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第106話 飛んで火にいる
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~Rain視点~
「オープニングゲーム!ビクトリークラウンを手にしたのはYummy選手です!!」
実況の武藤さんの声が僕の鼓膜を刺激する。
「只今集計の間、Yummy選手のインタビューをしたいと思います!」
ステージ奥のゲーミングPCが大量に置かれた僕らのいるここから、Yummy君だけが立ち上がり、観客、インタビュアーの芸人さんと椎名町の2人のいるところまで歩いていく。その歩き方は堂々たるもので、オープニングゲームのチャンピオンに相応しかった。
──クソ……
自分に苛立つ。
──僕らしくないプレイをした。Yummy君と1V1になった際、いつもとは違う速度で建築をしていたのだ。
それは試合後半、僕の隣にいるMANAMIさんとの1V1のせいであった。彼女の建築があまりにも速くて、それに当てられてしまったのだ。
──一瞬敗けを確信した。彼女のエイムが定まらなかったお陰で生き残ることができたのだ。
僕は命拾いをしたという、焦りにも似た恐怖によって、彼女を打ち負かすべく大会の最中にも拘わらず普段よりも建築スピードを上げてプレイしてしまった。その結果ミスをした。
「おめでとうございます!今の心境はどうですか?」
芸人さんの元気な声が聞こえた。
「まだあと2戦ありますが、素直に嬉しいです」
ハキハキとした声でYummy君が話す。
僕は自分のメンタルコントロールを行う。大会では初戦の結果が振るわなくとも2戦目、3戦目で取り返すことができる。卓球やバレーボールでも1セットを奪われてしまった後、2セット目、3セット目で驚異的な集中力を発揮して逆転することはよくある。それをするためにはやはりメンタルのコントロールが大事だ。
──ここは、MANAMIさんに殺られて12位をとるよりかはかなりマシだと考えよう。現在キルポイントと順位の集計中だが、十分優勝を狙える順位のはずだし。よし、いつも通りのプレイをしよう!
僕は深呼吸をして頭を切り替えた。しかしここで隣のブースのMANAMIさんから声が聞こえてきた。
「よし、これでもう大丈夫」
何が大丈夫なのだろうか?彼女も自分のメンタルコントロールをしたのだろうと僕は結論付けると、インタビュアーである芸人さんの声が耳に入った。
「次のマッチはどのような作戦で行くか決めてますか?」
中々攻めた質問だ。対戦相手が後ろにいるというのに、作戦をバラす選手がいるのだろうか?
「次の試合も初戦と同じ様にガンガンキルしていこうと思います。ラストマッチをやらなくても結果がわかるような試合運びをしたいです!」
強気だな。しかしこれはブラフで実際は慎重な動きをするかもしれない。いや、更にその裏をかいて、なんてことも考えられるが結局のところ僕は自分らしいプレイができればそれで良いという結論に至る。
──────────────────────────────────────────────────
~Yummy視点~
インタビューを終え、俺は観客達の拍手とポケットジャングルの2人、椎名町45のかたりん、ふみかちゃんに見送られながら自分のブースへ戻った。
オープニングゲームをモノにすることができた。最後のRainとの1V1は流石にヒヤリとしたが、しかしヤツは大会のプレッシャーからか建築がおざなりとなっていた。ヤツのピースコントロールは相手を倒すための手段ではなく目的になってしまっているように見えた。相手の動きを読んで、行動を限定させる。つまりは自分が仕留める為の手段としてピースコントロールはあるべきだ。しかしRain、ヤツは俺を捕らえることに躍起になっていた。
大会が始まる前に、前もってRainのプレイ動画を見た時は舌を巻いたが、今のヤツになら勝てる。
──ていうか全国に俺の名前と顔が出た。
動画やテレビで見る芸人やアイドルが俺にインタビューをして称賛を浴びせる。
この快感は癖になりそうだ。それにこの大会に優勝すればCZカップにも出れる。
1つの目標でもあるCZカップで良い成績がとれたらと思うと、逸る気持ちを抑えきれなくなる。
──おおっと、もうセカンドゲームが始まる。あぁ、なんなら優勝したらかたりんに連絡先聞こうかな……
またしてもゲーム以外のことを考えてしまった。
──よし!集中しよう。
画面は既に空中をバスが走っている。
宣言通り、俺は激戦区となるであろうエヴァンスインダストリーというランドマーク目掛けてバスから飛び降りた。
多くの選手が俺と同じランドマーク目掛けて滑空してくる。おそらく初戦、50位以下の選手達だろう。ここには強い武器があるだけでなく、それを狙って来たたくさんの選手をキルできるホットスポットでもある。無論、上手くいかなければ早々に散ってしまう。
──望むところだ!!
エヴァンスインダストリーのベランダに着地すると鍬を使って宝箱の音のする方向へ一直線。着地してから淀みない動きによって宝箱までの道を切り開いた。トイレに目当ての宝箱があり、それを開ける。
──よっしゃ!!得意のサブマンシガン型のレア武器だ!これでもう2戦目の上位は固い。そしてここでもキルを大量にもぎ取って……
そう考えていると、こちらに向かって足音が聞こえてくる。
──飛んで火に入る夏の虫だな……
俺は息を潜めて、その足音のするトイレの入り口に向かって先程手に入れたばかりのサブマシンガンを構えた。
1人の敵が入り口から出たり入ったりと小刻みに動きながら姿を現す。
俺は撃つが、相手は直ぐ様入り口の壁に隠れた為、ダメージを入れることはできなかった。
──チッ、逃がさねぇよ!!
俺はそいつの背中を追って、トイレの入り口に向かって走り出す。敵の足音は遠ざかっていく。それは敵の装備が貧弱である証拠だ。俺は構わず追っていく。
トイレから出ると、敵の逃げた方角を見た。窓から飛び降りて外へと逃げていく様子が窺えた。
──待てよ!!
俺も敵の導線をそのまま辿り、窓から外へ出た。逃げる敵は俺が追ってくるのを確認するためか、飛び降りている俺を見ている。俺が窓から飛び降りた空中で2発、着地したところをもう1発の合計3発被弾した。思ったよりも敵との距離が近くて驚いた。
──最初から俺を迎え撃つつもりだったか?でも今のでお前の武器が弱いことがわかったぞ?
俺は敵の持っているハンドガン型の武器よりも強力なサブマシンガンをぶっ放す。しかし敵は建築を駆使して俺の攻撃を防いだ。そして、その建築でできた壁の端から小刻みに横移動をしながら、またしても1発の弾丸が俺に命中した。
──上手い……
武器だよりの戦闘は止め、建築を施し、遮蔽物を造り上げ、こちらも防御をした。ダメージを食らったことによって俺は一旦、建築を駆使しながら退いて回復を考える。しかし敵は俺の動きを見てとったのか、直ぐに前へ詰めてきた。
俺は壁の上に屋根を造ってジャンプをした。屋根に登り、またその屋根の上に壁を造って要塞を造り上げながらその場から退こうとしたその時、高速で積み上がる建築によって俺は上をとられ、天井を張り替えられる。
──はやっ!!その天井を編集して上から攻撃か?
俺は自分で造った横の壁に穴を空けて、逃げるがしかしそこはもう敵のテリトリーだった。
「まっず!!」
横の真四角の壁が対角線に編集で切れ込みを入れられ、中にいた俺の膝から上の姿が顕となる。
更に敵はその対角線に沿うように階段を建築して俺からの攻撃を当てにくくしている。敵は階段を上りきるとジャンプしながら俺にまたしても1発当て、階段に蓋をするように天井を造り、編集で穴を空けてから再び俺に上から攻撃してきた。
──はっや……
俺は慌ててエイムを合わせるが、遅かった。
初戦ビクトリークラウンを手にした俺だが、2戦目の最初の犠牲者として名を刻むこととなった。
「オープニングゲーム!ビクトリークラウンを手にしたのはYummy選手です!!」
実況の武藤さんの声が僕の鼓膜を刺激する。
「只今集計の間、Yummy選手のインタビューをしたいと思います!」
ステージ奥のゲーミングPCが大量に置かれた僕らのいるここから、Yummy君だけが立ち上がり、観客、インタビュアーの芸人さんと椎名町の2人のいるところまで歩いていく。その歩き方は堂々たるもので、オープニングゲームのチャンピオンに相応しかった。
──クソ……
自分に苛立つ。
──僕らしくないプレイをした。Yummy君と1V1になった際、いつもとは違う速度で建築をしていたのだ。
それは試合後半、僕の隣にいるMANAMIさんとの1V1のせいであった。彼女の建築があまりにも速くて、それに当てられてしまったのだ。
──一瞬敗けを確信した。彼女のエイムが定まらなかったお陰で生き残ることができたのだ。
僕は命拾いをしたという、焦りにも似た恐怖によって、彼女を打ち負かすべく大会の最中にも拘わらず普段よりも建築スピードを上げてプレイしてしまった。その結果ミスをした。
「おめでとうございます!今の心境はどうですか?」
芸人さんの元気な声が聞こえた。
「まだあと2戦ありますが、素直に嬉しいです」
ハキハキとした声でYummy君が話す。
僕は自分のメンタルコントロールを行う。大会では初戦の結果が振るわなくとも2戦目、3戦目で取り返すことができる。卓球やバレーボールでも1セットを奪われてしまった後、2セット目、3セット目で驚異的な集中力を発揮して逆転することはよくある。それをするためにはやはりメンタルのコントロールが大事だ。
──ここは、MANAMIさんに殺られて12位をとるよりかはかなりマシだと考えよう。現在キルポイントと順位の集計中だが、十分優勝を狙える順位のはずだし。よし、いつも通りのプレイをしよう!
僕は深呼吸をして頭を切り替えた。しかしここで隣のブースのMANAMIさんから声が聞こえてきた。
「よし、これでもう大丈夫」
何が大丈夫なのだろうか?彼女も自分のメンタルコントロールをしたのだろうと僕は結論付けると、インタビュアーである芸人さんの声が耳に入った。
「次のマッチはどのような作戦で行くか決めてますか?」
中々攻めた質問だ。対戦相手が後ろにいるというのに、作戦をバラす選手がいるのだろうか?
「次の試合も初戦と同じ様にガンガンキルしていこうと思います。ラストマッチをやらなくても結果がわかるような試合運びをしたいです!」
強気だな。しかしこれはブラフで実際は慎重な動きをするかもしれない。いや、更にその裏をかいて、なんてことも考えられるが結局のところ僕は自分らしいプレイができればそれで良いという結論に至る。
──────────────────────────────────────────────────
~Yummy視点~
インタビューを終え、俺は観客達の拍手とポケットジャングルの2人、椎名町45のかたりん、ふみかちゃんに見送られながら自分のブースへ戻った。
オープニングゲームをモノにすることができた。最後のRainとの1V1は流石にヒヤリとしたが、しかしヤツは大会のプレッシャーからか建築がおざなりとなっていた。ヤツのピースコントロールは相手を倒すための手段ではなく目的になってしまっているように見えた。相手の動きを読んで、行動を限定させる。つまりは自分が仕留める為の手段としてピースコントロールはあるべきだ。しかしRain、ヤツは俺を捕らえることに躍起になっていた。
大会が始まる前に、前もってRainのプレイ動画を見た時は舌を巻いたが、今のヤツになら勝てる。
──ていうか全国に俺の名前と顔が出た。
動画やテレビで見る芸人やアイドルが俺にインタビューをして称賛を浴びせる。
この快感は癖になりそうだ。それにこの大会に優勝すればCZカップにも出れる。
1つの目標でもあるCZカップで良い成績がとれたらと思うと、逸る気持ちを抑えきれなくなる。
──おおっと、もうセカンドゲームが始まる。あぁ、なんなら優勝したらかたりんに連絡先聞こうかな……
またしてもゲーム以外のことを考えてしまった。
──よし!集中しよう。
画面は既に空中をバスが走っている。
宣言通り、俺は激戦区となるであろうエヴァンスインダストリーというランドマーク目掛けてバスから飛び降りた。
多くの選手が俺と同じランドマーク目掛けて滑空してくる。おそらく初戦、50位以下の選手達だろう。ここには強い武器があるだけでなく、それを狙って来たたくさんの選手をキルできるホットスポットでもある。無論、上手くいかなければ早々に散ってしまう。
──望むところだ!!
エヴァンスインダストリーのベランダに着地すると鍬を使って宝箱の音のする方向へ一直線。着地してから淀みない動きによって宝箱までの道を切り開いた。トイレに目当ての宝箱があり、それを開ける。
──よっしゃ!!得意のサブマンシガン型のレア武器だ!これでもう2戦目の上位は固い。そしてここでもキルを大量にもぎ取って……
そう考えていると、こちらに向かって足音が聞こえてくる。
──飛んで火に入る夏の虫だな……
俺は息を潜めて、その足音のするトイレの入り口に向かって先程手に入れたばかりのサブマシンガンを構えた。
1人の敵が入り口から出たり入ったりと小刻みに動きながら姿を現す。
俺は撃つが、相手は直ぐ様入り口の壁に隠れた為、ダメージを入れることはできなかった。
──チッ、逃がさねぇよ!!
俺はそいつの背中を追って、トイレの入り口に向かって走り出す。敵の足音は遠ざかっていく。それは敵の装備が貧弱である証拠だ。俺は構わず追っていく。
トイレから出ると、敵の逃げた方角を見た。窓から飛び降りて外へと逃げていく様子が窺えた。
──待てよ!!
俺も敵の導線をそのまま辿り、窓から外へ出た。逃げる敵は俺が追ってくるのを確認するためか、飛び降りている俺を見ている。俺が窓から飛び降りた空中で2発、着地したところをもう1発の合計3発被弾した。思ったよりも敵との距離が近くて驚いた。
──最初から俺を迎え撃つつもりだったか?でも今のでお前の武器が弱いことがわかったぞ?
俺は敵の持っているハンドガン型の武器よりも強力なサブマシンガンをぶっ放す。しかし敵は建築を駆使して俺の攻撃を防いだ。そして、その建築でできた壁の端から小刻みに横移動をしながら、またしても1発の弾丸が俺に命中した。
──上手い……
武器だよりの戦闘は止め、建築を施し、遮蔽物を造り上げ、こちらも防御をした。ダメージを食らったことによって俺は一旦、建築を駆使しながら退いて回復を考える。しかし敵は俺の動きを見てとったのか、直ぐに前へ詰めてきた。
俺は壁の上に屋根を造ってジャンプをした。屋根に登り、またその屋根の上に壁を造って要塞を造り上げながらその場から退こうとしたその時、高速で積み上がる建築によって俺は上をとられ、天井を張り替えられる。
──はやっ!!その天井を編集して上から攻撃か?
俺は自分で造った横の壁に穴を空けて、逃げるがしかしそこはもう敵のテリトリーだった。
「まっず!!」
横の真四角の壁が対角線に編集で切れ込みを入れられ、中にいた俺の膝から上の姿が顕となる。
更に敵はその対角線に沿うように階段を建築して俺からの攻撃を当てにくくしている。敵は階段を上りきるとジャンプしながら俺にまたしても1発当て、階段に蓋をするように天井を造り、編集で穴を空けてから再び俺に上から攻撃してきた。
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