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第83話 二人っきり
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~織原朔真視点~
何度もウインクを、まるで光線銃のように放つ音咲さんだが、それが意味していることなど僕には皆目検討がつかなかった。
しかし、そんな彼女の提案により僕は足を止める。授業料を払うと聞いた瞬間、僕は瞬時に計算をする。
──僕だって、勉強が得意なわけではない。勉強をしていると余計なことを考えなくてすむ利点はあるけど……それよりも勉強ではなく配信をした方が良いとまで僕は考えている。しかし彼女に勉強を教えるということは、必然的に復習ができる。自分が理解していない限り誰かに教えることなど不可能であるからだ。それに、お金が貰えるとなると……
僕の心は動きかけた。しかし、今日のみならず明日や明後日も、となると流石にがらがら声も幾分か治ってしまう筈だ。そうなった場合教えようとすると声でエドヴァルドだとバレてしまう。その時、僕の目に入ったのが先程のタブレットだ。
──タブレットに文章を読み上げるアプリか何かインストールすれば声を出さずとも教えることができるのではないか?いや、それでも……
悩んでいる僕に音咲さんは駄目押しの提案をする。
「ご飯も付けるから!」
僕は引き受けることにした。
──────────────────────────────────────────────────
~音咲華多莉視点~
ルームサービスでとった夕食、現代文の教科書、ノート、いつでも調べものができるようにスマホを置いて、私はタブレットから流れてくる音声に耳を澄ました。
『中島敦の『山月記』は1942年に発表されてぇ、内容はぁ、めちゃくちゃ優秀な李徴さんっていう人がぁ、自分なら何でもできるって勘違いしてぇ、将来重役になれた筈の会社を辞めてぇ、自分、詩人になりますって言って、挑戦するんだけど失敗しちゃう話なんすよぉ。なぁんかそういう勉強だけできる人ってよくそういう失敗しちゃうんすよね。例えば某家具を売ってる社長の娘さんとかぁ──』
私はタブレットから聞こえてくるネット掲示板の創設者のぎこちない声を聞いていた。織原は自分のがらがら声を発さずに、自分の打ち込んだ文章を某掲示板の創設者ひろみちの声で読み聞かせをしている。
所々関係のないような、ひろみちの言いそうな言葉を発させてから、本題に入るのは彼なりのエンターテイメント性なのだろうと思い、私は目を瞑る。
「でももう集中できない!!」
投げ出した私に対して織原は、またも指を忙しなく動かして、今度は違う声で文章をAIに読ませた。
『尊大な自尊心と臆病な羞恥心によって李徴は虎になってしまうんだ。この自尊心と羞恥心なんかは宮崎駿や庵野秀明がよく描いたりするんだけれども、それは人間にある根本的な──』
今度はメガネを掛けた小太りのオタクの王様のような人の声で読み聞かせをするが、私は言った。
「ちょっと自分の力で読んでみるから黙って!!」
私は教科書に集中するが、山月記の難しい文章の羅列をただ眺めているだけに終わった。チラリと教科書から正面にいる織原を見やる。そして再び教科書に視線を戻した。そして今度は教科書を立てて、集中できない理由の1つを教科書から隠れて切り出す。
「私、美優にアンタのこと何も言ってないから……」
織原は首を傾げる。その反応は予想していた。だから続けて言った。
「林間学校の時、美優が私から色々聞いてるって言ってたでしょ?あれは私の様子がおかしいって気付いた美優があんたにカマをかけただけだから……」
織原は理解したのか、タブレットに文字を打ち込み、読み聞かせる。
『知ってる。あのあと音咲さんに何をしたのか白状しろってどやされたから……』
──そんなことになっていたのか……
「難しいかもしれないけど美優を嫌いにならないでほしい…あの子私の為を想ってしてることだから、その…ううん、やっぱり何でもない、聞かなかったことにして……」
途中で撤回してしまった。誰かを嫌いになったり好きになったりすることは織原の決めることだと思ったからだ。織原は気まずそうに頷く。それは美優のことを嫌いにならないことを了承したのか、聞かなかったことにしてくれたのか、どっちなのか私にはわからない。
沈黙が続く。
私は現代文の教科書のページを捲り、もう1つのテスト範囲である高村光太郎の『道程』を眺める。
すると茉優の言葉を思い出した。
『童貞卒業したんだよ!』
そして授業中、愛美ちゃんに手を振る織原を思い出した。私は教科書で顔をもっと隠しながら、質問した。
「付き合ってるの?あの後輩の子と」
織原はビクリと身体を跳ねさせ、目を大きく見開いてから、タブレットに高速で指を動かした。
『付き合ってない!!』
これは愛美ちゃんの為にした質問だ。織原の答えを聞いて私は胸を撫で下ろす。喉元にある引っ掛かりがストンと腹の底に落ちていくような安堵感に包まれた。
「そっか、付き合ってないんだ」
私は今どんな顔をしているのだろうか。
──これで愛美ちゃんが悲しい想いをしなくてすむ……
果たして私は本当にそれだけを思ったのだろうか。
『それが何か?』
織原は訊いてきた。私は教科書から顔を出してこたえる。
「ううん。なんでもない♪︎」
──────────────────────────────────────────────────
~織原朔真視点~
なんでもない、と僕に微笑みかける音咲さんに僕は心を奪われ掛けた。
──流石アイドル…この笑顔で多くの人が虜になるのも頷ける……
僕はこの浮わついた心を鎮めるために、いや誤魔化すために彼女に勉強を続けるように促した。
『それより続きをやろう』
「え~!もう疲れちゃった!てか配信見ない?」
僕はギクリとした。
──配信って誰の?
ちなみに僕、エドヴァルドの配信は今日は休みにしている。このがらがら声にこの状況。配信などできる筈がない。彼女は調べものがすぐにできるように置いていたスマホをいじり出す。
「あ!今日配信お休みなんだ……大会とか忙しかったもんね。風邪ひいてないか心配……」
またも僕はギクリとした。すると彼女は僕にスマホを見せつけながら言った。
「ねぇ、この人知ってる?」
一ノ瀬さんと薙鬼流と出た僕の大会のアーカイブを見せつけてきた。
──これは誘導尋問か?下手に嘘をつくとボロがでそうだな。
僕は正直に「知っている」と回答する。
『知ってる、最近有名だよね』
タブレットでオタクの王様の声を使って僕は話す。彼女はさっきの魅力的な表情とはまた違う満たされたような表情をして言う。
「知ってるの!?本当!?私この人の配信が好きで、昔から見てたんだぁ!!」
普通の友達と話すように、彼女は僕に接してくる。何故か彼女はいつもより上機嫌だった。
「こう言うのって中々人に言えないじゃん?自分の好きを否定されるかもしれないし、Vチューバーってなんかオタクの文化みたいでさ、でもねこの人の配信が私を変えてくれたの!それにこの前のアーペックスの大会で想うところがあってね──」
僕は彼女の話を聞いて、自然と涙が零こぼれた。彼女はララさんだ。いつも僕に勇気をくれる彼女の言葉が今こうして直接聞けることに僕は盛大に心を動かしてしまったのだ。
「美優と茉優にエドヴァルド様のことを話したらぁ……ってごめん、私夢中になっちゃって……ん?どうしたの?」
涙は見られていないと思う。咄嗟に顔を伏せて、腕で目元を拭ったからだ。僕は首を横に振って何でもないと伝えると彼女は言った。
「あ!そうだ!!」
音咲さんは何かを思い付いたようだ。しかしその思い付きに僕は悪い予感がして仕方がなかった。
「AIにエドヴァルド様の声を学習させて、エドヴァルド様の声でテスト勉強すれば良いんだよ!!」
何度もウインクを、まるで光線銃のように放つ音咲さんだが、それが意味していることなど僕には皆目検討がつかなかった。
しかし、そんな彼女の提案により僕は足を止める。授業料を払うと聞いた瞬間、僕は瞬時に計算をする。
──僕だって、勉強が得意なわけではない。勉強をしていると余計なことを考えなくてすむ利点はあるけど……それよりも勉強ではなく配信をした方が良いとまで僕は考えている。しかし彼女に勉強を教えるということは、必然的に復習ができる。自分が理解していない限り誰かに教えることなど不可能であるからだ。それに、お金が貰えるとなると……
僕の心は動きかけた。しかし、今日のみならず明日や明後日も、となると流石にがらがら声も幾分か治ってしまう筈だ。そうなった場合教えようとすると声でエドヴァルドだとバレてしまう。その時、僕の目に入ったのが先程のタブレットだ。
──タブレットに文章を読み上げるアプリか何かインストールすれば声を出さずとも教えることができるのではないか?いや、それでも……
悩んでいる僕に音咲さんは駄目押しの提案をする。
「ご飯も付けるから!」
僕は引き受けることにした。
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ルームサービスでとった夕食、現代文の教科書、ノート、いつでも調べものができるようにスマホを置いて、私はタブレットから流れてくる音声に耳を澄ました。
『中島敦の『山月記』は1942年に発表されてぇ、内容はぁ、めちゃくちゃ優秀な李徴さんっていう人がぁ、自分なら何でもできるって勘違いしてぇ、将来重役になれた筈の会社を辞めてぇ、自分、詩人になりますって言って、挑戦するんだけど失敗しちゃう話なんすよぉ。なぁんかそういう勉強だけできる人ってよくそういう失敗しちゃうんすよね。例えば某家具を売ってる社長の娘さんとかぁ──』
私はタブレットから聞こえてくるネット掲示板の創設者のぎこちない声を聞いていた。織原は自分のがらがら声を発さずに、自分の打ち込んだ文章を某掲示板の創設者ひろみちの声で読み聞かせをしている。
所々関係のないような、ひろみちの言いそうな言葉を発させてから、本題に入るのは彼なりのエンターテイメント性なのだろうと思い、私は目を瞑る。
「でももう集中できない!!」
投げ出した私に対して織原は、またも指を忙しなく動かして、今度は違う声で文章をAIに読ませた。
『尊大な自尊心と臆病な羞恥心によって李徴は虎になってしまうんだ。この自尊心と羞恥心なんかは宮崎駿や庵野秀明がよく描いたりするんだけれども、それは人間にある根本的な──』
今度はメガネを掛けた小太りのオタクの王様のような人の声で読み聞かせをするが、私は言った。
「ちょっと自分の力で読んでみるから黙って!!」
私は教科書に集中するが、山月記の難しい文章の羅列をただ眺めているだけに終わった。チラリと教科書から正面にいる織原を見やる。そして再び教科書に視線を戻した。そして今度は教科書を立てて、集中できない理由の1つを教科書から隠れて切り出す。
「私、美優にアンタのこと何も言ってないから……」
織原は首を傾げる。その反応は予想していた。だから続けて言った。
「林間学校の時、美優が私から色々聞いてるって言ってたでしょ?あれは私の様子がおかしいって気付いた美優があんたにカマをかけただけだから……」
織原は理解したのか、タブレットに文字を打ち込み、読み聞かせる。
『知ってる。あのあと音咲さんに何をしたのか白状しろってどやされたから……』
──そんなことになっていたのか……
「難しいかもしれないけど美優を嫌いにならないでほしい…あの子私の為を想ってしてることだから、その…ううん、やっぱり何でもない、聞かなかったことにして……」
途中で撤回してしまった。誰かを嫌いになったり好きになったりすることは織原の決めることだと思ったからだ。織原は気まずそうに頷く。それは美優のことを嫌いにならないことを了承したのか、聞かなかったことにしてくれたのか、どっちなのか私にはわからない。
沈黙が続く。
私は現代文の教科書のページを捲り、もう1つのテスト範囲である高村光太郎の『道程』を眺める。
すると茉優の言葉を思い出した。
『童貞卒業したんだよ!』
そして授業中、愛美ちゃんに手を振る織原を思い出した。私は教科書で顔をもっと隠しながら、質問した。
「付き合ってるの?あの後輩の子と」
織原はビクリと身体を跳ねさせ、目を大きく見開いてから、タブレットに高速で指を動かした。
『付き合ってない!!』
これは愛美ちゃんの為にした質問だ。織原の答えを聞いて私は胸を撫で下ろす。喉元にある引っ掛かりがストンと腹の底に落ちていくような安堵感に包まれた。
「そっか、付き合ってないんだ」
私は今どんな顔をしているのだろうか。
──これで愛美ちゃんが悲しい想いをしなくてすむ……
果たして私は本当にそれだけを思ったのだろうか。
『それが何か?』
織原は訊いてきた。私は教科書から顔を出してこたえる。
「ううん。なんでもない♪︎」
──────────────────────────────────────────────────
~織原朔真視点~
なんでもない、と僕に微笑みかける音咲さんに僕は心を奪われ掛けた。
──流石アイドル…この笑顔で多くの人が虜になるのも頷ける……
僕はこの浮わついた心を鎮めるために、いや誤魔化すために彼女に勉強を続けるように促した。
『それより続きをやろう』
「え~!もう疲れちゃった!てか配信見ない?」
僕はギクリとした。
──配信って誰の?
ちなみに僕、エドヴァルドの配信は今日は休みにしている。このがらがら声にこの状況。配信などできる筈がない。彼女は調べものがすぐにできるように置いていたスマホをいじり出す。
「あ!今日配信お休みなんだ……大会とか忙しかったもんね。風邪ひいてないか心配……」
またも僕はギクリとした。すると彼女は僕にスマホを見せつけながら言った。
「ねぇ、この人知ってる?」
一ノ瀬さんと薙鬼流と出た僕の大会のアーカイブを見せつけてきた。
──これは誘導尋問か?下手に嘘をつくとボロがでそうだな。
僕は正直に「知っている」と回答する。
『知ってる、最近有名だよね』
タブレットでオタクの王様の声を使って僕は話す。彼女はさっきの魅力的な表情とはまた違う満たされたような表情をして言う。
「知ってるの!?本当!?私この人の配信が好きで、昔から見てたんだぁ!!」
普通の友達と話すように、彼女は僕に接してくる。何故か彼女はいつもより上機嫌だった。
「こう言うのって中々人に言えないじゃん?自分の好きを否定されるかもしれないし、Vチューバーってなんかオタクの文化みたいでさ、でもねこの人の配信が私を変えてくれたの!それにこの前のアーペックスの大会で想うところがあってね──」
僕は彼女の話を聞いて、自然と涙が零こぼれた。彼女はララさんだ。いつも僕に勇気をくれる彼女の言葉が今こうして直接聞けることに僕は盛大に心を動かしてしまったのだ。
「美優と茉優にエドヴァルド様のことを話したらぁ……ってごめん、私夢中になっちゃって……ん?どうしたの?」
涙は見られていないと思う。咄嗟に顔を伏せて、腕で目元を拭ったからだ。僕は首を横に振って何でもないと伝えると彼女は言った。
「あ!そうだ!!」
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