3 / 8
ぬいぐるみの世界
二話 ぬいぐるみの戦争??
しおりを挟む
「戦争って、どういうことですか?」
「その名の通り戦争だよ!かずとも戦争の意味くらいわかるよねーーー」甲高い声の主が答えた。なんだか僕を馬鹿にしているような言い方だ。
僕の求めていた答えは、こんな答えじゃない。僕は、ぬいぐるみが戦争するっていうことがどういうことか知りたかったんだ。
「おい、甲高い声のぬいぐるみ! ちゃんと答えてくれ。」僕は、ちょっとむかついたので、言い返した。
「ごめんごめん、でも、その呼び方はやめなさい!」少し怒り気味で僕に言ってきた。
「じゃあなんて呼べばいいのですか」
「なんでもいいよ、あと、その敬語もやめてくれない」
「わかったよ、これからは、もっと普通に喋るよ」僕は人間の時、友達と会話することがなかったため、喋り方に困ったのだ。
「俺のこと何って呼んでくれるんだい?」楽しそうに質問してきた。
少し考えた。
「そうだなー、甲高い声だからカンって呼ぶよ」
「OK」
「結局戦争ってどういうことなの?」僕は、すぐに話を戻した。
「説明しよう!」カンは、博士のように話し始めた。
「今の時間は、7時。この店は、10時に開店する。開店と同時にたくさんの人がこのショッピングセンターには行ってくる。
でも、この場所に来て、俺たちを買ってくれる人は、1日に1人か2人だ。多くの客は、触るだけ触って「かわいーー」「やわらか~い」などいい、去っていく。時々、床に落とされて放置されることもある。
俺たちの戦争は、単純だ!1日に数個しか売れないぬいぐるみの中に入ることだ!
このまま、買ってもらえず時間が経っていくと俺たちは、捨てられる。すでに、俺がここにきて2週間、この2週間んで、10個のぬいぐるみが捨てられるている。その捨てられたぬいぐるみは、大体が入荷されて3週間くらいたったぬいぐるみだ。だから、俺は、あと1週間で売れないと捨てられてしまう。かずとも、あと3週間くらい経てば、捨てられるかもしれない。どうにかして、誰かに買ってもらうために、ここで様々な争いが起こる。その争いが、10時から始まる。だから、今から戦争が始まるといったんだ。わかってくれたか。」
カンの顔がとても深刻な表情になっていた。
「わかった」僕はそう返事した。この時僕は、人間の時に俺が買ってもらったぬいぐるみも、この戦争を乗り越えたんだと思った。
「よし!その戦争で勝って誰かに買ってもらおう」とても気合いが入った。正直できるかどうかわからない。でもやらなくちゃいけない。
今は8時だから、あと2時間後その時戦争が始まる。今からが新しい僕の人生のスタートだ!みんなで、飼い主を見つけて買ってもらうぞおー!
「あっ、ひとつ言い忘れていた、ぬいぐるみ同士は、喋れるけれど、人とは会話できないからな! あと、人間に動いているところを見られると消えてしまうからね!」「それじゃあ、頑張るぞ」
しかし、この世界には、ぬいぐるみとーー-------------------------できたりする人もいるらい」
1時間59分後 9時59分
すべてのぬいぐるみが楽しそうな表情で起き上がった。みんな、一緒な色で一緒な形をしている。自分も、あんな感じなんだろなぁと思ってた。鏡が近くにあったので、のぞいてみた。鏡に映っているのは、ドーナツのような丸型で直径50センチ程度の茶色のぬいぐるみだ。どこにでもいそうなぬいぐるみだ。そう考えているうちに、10時まで、残り5秒になった。
周りのぬいぐるみの顔がとても真剣な表情になった。
時計の秒針がカチカチ動いている。
5
4
3
2
1
戦争開始!
こうして、僕たちの戦争が始まった。
「その名の通り戦争だよ!かずとも戦争の意味くらいわかるよねーーー」甲高い声の主が答えた。なんだか僕を馬鹿にしているような言い方だ。
僕の求めていた答えは、こんな答えじゃない。僕は、ぬいぐるみが戦争するっていうことがどういうことか知りたかったんだ。
「おい、甲高い声のぬいぐるみ! ちゃんと答えてくれ。」僕は、ちょっとむかついたので、言い返した。
「ごめんごめん、でも、その呼び方はやめなさい!」少し怒り気味で僕に言ってきた。
「じゃあなんて呼べばいいのですか」
「なんでもいいよ、あと、その敬語もやめてくれない」
「わかったよ、これからは、もっと普通に喋るよ」僕は人間の時、友達と会話することがなかったため、喋り方に困ったのだ。
「俺のこと何って呼んでくれるんだい?」楽しそうに質問してきた。
少し考えた。
「そうだなー、甲高い声だからカンって呼ぶよ」
「OK」
「結局戦争ってどういうことなの?」僕は、すぐに話を戻した。
「説明しよう!」カンは、博士のように話し始めた。
「今の時間は、7時。この店は、10時に開店する。開店と同時にたくさんの人がこのショッピングセンターには行ってくる。
でも、この場所に来て、俺たちを買ってくれる人は、1日に1人か2人だ。多くの客は、触るだけ触って「かわいーー」「やわらか~い」などいい、去っていく。時々、床に落とされて放置されることもある。
俺たちの戦争は、単純だ!1日に数個しか売れないぬいぐるみの中に入ることだ!
このまま、買ってもらえず時間が経っていくと俺たちは、捨てられる。すでに、俺がここにきて2週間、この2週間んで、10個のぬいぐるみが捨てられるている。その捨てられたぬいぐるみは、大体が入荷されて3週間くらいたったぬいぐるみだ。だから、俺は、あと1週間で売れないと捨てられてしまう。かずとも、あと3週間くらい経てば、捨てられるかもしれない。どうにかして、誰かに買ってもらうために、ここで様々な争いが起こる。その争いが、10時から始まる。だから、今から戦争が始まるといったんだ。わかってくれたか。」
カンの顔がとても深刻な表情になっていた。
「わかった」僕はそう返事した。この時僕は、人間の時に俺が買ってもらったぬいぐるみも、この戦争を乗り越えたんだと思った。
「よし!その戦争で勝って誰かに買ってもらおう」とても気合いが入った。正直できるかどうかわからない。でもやらなくちゃいけない。
今は8時だから、あと2時間後その時戦争が始まる。今からが新しい僕の人生のスタートだ!みんなで、飼い主を見つけて買ってもらうぞおー!
「あっ、ひとつ言い忘れていた、ぬいぐるみ同士は、喋れるけれど、人とは会話できないからな! あと、人間に動いているところを見られると消えてしまうからね!」「それじゃあ、頑張るぞ」
しかし、この世界には、ぬいぐるみとーー-------------------------できたりする人もいるらい」
1時間59分後 9時59分
すべてのぬいぐるみが楽しそうな表情で起き上がった。みんな、一緒な色で一緒な形をしている。自分も、あんな感じなんだろなぁと思ってた。鏡が近くにあったので、のぞいてみた。鏡に映っているのは、ドーナツのような丸型で直径50センチ程度の茶色のぬいぐるみだ。どこにでもいそうなぬいぐるみだ。そう考えているうちに、10時まで、残り5秒になった。
周りのぬいぐるみの顔がとても真剣な表情になった。
時計の秒針がカチカチ動いている。
5
4
3
2
1
戦争開始!
こうして、僕たちの戦争が始まった。
応援ありがとうございます!
0
お気に入りに追加
5
1 / 5
この作品を読んでいる人はこんな作品も読んでいます!
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる