異世界転生装置

むねじゅ

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ネットサーフィン

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俺は、今とてもつまらない。
仕事、結婚、子供、世の中の幸福だと思われるものを手にしてると思う。
が、つまらない、
他人には「幸せ者だね」と言われる。
しかし、俺は全く幸せではない。
妻や子供が嫌いな訳でもないが。。。
なんというか、興味がない。愛してるフリが一番当てはまるだろう…
会社の成績も上々、給料もいい。
貯金も一億ちょい超えた。このまま働いていれば老後の心配もないだろう。
しかし、この仕事が一番つまらない。
会社も今すぐ辞めたいぐらいだ。
人生で幸せと感じた事がない。

深夜、俺はネットサーフィンをしながらそんな事を考えていた。
こんな俺でも趣味はある。異世界小説にハマっている。
俺はネットで面白そうな異世界小説がないか探していた。
するとあるサイトリンクを発見する。

『異世界転生装置』

「異世界転生装置?なんだこれ?ネタサイトか?」

俺はリンクをクリックし、そのサイトを見てみた。
サイトにはこう書いてあった。
『転送料:お客様の全財産』
『連絡先:XXXX@XXXXX』

「へ…これだけ?おいおい、全財産ってあほか…」
普通ならこんなサイトすぐ閉じてしまうが…
俺は何故か魔法が掛かったようにその連絡先にメールを出していた。
ほどなくメールの返信が来た。
内容は、「いつでも異世界に行く気があるなら装置のある場所へ来てください」との事だ。
あと住所が書いてあった。

「これは冗談か…?」
もし嘘だとしてもどんな装置なのか見たくもなった。
しかも、場所は偶然?にも俺の通っていた有名大学だった。
「俺の行ってた大学かよっ?オタクサークルなんてあったか?」

俺は溜息を付くとパソコンを閉じて就寝した。

そして、次の日の深夜
もう一度ネットであのサイトを見たのだがなんとサイトが閉じていた。
念のため「異世界転生装置」と何度も検索しても、あのサイトを発見する事は出来なかった…

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