幼馴染を追って異世界へ〜『¥300,000,000』廃課金した最強アカウントをLv1からやり直し、「超重力」属性を使って〜

甲殻類

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5章 強くなる為に……

40話 知らせ

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 「アキトちゃんシロネちゃん1次試験突破おめでとう~」



 みんながいなくなり静かになったところでホルドさんが祝ってくれる。



「まさか、シロネちゃんまで入学試験受けてるとは思ってもいなかったわん♪」



「ありがとうございます。俺もシロネは結構予想外でした」



「ま、ここからまだ2次試験が待ってるから気を引き締めてね~」



「それと、シロネちゃんのこと頼んだわよ」



 さっきまでと声のトーンをいきなり変えてくるので一瞬ビビったが、俺もすぐ切り替える。



「それはーー心得てますよ」

 そう言って、いつもの柔らかい表情に戻り、夜ご飯の準備があるからと厨房の方へ戻って行った。因みに、シロネは女性陣2人に連れて行かれている。

 まぁ今日1日くらいなら大丈夫だろう……多分。帰ってきたら女性陣だけでも話しといた方がいいだろう。もしもの時、事情を知っていた方が何かと動きやすい。
 俺は部屋に戻り、アイテムの整理を始める。ここ最近触れていなかったのでなんか新鮮だ。

 俺のアイテムボックスはこの世界の人たちよりもかなり膨大だ。これはホルドさんで実証済みで、ホルドさんのアイテムボックスの容量は平均よりは多いと言っていたのでほぼ間違いないと考えている。

 そのためただのアイテムボックスの整理もかなり大変だ。実を言うと転生する前と後でアイテムボックスの配置がぐちゃぐちゃになっていたのだ。恐らく女神に持っていかれたアイテムのせいだと思っているというか確実にそうだ。

 今日までで、やっと5分の1くらいが終ったところで、まだまだかかりそうだ。

 30分ほどアイテムボックスの整理をやって、俺はベットの上で皆が来るのを待ちながら今日の1次試験の事を考えていた。

 ぶっちゃけ最後のあれは、俺も反省している。俺は自分がしたい事を邪魔されるのが1番嫌いだ……あの行為には少しイラっとしてあんなことをしてしまったが実年齢年下にキレるってのも今となってはかなり恥ずかしい。この学園の試験を受ける人達の平均年齢は15歳らしいからな。大学生が中高生にキレてるって思うとーー



 次からはなんとか我慢しよう……



 そうこう考えていると1階の方が騒がしくなる。どうやら皆荷物まとめて来たらしい……結構早かったな。
 1階に行くとバルトとユイ、エーフ、シロネの姿があった。トルスとエルはまだみたいだ。

「おーアキトか今2次試験について喋っていたところじゃお主も入るのじゃ」

 そう言ってこちらに手の平を下にしてこっちに来いと振る。

「2次試験といっても内容が分かんないんじゃ意味なくないか?」

「それが、過去の学園の2次試験の履歴を見てみたんだけど1次試験がチーム戦だと2次試験は絶対に個人戦になってるの」



「その逆もまた然りじゃ」

 今度はユイの膝の上に乗っているシロネが言う。

 なるほど、個人戦が分かってるならある程度は予測がたちそうだ。まぁ俺が思いつくのは個人の強化以外特にないが……



「ま、まずはみんな揃ってからじゃがな」







 それを話しているとちょうどいいタイミングでメガネくんとトルスが戻ってくる。さっき聞いた事を2人にも話す。



「なるほど……確かにぶっちゃけもしチーム系になったとしても1次試験である程度は感覚を掴んでるし、個の試験に狙いを定めるのもいいかもしれない」



「そうだな、俺もそれに賛成だ」



 みんなも同意してるようで、そろって頷く。



「よし、わしが皆を強くしてやるのじゃ」



 シロネが特訓を仕切るようだ。そういえばみんなシロネの強さを知らないんじゃないか?

 その勘が的中する。



「シロネがか?またまた冗談を」



 バルトがバカにしたような言い方で言う。



 さようならバルト、死ぬなよ。

 ユイとエーフは1番近くにいたからなのかその辺りはちゃんと感じ取れてるらしい。メガネくんとトルスもちゃんとわきまえているようで問題は無さそうだ。



 シロネは飲み物を啜り、静かに言う。



「バルトよ、お前だけはわしが相手をしてやろう」



「お!そうこなくっちゃ上等だぜ!!」


 バルトは上機嫌に笑う。





 特訓といっても今日はもう日が落ち始めているので明日からとなった。









 その日の夜。



 シロネが寝たのを確認し、みんなに集まってもらっている。宿屋パイオニアは夜は夜で昼とは醸し出しているオーラが変わる。
 
 少ない灯の中、それぞれ固まらず好きなところに座ってホルドさんからシロネの話を聞く。

 ユイとエーフは特に熱心に聞いており、エーフに至っては最初は目元に涙を浮かべていたが、途中からはホルドさんを睨みつけているようなぐらい目に力が入っており力が入りすぎている。
 因みにバルトはいない、今日までは元の宿屋で寝るらしく明日妹を連れて来るらしい。後日バルトには聞かせる事にしている。



「はい、話しはここまでよん。今日はもう寝なさいな」



 そう言われ俺たちはそのまま自分達の部屋に戻る。終始誰1人口を開かず静かに戻って言行った。
 俺はホルドさんに事前に話があると聞いていたので1人残る。



「ごめんなさいねぇ~すぐ終わる話だから」



 ホルドさんはそう言って俺の座っていた机の向かいに座る。





「全然構いませんよ」



「で、話しって言うのはね。1次試験のことなの……どんなことがあったのか話してもらってもいいかしら?」



 ホルドさんは元試験官の補佐をやったこともある人でそこらへんはやっぱり気になるのだろう。
 俺は1次試験で起きた出来事を詳細に述べる。最後の方はホルドさんも眉を顰めていたが俺は気づかないふりをして話を終えた。



「成る程、そんなことが大変だったでしょうに」



「そんなことありませんよ結果論でしかありませんがこうやって合格も勝ち取れましたしね」



「こんなことを聞いたのもね……貴族や王族達の方までこの話は耳に入ってるらしいの」



 俺はそのことについて質問を出そうしたが手で静止させられる。



 ホルドさんは続ける。



「私の知り合いの冒険者がそっちの情報に強くてね教えてくれたわ。流石にここまで来た以上何かして来ることは無いと思うけど一応警戒はしといたほうがいいと思ってね」



「それだけよん」



「いえ、貴重な情報ありがとうございます」



「それじゃ、アキトちゃんおやすみ~」



「はい、おやすみなさい」



 そう言ってホルドさんは厨房の奥にある自分の部屋に行ってしまった。さて、明日もあるし俺も寝ますかね。



 俺は自室のベットに仰向けに倒れこみ明日からのレベル上げのメニューを考える。
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