2 / 2
⑵目覚め
しおりを挟む
目が覚めた。
「そうだ、僕カプセルの中に入ったんだ。」
助かった…カプセルの中で眠っている間に何が起こったのだろう。
そんな届いてすぐ隕石来るとか。死人絶対多いよ…
とりあえずこのカプセルから出る方法を探さないと。
説明書を読まずに入ったのを後悔している。
仕方ない、時間が無かったんだから。
「ん…?」
足元に紙の感触を感じた。
説明書だ。
読んでみると中に開けるボタンがある事。
最後の文に鳥肌が経った。
開発が遅かったため、死亡する可能性もあります。
こっわ。そう思いながらボタンを押した。
そこは、自分の家ではなく。真っ白な部屋だった。
もっとぐちゃぐちゃでグロい状況を想像していた…
周りを見渡すと僕のカプセルの横に5つのカプセルが並んでいた。
誰のだろうか。中を確認してみよう。
恐る恐る見ると…
1つ目のカプセルには誰も入っていなかった
2つ目、3つ目、4つ目。
なんだ、誰も入ってないのか。
そう思いながら5つ目を確認すると。
「蓮…」
山田蓮がカプセルの中で眠っていた。
カプセルを叩いてみたけど全然目を覚まさない。
蓮がここで眠っているということは。
他の4人は目が覚めてるってことか…?
僕は探しに行くことにした。
白い部屋を出るとそこは木で生い茂っていた。
どこを見渡しても木ばかりだった。
「終わった…」
こんな森でメンバーを探すどころか自分が迷ってしまう。
けど弱音を吐いている暇は無い。
印のために木の棒を引きずって歩くことにした。
どれくらい歩いたのかな。
するとガサガサと物音が聞こえた。
物音の方を見ると人影が見えた。
「す、すみません!!」
声をかけてもその人は気づかない。
追いかけるしかないと人影を追いかける。
どんなに声をかけてもその人は止まってくれない。
疲れてどんどん差をつけられて人影を見失ってしまった。
必死で追いかけていたせいで印を付けるのを忘れてしまっていた。
気の弱い僕は、こんな辛い思いするならカプセルに入らなければよかったと。悲観的になっていった。
もう帰れない自分はここで終わりだと悟った。
その場にしゃがみこんで僕は眠りについた。
目が覚めると周りは真っ暗で何も見えない。
「あ、そうだ。、携帯!」
ポッケから携帯を取り出した。
やはり圏外で電話は使えなかった。
仕方なくライト代わりに携帯を使って周りを見渡した。
「あれ…?」
そこは僕が最後に眠った森の所ではなく。白い部屋に戻っていた。
よく見ると自分に服がかけられていた。
かけられている服に見覚えがあった。
「蓮のだ…!」
急いで蓮のカプセル中に近づくとカプセルの中は空になっていた。
蓮生きてたのか…でもなんで僕はここまで…?
白い部屋に電気が無いか探す。
ボタンみたいな物を見つけて押してみると。
電気ではなく地下室への階段が目の前に現れた。
「そうだ、僕カプセルの中に入ったんだ。」
助かった…カプセルの中で眠っている間に何が起こったのだろう。
そんな届いてすぐ隕石来るとか。死人絶対多いよ…
とりあえずこのカプセルから出る方法を探さないと。
説明書を読まずに入ったのを後悔している。
仕方ない、時間が無かったんだから。
「ん…?」
足元に紙の感触を感じた。
説明書だ。
読んでみると中に開けるボタンがある事。
最後の文に鳥肌が経った。
開発が遅かったため、死亡する可能性もあります。
こっわ。そう思いながらボタンを押した。
そこは、自分の家ではなく。真っ白な部屋だった。
もっとぐちゃぐちゃでグロい状況を想像していた…
周りを見渡すと僕のカプセルの横に5つのカプセルが並んでいた。
誰のだろうか。中を確認してみよう。
恐る恐る見ると…
1つ目のカプセルには誰も入っていなかった
2つ目、3つ目、4つ目。
なんだ、誰も入ってないのか。
そう思いながら5つ目を確認すると。
「蓮…」
山田蓮がカプセルの中で眠っていた。
カプセルを叩いてみたけど全然目を覚まさない。
蓮がここで眠っているということは。
他の4人は目が覚めてるってことか…?
僕は探しに行くことにした。
白い部屋を出るとそこは木で生い茂っていた。
どこを見渡しても木ばかりだった。
「終わった…」
こんな森でメンバーを探すどころか自分が迷ってしまう。
けど弱音を吐いている暇は無い。
印のために木の棒を引きずって歩くことにした。
どれくらい歩いたのかな。
するとガサガサと物音が聞こえた。
物音の方を見ると人影が見えた。
「す、すみません!!」
声をかけてもその人は気づかない。
追いかけるしかないと人影を追いかける。
どんなに声をかけてもその人は止まってくれない。
疲れてどんどん差をつけられて人影を見失ってしまった。
必死で追いかけていたせいで印を付けるのを忘れてしまっていた。
気の弱い僕は、こんな辛い思いするならカプセルに入らなければよかったと。悲観的になっていった。
もう帰れない自分はここで終わりだと悟った。
その場にしゃがみこんで僕は眠りについた。
目が覚めると周りは真っ暗で何も見えない。
「あ、そうだ。、携帯!」
ポッケから携帯を取り出した。
やはり圏外で電話は使えなかった。
仕方なくライト代わりに携帯を使って周りを見渡した。
「あれ…?」
そこは僕が最後に眠った森の所ではなく。白い部屋に戻っていた。
よく見ると自分に服がかけられていた。
かけられている服に見覚えがあった。
「蓮のだ…!」
急いで蓮のカプセル中に近づくとカプセルの中は空になっていた。
蓮生きてたのか…でもなんで僕はここまで…?
白い部屋に電気が無いか探す。
ボタンみたいな物を見つけて押してみると。
電気ではなく地下室への階段が目の前に現れた。
0
この作品の感想を投稿する
あなたにおすすめの小説
【完結】精霊に選ばれなかった私は…
まりぃべる
ファンタジー
ここダロックフェイ国では、5歳になると精霊の森へ行く。精霊に選んでもらえれば、将来有望だ。
しかし、キャロル=マフェソン辺境伯爵令嬢は、精霊に選んでもらえなかった。
選ばれた者は、王立学院で将来国の為になるべく通う。
選ばれなかった者は、教会の学校で一般教養を学ぶ。
貴族なら、より高い地位を狙うのがステータスであるが…?
☆世界観は、緩いですのでそこのところご理解のうえ、お読み下さるとありがたいです。
【完結】あなたに知られたくなかった
ここ
ファンタジー
セレナの幸せな生活はあっという間に消え去った。新しい継母と異母妹によって。
5歳まで令嬢として生きてきたセレナは6歳の今は、小さな手足で必死に下女見習いをしている。もう自分が令嬢だということは忘れていた。
そんなセレナに起きた奇跡とは?
もしかして寝てる間にざまぁしました?
ぴぴみ
ファンタジー
令嬢アリアは気が弱く、何をされても言い返せない。
内気な性格が邪魔をして本来の能力を活かせていなかった。
しかし、ある時から状況は一変する。彼女を馬鹿にし嘲笑っていた人間が怯えたように見てくるのだ。
私、寝てる間に何かしました?
妹ちゃんは激おこです
よもぎ
ファンタジー
頭からっぽにして読める、「可愛い男爵令嬢ちゃんに惚れ込んで婚約者を蔑ろにした兄が、妹に下剋上されて追い出されるお話」です。妹視点のトークでお話が進みます。ある意味全編ざまぁ仕様。
【完結】使えない令嬢として一家から追放されたけど、あまりにも領民からの信頼が厚かったので逆転してざまぁしちゃいます
腕押のれん
ファンタジー
アメリスはマハス公国の八大領主の一つであるロナデシア家の三姉妹の次女として生まれるが、頭脳明晰な長女と愛想の上手い三女と比較されて母親から疎まれており、ついに追放されてしまう。しかしアメリスは取り柄のない自分にもできることをしなければならないという一心で領民たちに対し援助を熱心に行っていたので、領民からは非常に好かれていた。そのため追放された後に他国に置き去りにされてしまうものの、偶然以前助けたマハス公国出身のヨーデルと出会い助けられる。ここから彼女の逆転人生が始まっていくのであった!
私が死ぬまでには完結させます。
追記:最後まで書き終わったので、ここからはペース上げて投稿します。
追記2:ひとまず完結しました!
義弟の婚約者が私の婚約者の番でした
五珠 izumi
ファンタジー
「ー…姉さん…ごめん…」
金の髪に碧瞳の美しい私の義弟が、一筋の涙を流しながら言った。
自分も辛いだろうに、この優しい義弟は、こんな時にも私を気遣ってくれているのだ。
視界の先には
私の婚約者と義弟の婚約者が見つめ合っている姿があった。
つまらなかった乙女ゲームに転生しちゃったので、サクッと終わらすことにしました
蒼羽咲
ファンタジー
つまらなかった乙女ゲームに転生⁈
絵に惚れ込み、一目惚れキャラのためにハードまで買ったが内容が超つまらなかった残念な乙女ゲームに転生してしまった。
絵は超好みだ。内容はご都合主義の聖女なお花畑主人公。攻略イケメンも顔は良いがちょろい対象ばかり。てこたぁ逆にめちゃくちゃ住み心地のいい場所になるのでは⁈と気づき、テンションが一気に上がる!!
聖女など面倒な事はする気はない!サクッと攻略終わらせてぐーたら生活をGETするぞ!
ご都合主義ならチョロい!と、野望を胸に動き出す!!
+++++
・重複投稿・土曜配信 (たま~に水曜…不定期更新)
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる