17 / 58
帳が降りるそのときまで
4
しおりを挟む
雨の日が多く単調な時間が流れた。
邸を訪れる人もいない。静かな日常の中でサラとクリーヴァー王子は親しくなっていった。
荒れた庭の奥から崖に繋がる道がある。木々に囲まれた小道を散歩するのが二人の日課になった。
彼はサラを「姉や」と呼び、たまにサラとも呼んだ。
二人は多くの時間を共有し自然に理解し合った。姉弟の関係に似て親友のようでもある。サラは控え目に分を守るが、王子は彼女のそんな遠慮を嫌った。
さらりとした青味のある黒髪を揺らし、強い瞳でサラを見つめる。
そうやって苛立ちを表すのが常だった。自律心が強く感情をぶつけてくることはない。生来の性質もあるだろうが、環境も大きいのでは、と彼女は思った。
崖の淵から少し離れて海を眺める。荒れた波が岩壁にぶつかり砕けるのを見つめた。風が強く王子の華奢な首が痛々しいほど寒そうだった。
思いついて、サラは自分の持ち物から彼にスカーフを作ってあげた。それをくるりと巻いて流してやると、彼はくすぐったそうに首をすくめる。
細い体は散歩の後には寒さに震えることもある。そんな時はすぐに熱い湯を用意させ入浴させた。膝を抱えて湯に浸る彼の肩に温まるよう湯をかけてやったりもした。
王子は心を病んだ母の側でムラのある愛情を注がれて育った。
「母上が晴れやかに笑うのを知らない」
は王子の言葉だ。それに淡々と繋いだ。
「僕はまともでないといけない」
サラは王宮を知らない。しかし、彼ら母子に多くの視線が集まっていることは想像がつく。決して好意的なものばかりではない。王子の言動の何かを捉えて「母譲り」と見なす人々はきっとある。
実際それらの声を王子は耳にし、姿を目に焼きつけているのではないか。今より幼い彼がどのように乗り越えたのか。残酷に思えた。
これはごく初期に気づいたことだが、クリーヴァー王子は極端に食事が細い。出された品のほとんどを残している。好みの偏りではなく食べない。
(誰か注意をしなかったの?)
食事は健康や成長に直結する問題だ。それをおざなりにされたままなのはサラにはあまりに訝しかった。現に彼は年齢に見合った成長を満たしていない。
見過ごすことはできないが、どこまで踏み込んでいいものか。王子を前に言葉をためらっていると、
「我慢していたら、平気になった」
とスプーンを置いた。もう十分らしい。
サラには「我慢」が気になった。どう言う意味か。
「毒を盛られたことがある。弱毒を少量徐々に盛り続けると怪しまれずに毒殺できるらしい。元々弱毒だ。更に量も減らしてやれば効果は減る」
「まさか、王子様に誰が毒なんて……」
「こんな冗談が面白いか? 僕も母上のように幻想を見てそれを口にしていると?」
サラを見返した彼の瞳は揺らがなかった。華奢な顎から首にかけての線の細さ。彼女は背筋が寒くなった。
首を振った。嘘とは思えなかった。
(そうであればいいのに)
両手を強く組みながら問う。声が低くなる。
「誰がそんな恐ろしいことを……?」
「僕が死ねば溜飲が下がる人はいる。殺すまでに至らなくても、第二王子が成長不良に仕上がったことで満足なのではないかな」
「……王妃様?」
王子はぱちりと瞬きをした。頷きもしなかったが、否定もなかった。
王妃が第一王子を出産したのは二十年前だ。のち王は新たに側室を持ち、そこに誕生したのがクリーヴァー王子だった。
ふとサラはエミリ大伯母の手紙の一節を思い出す。
『……お仕えしてより長らくエイミは心を病みがちでしたが、……』
エイミが不調をきたしたのは後宮に入ってからのことだ。その事実と王妃の存在が繋がった。王子に毒を盛ることも辞さない人だ。側室を追い詰めることなど容易いだろう。
後宮は王妃を始め側室が子供と共に住まう王の私的な宮殿のことだ。王子もそこで生まれ育った。王宮内にあってより閉じられた世界だ。王妃がその宮殿を支配する。狭い世界での絶対者。
(どれほどの目に遭われたのか……)
サラには想像も及ばないが、ただひたすらお気の毒に思う。雲の上の世界であるのに、行われていることは彼女が出てきた館でのことと色味は変わらない。より壮絶ではあるが。
(弱い立場の者へのいじめという憂さ晴らし)
目を伏せて唇を噛んだ。
「何か言いたげだな」
「……ここのお食事は安全です。もう少し召し上がらないと…」
「我慢が過ぎて、もうそれほど食べられない」
その言葉にサラは涙が抑えられなかった。理不尽に傷つけられ病んだ母を見ながら、王子は懸命に戦ってきた。成長に著しく障るほど空腹に耐え続けた。
王子の来し方に嗚咽するほど反応してしまうのは、自分の過去に少しかぶるからかもしれない。彼女だって継母らに理不尽に権利を奪われて、将来を踏み躙られてきた。
サラは涙を何とか始末しながら考えた。ここにいる間は彼にできる限り栄養をとってもらいたい。
(まだ遅過ぎることはない)
王子はサラを青い目で見つめる。何を思うのか少し笑っていた。
「王子は十三歳で後宮を出る決まりだ。だからその支配も及ばない。それもあってここに来た」
サラには王宮の決まり事は謎めいていた。王子の身分ならそんなしがらみは超越できなかったのかと悔しい気もする。彼が犠牲にならずとも誰か救いの手を差し伸べる人がいなかったのだろうか。
「今回の件もダリアが骨を折ってくれた。王子の警護は彼の任ではないから反対もあったようだ」
「……そうなのですか」
「だから、泣くな」
サラは頷いた。涙は彼への憐憫になる。それを王子は喜ぶことはないだろう。
邸でのサラの日々に王子の食事管理が加わった。
栄養価の高いものを食卓に載せるが、食べてもらえなければ意味がない。
婆やに相談すると意外な案が出てきた。
「量をお召し上がりになれないのなら、食事の数を増やしたらどうでしょう」
「確かにそうね」
ごく少量なら喉を通るかもしれない。その回数を増やしていけば、そのうち量も摂取できるようになるのでは。
その日から始めた。通常の三食の他に二度食事を増やしてみた。それぞれは王子が食べ切れるほどのごく少量だ。
ほんの一口のスープやちんまりと料理が盛られた皿を前に、彼は
「鳥のエサみたいだ」
とそれは平らげてくれた。
数日様子を見るが、総じて以前よりは食事量は摂れることが確認できた。
サラが経過に気を良くしていると、ある時王子が食卓に着かないことがあった。声をかけても知らん顔で本を読んでいる。
(空腹ではないだろうけれど)
邸での滞在はエイミの療養が主眼だったが、王子にとっても絶好の機会だ。気が向かないなどの我がままに従っていたら、改善するものも改善しない。
「本はお食事が済まれてからになさいませ」
声をかけるサラをうるさいとばかりに背を向けてしまった。どうしたのかと側に行き顔をのぞいた。本に伏せた表情は笑いを堪えるように歪んでいる。
サラの反応を面白がっているようだった。
(人の気も知らないで)
彼女は王子の手から本をそっと抜き取った。傍らに置く。
「今はお食事のお時間です。せっかくのお料理が無駄になってしまいます」
「要らない。無駄にしたくないのなら、姉やが食べろ」
皿の品はサラと婆やの心尽くしだ。王子の為にと特に用意している。
王子はてこでも動かないと頭の後ろに腕を組んだ。サラを見上げてにんまりと笑った。彼女を困らせて楽しんでいるのがわかる。
子供じみたいたずらで腹も立たないが、早めに食べてもらわなければ次の食事に障る。またおいしいうちに食べてほしい。そんな焦りもある。
サラは王子の空いた脇に腕を入れた。そのまま力を込めて抱きかかえた。重いが運べないこともない。しっかりと抱き上げる。
驚いたのは王子だ。
「何をする?!」
「お小さいお子様のようですもの。そのように扱って差し上げます」
そのまま食卓に運ぶ。脚で引いた椅子に王子を座らせた。
彼はむっつりとした顔をサラに向ける。子供扱いするなと言いたいのだろうが、何も言わなかった。
フォークを取り上げ皿の料理を口に運んだ。
これ以降彼が食事を拒否することはなくなった。全てサラが彼の健康を憂いての心配りだとよく理解しているようだった。
ただ、甘えなのかじゃれなのか、彼女の前で両手をあげて見せることがままある。抱えて運べという横着ではなくサラに抱き上げてもらいたいらしい。
(そういえば、ダリア……ガラハッド公爵にも抱きかかえられていたわ)
安心できる人にそうしてもらうことで安らぐのかもしれない。サラはそう思った。王子の育った後宮では、身近にそれを叶えてくれる人はいなかったのだろうか。
王子のその仕草にきゅっと胸を締めつけられるような切なさが走る。彼にとっては等しくはとこ。その彼女へも同じ甘えを求めているのを感じた。
サラの細腕にはしっかりと重い彼を抱いてあげると、王子は彼女の首筋に顔を押し当てた。
孤独な彼に甘えられている。そうでありながら、繋がりさえ知らなかったはとこの存在に、彼女も欠けた何かを
(埋めてもらっている)
そう気づいていた。
邸を訪れる人もいない。静かな日常の中でサラとクリーヴァー王子は親しくなっていった。
荒れた庭の奥から崖に繋がる道がある。木々に囲まれた小道を散歩するのが二人の日課になった。
彼はサラを「姉や」と呼び、たまにサラとも呼んだ。
二人は多くの時間を共有し自然に理解し合った。姉弟の関係に似て親友のようでもある。サラは控え目に分を守るが、王子は彼女のそんな遠慮を嫌った。
さらりとした青味のある黒髪を揺らし、強い瞳でサラを見つめる。
そうやって苛立ちを表すのが常だった。自律心が強く感情をぶつけてくることはない。生来の性質もあるだろうが、環境も大きいのでは、と彼女は思った。
崖の淵から少し離れて海を眺める。荒れた波が岩壁にぶつかり砕けるのを見つめた。風が強く王子の華奢な首が痛々しいほど寒そうだった。
思いついて、サラは自分の持ち物から彼にスカーフを作ってあげた。それをくるりと巻いて流してやると、彼はくすぐったそうに首をすくめる。
細い体は散歩の後には寒さに震えることもある。そんな時はすぐに熱い湯を用意させ入浴させた。膝を抱えて湯に浸る彼の肩に温まるよう湯をかけてやったりもした。
王子は心を病んだ母の側でムラのある愛情を注がれて育った。
「母上が晴れやかに笑うのを知らない」
は王子の言葉だ。それに淡々と繋いだ。
「僕はまともでないといけない」
サラは王宮を知らない。しかし、彼ら母子に多くの視線が集まっていることは想像がつく。決して好意的なものばかりではない。王子の言動の何かを捉えて「母譲り」と見なす人々はきっとある。
実際それらの声を王子は耳にし、姿を目に焼きつけているのではないか。今より幼い彼がどのように乗り越えたのか。残酷に思えた。
これはごく初期に気づいたことだが、クリーヴァー王子は極端に食事が細い。出された品のほとんどを残している。好みの偏りではなく食べない。
(誰か注意をしなかったの?)
食事は健康や成長に直結する問題だ。それをおざなりにされたままなのはサラにはあまりに訝しかった。現に彼は年齢に見合った成長を満たしていない。
見過ごすことはできないが、どこまで踏み込んでいいものか。王子を前に言葉をためらっていると、
「我慢していたら、平気になった」
とスプーンを置いた。もう十分らしい。
サラには「我慢」が気になった。どう言う意味か。
「毒を盛られたことがある。弱毒を少量徐々に盛り続けると怪しまれずに毒殺できるらしい。元々弱毒だ。更に量も減らしてやれば効果は減る」
「まさか、王子様に誰が毒なんて……」
「こんな冗談が面白いか? 僕も母上のように幻想を見てそれを口にしていると?」
サラを見返した彼の瞳は揺らがなかった。華奢な顎から首にかけての線の細さ。彼女は背筋が寒くなった。
首を振った。嘘とは思えなかった。
(そうであればいいのに)
両手を強く組みながら問う。声が低くなる。
「誰がそんな恐ろしいことを……?」
「僕が死ねば溜飲が下がる人はいる。殺すまでに至らなくても、第二王子が成長不良に仕上がったことで満足なのではないかな」
「……王妃様?」
王子はぱちりと瞬きをした。頷きもしなかったが、否定もなかった。
王妃が第一王子を出産したのは二十年前だ。のち王は新たに側室を持ち、そこに誕生したのがクリーヴァー王子だった。
ふとサラはエミリ大伯母の手紙の一節を思い出す。
『……お仕えしてより長らくエイミは心を病みがちでしたが、……』
エイミが不調をきたしたのは後宮に入ってからのことだ。その事実と王妃の存在が繋がった。王子に毒を盛ることも辞さない人だ。側室を追い詰めることなど容易いだろう。
後宮は王妃を始め側室が子供と共に住まう王の私的な宮殿のことだ。王子もそこで生まれ育った。王宮内にあってより閉じられた世界だ。王妃がその宮殿を支配する。狭い世界での絶対者。
(どれほどの目に遭われたのか……)
サラには想像も及ばないが、ただひたすらお気の毒に思う。雲の上の世界であるのに、行われていることは彼女が出てきた館でのことと色味は変わらない。より壮絶ではあるが。
(弱い立場の者へのいじめという憂さ晴らし)
目を伏せて唇を噛んだ。
「何か言いたげだな」
「……ここのお食事は安全です。もう少し召し上がらないと…」
「我慢が過ぎて、もうそれほど食べられない」
その言葉にサラは涙が抑えられなかった。理不尽に傷つけられ病んだ母を見ながら、王子は懸命に戦ってきた。成長に著しく障るほど空腹に耐え続けた。
王子の来し方に嗚咽するほど反応してしまうのは、自分の過去に少しかぶるからかもしれない。彼女だって継母らに理不尽に権利を奪われて、将来を踏み躙られてきた。
サラは涙を何とか始末しながら考えた。ここにいる間は彼にできる限り栄養をとってもらいたい。
(まだ遅過ぎることはない)
王子はサラを青い目で見つめる。何を思うのか少し笑っていた。
「王子は十三歳で後宮を出る決まりだ。だからその支配も及ばない。それもあってここに来た」
サラには王宮の決まり事は謎めいていた。王子の身分ならそんなしがらみは超越できなかったのかと悔しい気もする。彼が犠牲にならずとも誰か救いの手を差し伸べる人がいなかったのだろうか。
「今回の件もダリアが骨を折ってくれた。王子の警護は彼の任ではないから反対もあったようだ」
「……そうなのですか」
「だから、泣くな」
サラは頷いた。涙は彼への憐憫になる。それを王子は喜ぶことはないだろう。
邸でのサラの日々に王子の食事管理が加わった。
栄養価の高いものを食卓に載せるが、食べてもらえなければ意味がない。
婆やに相談すると意外な案が出てきた。
「量をお召し上がりになれないのなら、食事の数を増やしたらどうでしょう」
「確かにそうね」
ごく少量なら喉を通るかもしれない。その回数を増やしていけば、そのうち量も摂取できるようになるのでは。
その日から始めた。通常の三食の他に二度食事を増やしてみた。それぞれは王子が食べ切れるほどのごく少量だ。
ほんの一口のスープやちんまりと料理が盛られた皿を前に、彼は
「鳥のエサみたいだ」
とそれは平らげてくれた。
数日様子を見るが、総じて以前よりは食事量は摂れることが確認できた。
サラが経過に気を良くしていると、ある時王子が食卓に着かないことがあった。声をかけても知らん顔で本を読んでいる。
(空腹ではないだろうけれど)
邸での滞在はエイミの療養が主眼だったが、王子にとっても絶好の機会だ。気が向かないなどの我がままに従っていたら、改善するものも改善しない。
「本はお食事が済まれてからになさいませ」
声をかけるサラをうるさいとばかりに背を向けてしまった。どうしたのかと側に行き顔をのぞいた。本に伏せた表情は笑いを堪えるように歪んでいる。
サラの反応を面白がっているようだった。
(人の気も知らないで)
彼女は王子の手から本をそっと抜き取った。傍らに置く。
「今はお食事のお時間です。せっかくのお料理が無駄になってしまいます」
「要らない。無駄にしたくないのなら、姉やが食べろ」
皿の品はサラと婆やの心尽くしだ。王子の為にと特に用意している。
王子はてこでも動かないと頭の後ろに腕を組んだ。サラを見上げてにんまりと笑った。彼女を困らせて楽しんでいるのがわかる。
子供じみたいたずらで腹も立たないが、早めに食べてもらわなければ次の食事に障る。またおいしいうちに食べてほしい。そんな焦りもある。
サラは王子の空いた脇に腕を入れた。そのまま力を込めて抱きかかえた。重いが運べないこともない。しっかりと抱き上げる。
驚いたのは王子だ。
「何をする?!」
「お小さいお子様のようですもの。そのように扱って差し上げます」
そのまま食卓に運ぶ。脚で引いた椅子に王子を座らせた。
彼はむっつりとした顔をサラに向ける。子供扱いするなと言いたいのだろうが、何も言わなかった。
フォークを取り上げ皿の料理を口に運んだ。
これ以降彼が食事を拒否することはなくなった。全てサラが彼の健康を憂いての心配りだとよく理解しているようだった。
ただ、甘えなのかじゃれなのか、彼女の前で両手をあげて見せることがままある。抱えて運べという横着ではなくサラに抱き上げてもらいたいらしい。
(そういえば、ダリア……ガラハッド公爵にも抱きかかえられていたわ)
安心できる人にそうしてもらうことで安らぐのかもしれない。サラはそう思った。王子の育った後宮では、身近にそれを叶えてくれる人はいなかったのだろうか。
王子のその仕草にきゅっと胸を締めつけられるような切なさが走る。彼にとっては等しくはとこ。その彼女へも同じ甘えを求めているのを感じた。
サラの細腕にはしっかりと重い彼を抱いてあげると、王子は彼女の首筋に顔を押し当てた。
孤独な彼に甘えられている。そうでありながら、繋がりさえ知らなかったはとこの存在に、彼女も欠けた何かを
(埋めてもらっている)
そう気づいていた。
11
あなたにおすすめの小説
【完結】転生したらラスボスの毒継母でした!
白雨 音
恋愛
妹シャルリーヌに裕福な辺境伯から結婚の打診があったと知り、アマンディーヌはシャルリーヌと入れ替わろうと画策する。
辺境伯からは「息子の為の白い結婚、いずれ解消する」と宣言されるが、アマンディーヌにとっても都合が良かった。「辺境伯の財で派手に遊び暮らせるなんて最高!」義理の息子など放置して遊び歩く気満々だったが、義理の息子に会った瞬間、卒倒した。
夢の中、前世で読んだ小説を思い出し、義理の息子は将来世界を破滅させようとするラスボスで、自分はその一因を作った毒継母だと知った。破滅もだが、何より自分の死の回避の為に、義理の息子を真っ当な人間に育てようと誓ったアマンディーヌの奮闘☆
異世界転生、家族愛、恋愛☆ 短めの長編(全二十一話です)
《完結しました》 お読み下さり、お気に入り、エール、いいね、ありがとうございます☆
溺愛最強 ~気づいたらゲームの世界に生息していましたが、悪役令嬢でもなければ断罪もされないので、とにかく楽しむことにしました~
夏笆(なつは)
恋愛
「おねえしゃま。こえ、すっごくおいしいでし!」
弟のその言葉は、晴天の霹靂。
アギルレ公爵家の長女であるレオカディアは、その瞬間、今自分が生きる世界が前世で楽しんだゲーム「エトワールの称号」であることを知った。
しかし、自分は王子エルミニオの婚約者ではあるものの、このゲームには悪役令嬢という役柄は存在せず、断罪も無いので、攻略対象とはなるべく接触せず、穏便に生きて行けば大丈夫と、生きることを楽しむことに決める。
醤油が欲しい、うにが食べたい。
レオカディアが何か「おねだり」するたびに、アギルレ領は、周りの領をも巻き込んで豊かになっていく。
既にゲームとは違う展開になっている人間関係、その学院で、ゲームのヒロインは前世の記憶通りに攻略を開始するのだが・・・・・?
小説家になろうにも掲載しています。
虚弱体質?の脇役令嬢に転生したので、食事療法を始めました
たくわん
恋愛
「跡継ぎを産めない貴女とは結婚できない」婚約者である公爵嫡男アレクシスから、冷酷に告げられた婚約破棄。その場で新しい婚約者まで紹介される屈辱。病弱な侯爵令嬢セラフィーナは、社交界の哀れみと嘲笑の的となった。
私が王子との結婚式の日に、妹に毒を盛られ、公衆の面前で辱められた。でも今、私は時を戻し、運命を変えに来た。
MayonakaTsuki
恋愛
王子との結婚式の日、私は最も信頼していた人物――自分の妹――に裏切られた。毒を盛られ、公開の場で辱められ、未来の王に拒絶され、私の人生は血と侮辱の中でそこで終わったかのように思えた。しかし、死が私を迎えたとき、不可能なことが起きた――私は同じ回廊で、祭壇の前で目を覚まし、あらゆる涙、嘘、そして一撃の記憶をそのまま覚えていた。今、二度目のチャンスを得た私は、ただ一つの使命を持つ――真実を突き止め、奪われたものを取り戻し、私を破滅させた者たちにその代償を払わせる。もはや、何も以前のままではない。何も許されない。
王子の寝た子を起こしたら、夢見る少女では居られなくなりました!
こさか りね
恋愛
私、フェアリエル・クリーヴランドは、ひょんな事から前世を思い出した。
そして、気付いたのだ。婚約者が私の事を良く思っていないという事に・・・。
婚約者の態度は前世を思い出した私には、とても耐え難いものだった。
・・・だったら、婚約解消すれば良くない?
それに、前世の私の夢は『のんびりと田舎暮らしがしたい!』と常々思っていたのだ。
結婚しないで済むのなら、それに越したことはない。
「ウィルフォード様、覚悟する事ね!婚約やめます。って言わせてみせるわ!!」
これは、婚約解消をする為に奮闘する少女と、本当は好きなのに、好きと気付いていない王子との攻防戦だ。
そして、覚醒した王子によって、嫌でも成長しなくてはいけなくなるヒロインのコメディ要素強めな恋愛サクセスストーリーが始まる。
※序盤は恋愛要素が少なめです。王子が覚醒してからになりますので、気長にお読みいただければ嬉しいです。
【完結】転生白豚令嬢☆前世を思い出したので、ブラコンではいられません!
白雨 音
恋愛
エリザ=デュランド伯爵令嬢は、学院入学時に転倒し、頭を打った事で前世を思い出し、
《ここ》が嘗て好きだった小説の世界と似ている事に気付いた。
しかも自分は、義兄への恋を拗らせ、ヒロインを貶める為に悪役令嬢に加担した挙句、
義兄と無理心中バッドエンドを迎えるモブ令嬢だった!
バッドエンドを回避する為、義兄への恋心は捨て去る事にし、
前世の推しである悪役令嬢の弟エミリアンに狙いを定めるも、義兄は気に入らない様で…??
異世界転生:恋愛 ※魔法無し
《完結しました》 お読み下さり、お気に入り、エール、ありがとうございます☆
目覚めたら魔法の国で、令嬢の中の人でした
エス
恋愛
転生JK×イケメン公爵様の異世界スローラブ
女子高生・高野みつきは、ある日突然、異世界のお嬢様シャルロットになっていた。
過保護すぎる伯爵パパに泣かれ、無愛想なイケメン公爵レオンといきなりお見合いさせられ……あれよあれよとレオンの婚約者に。
公爵家のクセ強ファミリーに囲まれて、能天気王太子リオに振り回されながらも、みつきは少しずつ異世界での居場所を見つけていく。
けれど心の奥では、「本当にシャルロットとして生きていいのか」と悩む日々。そんな彼女の夢に現れた“本物のシャルロット”が、みつきに大切なメッセージを託す──。
これは、異世界でシャルロットとして生きることを託された1人の少女の、葛藤と成長の物語。
イケメン公爵様とのラブも……気づけばちゃんと育ってます(たぶん)
※他サイトに投稿していたものを、改稿しています。
※他サイトにも投稿しています。
冷徹宰相様の嫁探し
菱沼あゆ
ファンタジー
あまり裕福でない公爵家の次女、マレーヌは、ある日突然、第一王子エヴァンの正妃となるよう、申し渡される。
その知らせを持って来たのは、若き宰相アルベルトだったが。
マレーヌは思う。
いやいやいやっ。
私が好きなのは、王子様じゃなくてあなたの方なんですけど~っ!?
実家が無害そう、という理由で王子の妃に選ばれたマレーヌと、冷徹宰相の恋物語。
(「小説家になろう」でも公開しています)
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる