巨乳です。おっぱい星人です。あれこれお話BOX

jun( ̄▽ ̄)ノ

文字の大きさ
83 / 220

この世は金・マネーこそ命・金は儲けたモン勝ち4

しおりを挟む
この世は金・マネーこそ命・金は儲けたモン勝ち4


「このラムネの山と優子人形があれば、100万円なんて一瞬で稼げそうだね。あぁ100万円あったら何に使おうかな」

イヒヒと香苗が拝金主義にまみれたスマイルを浮かべてしまう香苗。

「いや、まだだよ、あと一つ大事なのが残っている」

 そう言ったミルフィーユが表情を真剣なモノに変えた。

「え、何があるの?」

 質問する香苗がキョトンとすれば、学校の先生みたいに両腕を組み、室内の狭いスペースをぐるぐる回りながら言った。

「いくらいい商品があって、優子人形のふくらみを揉ませすさまじい衝撃を与えるとしても、それだけじゃぁダメ。なんでかわかる?」

「い、いや……わかんない」

「道行く他人にサイフを開かせようと思ったら、商売しているこちらの射程圏に引き込まないとダメ」

「じゃぁどうすると?」

「単にデカい声を出すだけでは素通りされてしまう。だからして香苗の見事な演説を交えた商品アピールがモノを言う」

「えぇ……演説なんかすんの?」

「香苗、何事も楽して儲かると思うべからず」

「演説ってやったことない」

「だいじょうぶ、いくつかのコツを抑えれば楽勝」

「コツ?」

「そうそう、何を言ってもいいし叫んでもいい。でも必ず帰ってくるべき点だけは抑えておく。何を言おうと必ず話を巨乳の魅力に結びつける。こうすればどれだけ話があっちこっちに飛んでも、まとまりがあるってウソがつけるんだ」

「なるほど……」

「そして次、巨乳になりたい……と思っている女の自尊心を刺激する」

「自尊心?」

「巨乳になりたくありませんか? なれるんです……というのではただの腐れ。そうじゃなくて、巨乳になれるチャンスがあるのに、どうしてあなたは行動しないのですか? たった1回の人生を無益に過ごして死んでいく事を受け入れるのですか? それはどうして? という風に持って行くんだよ」

「なんかわかるような気がする……」

「でしょう! そうしてあらかじめ必殺のうたい文句も決めておく。あれこれ言うんじゃなく、バカみたいにしつこいほど定期的に放つの」

「たとえば……どんな?」

「シアワセと巨乳は行動力なしでは得られない、自分の力でつかみ取らねばならない! という。人の心に放火するわけだよ」

「おぉ……なんか胸に響くね」

「だけど香苗、単に言うだけではダメ。香苗が中二病にならないと」

「はぁ?」

「中二病こそ正義だよ。自分は正義のヒーローだって信じれば、やがては光線技だって出せるようになるんだよ。それくらいどっぷり入り込まなきゃダメ。もうまったくスキのない、神のようなオーラを放つまで自分を染めなきゃダメ」

「じゃぁ、わたしは何に染まればいいの?」

「そうだね、キャラをつくろう。香苗はふくよか大明神! というモノになってもらおう」

「ブッ!」

「そして自分は使命を帯びているんだと信じる」

「どんな使命?」

「非巨乳な女性を悩みから救うためにやってきた正義の味方と」

「う……む……」

「では早速変身してみよう!」

 ここでパッと香苗の服装が変わった。それは赤い着物なのだがエラく重い。そして香苗は着ぶくれだるまみたいな見た目になる。

「え、なんでこの格好?」

「ふくよか大明神たるもの着物は必要。それに着ぶくれしているとふっくらっぽく見える。それで詰めモノしたエセ乳をこしらえれば、ふくよか大明神は巨乳エリートってごまかせる。そして最後、赤は女が勝負に出る時の色と相場が決まっているんだよ」

 そんな説明と同時にデカめのお祓い棒を香苗に与えるミルフィーユ。後はふくよか大明神に必要な貫録を会得しなければいけないとかいう。

「香苗、信じるんだよ、自分は神の使徒であると」

「う、うん……」

「愚かなモノの心に寄り添いうのが自分の務め、しかし! 何もせずシアワセを得ようとするやつは許さない! という、やさしさと厳しさをオーラに両立させてほしい」

「えぇ……」

「注目されるほど燃えるという心を持って。100人より100万人のギャラリーをよこせ! というエンターテイナー精神を持つんだよ」

「わ、わかった」

「では練習しよう」

 ミルフィーユはデカいスタンドミラーを部屋の中央に置いた。そして香苗に対しては、鏡を見ながらふくよか大明神になりきってアクションに演説を繰り返すんだとアドバイス。

「自然体になるまでやるよ。え、それ演技だったの? っと100万人すべてがだまされるくらいの自然体になるまでやる。もはや香苗の中二病は歴史に刻まれる価値ありというくらいまで昇華させる」

「で、でさぁ……ミルフィーユ……」

「なに急に赤くなってんの?」

「さ、さっきエセ乳がどうとか言ってたよね。も、もしかしてわたしを優子みたいな巨乳にしてくれるとか?」

「うん、詰め物で。だいたい……Dカップくらい」

「いま、やってよ……どんなキモチが知りたい」

「しょうがないなぁ香苗は、まるで男子みたいにせっかちだね」

「なんと言われても早く巨乳の気分を味わいたい!」

「では、ふくよか大明神、Dカップになれ!」

 すると香苗はビクン! となって異変を肌で感じ取る。大げさで重々しい着物はそのままだが、いつのまにか上半身に憧れでしかないはずの下着が着いている。しかもそれは詰め物というふくらみをしっかりサポートし、中二病の脳みそに美味たるスープを生じさせぐるぐるとかき回す。

「うぉ!」

 着物姿の香苗が立ち止まる。そして自分の胸に手を当てると、女になって迎えた朝の顔って表情を浮かべつぶやく。

「この余裕いっぱいのキモチ……今ならあらゆるすべてを大きな心で許してあげられると思う。優子はEカップだから、これでも負けているって話ではあるけど、そもそも全然ちがうだろう! って話ではあるけど……それでもいまのわたしはこの世の悲しみを許せる」

「よし、じゃぁ鏡の前に立ってしばらくふくよか大明神になりきって」

「もちろんだよ。えっとねぇ……3日後の日曜日ではなく、その次の日曜日にしよう。それまでにわたしはふくよか大明神とたましいを同化させる」

「よし! その意気だよ香苗」

 こうして香苗の金儲けするための努力が始まった。その真剣な表情やら熱意を勉強に向ければ? と世間は思うだろう。しかし勉強が金に結びつくという保証はない。ならばドストレートに金と成功を目指し、的を絞ったがんばりをする方が一回しかない人生への誠実さだと、ふくよか大明神になりきろうとする香苗の表情が言っている。そしてこの少女はものすごい速さで自分をキャラの中に落とし込む。
しおりを挟む
感想 1

あなたにおすすめの小説

どうしよう私、弟にお腹を大きくさせられちゃった!~弟大好きお姉ちゃんの秘密の悩み~

さいとう みさき
恋愛
「ま、まさか!?」 あたし三鷹優美(みたかゆうみ)高校一年生。 弟の晴仁(はると)が大好きな普通のお姉ちゃん。 弟とは凄く仲が良いの! それはそれはものすごく‥‥‥ 「あん、晴仁いきなりそんなのお口に入らないよぉ~♡」 そんな関係のあたしたち。 でもある日トイレであたしはアレが来そうなのになかなか来ないのも気にもせずスカートのファスナーを上げると‥‥‥ 「うそっ! お腹が出て来てる!?」 お姉ちゃんの秘密の悩みです。

中1でEカップって巨乳だから熱く甘く生きたいと思う真理(マリー)と小説家を目指す男子、光(みつ)のラブな日常物語

jun( ̄▽ ̄)ノ
大衆娯楽
 中1でバスト92cmのブラはEカップというマリーと小説家を目指す男子、光の日常ラブ  ★作品はマリーの語り、一人称で進行します。

百合ランジェリーカフェにようこそ!

楠富 つかさ
青春
 主人公、下条藍はバイトを探すちょっと胸が大きい普通の女子大生。ある日、同じサークルの先輩からバイト先を紹介してもらうのだが、そこは男子禁制のカフェ併設ランジェリーショップで!?  ちょっとハレンチなお仕事カフェライフ、始まります!! ※この物語はフィクションであり実在の人物・団体・法律とは一切関係ありません。 表紙画像はAIイラストです。下着が生成できないのでビキニで代用しています。

ちょっと大人な体験談はこちらです

神崎未緒里
恋愛
本当にあった!?かもしれない ちょっと大人な体験談です。 日常に突然訪れる刺激的な体験。 少し非日常を覗いてみませんか? あなたにもこんな瞬間が訪れるかもしれませんよ? ※本作品ではGemini PRO、Pixai.artで作成した生成AI画像ならびに  Pixabay並びにUnsplshのロイヤリティフリーの画像を使用しています。 ※不定期更新です。 ※文章中の人物名・地名・年代・建物名・商品名・設定などはすべて架空のものです。

ママと中学生の僕

キムラエス
大衆娯楽
「ママと僕」は、中学生編、高校生編、大学生編の3部作で、本編は中学生編になります。ママは子供の時に両親を事故で亡くしており、結婚後に夫を病気で失い、身内として残された僕に精神的に依存をするようになる。幼少期の「僕」はそのママの依存が嬉しく、素敵なママに甘える閉鎖的な生活を当たり前のことと考える。成長し、性に目覚め始めた中学生の「僕」は自分の性もママとの日常の中で処理すべきものと疑わず、ママも戸惑いながらもママに甘える「僕」に満足する。ママも僕もそうした行為が少なからず社会規範に反していることは理解しているが、ママとの甘美な繋がりは解消できずに戸惑いながらも続く「ママと中学生の僕」の営みを描いてみました。

夫婦交換

山田森湖
恋愛
好奇心から始まった一週間の“夫婦交換”。そこで出会った新鮮なときめき

上司、快楽に沈むまで

赤林檎
BL
完璧な男――それが、営業部課長・**榊(さかき)**の社内での評判だった。 冷静沈着、部下にも厳しい。私生活の噂すら立たないほどの隙のなさ。 だが、その“完璧”が崩れる日がくるとは、誰も想像していなかった。 入社三年目の篠原は、榊の直属の部下。 真面目だが強気で、どこか挑発的な笑みを浮かべる青年。 ある夜、取引先とのトラブル対応で二人だけが残ったオフィスで、 篠原は上司に向かって、いつもの穏やかな口調を崩した。「……そんな顔、部下には見せないんですね」 疲労で僅かに緩んだ榊の表情。 その弱さを見逃さず、篠原はデスク越しに距離を詰める。 「強がらなくていいですよ。俺の前では、もう」 指先が榊のネクタイを掴む。 引き寄せられた瞬間、榊の理性は音を立てて崩れた。 拒むことも、許すこともできないまま、 彼は“部下”の手によって、ひとつずつ乱されていく。 言葉で支配され、触れられるたびに、自分の知らなかった感情と快楽を知る。それは、上司としての誇りを壊すほどに甘く、逃れられないほどに深い。 だが、篠原の視線の奥に宿るのは、ただの欲望ではなかった。 そこには、ずっと榊だけを見つめ続けてきた、静かな執着がある。 「俺、前から思ってたんです。  あなたが誰かに“支配される”ところ、きっと綺麗だろうなって」 支配する側だったはずの男が、 支配されることで初めて“生きている”と感じてしまう――。 上司と部下、立場も理性も、すべてが絡み合うオフィスの夜。 秘密の扉を開けた榊は、もう戻れない。 快楽に溺れるその瞬間まで、彼を待つのは破滅か、それとも救いか。 ――これは、ひとりの上司が“愛”という名の支配に沈んでいく物語。

BODY SWAP

廣瀬純七
大衆娯楽
ある日突然に体が入れ替わった純と拓也の話

処理中です...