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第一章 追放対策
第十六話
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徹也達がしばらく歩くと、先に治伽の部屋に向かっていたマディーに追いついた。そんな徹也達に気付いたマディーが、刀夜に話しかける。
「おや、治伽殿も見つけたのですか?」
「ええ。先程、偶然会いまして……。少しランニングをしていたそうです」
「そうですか。では、皆さんのところまで行きましょう」
マディーが歩き始めたと同時に刀夜達もその後に続く。そのまま少し歩いていると、治伽が小さな声で徹也に話しかけた。
「さ、才無佐君……」
「っ!?な、なんだ……?望月……?」
「そ、その……。本当にごめんなさい……。あのまま眠ってしまって……」
治伽は申し訳なさそうに、徹也にそう告げる。本当に後悔しているのだろうと、徹也は思った。
(まあ、当然か……。他人よりは仲良くしているとはいえ、異性の部屋に泊まっちまったんだから)
徹也はそう思い、吃りながらも治伽に言葉を返す。
「い、いや……。俺も気づかなかったし……。まあ、その、なんだ。気にするなよ。何もなかったからさ……」
「そ、そうね……。何もなかったし……」
何もなかったからと、徹也と治伽は己に言い続ける。だが、そんな徹也の脳裏に、朝の治伽の寝顔が浮かんだ。徹也はそのせいで、顔を少し赤らめてしまった。
そんな徹也の顔に気付いた治伽は、もしかしたら何かあったのかと勘ぐった。自分の知らない間に、徹也と何かあったのかと。そう思った治伽は、徹也を問い詰める。
「……ねえ、なんで今顔を赤らめたの……?何もなかったって、言ったわよね……?」
「っ!?あ、ああ……。な、何もなかったぞ……?」
徹也は治伽の顔を見て更に顔を赤らめ、治伽に見られないように顔を逸して治伽の問にそう答えた。だがその行為が、治伽から見ると何か隠しているようにしか見えなかった。実際、徹也は隠しているのだが……。
「……本当はあったんでしょう?言って」
「い、いや……。だから……」
「言いなさい」
治伽の強い言葉に、徹也は遂に観念した。これ以上の言い逃れはできないと判断したのだ。
「そ、その……。朝起きたとき、望月の寝顔を見ちまって……。それが、その、か、可愛かった……っていう……感じ、です……。はい……」
「……へ?」
徹也のそのような説明に対して、治伽は間抜けな声を出した。少しすると、治伽の顔がボンッと真っ赤に染まった。そして治伽は、徹也にビンタをしようとしたが、寸前で思いとどまり徹也にだけ聞こえる小さな声で徹也にこう言った。
「……バカ。……変態」
治伽はそう言った後、顔を赤らめたまま徹也から離れた。そんな治伽を見て、徹也は怒らせたかと思う。
(ま、まあ、それはそうか……。普通にキモいこと言っただろうし……。怒られても、いや、最悪嫌われてるかも……)
それは嫌だと、徹也は思った。なので、徹也は治伽に謝ろうと治伽に近づいたが、また治伽に離れられてしまう。その事実に、徹也はひどく落ち込んだ。
(……これ、マジで嫌われてるやつだろ……。でも、俺は謝るしかないしな……)
徹也はそう思っていたが、治伽は別に怒っているわけではなかった。ただ照れていて、恥ずかしいだけなのである。そのせいで、徹也と顔を合わせて話すことができなくなっていた。
これにより、徹也が謝ろうと近づくと治伽が離れるという循環が起こってしまったのである。そして、しばらくその循環が続くと、刀夜が徹也と治伽に声をかけた。
「……二人共、何をしているのかしら?もう着いたわよ?」
「すいません……。ありがとうございます」
治伽がそう答え、大きな扉を開けて中に入っていった。徹也も刀夜とマディーに礼を言い、治伽の後に続く。
