少女風呂シーズン2

アッシュ出版

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4)少女たちの温かい身体

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 思った以上にお風呂の中はキチキチだった。
 女の子たちでいっぱい。だって三角座りも出来ないのだ。僕の身体が大きいせいかもしれないけど、足を曲げることも出来ない。

 だから仕方なかった。前に座っている女の子と女の子の間に、片方の足を持っていかざるを得ない。
 もう片方の足は、また別の女の子と女の子の間に差し挟むことになる。

 すると当然、僕の前はガラ空きになるのだ。すなわち両足を大きく開けたような状態で座っている。
 さっきも言った通り、お風呂の中はキチキチである。だからそのスペースに女の子が入ってこざるを得ない。
 で、何が起きるのか、説明するまでもないだろう。前の女の子のお尻が、僕のあの部分に直接触れているのである。

 タオルはもうはだけている。だから本当に直接、僕の亀頭と女の子のお尻が触れ合っているのである。

 「あっ!」

 そういうわけで、僕は思わず叫んでしまいそうになった。
 しかし、叫び声をあげたくなるような出来事が実際に起こっている。
 僕の脳みそは、この現実に追いついていないかもしれない。

 嬉しさ、気持ち良さ、ドキドキ感、そして罪の意識、全てが混ざり合って、混沌としている。そしてとにかく限界まで勃起している。

 夢を見ているようだ。
 しかし夢じゃない。本当に女の子たちが僕の周り、真っ裸で座っているのだ。

 ああ、それにしても、女の子のお尻の柔らかさというのは想像以上のものだ。
 電車の中で隣の女性のお尻が足に触れることはある。ズボン越しのその感覚でも、かなりの柔らかさで、女性というのはまるで別の生き物だって認識するものだけど、直接触れられる柔らかさは更に想像以上。

 「すいません、本当に狭いんです」

 僕の股間にお尻がぴったりと密着してしまっている女の子が、少しだけ顔をこっちに向けてそう言ってきた。
 ちょっと舌足らずのあどけない声だ。
 何歳くらいの女の子だろうか、ショートカット、ボブヘアーというよりも、まさにオカッパ頭って感じのヘアースタイルである。
 毎日ある体育の授業のせいなのか、肌はこんがりと日焼けしている。

 しかしパッと後ろを向いた顔は思った以上に大人ぽかった。美人さんである。

 「いやいや、全然大丈夫っすよ」

 僕はうわずっと声で答える。
 こっちこそ、ごめんなさい。僕は彼女のお尻の柔らかさを堪能させてもらっている。謝られるなんて滅相もない。

 「ちょっと押さないでよ」

 そのとき背後でそんな声がした。

 「あっ、駄目!」

 耳元で聞こえる声と共に、僕の背中におっぱいの柔らかさがぴったりと押し付けられた。
 それどころじゃない。乳首が背中に突き刺さってくるっていうか、何て言うか・・・。

 「すいません、お客さん。年下の子は本当に悪戯が好きなんですよ・・・」

 僕の耳元でそんな声がする。

 「は、はあ・・・」

 どうやら僕の後ろにいる女の子が、別の女の子たちに押されているようだ。
 この中では年上のほうかもしれない。きっと小さい女の子たちにちょっとした悪戯をされているんだろう。

 「わーい、まみちゃん、抱きついてる!」

 そう言って囃したてる声がする。

 「もうお客さんを困らせちゃいけないでしょ」

 僕におっぱいを押し付けている女の子が言う。「本当にすいませんね」

 「い、いえいえ、気にしないで大丈夫ですよ」

 これは何という状態だろうか。
 背中には、おっぱいを押し付けて貰っている。前方では、前に座っている女の子のお尻が当たる。
 僕は完全に女の子二人にサンドイッチにされている状況だった。

 「ちょっとまみちゃん、あんまりお客さんに迷惑かけないほうが良いんじゃない」

 そして隣ではそんな声がする。
 ゆかりちゃんの声だ。僕をここまで案内してくれた女の子。

 気のせいだろうか、ゆかりちゃんは嫉妬しているように思えた。
 まみちゃんが、ほとんど僕に抱きつくような状態であることが、もしかしたら気に入らないのかもしれない。

 「でも仕方ないでしょ」

 まみちゃんのほうはそう言って言い返す。

 「まあ、そうだけどね」

 ゆかりちゃんも不承不承に頷いている。

 「あっ、お客さん、冷え症なんですか? 手が氷みたいですよ」

 少し拗ねたような表情をしていたゆかりちゃんが、僕の手をぐっと握り締め始めた。
 そのとき、彼女が僕のほうに身体をぐっと寄せてきたものだから、彼女のおっぱいが僕の腕に一瞬だけ触れる。

 「ひ、冷え性? そうなんですよ」

 そんなことを自覚したことはない。しかし、どうやら彼女が僕を温めてくれようとしているので、身を任すことにした。

 ゆかりちゃんは僕の握りしめていた右手を、自分の胸元にまで引き寄せる。
 まるで僕の右手を腕ごと、自分の身体で抱きしめてくれようとしている感じ。

 当然、彼女の乳房にも当たりそうになる。
 偶然なのだろうか、わざとしてくれているのだろうか、どっちなのかわからないが、ゆかりちゃんの乳首に、僕の指が触れるか触れないか微妙な部分で、ふらふらとしているのである。
 もしかしたら、わざとしているのかもしれない。だってゆかりちゃんは、他の女の子が僕にぴったりと寄り添っているのが悔しい様子なのだから。
 こうやって大胆なことをして、気を引こうとしているのかもしれない。

 「ああ、すっごい温まるよ」

 もっとそれを続けて欲しいと伝えるため、僕はそう言った。「外は本当に寒かったからね」

 「はい、今日は特に寒かったですよね?」

 「うん」

 そんなことを言いながら、僕たちはニコニコと笑顔で見つめ合う。

 「あっ、左手は私が暖めますね」

 ゆかりちゃんとそんな会話を交わしていたら、左隣の女の子もそう言ってきた。
 そして、ゆかりちゃんと同じように、僕の左手を握ってくれる。

 しかし隣の子はもっと大胆だった。僕の左手を完全に、自分のおっぱいに押し当ててくるのだ。

 おっ! 
 思わず声が出そうになるのを我慢する。

 「ここはですね、女の子の身体の中でも、最も体温の高いところなんです。だからぎゅっとすると、すぐに暖かくなりますからね」

 「そ、そうなんだ・・・」

 ここというのは、おっぱいのことなんだろう。今、僕の左手はその女の子の乳首にも触れていた。

 髪の長い女の子だった。
 ゆかりちゃんと同じくらいの年齢だろうか。スレンダーなゆかりちゃんよりも、少しふくよかな身体つきだ。
 クリクリとした目がトロンと垂れている。僕よりもはるかに年下なのに、僕を包み込むような感じで語りかけてくる。

 「どうですか? 温かいでしょ?」

 女の子の表情は、何とも優しげだ。

 「う、うん」

 確かに温かい。いや、それ以上に柔らかい。僕の左手は、その子のおっぱいにぐっとめり込んでいる。更にスリスリと、手の甲をさすってくれる。
 おっぱいの柔らかさと、乳首の感触、その両方が僕の敏感な手の平を刺激してくる。

 自分のやっている大胆な行為の意味を、女の子がどれだけ理解しているか知らないが、しかし乳首はしっかりと反応していた。ピンク色の乳首はピクリと勃ち上がっている。

 その乳首を摘みたい。親指と人差し指で、優しく引っ張り上げたい! 
 そんな欲望に僕は駆られる。

 でも大丈夫なのだろうか、僕がそのような積極的な態度に出ても。
 せっかく女の子たちが進んで、僕にすり寄ってくれているのだ。
 そんなことをしたら、途端に魔法が終わってしまうような気がする。
 まだ、止めておこう。もう少し機会を見てからにしよう。

 「ああ、とても温かいよ」

 その代わり僕はその女の子にも言って、とても満足していることを伝える。
 実際、あんなに冷えていた身体は温まってきた。女の子たちの身体はホッカホカで、本物のお湯の中に浸かっているかのようだ。
 僕の身体は芯から温まってきている。ずっとここにいたら逆上せるかもしれない。

 それに何とも良い香りが漂っていた。ミルクの香りと、シャンプーの香りが混ざったような匂い。街で女性とすれ違ったときに嗅ぐあの香りだ。

 僕の頭はクラクラしている。女の子たちの柔らかくて温かい身体。彼女たちの優しさ。そしてこの良い匂い。あらゆる快感が僕をクラクラにしている。
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