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祭の開幕
飛行船員の悩みと相談所
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きょとんとする。言われてみれば、確かにそのとおりだと思った。
船長さんが教えてくれたのは、電話機が便利ということだけで、それが発明される前のことは話してくれていない。
「ほう、鋭いね君は。すまない。騙すつもりはなかったんだ。ただ、難しい話になるからあえて言わないようにしただけでね」
船長さんは頭を下げる。その胸には紫色のヒヤシンスが咲いていた。
花言葉は──「悲しみ」「悲哀」「謝罪」。
「い、いえ。責めるつもりは微塵もなくて、その」
「みっともないことをしたのは事実さ。いかんな、年をとるごとにウソの付きかたがうまくなるのは。心珠も万能じゃないからね」
頭をかいてクローバー船長は苦笑した。
でも、気になることを聞いた。その部分をリリさんが折り返し質問する。
「心珠が万能ではないって、どういうことですか?」
「それも含めて説明するよ。君たちにとっては退屈な話になるかもしれないけどね」
船長さんは手を伸ばして、後ろにある執務机の上から何かを掴み、私たちの目の前に広げてくれた。
クラウドスカイ号の見取り図だ。先頭が指導船で後ろに他三隻の船が並んでいる。リリさんの指摘どおり、縮尺比を見れば指導船まではどの船とも離れてしまっている。
一番遠いところだと、四キロ以上も距離があった。
「電話機がないころは、確かに伝達速度は遅かったね。それが問題になったこともある。仲間の悩みを解決できないときほど悔しいモノはないから」
「だったらどうしてこんな設計に?」
リリさんが尋ねる。クローバー船長は一度頷くと、こう説明するのだった。
「もしもの話をしてみようか。各船に指導船のような相談所や会議室などがあったとする。そのときのメリットはなにかと思うかね?」
問いかけの視線は私に向けられた。
緊張しつつも、さっき話にあがったことを整理してみる。
「えっと……なにか問題があればすぐに相談できて、みんなで話し合うことができます」
「そのとおりだ。じゃあ、デメリットはなにかわかるかな?」
デメリット? 損をすること? 船員の方たちに不利益になるようなことがあるのだろうか。船長さんの質問はリリさんに向けられている。だけど、う~んとうなっているだけでわからない様子。
ウィルが再び手を挙げる。
「秘密が漏れる可能性が高くなる、ですか?」
「そのとおりだ。ウィルくんは鋭いね。ネボスケくんかと思ってたけど、話が早くて助かるよ」
褒められているのだろうけど、ネボスケくんと名前を覚えられてしまって、ウィルは複雑な顔をしていた。
「クラウドスカイ号には約一万人の船員たちがいる。だけど、全員がすべての人間と仲が良いわけじゃない。主張が食い違えば無用な衝突がおきることもある。だから秘密を守る必要があるのさ」
――相談所の距離。
――秘密を守る。
これらの条件を聞いて、自分と重なる状況に思い当たった。
心珠が開花しない悩みを持っていた私は、そのことを妖精の森に住むハカセさんに相談した。
開花したというウソは今もバレていない。ハカセさんと、ココネと、ウィルが黙っていてくれるから。
そもそも最初に相談をしたのはココネだけど、彼女は妖精でハカセさん同様その存在をしられてはいない。ココネとハカセさんの存在を知られない限り、私の悩みが明るみに出ることはない。
ウィルは、心珠が開花していない。だから、私の秘密もバレることはない。
飛行船の相談所にいる船員は、心珠が開花した大人だ。
何かの拍子で心珠が咲き、第三者に相談者の悩みを知られてしまう恐れがある。
リリさんがこう意見を唱える。
「どなたも許容すべき心を養うか、相談場所がもっと秘密厳守になるよう教育したらそれで問題は解決するんじゃありませんの?」
「ハッハッハ、リリくんは強い心を持っているね。耳が痛い。確かにその通りだが、クラウドスカイ号の誇るべき船員でも、全員が君のような強さを持っているわけではないのさ」
リリさんは少しふくれっ面だった。心珠があるからこそ、誰とでも仲良くなれると信じている人にとっては納得いかない様子。
「秘密が守られれば誤解は減らせる。衝突もなくなる。だから、指導船は離れているのさ。飛行船自体が空という檻の中にいるようなものでね、ストレスも溜まりやすい環境だからこそ、そういう設計にしたんだよ。いまは電話機ができて、改善はより捗っているけどね」
そう言って、クローバー船長は簡潔にまとめた。
「改善はしている。だが、過去にいくつか解決できなかった相談はあった……これがリリくん質問の返答になるね」
「そうですか……」
「この船の船員を私は誇りに思っているよ。だけどみんな同じ人間。そこに何も違いはありはしないんだ」
リリさんはなんだか複雑そうだ。
世界の技術を結集させて建造された調査船クラウドスカイ号。
その船員たちも選りすぐりの研究者や技術者、あるいは作業員が在籍しているはずなのに。
生きているのは紛れもなく、地上に住む人間とまったく同じなのだと船長さんは厳しい表情で伝えた。
そう聞いてハカセさんを想った。
自分を見て怖がるから、誤解を生むかもしれないからと森で暮らす人。
その気持ちを初めて理解できたような気がした。
飛行船は、電話機という新しい技術で船員の人たちが抱える悩みにいち早く対応しようとしている。環境の改善だ。
元気のない花も、環境を変えてあげればキレイに咲いてくれる。それと同じだろう。
「ではリリくん、こう考えてみてくれたまえ」
クローバー船長は自分の心珠をさわりながら、こう優しく言った。
「我々人間は、心珠があれば気持ちが通じ合うのに、どうして目や耳、鼻や口があるんだろうね」
「……?」
「それだけじゃない。心珠を咲かせる心も、相手に触れることのできる手や腕、そのほか体はどうしてあると思う?」
「さ、さあ。どうしてでしょう……」
リリさんの返事に、船長さんは柔らかく笑う。
「いまはわからなくてもいい。だけど、その答えが見つかったとき、きっと君はお父上と同じような素晴らしい人になれるだろう。リリくんだけじゃない。チカくんも、もちろん……ネボスケくんもね」
リリさん、私ときて、ウィルがかくんと肩を落とした。
クローバー船長は「すまんすまん、ウィルくんだろう?」と言い直して寛大に笑う。
「君たちには少し難しい話をしてしまったね。答えはゆっくりで良いから探してごらん。案外、身近なところにあったりするものだから」
期待の眼差しが向けられる。クローバー船長の心珠からは黄色いフリージアの花が咲いていた。
花言葉は──「慈愛」「親愛」「期待」「無邪気」。
「さて、話は一段落といったところかな? 質問はまだなにかあるかね?」
「…………」
横をちらりとみると、誰も手を挙げようとしていない。となると、あとは私がハカセさんのことを聞くだけになるのだけど。
「……もういいかね? ないのなら、地上に降ろしてもらうよう竜を呼んでくるが」
どうしよう。聞くに聞けない。
リリさんがいるから。
私が妖精の森に入ったことや、ココネ、ハカセさんのことを話さなくちゃいけなくて、でもそれは秘密にしておきたいのだけど。
「あー悪い委員長。トイレの場所って覚えてるか?ちとお腹が痛くなっちゃって」
迷っていると、ウィルがそんなことを口走った。お腹が痛いって、まさか。
「さっき船長さんが案内してくれたでしょ。忘れちゃったの?」
「だから着いてきてほしいんだよ。帰りも迷いそうだから待っててくれると助かる」
「あなた……レディに向かってよくもまあそんなことが頼めますわね」
「仕方ねえだろ、出るもんは出るんだしよ」
「もうっ! ごめんなさい船長さん。ちょっと席を外しますわ」
「構わんよ。時間はまだあるからね」
リリさんはブツブツ文句を言いながらウィルと一緒に部屋から出て行った。
ウィルには心の中で感謝する。お腹が痛いというのはきっとウソだと思うから。
これで気兼ねなくクローバー船長に質問できる。
「あの、船長さん。質問があります」
「なにかね?」
「実は、誰にも話してほしくないことなんです。聞いてもらえますか?」
そういうと、船長さんは神妙な面持ちで先ほど二人が出て行った扉を見つめた。ウィルの意図を察してくれたのだろう。顎をなぞりつつ「誰にも知られたくない事情が?」と先を促してくれた。
「はい。ハカセという人のことをご存知でしょうか?」
「ハカセ? 研究者や学術者に送られる称号である『博士』ではなく?」
「はい、ハカセという名前の人物のことです」
クローバー船長は考えこんだ。今まで出会った人のことを思い出しているのだろう。
船長さんなら、私とは比べものにならないくらいの出会いを経験してるはずだけど。
「すまないが覚えはないね。珍しそうな名前だから忘れることはないはずなんだが」
「そう、ですか」
人違い? ううん、そんなことはない。写真に写っていたのはクローバー船長だった
なら、こう尋ねるのがわかりやすいかも。
「実はその人、人間には必ずあるはずの心珠がないんです。知りませんか?」
「……っ」
クローバー船長は大きく目を見開いた。ひどく驚いている様子だ。
「ご存知ですか?」
「……ああ。彼とは、仲の良い友人さ」
やっぱり。ホッとしたせいかため息がもれた。
胸のなかのココネもビクリとして私を下から見上げている。
「そうか……。彼は……イトスギくんはここに住んでいたのか」
イトスギ?
聞いたことのない名前に首を傾げる。
そして、クローバー船長は思い出話を語るように、静かにこう告げてきたのだった。
「彼は、イトスギくんはね……四年前までクラウドスカイ号の船員だったのさ」
船長さんが教えてくれたのは、電話機が便利ということだけで、それが発明される前のことは話してくれていない。
「ほう、鋭いね君は。すまない。騙すつもりはなかったんだ。ただ、難しい話になるからあえて言わないようにしただけでね」
船長さんは頭を下げる。その胸には紫色のヒヤシンスが咲いていた。
花言葉は──「悲しみ」「悲哀」「謝罪」。
「い、いえ。責めるつもりは微塵もなくて、その」
「みっともないことをしたのは事実さ。いかんな、年をとるごとにウソの付きかたがうまくなるのは。心珠も万能じゃないからね」
頭をかいてクローバー船長は苦笑した。
でも、気になることを聞いた。その部分をリリさんが折り返し質問する。
「心珠が万能ではないって、どういうことですか?」
「それも含めて説明するよ。君たちにとっては退屈な話になるかもしれないけどね」
船長さんは手を伸ばして、後ろにある執務机の上から何かを掴み、私たちの目の前に広げてくれた。
クラウドスカイ号の見取り図だ。先頭が指導船で後ろに他三隻の船が並んでいる。リリさんの指摘どおり、縮尺比を見れば指導船まではどの船とも離れてしまっている。
一番遠いところだと、四キロ以上も距離があった。
「電話機がないころは、確かに伝達速度は遅かったね。それが問題になったこともある。仲間の悩みを解決できないときほど悔しいモノはないから」
「だったらどうしてこんな設計に?」
リリさんが尋ねる。クローバー船長は一度頷くと、こう説明するのだった。
「もしもの話をしてみようか。各船に指導船のような相談所や会議室などがあったとする。そのときのメリットはなにかと思うかね?」
問いかけの視線は私に向けられた。
緊張しつつも、さっき話にあがったことを整理してみる。
「えっと……なにか問題があればすぐに相談できて、みんなで話し合うことができます」
「そのとおりだ。じゃあ、デメリットはなにかわかるかな?」
デメリット? 損をすること? 船員の方たちに不利益になるようなことがあるのだろうか。船長さんの質問はリリさんに向けられている。だけど、う~んとうなっているだけでわからない様子。
ウィルが再び手を挙げる。
「秘密が漏れる可能性が高くなる、ですか?」
「そのとおりだ。ウィルくんは鋭いね。ネボスケくんかと思ってたけど、話が早くて助かるよ」
褒められているのだろうけど、ネボスケくんと名前を覚えられてしまって、ウィルは複雑な顔をしていた。
「クラウドスカイ号には約一万人の船員たちがいる。だけど、全員がすべての人間と仲が良いわけじゃない。主張が食い違えば無用な衝突がおきることもある。だから秘密を守る必要があるのさ」
――相談所の距離。
――秘密を守る。
これらの条件を聞いて、自分と重なる状況に思い当たった。
心珠が開花しない悩みを持っていた私は、そのことを妖精の森に住むハカセさんに相談した。
開花したというウソは今もバレていない。ハカセさんと、ココネと、ウィルが黙っていてくれるから。
そもそも最初に相談をしたのはココネだけど、彼女は妖精でハカセさん同様その存在をしられてはいない。ココネとハカセさんの存在を知られない限り、私の悩みが明るみに出ることはない。
ウィルは、心珠が開花していない。だから、私の秘密もバレることはない。
飛行船の相談所にいる船員は、心珠が開花した大人だ。
何かの拍子で心珠が咲き、第三者に相談者の悩みを知られてしまう恐れがある。
リリさんがこう意見を唱える。
「どなたも許容すべき心を養うか、相談場所がもっと秘密厳守になるよう教育したらそれで問題は解決するんじゃありませんの?」
「ハッハッハ、リリくんは強い心を持っているね。耳が痛い。確かにその通りだが、クラウドスカイ号の誇るべき船員でも、全員が君のような強さを持っているわけではないのさ」
リリさんは少しふくれっ面だった。心珠があるからこそ、誰とでも仲良くなれると信じている人にとっては納得いかない様子。
「秘密が守られれば誤解は減らせる。衝突もなくなる。だから、指導船は離れているのさ。飛行船自体が空という檻の中にいるようなものでね、ストレスも溜まりやすい環境だからこそ、そういう設計にしたんだよ。いまは電話機ができて、改善はより捗っているけどね」
そう言って、クローバー船長は簡潔にまとめた。
「改善はしている。だが、過去にいくつか解決できなかった相談はあった……これがリリくん質問の返答になるね」
「そうですか……」
「この船の船員を私は誇りに思っているよ。だけどみんな同じ人間。そこに何も違いはありはしないんだ」
リリさんはなんだか複雑そうだ。
世界の技術を結集させて建造された調査船クラウドスカイ号。
その船員たちも選りすぐりの研究者や技術者、あるいは作業員が在籍しているはずなのに。
生きているのは紛れもなく、地上に住む人間とまったく同じなのだと船長さんは厳しい表情で伝えた。
そう聞いてハカセさんを想った。
自分を見て怖がるから、誤解を生むかもしれないからと森で暮らす人。
その気持ちを初めて理解できたような気がした。
飛行船は、電話機という新しい技術で船員の人たちが抱える悩みにいち早く対応しようとしている。環境の改善だ。
元気のない花も、環境を変えてあげればキレイに咲いてくれる。それと同じだろう。
「ではリリくん、こう考えてみてくれたまえ」
クローバー船長は自分の心珠をさわりながら、こう優しく言った。
「我々人間は、心珠があれば気持ちが通じ合うのに、どうして目や耳、鼻や口があるんだろうね」
「……?」
「それだけじゃない。心珠を咲かせる心も、相手に触れることのできる手や腕、そのほか体はどうしてあると思う?」
「さ、さあ。どうしてでしょう……」
リリさんの返事に、船長さんは柔らかく笑う。
「いまはわからなくてもいい。だけど、その答えが見つかったとき、きっと君はお父上と同じような素晴らしい人になれるだろう。リリくんだけじゃない。チカくんも、もちろん……ネボスケくんもね」
リリさん、私ときて、ウィルがかくんと肩を落とした。
クローバー船長は「すまんすまん、ウィルくんだろう?」と言い直して寛大に笑う。
「君たちには少し難しい話をしてしまったね。答えはゆっくりで良いから探してごらん。案外、身近なところにあったりするものだから」
期待の眼差しが向けられる。クローバー船長の心珠からは黄色いフリージアの花が咲いていた。
花言葉は──「慈愛」「親愛」「期待」「無邪気」。
「さて、話は一段落といったところかな? 質問はまだなにかあるかね?」
「…………」
横をちらりとみると、誰も手を挙げようとしていない。となると、あとは私がハカセさんのことを聞くだけになるのだけど。
「……もういいかね? ないのなら、地上に降ろしてもらうよう竜を呼んでくるが」
どうしよう。聞くに聞けない。
リリさんがいるから。
私が妖精の森に入ったことや、ココネ、ハカセさんのことを話さなくちゃいけなくて、でもそれは秘密にしておきたいのだけど。
「あー悪い委員長。トイレの場所って覚えてるか?ちとお腹が痛くなっちゃって」
迷っていると、ウィルがそんなことを口走った。お腹が痛いって、まさか。
「さっき船長さんが案内してくれたでしょ。忘れちゃったの?」
「だから着いてきてほしいんだよ。帰りも迷いそうだから待っててくれると助かる」
「あなた……レディに向かってよくもまあそんなことが頼めますわね」
「仕方ねえだろ、出るもんは出るんだしよ」
「もうっ! ごめんなさい船長さん。ちょっと席を外しますわ」
「構わんよ。時間はまだあるからね」
リリさんはブツブツ文句を言いながらウィルと一緒に部屋から出て行った。
ウィルには心の中で感謝する。お腹が痛いというのはきっとウソだと思うから。
これで気兼ねなくクローバー船長に質問できる。
「あの、船長さん。質問があります」
「なにかね?」
「実は、誰にも話してほしくないことなんです。聞いてもらえますか?」
そういうと、船長さんは神妙な面持ちで先ほど二人が出て行った扉を見つめた。ウィルの意図を察してくれたのだろう。顎をなぞりつつ「誰にも知られたくない事情が?」と先を促してくれた。
「はい。ハカセという人のことをご存知でしょうか?」
「ハカセ? 研究者や学術者に送られる称号である『博士』ではなく?」
「はい、ハカセという名前の人物のことです」
クローバー船長は考えこんだ。今まで出会った人のことを思い出しているのだろう。
船長さんなら、私とは比べものにならないくらいの出会いを経験してるはずだけど。
「すまないが覚えはないね。珍しそうな名前だから忘れることはないはずなんだが」
「そう、ですか」
人違い? ううん、そんなことはない。写真に写っていたのはクローバー船長だった
なら、こう尋ねるのがわかりやすいかも。
「実はその人、人間には必ずあるはずの心珠がないんです。知りませんか?」
「……っ」
クローバー船長は大きく目を見開いた。ひどく驚いている様子だ。
「ご存知ですか?」
「……ああ。彼とは、仲の良い友人さ」
やっぱり。ホッとしたせいかため息がもれた。
胸のなかのココネもビクリとして私を下から見上げている。
「そうか……。彼は……イトスギくんはここに住んでいたのか」
イトスギ?
聞いたことのない名前に首を傾げる。
そして、クローバー船長は思い出話を語るように、静かにこう告げてきたのだった。
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