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プロローグ
快楽と殺人鬼
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「来ないで・・・!来ないでください・・・!」
いくら叫ぼうが自分を追いかけて来る人物は止まる気配すらない。まるで何かに突き動かされているように真っ直ぐ真っ直ぐ向かって来る。
「いやっ・・・!いやぁ・・・!」
背中をゾワゾワとなぞる殺気に頭が真っ白になる。いつも通り慣れたこの路地裏も今では迷路だ。走り辛いハイヒールを脱ぎ捨て、裸足で真っ暗な路地裏を出口を探りつつ駆け抜ける。真紅のドレスが鬱陶しいが今は構っている暇などない。裾を踏みつけつんのめりながらも必死に走る。
「なんで・・・追いかけて来るんですか・・・!」
誰も答える者はいない。
時間が経つにつれ恐怖が増し、判断能力も落ちていく。
「・・・ぁ・・・そんな・・・」
絶望した先にあるのは・・・壁。袋の鼠になったわけだ。振り返ると自分を追いかけきた人物は道を塞ぐように立っている。
「お願い・・・やめて・・・!いやぁぁぁ!!」
儚い願いは届くはずもなく、振り下ろされた刃によって夜空に紅い華が咲いた。
「・・・あぁ・・・綺麗だ・・・僕の大好きな紅色・・・真紅のドレスによく似合うよ・・・。・・・さて・・・次は誰を殺そう・・・ふふっ・・・」
殺人鬼の不敵な笑みが漆黒に浮かんだ。
いくら叫ぼうが自分を追いかけて来る人物は止まる気配すらない。まるで何かに突き動かされているように真っ直ぐ真っ直ぐ向かって来る。
「いやっ・・・!いやぁ・・・!」
背中をゾワゾワとなぞる殺気に頭が真っ白になる。いつも通り慣れたこの路地裏も今では迷路だ。走り辛いハイヒールを脱ぎ捨て、裸足で真っ暗な路地裏を出口を探りつつ駆け抜ける。真紅のドレスが鬱陶しいが今は構っている暇などない。裾を踏みつけつんのめりながらも必死に走る。
「なんで・・・追いかけて来るんですか・・・!」
誰も答える者はいない。
時間が経つにつれ恐怖が増し、判断能力も落ちていく。
「・・・ぁ・・・そんな・・・」
絶望した先にあるのは・・・壁。袋の鼠になったわけだ。振り返ると自分を追いかけきた人物は道を塞ぐように立っている。
「お願い・・・やめて・・・!いやぁぁぁ!!」
儚い願いは届くはずもなく、振り下ろされた刃によって夜空に紅い華が咲いた。
「・・・あぁ・・・綺麗だ・・・僕の大好きな紅色・・・真紅のドレスによく似合うよ・・・。・・・さて・・・次は誰を殺そう・・・ふふっ・・・」
殺人鬼の不敵な笑みが漆黒に浮かんだ。
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