみません。ターゲット層は三十代から四十代のファミリー層で……」
打ち合わせは一時間ほどで終わった。
「じゃあ、来週また詳細を詰めましょう。今井さん、原さん、よろしくお願いします」
祐介が立ち上がる。
理乃と達明も立ち上がって、祐介を見送った。
応接室を出る直前、祐介が振り返った。
「理乃ちゃん、今度、ランチでも行かない? 昔話とか、したいなって」
「え……」
理乃が戸惑っていると、祐介が続けた。
「仕事の話もあるし」
「あ……それなら……」
「じゃあ、また連絡するね!」
祐介は笑顔で手を振って、応接室を出て行った。
残された理乃と達明。
沈黙が流れる。
「……今井」
達明が低い声で呼んだ。
「あいつと、仲が良かったのか」
「え? あ、はい……大学の同じゼミで……」
理乃が答えると、達明は黙り込んだ。
その表情は、いつもより険しい。
「あの、原さん……?」
「……今週中に、企画書の叩き台を作る。手伝ってくれ」
「はい。わかりました」
理乃が頷くと、達明は応接室を出て行った。
その後ろ姿が、どこか不機嫌そうに見えた。
(原さん、怒ってる……?)
理乃は首を傾げた。
打ち合わせの場で旧友と再会し、はしゃぎすぎてしまっただろうか。
公私混同はよくなかったなと、理乃は反省した。
今度祐介と会うときは、昔話はプライベートで会う時にしようと注意することに決めた。
その日の夕方。
理乃のスマホに、祐介のSNSアカウントからメッセージが届いた。
『理乃ちゃん、中村です。今日はありがとうございました! ランチ、楽しみにしてます。都合のいい日、教えてくださいね』
祐介からだ。
「こちらこそありがとうございました。ランチの件、また連絡しますね」
送信ボタンを押した瞬間、背後から声がした。
「今井、今日はもう上がっていいぞ」
達明だった。
「あ、は、はい」
どこか達明はどこか不機嫌そうに見える。
今日の昼間、祐介と盛り上がってしまったのが悪かったのだろうか。
だが、取引先と仲良くしておくのは悪いことではないはずだ。ましてもともとコネがあるなら活用するのは当然である。
理乃は戸惑いながらも、荷物をまとめてオフィスを後にした。
「今井……、なんか雰囲気、変わったな……」
「そう、ですか? クライアントと接することもありますし、ちょっと柔らかい雰囲気にしたくて……」
その言葉に、達明は目元を綻ばせた。
「ああ。……よく似合っている」
「ありがとうございます」
理乃はポーカーフェイスで答えながらも、心の中でガッツポーズをした。
「新しい案件が来ている。チームはいつものAチームで当たる。午後から会議だ、忘れるなよ」
「はい、承知しました」
また新しい仕事だ。忙しくなる。
けれど、シニアプランナーである達明とまた一緒に仕事ができるのだ。それは理乃にとっては喜ばしいことだった。
理乃はデスクにつくと、メールボックスを開いた。
達明から送られてきた新規案件の資料に目を通す。
クライアントは——幸栄不動産。
大手の不動産会社で、新築マンションのキャンペーンを任されるらしい。大型案件だ。
(頑張らないと……)
理乃は気を引き締めた。
午後二時。会議室に集まったAチームのメンバーは、理乃、達明、そして企画部の数名だ。
「それじゃあ、新規案件について説明する。幸栄不動産の新築マンション『グランドヒルズ千葉』のキャンペーンだ。ターゲットは三十代から四十代のファミリー層。予算規模は——」
達明が淡々と説明を続ける中、理乃はメモをとりながら聴いていた。
会議が終わりかけた時、達明が付け加えた。
「ああ、それと。先方の担当者が明日来社する。今井、俺と一緒に対応を頼む」
「はい」
理乃は頷いた。
翌日——。
理乃は新しく買った淡いピンクのブラウスとベージュのタイトスカートを来て出社した。
クライアント対応の日は、ジャケットも羽織る。ベージュのジャケットが、理乃の柔らかい雰囲気をさらに引き立てた。
「今井、準備はいいか?」
達明が声をかけてきた。
「はい、大丈夫です」
二人で応接室へ向かう。
そして——。
応接室のドアが開いた瞬間、理乃は目を見開いた。
「理乃ちゃん!?」
そこにいたのは、見覚えのある顔だった。
「祐介くん!?」
立ち上がったのは、理乃の大学時代に同じゼミだった、中村祐介だ。
爽やかな笑顔はそのままに、スーツ姿が似合う立派な社会人になっている。
「うわぁ、まさか理乃ちゃんが担当だなんて!」
「祐介くんこそ、まさか幸栄不動産にいたなんて、知らなかったわ」
「そうそう、実は三年前に転職してさ。マーケティング部で新築マンションの販促を担当してるんだ。今回のグランドヒルズ千葉のプロジェクトリーダーを任されたんだよ」
祐介はにこやかに名刺を差し出した。
理乃も慌てて名刺を渡す。
「よろしくお願いします。中村さん」
「ええ、中村さんはよそよそしいよ。理乃ちゃん」
「で、でも、仕事ですし……」
理乃が戸惑っていると、背後から低い声が聞こえた。
「中村さん、初めまして。アカウントプランニング部の原です」
達明が、いつもより低い声で名乗った。
「ああ、原さん! よろしくお願いいたします」
祐介は達明に明るく話しかけ、握手を交わす。
三人は席についた。
「それで、理乃ちゃん。久しぶりだね。何年振りだっけ?」
「えっと、卒業してからだから……五年振り?」
理乃は今二十七歳だ。五年前に卒業してから、祐介とは特に会っていなかった。
「そっか、理乃ちゃん。全然変わってないね。相変わらず綺麗だし」
祐介の言葉に、理乃は少し頬を染めた。
「そ、そんなことないよ……」
「いやいや、本当に。昔からサークルのマドンナだったけど、さらに大人っぽくなって……」
祐介は本当に嬉しそうに笑っている。
その様子を達明が黙って見ていた。
「あの、それで、今回のキャンペーンの件ですが……」
理乃が話を仕事に戻そうとすると、祐介が頷いた。
「ああ、そうだね。えっとね、グランドヒルズ千葉は駅から徒歩五分の好立地でさ……」
祐介が説明を始める。
でも、時々、仕事とは関係のない話題が混ざった。
「あ、このあたりって、理乃ちゃんが前に『住みたい』って言ってた場所じゃない?」
「え? あ、そうだっけ……」
「覚えてるよ。ゼミの飲み会で『将来はこういう静かな街に住みたいな』って言ってたじゃん」
達明の記憶力の良さに、理乃は舌を巻いた。
「中村さん、もう少し具体的なターゲット層について教えていただけますか」
達明が、少し強い口調で話を遮った。
ただでさえ忙しいのに、話が逸れてイラついているのだろうか。
常にポーカーフェイスの達明にしては珍しい。
「あ、はい。すみません。ターゲット層は三十代から四十代のファミリー層で……」
打ち合わせは一時間ほどで終わった。
「じゃあ、来週また詳細を詰めましょう。今井さん、原さん、よろしくお願いします」
祐介が立ち上がる。
理乃と達明も立ち上がって、祐介を見送った。
応接室を出る直前、祐介が振り返った。
「理乃ちゃん、今度、ランチでも行かない? 昔話とか、したいなって」
「え……」
理乃が戸惑っていると、祐介が続けた。
「仕事の話もあるし」
「あ……それなら……」
「じゃあ、また連絡するね!」
祐介は笑顔で手を振って、応接室を出て行った。
残された理乃と達明。
沈黙が流れる。
「……今井」
達明が低い声で呼んだ。
「あいつと、仲が良かったのか」
「え? あ、はい……大学の同じゼミで……」
理乃が答えると、達明は黙り込んだ。
その表情は、いつもより険しい。
「あの、原さん……?」
「……今週中に、企画書の叩き台を作る。手伝ってくれ」
「はい。わかりました」
理乃が頷くと、達明は応接室を出て行った。
その後ろ姿が、どこか不機嫌そうに見えた。
(原さん、怒ってる……?)
理乃は首を傾げた。
打ち合わせの場で旧友と再会し、はしゃぎすぎてしまっただろうか。
公私混同はよくなかったなと、理乃は反省した。
今度祐介と会うときは、昔話はプライベートで会う時にしようと注意することに決めた。
その日の夕方。
理乃のスマホに、祐介のSNSアカウントからメッセージが届いた。
『理乃ちゃん、中村です。今日はありがとうございました! ランチ、楽しみにしてます。都合のいい日、教えてくださいね』
祐介からだ。
「こちらこそありがとうございました。ランチの件、また連絡しますね」
送信ボタンを押した瞬間、背後から声がした。
「今井、今日はもう上がっていいぞ」
達明だった。
「あ、は、はい」
どこか達明はどこか不機嫌そうに見える。
今日の昼間、祐介と盛り上がってしまったのが悪かったのだろうか。
だが、取引先と仲良くしておくのは悪いことではないはずだ。ましてもともとコネがあるなら活用するのは当然である。
理乃は戸惑いながらも、荷物をまとめてオフィスを後にした。
1
あなたにおすすめの小説
【完結】退職を伝えたら、無愛想な上司に囲われました〜逃げられると思ったのが間違いでした〜
来栖れいな
恋愛
逃げたかったのは、
疲れきった日々と、叶うはずのない憧れ――のはずだった。
無愛想で冷静な上司・東條崇雅。
その背中に、ただ静かに憧れを抱きながら、
仕事の重圧と、自分の想いの行き場に限界を感じて、私は退職を申し出た。
けれど――
そこから、彼の態度は変わり始めた。
苦手な仕事から外され、
負担を減らされ、
静かに、けれど確実に囲い込まれていく私。
「辞めるのは認めない」
そんな言葉すらないのに、
無言の圧力と、不器用な優しさが、私を縛りつけていく。
これは愛?
それともただの執着?
じれじれと、甘く、不器用に。
二人の距離は、静かに、でも確かに近づいていく――。
無愛想な上司に、心ごと囲い込まれる、じれじれ溺愛・執着オフィスラブ。
※この物語はフィクションです。
登場する人物・団体・名称・出来事などはすべて架空であり、実在のものとは一切関係ありません。
【完結】異世界に転移しましたら、四人の夫に溺愛されることになりました(笑)
かのん
恋愛
気が付けば、喧騒など全く聞こえない、鳥のさえずりが穏やかに聞こえる森にいました。
わぁ、こんな静かなところ初めて~なんて、のんびりしていたら、目の前に麗しの美形達が現れて・・・
これは、女性が少ない世界に転移した二十九歳独身女性が、あれよあれよという間に精霊の愛し子として囲われ、いつのまにか四人の男性と結婚し、あれよあれよという間に溺愛される物語。
あっさりめのお話です。それでもよろしければどうぞ!
本日だけ、二話更新。毎日朝10時に更新します。
完結しておりますので、安心してお読みください。
恋に異例はつきもので ~会社一の鬼部長は初心でキュートな部下を溺愛したい~
泉南佳那
恋愛
「よっしゃー」が口癖の
元気いっぱい営業部員、辻本花梨27歳
×
敏腕だけど冷徹と噂されている
俺様部長 木沢彰吾34歳
ある朝、花梨が出社すると
異動の辞令が張り出されていた。
異動先は木沢部長率いる
〝ブランディング戦略部〟
なんでこんな時期に……
あまりの〝異例〟の辞令に
戸惑いを隠せない花梨。
しかも、担当するように言われた会社はなんと、元カレが社長を務める玩具会社だった!
花梨の前途多難な日々が、今始まる……
***
元気いっぱい、はりきりガール花梨と
ツンデレ部長木沢の年の差超パワフル・ラブ・ストーリーです。
鬼上官と、深夜のオフィス
99
恋愛
「このままでは女としての潤いがないまま、生涯を終えてしまうのではないか。」
間もなく30歳となる私は、そんな焦燥感に駆られて婚活アプリを使ってデートの約束を取り付けた。
けれどある日の残業中、アプリを操作しているところを会社の同僚の「鬼上官」こと佐久間君に見られてしまい……?
「婚活アプリで相手を探すくらいだったら、俺を相手にすりゃいい話じゃないですか。」
鬼上官な同僚に翻弄される、深夜のオフィスでの出来事。
※性的な事柄をモチーフとしていますが
その描写は薄いです。
病弱な彼女は、外科医の先生に静かに愛されています 〜穏やかな執着に、逃げ場はない〜
来栖れいな
恋愛
――穏やかな微笑みの裏に、逃げられない愛があった。
望んでいたわけじゃない。
けれど、逃げられなかった。
生まれつき弱い心臓を抱える彼女に、政略結婚の話が持ち上がった。
親が決めた未来なんて、受け入れられるはずがない。
無表情な彼の穏やかさが、余計に腹立たしかった。
それでも――彼だけは違った。
優しさの奥に、私の知らない熱を隠していた。
形式だけのはずだった関係は、少しずつ形を変えていく。
これは束縛? それとも、本当の愛?
穏やかな外科医に包まれていく、静かで深い恋の物語。
※この物語はフィクションです。
登場する人物・団体・名称・出来事などはすべて架空であり、実在のものとは一切関係ありません。
不埒な一級建築士と一夜を過ごしたら、溺愛が待っていました
入海月子
恋愛
有本瑞希
仕事に燃える設計士 27歳
×
黒瀬諒
飄々として軽い一級建築士 35歳
女たらしと嫌厭していた黒瀬と一緒に働くことになった瑞希。
彼の言動は軽いけど、腕は確かで、真摯な仕事ぶりに惹かれていく。
ある日、同僚のミスが発覚して――。
腹黒上司が実は激甘だった件について。
あさの紅茶
恋愛
私の上司、坪内さん。
彼はヤバいです。
サラサラヘアに甘いマスクで笑った顔はまさに王子様。
まわりからキャーキャー言われてるけど、仕事中の彼は腹黒悪魔だよ。
本当に厳しいんだから。
ことごとく女子を振って泣かせてきたくせに、ここにきて何故か私のことを好きだと言う。
マジで?
意味不明なんだけど。
めっちゃ意地悪なのに、かいま見える優しさにいつしか胸がぎゅっとなってしまうようになった。
素直に甘えたいとさえ思った。
だけど、私はその想いに応えられないよ。
どうしたらいいかわからない…。
**********
この作品は、他のサイトにも掲載しています。
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる