1 / 63
第一章
第一話
しおりを挟む
どれくらい走ったんだ? なにが追ってきている?
酸素不足の頭の中を、疑問だけが巡っている。
見慣れたはずの学校の廊下が、どこまでも続く無限回廊のように思えてくる。
状況が把握できない中で耳に響くのは、幼馴染達の断末魔だけだった。
* * *
遡ること三十分。始業の鐘が鳴ったときのこと。
俺──今枝一希が通う水原中学校では、止まらない少子高齢化により、来年度からは小学校と合併して小中一貫校になることが決定している。この日が、この学校の最後の一年の始まりだ。
七人しかいないクラスのはずなのに、教室はかなりうるさかった。
「なあ、先生遅くない?」
隣の席の竹田が話しかけてくる。俺は読んでいた本から目を離し、時計を見た。時間は八時半をとうに回っていて、あと三分で授業が始まろうとしている。
「ほんとだ」
「あり? 気付いてなかった?」
竹田がからかい始めたので、「うるさい」と一蹴しておいた。
他愛ないやり取りを何度かしていると、見かねたように学級委員の女子が立ち上がった。
「あたし、先生呼んでくるね。そこの誰かさんみたいに人にちょっかい出してる人もいるから」
彼女が言っているのは竹田のことだ。当の本人は気付いていないみたいだけど。
級長はそのまま教室を出て行った。
「ねーねー。級長遅くない? もうあれから十分も経ってるよ」
今度は反対側からつつかれた。彼女は俺の横で仁王立ちしている。
「うるさいなー……。邪魔するなよ」
呆れて言うと、彼女は頬を膨らませた。
「あー! わーるいんだー! 彼女を無視しやがって!」
……大声で言わないでいただきたい。
物理的に口を塞ぐわけにもいかず、話をそらした。
「じゃあさ南帆、自分で見てきたら? 職員室ならそんなに遠くないんだし」
「わかった。でも、一希がついてきてくれたらね」
「えぇ……」
正直面倒だが、あまり下手なことをするとなにをしでかすかわからない。渋々付いていった。
「綾~? どこ行ったの? 綾~!」
廊下に出るや否や、南帆は級長の名前を叫んだ。いくらクラスに二人しかいない女子のためとはいえ、少しは自重してほしいものだ。
「むぅ……。いない」
「すぐ近くにいたら見えるだろ……」
やけに静かなのが気になる。他の学年もいるはずなのだが、人の話し声ひとつ聞こえない。
廊下を少し渡ったところで、南帆がまた叫んだ。
「あ! 綾!」
彼女はスリッパを鳴らして駆けていく。幼い子どもみたいだ。俺もその後ろに付いていこうとした。
そんなことを悠長に考えている余裕は、すぐなくなった。
「あれ……。級長……?」
向こうから歩いてくる彼女には、隠しきれない違和感があった。なにかに操られているような歩き方だ。
それに気付いているのかどうかはわからないが、南帆が級長の腕に抱きついた。
「もー! 遅いよ! 綾、今までなにして──」
南帆の腕の中の級長が崩れ落ちる。
その刹那、血しぶきが上がった。
呆然とそれを見ていた俺は、南帆の悲鳴で我に返った。南帆はまともに血を被ったらしく、血まみれになりながらパニックになっている。
生暖かい風が頬をさすった。その方向に目を向けても、なにも見えない。
それが抜けていった先には、教室がある。
その後のことは、思い出したくてもうまく思い出せない。
今でも鮮明に思い出せるのは、至るところでいくつもの断末魔が響いていたことだけだ。
* * *
南帆の手を引っ張って、長い廊下を駆ける。そんなに大きな学校じゃないのに、終着点が見えない。その違和感に気付いていなかった。気付く余裕もなかった。
また誰かの声が聞こえた。今度は近い。
不意に、右手が引っ張られた。南帆の足が縺れて転んでしまったようだ。
「ご、ごめん……」
申し訳なさそうに謝られるが、こちらはそれに構っている余裕もない。生返事だけした。
朝なのにやけに薄暗い、終わりのない廊下。先が見えるわけではないが、あれから逃げなくてはならない。
「まだ、走れる?」
そう聞いたら、彼女は弱々しく「うん」と言った。
差し伸べられた手を彼女がとり、立ち上がろうとした瞬間、さっきの風が足元を掬った。
「うわっ」「きゃっ」
揃って小さな悲鳴をあげ、尻もちをつく。
得体の知れない風の勢いは止まらず、突風に変わり、俺と南帆はまともに煽りをくらった。壁に背中を打ちつけ、息が詰まる。
かけていた眼鏡がその弾みで落ちた。
そこで初めて、風の正体を見る。
決まった形を持たない粒子が辺りに漂っている。南帆はそれに気付いていない。
また、大気が動いた。
「あっ……!」
それは俺の方には目もくれず、彼女の方に向かっていく。首へ、一直線に向かっていく。
慌てて床を蹴ったが、間に合うどころか粒子によって突き放されてしまった。
今度はそのまま頭を打つ。
朦朧とした意識の中で宙を仰ぐ。
彼女がどうなったかを確認するより先に、赤色の液体が指を浸した。
粒子が形を作ったり崩したりしながら漂っていたが、獲物が動かないことに気付いたのか、鋭いナイフのような形を定め、こちらに向かってきた。
そうか。ここで、俺も……──。
「封……!」
知らない誰かの叫び声が聞こえたところで、意識が途絶えた。
* * *
「あ、あの、大丈夫……ですか……?」
「──……?」
意識が戻ったとき、目の前にいたのは巫女装束らしきものを着た、同い年くらいの女の子だった。
身体を起こそうとして、頭が激しく痛みんだ。
「まだ起きない方がいいと思う。脳震盪かもしれないから」
彼女は冷静にそう言った。
近くに置いてあった眼鏡をかけた。
「それって、度が入ってないでしょ? なんでかけるの?」
「それは……」
なぜ、と聞かれると答え難い。物心ついたときからかけていたので、深く考えることもなかっ たのだ。
それにしても、彼女はなぜそんなことが気になったのだろう。
「ちょっと待ってて。今、家の人を呼んでくるから」
そう言って彼女は、止める間もなく部屋を出ていってしまった。
頭が痛まない程度に首を動かしてみるが、目から入る情報には限りがある。ここは見覚えのない場所だ。少なくとも学校ではない。確認できるのは畳と障子くらいだ。
ここにいるのは自分だけなのか、それともまだ他に無事な人がいるのか。知りたい情報を手に入れる術はなかった。
* * *
「お兄ちゃん」
私はパソコンとにらめっこしている兄に話しかけた。兄はブルーライトカットの眼鏡を外す。
「彼、やっぱりそうかもしれない」
そう伝えても、兄は驚かなかった。
「う~ん……。やはりそうか……」
兄は伸びをしながら立ち上がる。
「まさか、向こうからやってくるとは思わなかったよ。『魂の封術士』が」
酸素不足の頭の中を、疑問だけが巡っている。
見慣れたはずの学校の廊下が、どこまでも続く無限回廊のように思えてくる。
状況が把握できない中で耳に響くのは、幼馴染達の断末魔だけだった。
* * *
遡ること三十分。始業の鐘が鳴ったときのこと。
俺──今枝一希が通う水原中学校では、止まらない少子高齢化により、来年度からは小学校と合併して小中一貫校になることが決定している。この日が、この学校の最後の一年の始まりだ。
七人しかいないクラスのはずなのに、教室はかなりうるさかった。
「なあ、先生遅くない?」
隣の席の竹田が話しかけてくる。俺は読んでいた本から目を離し、時計を見た。時間は八時半をとうに回っていて、あと三分で授業が始まろうとしている。
「ほんとだ」
「あり? 気付いてなかった?」
竹田がからかい始めたので、「うるさい」と一蹴しておいた。
他愛ないやり取りを何度かしていると、見かねたように学級委員の女子が立ち上がった。
「あたし、先生呼んでくるね。そこの誰かさんみたいに人にちょっかい出してる人もいるから」
彼女が言っているのは竹田のことだ。当の本人は気付いていないみたいだけど。
級長はそのまま教室を出て行った。
「ねーねー。級長遅くない? もうあれから十分も経ってるよ」
今度は反対側からつつかれた。彼女は俺の横で仁王立ちしている。
「うるさいなー……。邪魔するなよ」
呆れて言うと、彼女は頬を膨らませた。
「あー! わーるいんだー! 彼女を無視しやがって!」
……大声で言わないでいただきたい。
物理的に口を塞ぐわけにもいかず、話をそらした。
「じゃあさ南帆、自分で見てきたら? 職員室ならそんなに遠くないんだし」
「わかった。でも、一希がついてきてくれたらね」
「えぇ……」
正直面倒だが、あまり下手なことをするとなにをしでかすかわからない。渋々付いていった。
「綾~? どこ行ったの? 綾~!」
廊下に出るや否や、南帆は級長の名前を叫んだ。いくらクラスに二人しかいない女子のためとはいえ、少しは自重してほしいものだ。
「むぅ……。いない」
「すぐ近くにいたら見えるだろ……」
やけに静かなのが気になる。他の学年もいるはずなのだが、人の話し声ひとつ聞こえない。
廊下を少し渡ったところで、南帆がまた叫んだ。
「あ! 綾!」
彼女はスリッパを鳴らして駆けていく。幼い子どもみたいだ。俺もその後ろに付いていこうとした。
そんなことを悠長に考えている余裕は、すぐなくなった。
「あれ……。級長……?」
向こうから歩いてくる彼女には、隠しきれない違和感があった。なにかに操られているような歩き方だ。
それに気付いているのかどうかはわからないが、南帆が級長の腕に抱きついた。
「もー! 遅いよ! 綾、今までなにして──」
南帆の腕の中の級長が崩れ落ちる。
その刹那、血しぶきが上がった。
呆然とそれを見ていた俺は、南帆の悲鳴で我に返った。南帆はまともに血を被ったらしく、血まみれになりながらパニックになっている。
生暖かい風が頬をさすった。その方向に目を向けても、なにも見えない。
それが抜けていった先には、教室がある。
その後のことは、思い出したくてもうまく思い出せない。
今でも鮮明に思い出せるのは、至るところでいくつもの断末魔が響いていたことだけだ。
* * *
南帆の手を引っ張って、長い廊下を駆ける。そんなに大きな学校じゃないのに、終着点が見えない。その違和感に気付いていなかった。気付く余裕もなかった。
また誰かの声が聞こえた。今度は近い。
不意に、右手が引っ張られた。南帆の足が縺れて転んでしまったようだ。
「ご、ごめん……」
申し訳なさそうに謝られるが、こちらはそれに構っている余裕もない。生返事だけした。
朝なのにやけに薄暗い、終わりのない廊下。先が見えるわけではないが、あれから逃げなくてはならない。
「まだ、走れる?」
そう聞いたら、彼女は弱々しく「うん」と言った。
差し伸べられた手を彼女がとり、立ち上がろうとした瞬間、さっきの風が足元を掬った。
「うわっ」「きゃっ」
揃って小さな悲鳴をあげ、尻もちをつく。
得体の知れない風の勢いは止まらず、突風に変わり、俺と南帆はまともに煽りをくらった。壁に背中を打ちつけ、息が詰まる。
かけていた眼鏡がその弾みで落ちた。
そこで初めて、風の正体を見る。
決まった形を持たない粒子が辺りに漂っている。南帆はそれに気付いていない。
また、大気が動いた。
「あっ……!」
それは俺の方には目もくれず、彼女の方に向かっていく。首へ、一直線に向かっていく。
慌てて床を蹴ったが、間に合うどころか粒子によって突き放されてしまった。
今度はそのまま頭を打つ。
朦朧とした意識の中で宙を仰ぐ。
彼女がどうなったかを確認するより先に、赤色の液体が指を浸した。
粒子が形を作ったり崩したりしながら漂っていたが、獲物が動かないことに気付いたのか、鋭いナイフのような形を定め、こちらに向かってきた。
そうか。ここで、俺も……──。
「封……!」
知らない誰かの叫び声が聞こえたところで、意識が途絶えた。
* * *
「あ、あの、大丈夫……ですか……?」
「──……?」
意識が戻ったとき、目の前にいたのは巫女装束らしきものを着た、同い年くらいの女の子だった。
身体を起こそうとして、頭が激しく痛みんだ。
「まだ起きない方がいいと思う。脳震盪かもしれないから」
彼女は冷静にそう言った。
近くに置いてあった眼鏡をかけた。
「それって、度が入ってないでしょ? なんでかけるの?」
「それは……」
なぜ、と聞かれると答え難い。物心ついたときからかけていたので、深く考えることもなかっ たのだ。
それにしても、彼女はなぜそんなことが気になったのだろう。
「ちょっと待ってて。今、家の人を呼んでくるから」
そう言って彼女は、止める間もなく部屋を出ていってしまった。
