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ぬいぐるみの世界
一話 僕がぬいぐるみに!?
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目が覚めた。
あたり一面が、真っ暗だ。なんだここは、思考を働かせた。その時だ!
突然聞き覚えのない、甲高い声が聞こえた。「おい!新人やっと目覚めたか、早速名前を教えてくれ!」
誰だ?
人前で自分の名前を言うのは、新クラスになった時の自己紹介以来だ。
「僕の名前は、糸無見 数人(いとなみ かずと)です。
「長い名前だな、そっかお前は、人間の世界からきたんだな、時々いるんだよなー そういう長い名前のヤツ。
かずとって呼ばせてもらうぜ、短い時間だけどよろしく」と、甲高い声で答えてきた。
人間の世界?まだ、僕はまだ状況を理解できていない。
とにかく、知りたいことはたくさんあるから、一つ一つ聞いていこう。僕はそう思った。
「ここはどこですか?」
「聞いて驚くなよ!」................
「ここは、ショッピングセンターのぬいぐるみ販売店だ!!」..................................................
「ぬいぐるみ販売店?」僕は、つぶやいた。
「もしかして、あなたたちぬいぐるみですか!?」 なんとなく、そう思い聞いてみた。
「ああ、そうだよ、あとお前もぬいぐるみだぞ」
おれがぬいぐるみ?えっ!そんなわけがない、僕は、 あっ! そうだ、死んだんだ。
でも、生まれ変わってぬいぐるみ!? ないない。普通生まれ変わったら、犬とか猫とかになるんじゃないのか、そう思ったけれど、おそらく甲高い声の主が言っていることは、正しい。
さっきから、周りにある、このふわふわの物は、間違いなく昔から長年触り続けてきた、ぬいぐるみだ。 まあ、この疑問も、視界が明るくなれば、少し解決するだろう。そう思った。
「この周りのものどけてくれませんか?」とお願いした。
「自分で退けられるぞ」答えが返ってきた。
「僕動けるの?」
「もちろん!」
僕は、手に力を入れ、周りのものを動かした。重い。重い。これ本当にぬいぐるみ!そう思った。
「コロコロ」一つ頭上のものが音を立てながら転がった。突如、巨大なLEDライトで顔を照らされたように、周りが明るくなり、明るい光景が目に入ってきた。
僕が見た光景は、灯りがついていない蛍光灯が、四つと【バーゲンセール!ぬいぐるみ2つで1000円】と書いてあるもだ。 その時僕は、やっと大体の状況を理解できた。
ふと疑問に思ったことがある。なんで、他のぬいぐるみは、動かないし喋らないんだろう。これも聞けばわかることだ。
「なんで他のぬいぐるみは、動かないのですか?」聞いてみた。
「寝てるんだよ」そう答えた。
ぬいぐるみも寝れるんだなと考えていた。僕は、これ以上深く考えないことにした、もしこれ以上深く考えると頭の整理がつかなくなるからだ。
状況を整理しよう。
まず、死んでそして生まれ変わり、ぬいぐるみになり、今商品として売られているということか。不思議な話だ。
最後に一つ質問しておこう。
「これからどんなことが起きるんですか?」
少しの間の後甲高い声の主は答えた。
「戦争だよ!」
「戦争!?」
思わず声に出してしまった。
また一つ疑問が増えてしまった。戦争とは、どういうことだろう。やっぱり、聞かないと疑問は、疑問は解決しない。そう思い、最後の質問なんてことは、取り消そう。
続く
あたり一面が、真っ暗だ。なんだここは、思考を働かせた。その時だ!
突然聞き覚えのない、甲高い声が聞こえた。「おい!新人やっと目覚めたか、早速名前を教えてくれ!」
誰だ?
人前で自分の名前を言うのは、新クラスになった時の自己紹介以来だ。
「僕の名前は、糸無見 数人(いとなみ かずと)です。
「長い名前だな、そっかお前は、人間の世界からきたんだな、時々いるんだよなー そういう長い名前のヤツ。
かずとって呼ばせてもらうぜ、短い時間だけどよろしく」と、甲高い声で答えてきた。
人間の世界?まだ、僕はまだ状況を理解できていない。
とにかく、知りたいことはたくさんあるから、一つ一つ聞いていこう。僕はそう思った。
「ここはどこですか?」
「聞いて驚くなよ!」................
「ここは、ショッピングセンターのぬいぐるみ販売店だ!!」..................................................
「ぬいぐるみ販売店?」僕は、つぶやいた。
「もしかして、あなたたちぬいぐるみですか!?」 なんとなく、そう思い聞いてみた。
「ああ、そうだよ、あとお前もぬいぐるみだぞ」
おれがぬいぐるみ?えっ!そんなわけがない、僕は、 あっ! そうだ、死んだんだ。
でも、生まれ変わってぬいぐるみ!? ないない。普通生まれ変わったら、犬とか猫とかになるんじゃないのか、そう思ったけれど、おそらく甲高い声の主が言っていることは、正しい。
さっきから、周りにある、このふわふわの物は、間違いなく昔から長年触り続けてきた、ぬいぐるみだ。 まあ、この疑問も、視界が明るくなれば、少し解決するだろう。そう思った。
「この周りのものどけてくれませんか?」とお願いした。
「自分で退けられるぞ」答えが返ってきた。
「僕動けるの?」
「もちろん!」
僕は、手に力を入れ、周りのものを動かした。重い。重い。これ本当にぬいぐるみ!そう思った。
「コロコロ」一つ頭上のものが音を立てながら転がった。突如、巨大なLEDライトで顔を照らされたように、周りが明るくなり、明るい光景が目に入ってきた。
僕が見た光景は、灯りがついていない蛍光灯が、四つと【バーゲンセール!ぬいぐるみ2つで1000円】と書いてあるもだ。 その時僕は、やっと大体の状況を理解できた。
ふと疑問に思ったことがある。なんで、他のぬいぐるみは、動かないし喋らないんだろう。これも聞けばわかることだ。
「なんで他のぬいぐるみは、動かないのですか?」聞いてみた。
「寝てるんだよ」そう答えた。
ぬいぐるみも寝れるんだなと考えていた。僕は、これ以上深く考えないことにした、もしこれ以上深く考えると頭の整理がつかなくなるからだ。
状況を整理しよう。
まず、死んでそして生まれ変わり、ぬいぐるみになり、今商品として売られているということか。不思議な話だ。
最後に一つ質問しておこう。
「これからどんなことが起きるんですか?」
少しの間の後甲高い声の主は答えた。
「戦争だよ!」
「戦争!?」
思わず声に出してしまった。
また一つ疑問が増えてしまった。戦争とは、どういうことだろう。やっぱり、聞かないと疑問は、疑問は解決しない。そう思い、最後の質問なんてことは、取り消そう。
続く
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