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『猟奇的、美形兄は』
14:弟、頭痛につき
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「ま、まなが……今、おパンティを脱……ぐはッ」
目の前で全裸待機し、実況をする兄があまりにもうっとおしいのでタオルでひっぱたく。その時スマホを誤操作してしまったらしく、連射が発動。なんてこったな状況に!
「んんんんん! おパンティ食い破りたああああああああい!」
兄はタオルを被ったまま狭い脱衣所で奇声をあげた。キチガイである。
「あ、あれ? まな?」
その間に愛都は浴室へ。早いところ避難した方が身のためである。
「まな! おパンティは?!」
質問の意味が解かりかねた。
**
「まな! 見よ。俺の肉体美を」
相変わらず股間を振り回しつつポーズを決める兄。目の前は股間でいっぱいだ。
──お兄ちゃんの股間も、そろそろ目に焼きつくくらい見飽きてきたんだけどなあ。
返事に困ったので両手で口元を覆っていると、”わあ!素敵”と勘違いした兄が腕立て伏せを始める。
ペタポタ、ペタポタいっている兄の股間に眼が釘付けだ。なんでこの人ハイスペックなのにド変態でキチガイなんだろうか? と不思議に思いつつ。飽きはしないが。
「家にトレーニングルームを作ってもらおうと思うのだが、どう思う?まな」
どうもこうもない。
親に許可を貰う以外は。
「母が難関か?」
兄は腕立て伏せをしながら唸っている。相変わらず、兄は謎だなと思ったのだった。
**
「母よ」
「ぎゃあああああああ! パンツを履きなさい」
風呂を出るなり、交渉に行く兄にギョッとする愛都。
「おパンティよりも大切なことがある」
「パンツ履くより大切なことなんて、うちにはありません」
全裸仁王立ちで交渉に踏み切る兄だが、どうやらケツレツしそうである。いや、お尻はすでに割れているが。
「おい、バカ息子。人の嫁にお×××んを見せるな」
「父なら問題ない」
乱入した父に交渉を試みるようだ。
「トレーニングルームを設置せよ」
何故か指令口調で。
「なんだ、家を増築しろというのか? 仕方ないな」
父は全裸の兄の要求を受け入れたらしい。
「まな、要求が通ったぞ」
兄は意気揚々と部屋に戻って来る。全裸で。
「パンツ履こうよ、お兄ちゃん」
「何言ってるんだ、股間は命だ! アピールしないと」
「誰に!」
兄はそっぽを向いた。何も考えていなかったらしい。
**
「まな、いつまでおっ○い食べてるんだ!」
「いや、ケーキだから」
愛都がケーキを食べていたら、パンツ一丁で腹筋をしていた兄に、文句を言われる。形はアレだが中は酸味もあるフレッシュなゼリーなので、なかなか美味い。ぷるぷる感を出しているらしい。
「お兄ちゃんも食べようよ」
「まなは、俺が何を好きか知っているだろ?」
「なんだっけ? マンモス?」
「おパンティとまなのお×××んだあああああああ!」
「ぎゃああああああ!」
愛都は驚いて思わずスプーンの上のケーキを兄にぶつけた。
「ん?」
兄は顔にぶつかったケーキを指先で救い上げる。
「ぷるぷる、まなのお×××んと同じ!」
興奮した兄はケーキに顔を突っ込んだ。
「ちょ! お兄ちゃん」
「あああああああああ! お×××んさいこー!」
「いや、ゼリーだから」
**
「んんんッ」
何がどうしてこうなったのか、愛都は兄に襲われていた。
遡ること後分前。
『どっちがぷるぷるか比べてみよう』
確か兄のトチ狂った提案でこうなったはずである。
「まな。プルプル度が下がっているが?」
「お兄ちゃんが舐めたり弄ったりするからでしょ!」
──でもきもちいッ
「ああッ」
「むちゅむちゅううううう」
兄は何故か大喜び。
「おパンティ、食い破っていい?」
「え」
「おぱんてぃいいいいいいい!」
愛都のパンツは食い破られたのだった。
目の前で全裸待機し、実況をする兄があまりにもうっとおしいのでタオルでひっぱたく。その時スマホを誤操作してしまったらしく、連射が発動。なんてこったな状況に!
「んんんんん! おパンティ食い破りたああああああああい!」
兄はタオルを被ったまま狭い脱衣所で奇声をあげた。キチガイである。
「あ、あれ? まな?」
その間に愛都は浴室へ。早いところ避難した方が身のためである。
「まな! おパンティは?!」
質問の意味が解かりかねた。
**
「まな! 見よ。俺の肉体美を」
相変わらず股間を振り回しつつポーズを決める兄。目の前は股間でいっぱいだ。
──お兄ちゃんの股間も、そろそろ目に焼きつくくらい見飽きてきたんだけどなあ。
返事に困ったので両手で口元を覆っていると、”わあ!素敵”と勘違いした兄が腕立て伏せを始める。
ペタポタ、ペタポタいっている兄の股間に眼が釘付けだ。なんでこの人ハイスペックなのにド変態でキチガイなんだろうか? と不思議に思いつつ。飽きはしないが。
「家にトレーニングルームを作ってもらおうと思うのだが、どう思う?まな」
どうもこうもない。
親に許可を貰う以外は。
「母が難関か?」
兄は腕立て伏せをしながら唸っている。相変わらず、兄は謎だなと思ったのだった。
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「母よ」
「ぎゃあああああああ! パンツを履きなさい」
風呂を出るなり、交渉に行く兄にギョッとする愛都。
「おパンティよりも大切なことがある」
「パンツ履くより大切なことなんて、うちにはありません」
全裸仁王立ちで交渉に踏み切る兄だが、どうやらケツレツしそうである。いや、お尻はすでに割れているが。
「おい、バカ息子。人の嫁にお×××んを見せるな」
「父なら問題ない」
乱入した父に交渉を試みるようだ。
「トレーニングルームを設置せよ」
何故か指令口調で。
「なんだ、家を増築しろというのか? 仕方ないな」
父は全裸の兄の要求を受け入れたらしい。
「まな、要求が通ったぞ」
兄は意気揚々と部屋に戻って来る。全裸で。
「パンツ履こうよ、お兄ちゃん」
「何言ってるんだ、股間は命だ! アピールしないと」
「誰に!」
兄はそっぽを向いた。何も考えていなかったらしい。
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「まな、いつまでおっ○い食べてるんだ!」
「いや、ケーキだから」
愛都がケーキを食べていたら、パンツ一丁で腹筋をしていた兄に、文句を言われる。形はアレだが中は酸味もあるフレッシュなゼリーなので、なかなか美味い。ぷるぷる感を出しているらしい。
「お兄ちゃんも食べようよ」
「まなは、俺が何を好きか知っているだろ?」
「なんだっけ? マンモス?」
「おパンティとまなのお×××んだあああああああ!」
「ぎゃああああああ!」
愛都は驚いて思わずスプーンの上のケーキを兄にぶつけた。
「ん?」
兄は顔にぶつかったケーキを指先で救い上げる。
「ぷるぷる、まなのお×××んと同じ!」
興奮した兄はケーキに顔を突っ込んだ。
「ちょ! お兄ちゃん」
「あああああああああ! お×××んさいこー!」
「いや、ゼリーだから」
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「んんんッ」
何がどうしてこうなったのか、愛都は兄に襲われていた。
遡ること後分前。
『どっちがぷるぷるか比べてみよう』
確か兄のトチ狂った提案でこうなったはずである。
「まな。プルプル度が下がっているが?」
「お兄ちゃんが舐めたり弄ったりするからでしょ!」
──でもきもちいッ
「ああッ」
「むちゅむちゅううううう」
兄は何故か大喜び。
「おパンティ、食い破っていい?」
「え」
「おぱんてぃいいいいいいい!」
愛都のパンツは食い破られたのだった。
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