頭が痛まない程度に首を動かしてみるが、目から入る情報には限りがある。ここは見覚えのない場所だ。少なくとも学校ではない。確認できるのは畳と障子くらいだ。
ここにいるのは自分だけなのか、それともまだ他に無事な人がいるのか。知りたい情報を手に入れる術はなかった。
* * *
「お兄ちゃん」
私はパソコンとにらめっこしている兄に話しかけた。兄はブルーライトカットの眼鏡を外す。
「彼、やっぱりそうかもしれない」
そう伝えても、兄は驚かなかった。
「う~ん……。やはりそうか……」
兄は伸びをしながら立ち上がる。
「まさか、向こうからやってくるとは思わなかったよ。『魂の封術士』が」
0
あなたにおすすめの小説
異世界スローライフ希望なのに、女神の過保護が止まらない
葉泪秋
ファンタジー
HOTランキング1位感謝です!(2/3)
「小説家になろう」日間ランキング最高11位!(ハイファンタジー)
ブラック企業で過労死した俺、佐久間遼。
神様に願ったのは、ただ「異世界で、畑でも耕しながらのんびり暮らしたい」ということだけ。
そうして手に入れた、辺境の村での穏やかな日々。現状に満足し、今度こそは平穏なスローライフを……と思っていたのだが、俺の妙なスキルと前世の社畜根性が、そうはさせない。
ふとした善意で枯れた井戸を直したことから、堅物の騎士団長やら、過保護な女神やらに目をつけられることになる。
早く穏やかに暮らしたい。
俺は今日も、規格外に育った野菜を手に、皆の姿を眺めている。
【毎日18:00更新】
※表紙画像はAIを使用しています
Emerald
藍沢咲良
恋愛
教師という仕事に嫌気が差した結城美咲(ゆうき みさき)は、叔母の住む自然豊かな郊外で時々アルバイトをして生活していた。
叔母の勧めで再び教員業に戻ってみようと人材バンクに登録すると、すぐに話が来る。
自分にとっては完全に新しい場所。
しかし仕事は一度投げ出した教員業。嫌だと言っても他に出来る仕事は無い。
仕方無しに仕事復帰をする美咲。仕事帰りにカフェに寄るとそこには…。
〜main cast〜
結城美咲(Yuki Misaki)
黒瀬 悠(Kurose Haruka)
※作中の地名、団体名は架空のものです。
※この作品はエブリスタ、小説家になろうでも連載されています。
※素敵な表紙をポリン先生に描いて頂きました。
ポリン先生の作品はこちら↓
https://manga.line.me/indies/product/detail?id=8911
https://www.comico.jp/challenge/comic/33031
三十年後に届いた白い手紙
RyuChoukan
ファンタジー
三十年前、帝国は一人の少年を裏切り者として処刑した。
彼は最後まで、何も語らなかった。
その罪の真相を知る者は、ただ一人の女性だけだった。
戴冠舞踏会の夜。
公爵令嬢は、一通の白い手紙を手に、皇帝の前に立つ。
それは復讐でも、告発でもない。
三十年間、辺境の郵便局で待ち続けられていた、
「渡されなかった約束」のための手紙だった。
沈黙のまま命を捨てた男と、
三十年、ただ待ち続けた女。
そして、すべてを知った上で扉を開く、次の世代。
これは、
遅れて届いた手紙が、
人生と運命を静かに書き換えていく物語。
追放された俺のスキル【整理整頓】が覚醒!もふもふフェンリルと訳あり令嬢と辺境で最強ギルドはじめます
黒崎隼人
ファンタジー
「お前の【整理整頓】なんてゴミスキル、もういらない」――勇者パーティーの雑用係だったカイは、ダンジョンの最深部で無一文で追放された。死を覚悟したその時、彼のスキルは真の能力に覚醒する。鑑定、無限収納、状態異常回復、スキル強化……森羅万象を“整理”するその力は、まさに規格外の万能チートだった! 呪われたもふもふ聖獣と、没落寸前の騎士令嬢。心優しき仲間と出会ったカイは、辺境の街で小さなギルド『クローゼット』を立ち上げる。一方、カイという“本当の勇者”を失ったパーティーは崩壊寸前に。これは、地味なスキル一つで世界を“整理整頓”していく、一人の青年の爽快成り上がり英雄譚!
どうしよう私、弟にお腹を大きくさせられちゃった!~弟大好きお姉ちゃんの秘密の悩み~
さいとう みさき
恋愛
「ま、まさか!?」
あたし三鷹優美(みたかゆうみ)高校一年生。
弟の晴仁(はると)が大好きな普通のお姉ちゃん。
弟とは凄く仲が良いの!
それはそれはものすごく‥‥‥
「あん、晴仁いきなりそんなのお口に入らないよぉ~♡」
そんな関係のあたしたち。
でもある日トイレであたしはアレが来そうなのになかなか来ないのも気にもせずスカートのファスナーを上げると‥‥‥
「うそっ! お腹が出て来てる!?」
お姉ちゃんの秘密の悩みです。
冤罪で辺境に幽閉された第4王子
satomi
ファンタジー
主人公・アンドリュート=ラルラは冤罪で辺境に幽閉されることになったわけだが…。
「辺境に幽閉とは、辺境で生きている人間を何だと思っているんだ!辺境は不要な人間を送る場所じゃない!」と、辺境伯は怒っているし当然のことだろう。元から辺境で暮している方々は決して不要な方ではないし、‘辺境に幽閉’というのはなんとも辺境に暮らしている方々にしてみれば、喧嘩売ってんの?となる。
辺境伯の娘さんと婚約という話だから辺境伯の主人公へのあたりも結構なものだけど、娘さんは美人だから万事OK。
家ごと異世界転移〜異世界来ちゃったけど快適に暮らします〜
奥野細道
ファンタジー
都内の2LDKマンションで暮らす30代独身の会社員、田中健太はある夜突然家ごと広大な森と異世界の空が広がるファンタジー世界へと転移してしまう。
パニックに陥りながらも、彼は自身の平凡なマンションが異世界においてとんでもないチート能力を発揮することを発見する。冷蔵庫は地球上のあらゆる食材を無限に生成し、最高の鮮度を保つ「無限の食料庫」となり、リビングのテレビは異世界の情報をリアルタイムで受信・翻訳する「異世界情報端末」として機能。さらに、お風呂の湯はどんな傷も癒す「万能治癒の湯」となり、ベランダは瞬時に植物を成長させる「魔力活性化菜園」に。
健太はこれらの能力を駆使して、食料や情報を確保し、異世界の人たちを助けながら安全な拠点を築いていく。
金の羊亭へようこそ! 〝元〟聖女様の宿屋経営物語
紗々置 遼嘉
ファンタジー
アルシャインは真面目な聖女だった。
しかし、神聖力が枯渇して〝偽聖女〟と罵られて国を追い出された。
郊外に館を貰ったアルシャインは、護衛騎士を付けられた。
そして、そこが酒場兼宿屋だと分かると、復活させようと決意した。
そこには戦争孤児もいて、アルシャインはその子達を養うと決める。
アルシャインの食事処兼、宿屋経営の夢がどんどん形になっていく。
そして、孤児達の成長と日常、たまに恋愛がある物語である。
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる