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イケメンがやってきた。
しおりを挟むレントと飲みに行った二日後のことだ。俺は今、柄にもなくガチガチに緊張しながら、ヘルス店の部屋で客と向き合っている。
まだ案内したばかりで、お互い着衣のままで棒立ち。いつもならこっちから激しいキスに持ち込んだり、自然な会話をしながら服を脱がせたりするところだが、言葉がスムーズに出てこなかった。
……相手が恐ろしいほどタイプだったからだ。
「初めまして、シュウって言います。名前、聞いてもいいですか」
やっとの思いでそれだけ言うと、うつむいていた客がゆっくり俺の方を見た。長いまつ毛に薄茶色の瞳。白い肌。俺より10センチほど高い身長、無造作だがキマっている、長すぎず短すぎない黒髪。
まだ服を脱いでいないにもかかわらず、その長い手足が筋肉で細くしまっていることが容易に想像できた。俺は唾液を飲み込む。
「……ミヤビ」
「え?」
「ミヤビ。俺の名前」
「ミヤビさん……よろしくお願いします」
俺が頭を下げると、彼は小首を傾げて再度口を開いた。
「さん、はいらないかな。呼び捨ての方が興奮するから」
ドキ、と心臓が高鳴り、その言葉が胸に焼き付くのを感じた。
「……ミヤビ」
囁く様な俺の声に、ミヤビは、うん、と小さく微笑んだ。
◆
そこからの記憶がない。服を脱ぎ、一緒にシャワーを浴びたはずなのだが、どんな会話をしたのかまったく思い出せない。気づけばベッドに押し倒され、舌を絡ませ合いながらキスをしていた。
「ん、んんっ……」
脳がとろけそうなくらい興奮している。変態親父に抱かれても感度はそのままというところが俺の売りだが、その逆が起きていることを身を持って知った。ここまでドストライクな人とこういうことをすると、理性などあっけなく崩壊してしまうのだ。普段の比にならないほど発情しているのが自分でもわかって、恥ずかしさに身悶えるが、それにさらに興奮もする。
「シュウ、身体、綺麗だね」
耳を舐められ、唇をつけたまま囁かれる。身体がびくびくと反応して、女みたいな声が出そうになるのを必死で堪えた。
ミヤビが仰向けになった俺に覆い被さっている。下から見上げ、通った鼻筋と顎のラインが綺麗だ、と思った瞬間、彼は身を屈めて俺の乳首に舌を這わせた。舌先でれろれろと舐められ、吸われ、堪えきれずに大きな嬌声が出てしまう。
「はぁ、んっ……」
無意識に自分のモノを、ミヤビのモノに擦り付けるようにしてしまう。そこはもう我慢汁でぐちゃぐちゃだった。どちらのかはわからないが、圧倒的に俺の方が多いと思う。彼はそんな俺の痴態を愛おしがるかのように、乳首を吸うのをやめて、再びディープキスをしてきた。
やがて唇を離すと俺の目を見て、優しい口調で微笑みかけてくる。
「シュウ、気持ちいいの?」
「うん、気持ちいい……」
感じすぎて惚けた顔のまま頷くと、甘えるようにミヤビの広い背中に腕を回した。
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