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7章 魔導学園 1年生編
94話 飯
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「火属性と光属性のコラボか……」
OOPARTSオンラインにも2つ3つ5つと組み合わせるやつはいたが結局のところ固有属性を使った方がコスパもいいし威力も高いのでいつの間にか使う人は殆ど居なくなっていた。だが、別に悪いところだけではない確かに魔法スキル何方にせよ2回分の消費にはなるが属性が多ければ多いほど対応が難しくなる。
なので、こちら側いわゆる2つ以上の属性の組み合わせを受ける側は1つの属性では受けきれないのだ。相性も勿論、1つの属性では抑えきれないので結局両者が使う羽目になる。
それが嫌なら固有属性以上の威力の魔法、スキルを放つしかない。基本対応はこちらにはなる……が、それは両者の実力が均衡している場合だ。
レベル差がある場合はいくら属性を合わせようとも1つの属性魔法、スキルで十分対応可能になる。逆の場合はもうお手上げ状態だがな。
それじゃこっちもやりますかね。俺は属性は闇しか無いので2つを組み合わせることはできないが、属性1つを極めてる分威力は桁違いだ。それにルナが放った斬撃を避ければ確実にここが崩落するのでぶつけて相殺しないといけない。なので、避けるという選択肢はない。さらに相殺するとなると威力が強いだけじゃ問題を解決できない。といった具合に放つと言っても選択肢は狭まってしまう。
はぁ~本気とは言ったけど場所を考えるんだった……
今更に出る後悔につい心の中でため息をついてしまう。後の悔い先に立たずとはよく言ったものだよ全く——
俺は少し湿ってひんやりする地面に両手を付ける。
「それじゃあこっちもいくかな……闇スキル<暗夜海洋/ダークオーシャン>」
迫り来る斬撃が俺との距離が5mを切った瞬間、手を付いた場所の少し前方の地面がまるで胎動するかのように動き横一直線に紫色のベールが出現する。そこから光り輝くベールから出ているとは思えないほどのどす黒い液体が地面から吹き出すように壁を作る。その大きさは天井に届くか届かないくらいの高さがあり、横いっぱいの広さだ。上下には黒い液体が波打つがその音が通常海で聞くような波の音ではなく人が呻いているような不快感を煽る音が響き渡る。地下ということもあってかその不快感はいつもの2倍だ。
防御系スキルではあり便利だがこの音が聞きたく無いのであまり日の目を浴びることはOOPARTSオンラインの時はなかったんだがな……
この状態でもまだ起きないシズに呆れつつ、一応スキル範囲からシズは外しておく。
そして発動した巨大な黒い液壁に斬撃がぶつかる。衝突した瞬間衝撃が上下に分散されさらには並みの軌道が放射状になりしっかりと液壁が衝撃を吸収している。そのままゆっくりと斬撃を飲み込むように黒い液体が波を発生させ覆っていく。途中、波の位置によって人の顔に見えるからほんと不気味だ。
斬撃を吸収しきり役割を終えたスキルは勝手に消滅する。消滅した瞬間真っ黒な液体が弾け飛ぶ中桜の花びらのような薄ピンク色で花びらの先が割れている。それが大量に空中に舞っておりくるくるとゆっくり回転しながら様々な軌道を描き幻想的だ。
だが、この花びらは一体……
手を翳し花びらを一枚掴み取る。
その刹那——
「な!……」
俺に痛みを感じ手を開く。すると、まるで誰かに刀で斬られたかのような傷が手のひらを両断するように刻まれていた。
手の平から手首をつたい肘あたりまで血液が流れ落ちる。一本取られた。もう、すでにあれが固有属性だったとはな……
振り落ちる全ての花びらが刃、さっき俺が掴み取った花びらは血で梅の花びらのように赤く染まっていた。
ルナの持つ両刀はさっきまであった火属性と光属性が混ざり合って刀全体を桃色のオーラが包み込み周りには花びらがまるで意志を持つかのように吹き荒れていた。
一枚一枚があの切れ味だからな……
もう一度闇スキル<暗夜海洋/ダークオーシャン>を放ち今度は俺の上空の局所に約直径3mの円状の壁を出現させ傘の役割を持たせる。上からだけでなく横からも入ってきたりするがそういったイレギュラーの花びらも液壁が反応し防いでくれる。
「まさかそれがルナの固有属性とはね」
「まあね!でもまだこの状態は1分も持たないんだ……」
能力を使いすぎたのか固有属性の状態を解いてしまう。
なるほど固有属性が1分ではあまり実践に使えるものにはならない。今みたいに一回防がれてしまうと後が持たない。
ルナは武器を2つに戻しアイテムボックスに仕舞う。俺もさっき怪我した傷に薬草を適当に貼り付けその上から布を巻く。
この程度の傷ではポーションは勿体無いので荒療治だがこんなもんで問題ない……はずだ。
「で、どうだった私の実力」
「いや申し分ない。これなら魔導修練際までにはかなり強くなってる」
「そんなこと出来るの?」
まぁこんなこと初対面の相手に言われても信じるのは無理がある。だが、俺と一緒に特訓すれば十分強くはなれる。結構きついけど……
「ああ出来るぞ、最悪でも今の実力との差をしっかり感じれるまでにはさせてあげれる」
「そう、それは心強いわね」
「あれ?シズはどこにいったんだ?」
さっきまで寝て居たシズの様子を見ようと思ったんだが姿が見当たらない。
「あの子ならこの時間帯いっつもどっか行ってるのよ。図書館にも居ないの」
「どこ行ってるのかわかるのか?」
「さあ?あんまり気にしたことなかったわ……」
するとルナのお腹から虫の鳴る音がする。不意のことだったので気にはしてないし人間らしくていいじゃないかと思っていたんだがルナはそうではないらしい。
顔を真っ赤にしてお腹を手で抑えている。
「お腹空いてるのか?」
いうてもまだ夕食には時間がある。消化がいい子なんだろうな……
「昼食べてなくて……」
なるほど、そりゃお腹も空くに決まってる。
「おっしゃ俺がいいもん食べさせてあげようじゃないか」
OOPARTSオンラインにも2つ3つ5つと組み合わせるやつはいたが結局のところ固有属性を使った方がコスパもいいし威力も高いのでいつの間にか使う人は殆ど居なくなっていた。だが、別に悪いところだけではない確かに魔法スキル何方にせよ2回分の消費にはなるが属性が多ければ多いほど対応が難しくなる。
なので、こちら側いわゆる2つ以上の属性の組み合わせを受ける側は1つの属性では受けきれないのだ。相性も勿論、1つの属性では抑えきれないので結局両者が使う羽目になる。
それが嫌なら固有属性以上の威力の魔法、スキルを放つしかない。基本対応はこちらにはなる……が、それは両者の実力が均衡している場合だ。
レベル差がある場合はいくら属性を合わせようとも1つの属性魔法、スキルで十分対応可能になる。逆の場合はもうお手上げ状態だがな。
それじゃこっちもやりますかね。俺は属性は闇しか無いので2つを組み合わせることはできないが、属性1つを極めてる分威力は桁違いだ。それにルナが放った斬撃を避ければ確実にここが崩落するのでぶつけて相殺しないといけない。なので、避けるという選択肢はない。さらに相殺するとなると威力が強いだけじゃ問題を解決できない。といった具合に放つと言っても選択肢は狭まってしまう。
はぁ~本気とは言ったけど場所を考えるんだった……
今更に出る後悔につい心の中でため息をついてしまう。後の悔い先に立たずとはよく言ったものだよ全く——
俺は少し湿ってひんやりする地面に両手を付ける。
「それじゃあこっちもいくかな……闇スキル<暗夜海洋/ダークオーシャン>」
迫り来る斬撃が俺との距離が5mを切った瞬間、手を付いた場所の少し前方の地面がまるで胎動するかのように動き横一直線に紫色のベールが出現する。そこから光り輝くベールから出ているとは思えないほどのどす黒い液体が地面から吹き出すように壁を作る。その大きさは天井に届くか届かないくらいの高さがあり、横いっぱいの広さだ。上下には黒い液体が波打つがその音が通常海で聞くような波の音ではなく人が呻いているような不快感を煽る音が響き渡る。地下ということもあってかその不快感はいつもの2倍だ。
防御系スキルではあり便利だがこの音が聞きたく無いのであまり日の目を浴びることはOOPARTSオンラインの時はなかったんだがな……
この状態でもまだ起きないシズに呆れつつ、一応スキル範囲からシズは外しておく。
そして発動した巨大な黒い液壁に斬撃がぶつかる。衝突した瞬間衝撃が上下に分散されさらには並みの軌道が放射状になりしっかりと液壁が衝撃を吸収している。そのままゆっくりと斬撃を飲み込むように黒い液体が波を発生させ覆っていく。途中、波の位置によって人の顔に見えるからほんと不気味だ。
斬撃を吸収しきり役割を終えたスキルは勝手に消滅する。消滅した瞬間真っ黒な液体が弾け飛ぶ中桜の花びらのような薄ピンク色で花びらの先が割れている。それが大量に空中に舞っておりくるくるとゆっくり回転しながら様々な軌道を描き幻想的だ。
だが、この花びらは一体……
手を翳し花びらを一枚掴み取る。
その刹那——
「な!……」
俺に痛みを感じ手を開く。すると、まるで誰かに刀で斬られたかのような傷が手のひらを両断するように刻まれていた。
手の平から手首をつたい肘あたりまで血液が流れ落ちる。一本取られた。もう、すでにあれが固有属性だったとはな……
振り落ちる全ての花びらが刃、さっき俺が掴み取った花びらは血で梅の花びらのように赤く染まっていた。
ルナの持つ両刀はさっきまであった火属性と光属性が混ざり合って刀全体を桃色のオーラが包み込み周りには花びらがまるで意志を持つかのように吹き荒れていた。
一枚一枚があの切れ味だからな……
もう一度闇スキル<暗夜海洋/ダークオーシャン>を放ち今度は俺の上空の局所に約直径3mの円状の壁を出現させ傘の役割を持たせる。上からだけでなく横からも入ってきたりするがそういったイレギュラーの花びらも液壁が反応し防いでくれる。
「まさかそれがルナの固有属性とはね」
「まあね!でもまだこの状態は1分も持たないんだ……」
能力を使いすぎたのか固有属性の状態を解いてしまう。
なるほど固有属性が1分ではあまり実践に使えるものにはならない。今みたいに一回防がれてしまうと後が持たない。
ルナは武器を2つに戻しアイテムボックスに仕舞う。俺もさっき怪我した傷に薬草を適当に貼り付けその上から布を巻く。
この程度の傷ではポーションは勿体無いので荒療治だがこんなもんで問題ない……はずだ。
「で、どうだった私の実力」
「いや申し分ない。これなら魔導修練際までにはかなり強くなってる」
「そんなこと出来るの?」
まぁこんなこと初対面の相手に言われても信じるのは無理がある。だが、俺と一緒に特訓すれば十分強くはなれる。結構きついけど……
「ああ出来るぞ、最悪でも今の実力との差をしっかり感じれるまでにはさせてあげれる」
「そう、それは心強いわね」
「あれ?シズはどこにいったんだ?」
さっきまで寝て居たシズの様子を見ようと思ったんだが姿が見当たらない。
「あの子ならこの時間帯いっつもどっか行ってるのよ。図書館にも居ないの」
「どこ行ってるのかわかるのか?」
「さあ?あんまり気にしたことなかったわ……」
するとルナのお腹から虫の鳴る音がする。不意のことだったので気にはしてないし人間らしくていいじゃないかと思っていたんだがルナはそうではないらしい。
顔を真っ赤にしてお腹を手で抑えている。
「お腹空いてるのか?」
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