【完結】人前で話せない陰キャな僕がVtuberを始めた結果、クラスにいる国民的美少女のアイドルにガチ恋されてた件

中島健一

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第73話 ヌーヴェルヴァーグ

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~ぼっち組・渡辺視点~

「えぐい、えぐいえぐいえぐい!!!」
「やばい、やばいヤバいやばい!!!」

 ホテルの一室、ほどほどに弾力のあるベッドの上で、同じwi-fiを分け合いながら田中カナタ杯のラストゲームを見る僕と森氏は同時に叫んだ。

 森氏はスマホ画面を横にして、新界雅人の視点を見ている。対して僕はシロナガックスの視点を見ている。僕ら2人は、スマホ端末のスピーカーを最大にして並べた。所謂2窓にしながら鑑賞する。

 シロナガックスは、ルブタンをキャリバーでほふった──僕はこの時も叫んだ──後、新界雅人率いるチームラストエンペラーに攻撃を仕掛けた。1v3。僕は画面に穴が空くのではないかというほど凝視した。

 先頭を走り、攻撃を仕掛けてくる新界雅人操るグラビティにキャリバーを一発ぶちこんだ。シロナガックスも新界の攻撃により多少のダメージを負うも、キャリバーによる1発の方がダメージは大きい。流石に一撃で新界先生を仕留められなかったが、彼の動きを止めることに成功する。

 動揺するチームラストエンペラーにシロナガックスは最も後方にいる霧声麻未きりごえまみにまたもキャリバーを食らわせる。見事なヘッドショットによりダウンさせた。これぞワンショット、ワンキル。

 そしてすかさずアビリティのスキャンで残る1人の位置を確認すると、もう1つのアビリティ、能力向上を使って前へ詰めた。

 坑道にあるコンテナの裏で回復をしていた新界先生はシロナガックスのスキャンにより回復を中断する。同じチームの神楽坂詩音かぐらざかしおんがシロナガックスが前へ詰めてきたことを報告しながら発砲した。

 シロナガックスは神楽坂の弾丸に被弾しながらも接近し、至近距離でキャリバーを神楽坂の土手っ腹にぶっぱなす。僕のスマホのシロナガックス視点はスコープを覗くか覗かないかの一瞬だった。視聴者の僕と森氏からしたら画面が瞬きをしたように暗転し、その後画面に捉えていた神楽坂にダメージ表示が出たことしかわからない。

 神楽坂に狙いを定めたシロナガックスの隙を新界先生は見逃さなかった。回復を中断し、アサルトライフルでシロナガックスにダメージを負わせる。しかしアビリティ効果により移動速度の上昇したシロナガックスの俊敏さに翻弄される。その間、シロナガックスは武器をキャリバーからアサルトライフルに切り替え、2人からの攻撃に応戦した。そして見事神楽坂をダウンさせたが、ここでシロナガックスもダウンする。

 力無げにシロナガックスは呟いた。

『すみません…止めきれませんでした……』

 シロナガックスと神楽坂詩音、霧声麻未は炎に飲み込まれ、絶命する。

 新界は回復を施しながら迫り来る炎の壁から逃れ、坑道を出た。

──────────────────────────────────────────────────

~織原朔真視点~

 新界さんの操る七色のスキンのグラビティが坑道から出てきた時、僕は思った。

 ──シロナガックスさんが殺られて、薙鬼流と2人……数的優位の状況ではあるが、お互いライフが削られている……ここは一旦退くべきか?

 退けば、上位を狙える。もしかしたらソロとなった新界さんを乱戦にもつれ込ませれば、誰かが倒してくれるかもしれない。

『グラビティ、回復してます!!』

 ダウンしたシロナガックスさんが僕達に告げる。難しい判断ではある。1v2で勝とうと思えば勝てる筈だが、勿論負ける可能性だってある。順位を上げることを目指すか、現在総合ランキング1位の優勝候補をここで確実に倒すか。

 シロナガックスさんも、退きましょうとか戦いましょう等の指示を出さないのは、僕や薙鬼流に判断を任せようとしているからだ。正直どっちを選んでも正解だ。そしてどっちを選んでもその選択は間違っていたと言われることだろう。

 しかし僕は決めた。

 ──ここは一旦退いて、上位を狙おう。

 これはアベレージゲーだ。シロナガックスさんやルブタンさんのようなプレイングができれば良いが、それが僕にはできない。彼らのような実力があって初めて1v2という数的優位を活かせることだろう。僕は薙鬼流に後退の旨を伝えようとしたその時、僕の内側で何かが引っ掛かる。

 ──シロナガックスさんのように?
 ──ルブタンさんのように?
 ──新界さんのように?
 ──僕は彼等のようになりたいのか?

 配信の数は挑戦の数。

 シロナガックスさんに言われた言葉。一体何に挑戦してきたのか。狙った敵にビームライフルを当てる行為。薙鬼流にVチューバーにやめてほしくないわけ。その理由が1つの答えとなって僕の内側から表出した。

 元の生活に戻りたかった。家族が揃っていたあの生活。それは僕にとって完璧と言って良いほどの理想の生活である。僕は理想に挑戦し続けていた。理想のプレイング。理想の人物。理想の性格。理想の容姿。僕は決して彼等、彼女等のようになりたい訳ではない。

 ──誰かのようになりたい?もしそうなら初めからその誰かに似たVチューバーになれば良いじゃないか!?エドヴァルドになったのは何のためだ!?

 僕は、

 俺は、

 理想の俺になる。 

 そう答えを出した俺は、ひなみに作戦を伝えた。

──────────────────────────────────────────────────

~新界雅人視点~

 ほぼ壊滅状態。

 たった1人のプレイヤーにより3人の内、2人が殺られた。味方を起こしたかったが、残るライフを考えるとそれは出来なかった。味方を起こす最中、迫る炎によって自分のライフが持たないと予測できたのだ。

 ──昔のアーペックスならおそらくできたんだけどな……

 アーペックスは都度、アップデートされる。強すぎる武器やキャラクターは弱体化し、弱すぎる武器やキャラクターは逆に強化された。新しいキャラクターや新しいマップが追加されたりもする。その中で最近、収縮する炎によるダメージアップが追加された。

 アップデートとは聞こえは良いが、あの頃に戻れなくなる寂しさの方が強かったりもする。それはユーチューブ等の動画投稿サイトやSNS、アプリゲームにも通ずるところがある。新しい機能が追加されたり、昔の機能が使えなくなったりと様々だ。それらアップデートに離れるユーザーもいれば新しく参入する者もいる。

 あの頃の方がよかった。運営ときたら全くわかってない。なんて言葉はよく聞く。しかし、同じサービス、同じゲームがずっと流行ることはまずない。常に新しいバージョンや新しいソフトとして世の中に提供され続ける。それは何故か?ユーザーが飽きるからだ。

 ユーザーの飽きに怯える提供者は、常に考え、ユーザーに飽きられないようにする。中にはわざとおかしな更新を明言し、ユーザーに反感を持たせることもある。そうすることによりユーザーの飽きに関心を抱かせることができるからだ。政治の政策にも似ているかもしれない。

 昔の方が良かった。

『新界雅人ここに極まれり!!』
『日本代表新界雅人ぉぉ~、世界にその力を示した!!』
『日本に新界あり!!日本のeスポーツ業界はこの新界雅人より始まるぅ~!!』

 eスポーツ業界は若い。まだまだ理解も得られないのは、その若さに起因しているのかもしれない。というのもサッカー選手や野球選手の全盛期の年齢が26歳~30歳前後と言われている中、eスポーツの全盛期と呼ばれる年齢が18歳~21歳だと言われているからだ。勿論、それ以上の年齢の現役選手もいるが、特にFPSのプロゲーマーとなると若さが際立つ。現在のプロゲーマー達の平均年齢は26歳前後といったところだろうか。

 自分の時代はだいたい25歳で契約が打ち切られる印象だ。そして自分も25歳でプロゲーマーから退いた。

『日本FPS界のパイオニア新界雅人、引退。』

 〉連戦連敗だったからな
 〉老いか……
 〉負けていく新界さんなんて見たくないよ

 あれから6年がたった今、年齢にして31歳。反応速度は次第に衰えている気もするが、まだまだできると自負している。これは勘ではあるが、サッカーや野球よりもeスポーツは歴史が浅い。その為、適切なトレーニング方法などがまだまだ未発達であることが選手寿命の短さの要因の1つなのではないかと考えている。ただ、どんどんと新しい人材が出てきて、古い人材は遊び尽くされたゲームのように飽きられて忘れられてしまうのかもしれないし、単純に自分達の世代よりも下の世代の方が上手いだけかもしれない。もしかしたらeスポーツで使用する脳神経が実は野球のピッチャーの肩のような消耗品なのかもしれない。

 まだまだ明らかになっていないことがたくさんあるゲーム業界だが、どんどんとその競技人口や視聴者が増え続けているのは間違いない。しかもそれを広めているのはプロゲーマーではなく、ストリーマーであるところが面白い。

 自分もゲーム業界が盛り上がるならばと、見様見真似でゲーム配信をやっている。

 配信者だけでなく、最近はVチューバーという新しい波もやって来た。自分はその波に乗り、口数は多い方ではないが多くの人達と交流を持った。いまやゲームは世界共通の言語のようなコミュニケーションのツールとしての役割も担なっている。

 しかし元プロゲーマーとしてのプライドが自分にはある。彼等──ストリーマーやVチューバー──にFPSで負けたくはない。

 さっきまで戦っていたシロナガックスやアムステルダム等は正に下の世代のプロゲーマーレベルと言って良いくらいの腕前だ。それがプロにならずストリーマーとして活躍しているのだから、現在のプロゲーマー達のレベルが如何に高いかを物語っている。そしてそんな新星達を倒すことができたのだ。

 自分だってまだやれる。俺はそう生き込んで、激戦を征し、坑道を出た。心もとなかったライフも今では全快だが、ソロになってしまった。

 ここはまだ、ラウンド3の安地外。明るい陽射しが自分を迎えると正面にはゼブラルターとルーがいるのが見える。おそらくシロナガックスのチームメンバーであろう。

 彼等は俺を発見すると二手に分かれた。良い判断だ。セカンドゲームと同じようにアビリティのミニブラックホールを2人の間に設置してダークスターを放り込みながら反応の良い方を集中的に狙い撃つつもりだったが、その作戦は取り止める。

 予想外なのは、二手に分かれ、挟撃を仕掛けてくるものばかりだと思っていたが、正面にいるゼブラルターを置いてルーはその場を離れる様にして去って行ったことだ。

 おかしいとは思ったが、先程のセカンドゲームでルーはおかしな挙動をしていたのを思い出す。

 ──チームワークがとれていないのか? 

 そんな思いが駆け巡るがしかし、どこからかルーが襲ってくることを念頭に、正面にいるゼブラルターに向かって1v1を仕掛けた。

 ゼブラルターは撃ち合いを望んでいる素振りではあったが、遮蔽に隠れ、隙をついては背を向けて後退していく。

 ──時間を稼いでいる?そもそも自分を倒そうとしていない?さっきのルーを生かそうとしているのか? 

 ゼブラルターを追っていく最中、遮蔽のない草原が見えた。遮蔽のないといってもゼブラルターの直ぐ前には遮蔽となる巨大な岩──その岩は正しい順序で登れば頂上に着けるような所々足場のある岩だが、俺の使うグラビティのアビリティを使えば難なく登頂できるくらいの高さ──とアイテムボックスがあったが、俺ならそのどちらかの影に隠れられる前にこの草原で仕留められる。長年の経験がそう語りかけていた。

 敵のゼブラルターの背中に向かってアサルトライフルを放つが、ゼブラルターは遮蔽に届かないと悟ったのかアビリティであるシェルタードームを草原に張って、俺の放った銃弾を弾く。

 ──ナイスドーム……

 味方ならそう声をかけていただろう。ゼブラルターは銃を構えながらドームの端に歩みより、ドームファイトを仕掛けてくる。

 これは好都合だ。行方のわからないルーが自分を狙っているかもしれないが、それを敵のゼブラルターの張ったこのシェルタードームで防ぐことができる。

 それに1v1では負ける気がしない。

 お互いドームの内側や外側を往来し、身体を傾けながら発砲した。先程負ける気がしないと思ったのは、自分の操るグラビティよりもゼブラルターの方が身体が横にも縦にも大きいからという理由と、単純にキャラコンには自信があるからだ。

 しかし敵のゼブラルターの動きがなかなか掴みにくい。それに接近戦ではあるが、銃を乱射してこない。リロードの隙を与えないように弾を節約している。こちらが接近しても一定の距離を保ちながら後退していく。

 ──思ったよりもやるな……

 俺のチームメイト達も応援してくれている。セカンドゲームで敵の銃声を聞くために静かにするよう注意したせいか、かなり小声で応援してくれていた。

 ──やはり時間稼ぎか?

 ゼブラルターにエイムを合わせながら間接視野で周囲を確認するが、ゼブラルターの他に誰もいる気配がない。

 ここでようやく1v1に集中した。そして間もなく敵のゼブラルターの防具が破壊される音が聞こえた。

「よし!」

 俺も幾らか被弾したが、まだ防具は壊れない。このまま畳み掛けようとしたその時、ゼブラルターはドームの外へ出た。そしてこちらに銃を構えながら後退していく。

 ゼブラルターの持つパッシブスキル、ADSシールドを発動させてダメージを軽減させようとしているのだ。そのシールドは青防具と同じくらいの耐久度だ。俺は後退していくゼブラルターにスライディングで距離を詰めて撃ち倒そうとしたが、ゼブラルターはドームファイトを仕掛ける前の目標であったと思われる岩影へと向かう。ドームファイト中も、自分から距離をとりながら後退していたのはそれが目的だったからだろう。

 巨大な岩とアイテムボックスの狭い間を抜ける。見事岩影に到着したゼブラルターだが、俺との距離を考えるとその岩はもう遮蔽にはならない。直ぐ後ろに俺が付いているからだ。

 ──ここで終わりだ。

 そう思ったがしかし、なぜゼブラルターが岩影を目指していたのかその理由がわかった。

 そこにはワープゲートの入り口がある。

 ゼブラルターはADSシールドを構えながらそのワープゲートに吸い込まれるようにして入って行く。

 その瞬間、様々な思考が俺の脳内に一気に湧いてきた。

 ──逃げられた?
 ──このワープゲートに入れば、これを作ったルーに出口で狙われる?
 ──それとも回復中?
 ──どちらにしろ向こうの出口で敵はしばらく動かないだろうか?
 ──だったら今回復をすべき?
 ──炎が迫っているからゼブラルターを諦めてラウンド3の安地に移動するべきか?

 文字に起こせば長い間思考しているように感じられるが実際にはクエスチョンマークの全ての文が同時に湧き起こっている。

 そう。ちょうど俺が、逃げられた?と思った瞬間だった。俺の背後、アイテムボックスの方から足跡が聞こえた。

 ──ルーか!?

 俺は瞬時に向きを岩影のワープゲートからアイテムボックスへと変えて、アサルトライフルを構える。ジャンプしながらこちらに接近してくるルー。眼前とはまさにこのことだ。俺の放った銃弾が数発命中したがしかし、捨て身の攻撃、ルーは最も原始的な攻撃方法を使って俺に攻撃をしてきた。

 グーパンチ。

 そのグーパンチによってノックバックした俺は強制的にワープゲートに入れられた。青白い世界をジェットコースターのように物凄い速度で進んでいく。いや、来た道を引き返している。その青白い世界から吐き出されるようにして今度は炎の世界に入国した。

「マジか……」

 口からついて出た。炎の収縮によりすでに安地外となった坑道の出入り口付近に到着したからだ。そこにゼブラルターの姿はない。おそらく既にワープゲートに入り、俺と入れ替わるように入り口に戻っていったのだろう。

 ──このワープゲートに入れば、今度こそ出てきたところを集中放火される。
 ──アプデによって炎のダメージが追加されたことにより、回復も間に合わない。
 ──ワープゲートを使わずに走って安地に向かってもライフがもたない。

「すまない…ここで終わる……」

 せめて敵にキルポイントを与えないことが俺のできる精一杯の抵抗だった。全ては炎のダメージ追加によるアップデートのせい。

 ──いや、それを作戦に組み込んだゼブラルター達が一枚上手だった……

 新しい波。シロナガックスやVチューバー達にしてやられた。悔しさはあるが、それよりもこういった戦い方があるのだと、今のプレイングによって様々なアイディアが浮かんでくる。まるで新作のゲームを買い与えられた子供のように、早くアーペックスをプレイしたい欲に駆られた。

 過去の栄光。新しい世代の台頭により焦燥感のようなモノが募っていたのは間違いない。しかしそんなものは火にくべて、新しい価値観を作り出す。

 スクラップアンドビルド。

 この敗北が今までの自分を焼却し、未来への期待に身を焦がしていく。
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