徹也と治伽が自分達の席まで歩いて向かっていると、多くの生徒に見られる。徹也と治伽はそれを気にせずに自分の席に向かって行き、そのまま席についた。
すると、優愛が徹也と治伽に問いかけた。
「遅かったね。才無佐君に治伽ちゃん。どうしたの?」
「い、いや、寝坊してな……」
「そうなの?次からはないようにしないと駄目だよ?」
「ああ。分かってるよ……」
徹也は優愛にそう答え、チラリと治伽の方を見る。そんな治伽は、徹也の方など見ずに朝食を食べていた。
そんな治伽を見て、徹也はまた落ち込んだ。結局、あの後機会がなく謝れず仕舞いなのだ。謝らなければいけないのに、謝る機会をくれない。これはマジで嫌われてるかも……と徹也は思う。
そんなことなど全く知らない優愛は、普通に治伽に話しかけた。
「治伽ちゃんは、どうして遅れたの?治伽ちゃんも寝坊?」
優愛のその質問に対して、治伽はすぐに返すことができなかった。徹也に言われた言葉を思い出してしまったからだ。
また顔が赤くなりそうになった治伽だったが、それをなんとか耐えて咳払いしてから優愛に言葉を返す。
「い、いえ……。私は少し走ってたの。それで、時間を忘れてしまって……」
「あ、そうなんだ。気をつけないとね。腕時計とかないし」
「ええ。そうね。ごめんなさい」
治伽は優愛にそう答えると、また朝食を食べ始める。徹也も同じように朝食を食べていたが、そんな徹也に舞が小さな声で話しかけた。
「さ、才無佐君……。治伽ちゃんとなにかあった……?」
「えっ……!?い、いや、何も……」
徹也は急に来た舞の質問に少し戸惑ってしまった。そして、少し吃りながら舞にそう言葉を返した。舞はそんな徹也にまた小さい声で返事をする。
「そ、そっか……。なんか、ちょっとだけだけど、治伽ちゃんがいつもと違う感じがしたから……。なにかあったのかな、って……」
そんな舞の言葉に、徹也は何も答えることができなかった。その理由を、徹也は本当は知っている。だが、その本当の理由を言うことが、徹也にはできないのだ。
そして、それからは誰も喋ることがなく、徹也と治伽が朝食を食べる音しかなかったのだった。
「おや、治伽殿も見つけたのですか?」
「ええ。先程、偶然会いまして……。少しランニングをしていたそうです」
「そうですか。では、皆さんのところまで行きましょう」
マディーが歩き始めたと同時に刀夜達もその後に続く。そのまま少し歩いていると、治伽が小さな声で徹也に話しかけた。
「さ、才無佐君……」
「っ!?な、なんだ……?望月……?」
「そ、その……。本当にごめんなさい……。あのまま眠ってしまって……」
治伽は申し訳なさそうに、徹也にそう告げる。本当に後悔しているのだろうと、徹也は思った。
(まあ、当然か……。他人よりは仲良くしているとはいえ、異性の部屋に泊まっちまったんだから)
徹也はそう思い、吃りながらも治伽に言葉を返す。
「い、いや……。俺も気づかなかったし……。まあ、その、なんだ。気にするなよ。何もなかったからさ……」
「そ、そうね……。何もなかったし……」
何もなかったからと、徹也と治伽は己に言い続ける。だが、そんな徹也の脳裏に、朝の治伽の寝顔が浮かんだ。徹也はそのせいで、顔を少し赤らめてしまった。
そんな徹也の顔に気付いた治伽は、もしかしたら何かあったのかと勘ぐった。自分の知らない間に、徹也と何かあったのかと。そう思った治伽は、徹也を問い詰める。
「……ねえ、なんで今顔を赤らめたの……?何もなかったって、言ったわよね……?」
「っ!?あ、ああ……。な、何もなかったぞ……?」
徹也は治伽の顔を見て更に顔を赤らめ、治伽に見られないように顔を逸して治伽の問にそう答えた。だがその行為が、治伽から見ると何か隠しているようにしか見えなかった。実際、徹也は隠しているのだが……。
「……本当はあったんでしょう?言って」
「い、いや……。だから……」
「言いなさい」
治伽の強い言葉に、徹也は遂に観念した。これ以上の言い逃れはできないと判断したのだ。
「そ、その……。朝起きたとき、望月の寝顔を見ちまって……。それが、その、か、可愛かった……っていう……感じ、です……。はい……」
「……へ?」
徹也のそのような説明に対して、治伽は間抜けな声を出した。少しすると、治伽の顔がボンッと真っ赤に染まった。そして治伽は、徹也にビンタをしようとしたが、寸前で思いとどまり徹也にだけ聞こえる小さな声で徹也にこう言った。
「……バカ。……変態」
治伽はそう言った後、顔を赤らめたまま徹也から離れた。そんな治伽を見て、徹也は怒らせたかと思う。
(ま、まあ、それはそうか……。普通にキモいこと言っただろうし……。怒られても、いや、最悪嫌われてるかも……)
それは嫌だと、徹也は思った。なので、徹也は治伽に謝ろうと治伽に近づいたが、また治伽に離れられてしまう。その事実に、徹也はひどく落ち込んだ。
(……これ、マジで嫌われてるやつだろ……。でも、俺は謝るしかないしな……)
徹也はそう思っていたが、治伽は別に怒っているわけではなかった。ただ照れていて、恥ずかしいだけなのである。そのせいで、徹也と顔を合わせて話すことができなくなっていた。
これにより、徹也が謝ろうと近づくと治伽が離れるという循環が起こってしまったのである。そして、しばらくその循環が続くと、刀夜が徹也と治伽に声をかけた。
「……二人共、何をしているのかしら?もう着いたわよ?」
「すいません……。ありがとうございます」
治伽がそう答え、大きな扉を開けて中に入っていった。徹也も刀夜とマディーに礼を言い、治伽の後に続く。
徹也と治伽が自分達の席まで歩いて向かっていると、多くの生徒に見られる。徹也と治伽はそれを気にせずに自分の席に向かって行き、そのまま席についた。
すると、優愛が徹也と治伽に問いかけた。
「遅かったね。才無佐君に治伽ちゃん。どうしたの?」
「い、いや、寝坊してな……」
「そうなの?次からはないようにしないと駄目だよ?」
「ああ。分かってるよ……」
徹也は優愛にそう答え、チラリと治伽の方を見る。そんな治伽は、徹也の方など見ずに朝食を食べていた。
そんな治伽を見て、徹也はまた落ち込んだ。結局、あの後機会がなく謝れず仕舞いなのだ。謝らなければいけないのに、謝る機会をくれない。これはマジで嫌われてるかも……と徹也は思う。
そんなことなど全く知らない優愛は、普通に治伽に話しかけた。
「治伽ちゃんは、どうして遅れたの?治伽ちゃんも寝坊?」
優愛のその質問に対して、治伽はすぐに返すことができなかった。徹也に言われた言葉を思い出してしまったからだ。
また顔が赤くなりそうになった治伽だったが、それをなんとか耐えて咳払いしてから優愛に言葉を返す。
「い、いえ……。私は少し走ってたの。それで、時間を忘れてしまって……」
「あ、そうなんだ。気をつけないとね。腕時計とかないし」
「ええ。そうね。ごめんなさい」
治伽は優愛にそう答えると、また朝食を食べ始める。徹也も同じように朝食を食べていたが、そんな徹也に舞が小さな声で話しかけた。
「さ、才無佐君……。治伽ちゃんとなにかあった……?」
「えっ……!?い、いや、何も……」
徹也は急に来た舞の質問に少し戸惑ってしまった。そして、少し吃りながら舞にそう言葉を返した。舞はそんな徹也にまた小さい声で返事をする。
「そ、そっか……。なんか、ちょっとだけだけど、治伽ちゃんがいつもと違う感じがしたから……。なにかあったのかな、って……」
そんな舞の言葉に、徹也は何も答えることができなかった。その理由を、徹也は本当は知っている。だが、その本当の理由を言うことが、徹也にはできないのだ。
そして、それからは誰も喋ることがなく、徹也と治伽が朝食を食べる音しかなかったのだった。
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