幼馴染を追って異世界へ〜『¥300,000,000』廃課金した最強アカウントをLv1からやり直し、「超重力」属性を使って〜

甲殻類

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7章 魔導学園 1年生編

96話 牛

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 割れた卵からは何とレア度Aの魔物が出現する。俺はしまったと口元を抑えるがもう遅いルナは石を投げ卵に当たったことを確認した瞬間走り出したので止めようがない。

 中から出て来た魔物はレア度Aのミノタウルスだ。頭が牛で体は人の形をしている魔物で、人を型どってはいるが人間以上の筋肉を誇り背も2m半はある。片手には鉈を持っておりかなり獰猛だ。
 レア度がAなだけにあってミノタウルスから出る禍々しいオーラは亜種を物語っている。
 通常レア度がAより下のミノタウルスは色が白と黒のまさに牛のような色をしているのだが、亜種は黒と青の色で構成されている。因みにレア度Sは黒色と赤色、レア度SSは黒色と金色だ。

 レア度Aだとレベル40から60で何とか倒せるレベルだ。今回俺にとっては強い分努力値と経験値に期待できるので良い獲物だがルナにとっては下手したら一撃で持ってかれる可能性もある。

 そんなことはつゆ知らずルナはミノタウルスへ突っ込んで行く。俺はその後を数秒遅れで追いかける。

「はぁあああ!」

「ヴァがががががが!!!」

 そのまま飛び込んで攻撃するかと思ったがルナは攻撃すると見せかけミノタウルスの股下をスライディングし通り抜ける。その動きがあるとは思っていなかったのかミノタウルスは馬鹿正直に後ろを振り返ってしまう。
 ルナの動きはそれさえもブラフでスライディングする途中片方の刀剣を地面に突き刺し急停止しその刀剣を軸に回転しミノタウルスの右足首から先を切り飛ばすはずだった。
 刀剣の刃はミノタウルスの足首に食い込んではいるが皮膚と筋肉、骨によって斬るまでには至らなかった。

 片方の刀剣は差しっぱなので今のルナは無防備状態。

 ミノタウルスは鉈を振り上げる。その一瞬をついて俺は後ろからミノタウルスの顔面めがけ左拳を振り抜く。
 が、魔物の感知範囲は人間を凌駕する。顔はこちらに向いていないはずなのにまるで背中に目がついているかのような動きでミノタウルスは俺の腕を左手で掴み取る。
 その隙にルナが刀剣を引き抜き脱出したところを確認すると拳から手を開きそこから重力スキル<重力圧縮波/グラヴィティウェブ>を放つ。
 が、その直後ルナを逃したため攻撃対象が俺に移ったのか俺の腕を掴んだまま片手で背負い投げされる。体勢が崩れ<重力圧縮波/グラヴィティウェブ>があらぬ方向へ飛んでしまう。
 天井の一部に当たってしまい一瞬冷やっとしたが結構頑丈なのか振動すらせず少し表面がかけた程度だった。
 何かの硬い鉱石で出来ているのか?……

 そのまま放り投げられた俺は何とか空中で体勢を立て直し着地する。

 やはりまだレア度Aはこのレベルではなかなかギリギリだな。

「アキトどうすんの!」

「一旦仕切り直すためにこいつを倒そう。手伝ってくれー!」

「分かったわ!」

 一応これで挟み撃ちにはなったがあまり意味は無いだろうな。感知範囲が亜種なおかげかかなり広いので後ろからの不意打ちの難易度がはるかに高くなる。
 確か情報ではこのミノタウルスは魔法やスキルは使ってこないからまだいいがこれで使われてたら課金アイテムを解放しなくちゃならなかったところだ。

 レア度Sからは全ての魔物が魔法とスキルさらには超属性、固有属性を持っているので難易度はほとんどプレイヤーと対峙しているのと変わらない。

 さて、ルナとどう連携を取るかだが……初めての相手なので勝手が掴めないのが現状。むやみに突っ込んでもさっきみたいになるのが落ちな気がするが。

 とにかくやってみるしかねえよな!!

 うじうじ考えている方が逆に良く無いともかく行動するのみ。

 さっきはルナからだったので今度はこっちから攻めてみるかそれにルナがどう合わせてくるかも一応見ておくか。
 ミノタウルスはこちらを観察するように同時に後ろも見ているというのが伝わってくる。

 そしてそのまま俺は全力で走り出す。

 ミノタウルスも後ろのルナのことはさっきの攻撃で問題ないと判断したのか一切目もくれずこちらに向かってくる。
 良い度胸じゃないか全く。ルナはミノタウルスに無視されたことにイラっときたのかミノタウルスと同じタイミングで走り出す。

 俺とミノタウルスの距離が残り5m程度となった瞬間一瞬ミノタウルスが笑ったような感覚に陥る。

 刹那——

「グルガヴァルバ!」

 ミノタウルスは持っている鉈をルナの方へ放り投げる。しかもその投げ方が走っている動きの中流れるような動作で一瞬鉈がなくなっていることに気づけなかったくらいだ。
 軽く投げているように見えて異様な速度でルナの方へ向かっていく。
 
 ルナは迫り来る鉈を難なく弾き飛ばそうとし片方の刀剣と交わらせた瞬間に何か異変に気づいたのか即座に弾くのをやめ鉈をそのまま鉈の刃の上部を擦り合わせ受け流しながら飛び越える。
 受け流された鉈は軌道が下にそれ地面に突き刺さる。

 が、その突き刺さった深さが尋常ではなく刀身全てが地面の中に埋まったのだ。

 ルナが受け流す方へシフトしたのはミノタウルスの持っていた鉈が想像以上に重たく威力があったからか。
 放たれた推進力はまだ分かるがどれだけの重さの鉈を振り回していたのか……とんでもないな。
 ミノタウルスも避けられるとは思ってなかったのか少しイラついた表情になった気がした。その怒りを込めてかは知らないがそのまま馬鹿正直に走り迫る俺に向かって右拳を振り抜く。それに合わせて俺は重力スキル<重力拳/グラビティナックル>を放つ。

 その重力のオーラに包まれた拳を見て危険を感じたのかミノタウルスは途中で振り抜いた拳を引くが気づくのが少し遅い!
 重力を纏った拳の遠心力を抜くことによって一瞬引力が発生する。そしてミノタウルスが引こうとしていた拳を吸い寄せたのだ。そして引力を再び拳が交わる時に重力に戻す。
 
 ミノタウルスの拳は俺の拳によって肩から先の腕全てを押し潰す。

「ぐゔぁががががぁぎゃがああ!!!」

 一回引いたのを無理やりこちらに引き寄せたので相手の拳の威力はいわば0だ。そんな無防備な状態で属性スキルを受ければこうもなる。

「今度こそ!!桜蘭両刀スキル<蘭華両断/キドルブレイク>」

 そしてその無防備になった所を後ろから2つの刀剣でミノタウルスの首を刎ねる。先ほどとは違い固有属性スキルを使った刀剣の太刀筋が全く乱れずかなりの威力があるのでミノタウルスの皮膚、筋肉、骨を簡単に斬り裂いた。

 最後に良いところを取られたな……

 まあ何にせよこれでようやく特訓に移れそうだ。斬られたミノタウルスは綺麗な光を散らし消え去る。

「アキトータスケテー」

 振り返ると固有属性を使いバテて倒れているルナが助けを求めていた。まさかまだ固有属性のスキル、魔法の使用限度が1回とは……

「大丈夫か……」

 俺はゆっくりとルナを起き上げる。
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感想 3

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みんなの感想(3件)

山の剣士
2019.04.26 山の剣士

誤字が多分1箇所だけありました。最初の方でした。

キャラのセリフは1つにまとめた方がいいです。『 』が何個もあるとどのキャラが話しているか分かりづらいです。キャラごとに『 』を使い分けた方がいいと思います!
あとは区切り?改行が多くて読みずらいです。2行ずつで改行してると思うのですが、文章の途中で改行されると非常に読みづらかったです。


内容は面白いと思いました!
更新頑張ってください!

2019.04.26 甲殻類

まずはここまでお読みいただきありがとうございます。引き続き更新していくので楽しみにお待ち下さい。

そして

誤字の報告、参考になるご意見ありがとうございます。今はちょっと忙しく時間がないのでGW中には確認し訂正作業します。

キャラのセリフについて『』のことですがこれも見返し、順次修正をさせていただきます。

改行につきましてもまた修正させていただきます。

貴重なご意見ありがとうございまた。

今後ともwon the lottery 〜課金した最強アカウントで幼馴染を追って異世界転生〜をよろしくお願いいたします。

解除
山の剣士
2019.04.26 山の剣士

続きがキニナル

主人公を殺したのって誰なんだろー

けんの母親っぽいなー

2019.04.26 甲殻類

このwon the lottery 〜課金した最強アカウントで幼馴染を追って異世界転生〜を手に取っていただきありがとうございます。
 
続きが気になってもらえてとても至極光栄でございます。自分も書く意欲になるのでこういった感想にはとても感謝しております。

今後ともwon the lottery 〜課金した最強アカウントで幼馴染を追って異世界転生〜をよろしくお願いいたします。

解除
tanatosublue
2019.04.22 tanatosublue

更新よろしくっ(*`・ω・)ゞ(*vд人)オネガイシマス

2019.04.23 甲殻類

ありがとうございます。できる限り毎日1本は投稿しますのでこれからもよろしくお願いします(*'▽'*)

解除

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