94 / 220
優子がついに初ビキニ! 4
しおりを挟む
優子がついに初ビキニ! 4
土曜日の午後7時30分、いよいよ明日はプールで巨乳女子たる姉のビキニ姿が見られる! ということで真治のドキドキワクワクは絶好調しまくりだった。もはや部屋でジッとしていられないから、ちょっと散歩してくれるとか言って家を出るにまでいたる。
「ビキニ、お姉ちゃんのビキニ、巨乳のビキニ」
もし誰に見られる心配もないと断言出来るなら、つぶやきの締めくくりとして大声でにゃおー! とか叫びたい真治であった。
「真治くん、真治くん」
ここでフッと声をかけられ立ち止まる。
「あ、カエルーノ」
それは二本足で歩くカエルことカエルーノ。背丈は30cmくらいでマントをつけているが、聞けば夜の見回りと散歩をかねるらしい。真治が何やらブツブツ言うことが聞こえたので気になったとも言う。
「なんか良い事がありましたか?」
カエルーノに言われたとき、別に言わなくてもいいよなと思ったが、興奮のせいで顔がニヤけてしまう。あ、それは絶対に何か良い事があったでしょう? と突っ込まれた事により、実は……と言い出すしかなくなる真治だった。
「明日プールに行くんだ」
「ほぉ、プールに」
カエルーノは歩きながらとりあえず的に返事。男子である真治がプールに行くと聞いて特別な反応をする必要などどこにもないからそっけない。
「で、お姉ちゃんもいっしょに来るんだ」
「優子さんも?」
ピク! っと反応するカエルーノ、優子という名前が出ると顔色が変わらざるを得ない。
「いや、それでその……」
真治は言わないでおこうかなと思うがニヤけ面を元に戻せない。だからしてカエルーノは言って欲しいと促す。
「明日はお姉ちゃんがビキニで泳ぐ予定だから」
真治が言った瞬間、カエルーノの目色がカンペキに変わった。突然、ボン! っと音がしたと思ったら、人間のイケメンに変身。ギョッとおどろく真治の前に立ち、両肩をつかんで揺さぶる。
「優子さんがビキニ?」
「ぐぇ……揺すりすぎ……ストップ、ストップ!」
「あ、申し訳ない」
カエルーノ、オホンと咳払いしてから月まで跳ね上がりたいキモチを抑えながら再確認。
「優子さんがビキニ、それはほんとうの話なんですか?」
「だって今日はお姉ちゃんがビキニを買うって話に付き合ったし」
「おぉ! そ、それで優子さんはどんなビキニ姿になると?」
「それはわかんない。買うところは見ていなかったし、聞いてはみたけれど、それは明日になればわかるとか言って教えてくれなかった」
「明日……で、真治くん、明日はどこのプールに行くと?」
「えっと明日は……」
「早く、早く教えて……」
「あんぅぐ……だ、だから揺さぶり禁止……」
「あ、申し訳ない」
ゴホゴホとやる真治、明日は○○プールに行くという情報をカエルーノに伝えた。いや、その場のフンイキというのはまるで報告させられるような感じですらあった。
「ほんとうに、ほんとうに明日は優子さんがビキニ姿になると?」
「なると思う。ならなかったら根性なし確定で幻滅。でも多分、そう言われるのがイヤだからビキニになると思う」
「そ、それはその……どんなビキニ?」
「実際に買ったのはまだどういうのかわからないけれど、でも多分……」
「多分、多分?」
「ふつうの三角ビキニかな……って」
「おぉ……」
「じゃ、じゃぁぼくはこっちだから」
真治が言って十字路を左に曲がる。それは一人になって興奮を噛みしめたいという訴えでもあった。
「優子さんがビキニ……」
カエルーノ、少しの間だけ意識のすべてがボーッとなったような感じで立ち尽くす。しかし当然の事として、急激な興奮が沸騰するように湧き上がる。そしてそれはおおよそジッとしていられないモノとなる。
「優子さんのビキニ、優子さんのビキニ、優子さんのビキニ」
夜の小さな町を人間のイケメンに変身したカエルーノが猛ダッシュ。じっとしていられない、ジッとしていられるかよ! と風のような速度で走る。だがそれではまったく興奮を下げられない。
「優子さんのビキニ!」
夜の暗闇が月明かりに照らされて印象的ってだだっ広い荒地に飛び込むと、二本足のカエルって姿に戻り、背中より剣を抜き取る。
「うぉぉぉ、優子さんのビキニ!」
狂ったように走り回りながら剣を振って雑草を斬り飛ばす。まるで荒地の草刈りって仕事をボランティアでやっているみたいだが、それだけ興奮が大きいということだろう。
ここでカエルーノは見た。この荒地にはやけにデカい石がある。それは大昔の国民アニメ、日本昔ばなしに登場しそうなスケール。
「うぉぉぉ!!!」
燃えるカエルーノ、巨石に向かってマッハみたいな速度で突進。そして勢いよく夜空へ向かって大ジャンプ。そのとき後ろにはきれいな満月があるので、もし誰かが見ていたら印象的な一コマとして記憶するだろう。
「優子さんのビキニぃぃぃぃ!!!!!!!!!!!!!!!!!!」
カエルーノの剣が垂直に振り下ろされる。それはまさに興奮と情熱がまざった芸術的な一振りであり、巨石が持つ固さなんてトウフみたいなモノって話になってしまう。だからビキビキ……ってひび割れが入ったら、その次の瞬間にめちゃくちゃデカかった石があざやかに砕け散る。
「このカエルーノ、明日はプールに行かねばならない。優子さんのビキニ姿を見ないわけにはいかない。いや、それは決して下心とかエロい話とかじゃない。優子さんみたいな魅力的な巨乳女子がビキニ姿になったら、当然ナンパされたりする可能性だってあるはず。弟の真治くんはまだ小4だから戦力不足。よってこのカエルーノが優子さんを守らなければいけないのだ。月よ、うつくしい月よ、おまえもそう思うだろう?」
カエルーノは満月を見上げながらつぶやく。そして早く明日にならないかと、そればかり考えて長い夜の立ち去りを待つことになる。
土曜日の午後7時30分、いよいよ明日はプールで巨乳女子たる姉のビキニ姿が見られる! ということで真治のドキドキワクワクは絶好調しまくりだった。もはや部屋でジッとしていられないから、ちょっと散歩してくれるとか言って家を出るにまでいたる。
「ビキニ、お姉ちゃんのビキニ、巨乳のビキニ」
もし誰に見られる心配もないと断言出来るなら、つぶやきの締めくくりとして大声でにゃおー! とか叫びたい真治であった。
「真治くん、真治くん」
ここでフッと声をかけられ立ち止まる。
「あ、カエルーノ」
それは二本足で歩くカエルことカエルーノ。背丈は30cmくらいでマントをつけているが、聞けば夜の見回りと散歩をかねるらしい。真治が何やらブツブツ言うことが聞こえたので気になったとも言う。
「なんか良い事がありましたか?」
カエルーノに言われたとき、別に言わなくてもいいよなと思ったが、興奮のせいで顔がニヤけてしまう。あ、それは絶対に何か良い事があったでしょう? と突っ込まれた事により、実は……と言い出すしかなくなる真治だった。
「明日プールに行くんだ」
「ほぉ、プールに」
カエルーノは歩きながらとりあえず的に返事。男子である真治がプールに行くと聞いて特別な反応をする必要などどこにもないからそっけない。
「で、お姉ちゃんもいっしょに来るんだ」
「優子さんも?」
ピク! っと反応するカエルーノ、優子という名前が出ると顔色が変わらざるを得ない。
「いや、それでその……」
真治は言わないでおこうかなと思うがニヤけ面を元に戻せない。だからしてカエルーノは言って欲しいと促す。
「明日はお姉ちゃんがビキニで泳ぐ予定だから」
真治が言った瞬間、カエルーノの目色がカンペキに変わった。突然、ボン! っと音がしたと思ったら、人間のイケメンに変身。ギョッとおどろく真治の前に立ち、両肩をつかんで揺さぶる。
「優子さんがビキニ?」
「ぐぇ……揺すりすぎ……ストップ、ストップ!」
「あ、申し訳ない」
カエルーノ、オホンと咳払いしてから月まで跳ね上がりたいキモチを抑えながら再確認。
「優子さんがビキニ、それはほんとうの話なんですか?」
「だって今日はお姉ちゃんがビキニを買うって話に付き合ったし」
「おぉ! そ、それで優子さんはどんなビキニ姿になると?」
「それはわかんない。買うところは見ていなかったし、聞いてはみたけれど、それは明日になればわかるとか言って教えてくれなかった」
「明日……で、真治くん、明日はどこのプールに行くと?」
「えっと明日は……」
「早く、早く教えて……」
「あんぅぐ……だ、だから揺さぶり禁止……」
「あ、申し訳ない」
ゴホゴホとやる真治、明日は○○プールに行くという情報をカエルーノに伝えた。いや、その場のフンイキというのはまるで報告させられるような感じですらあった。
「ほんとうに、ほんとうに明日は優子さんがビキニ姿になると?」
「なると思う。ならなかったら根性なし確定で幻滅。でも多分、そう言われるのがイヤだからビキニになると思う」
「そ、それはその……どんなビキニ?」
「実際に買ったのはまだどういうのかわからないけれど、でも多分……」
「多分、多分?」
「ふつうの三角ビキニかな……って」
「おぉ……」
「じゃ、じゃぁぼくはこっちだから」
真治が言って十字路を左に曲がる。それは一人になって興奮を噛みしめたいという訴えでもあった。
「優子さんがビキニ……」
カエルーノ、少しの間だけ意識のすべてがボーッとなったような感じで立ち尽くす。しかし当然の事として、急激な興奮が沸騰するように湧き上がる。そしてそれはおおよそジッとしていられないモノとなる。
「優子さんのビキニ、優子さんのビキニ、優子さんのビキニ」
夜の小さな町を人間のイケメンに変身したカエルーノが猛ダッシュ。じっとしていられない、ジッとしていられるかよ! と風のような速度で走る。だがそれではまったく興奮を下げられない。
「優子さんのビキニ!」
夜の暗闇が月明かりに照らされて印象的ってだだっ広い荒地に飛び込むと、二本足のカエルって姿に戻り、背中より剣を抜き取る。
「うぉぉぉ、優子さんのビキニ!」
狂ったように走り回りながら剣を振って雑草を斬り飛ばす。まるで荒地の草刈りって仕事をボランティアでやっているみたいだが、それだけ興奮が大きいということだろう。
ここでカエルーノは見た。この荒地にはやけにデカい石がある。それは大昔の国民アニメ、日本昔ばなしに登場しそうなスケール。
「うぉぉぉ!!!」
燃えるカエルーノ、巨石に向かってマッハみたいな速度で突進。そして勢いよく夜空へ向かって大ジャンプ。そのとき後ろにはきれいな満月があるので、もし誰かが見ていたら印象的な一コマとして記憶するだろう。
「優子さんのビキニぃぃぃぃ!!!!!!!!!!!!!!!!!!」
カエルーノの剣が垂直に振り下ろされる。それはまさに興奮と情熱がまざった芸術的な一振りであり、巨石が持つ固さなんてトウフみたいなモノって話になってしまう。だからビキビキ……ってひび割れが入ったら、その次の瞬間にめちゃくちゃデカかった石があざやかに砕け散る。
「このカエルーノ、明日はプールに行かねばならない。優子さんのビキニ姿を見ないわけにはいかない。いや、それは決して下心とかエロい話とかじゃない。優子さんみたいな魅力的な巨乳女子がビキニ姿になったら、当然ナンパされたりする可能性だってあるはず。弟の真治くんはまだ小4だから戦力不足。よってこのカエルーノが優子さんを守らなければいけないのだ。月よ、うつくしい月よ、おまえもそう思うだろう?」
カエルーノは満月を見上げながらつぶやく。そして早く明日にならないかと、そればかり考えて長い夜の立ち去りを待つことになる。
0
あなたにおすすめの小説
どうしよう私、弟にお腹を大きくさせられちゃった!~弟大好きお姉ちゃんの秘密の悩み~
さいとう みさき
恋愛
「ま、まさか!?」
あたし三鷹優美(みたかゆうみ)高校一年生。
弟の晴仁(はると)が大好きな普通のお姉ちゃん。
弟とは凄く仲が良いの!
それはそれはものすごく‥‥‥
「あん、晴仁いきなりそんなのお口に入らないよぉ~♡」
そんな関係のあたしたち。
でもある日トイレであたしはアレが来そうなのになかなか来ないのも気にもせずスカートのファスナーを上げると‥‥‥
「うそっ! お腹が出て来てる!?」
お姉ちゃんの秘密の悩みです。
中1でEカップって巨乳だから熱く甘く生きたいと思う真理(マリー)と小説家を目指す男子、光(みつ)のラブな日常物語
jun( ̄▽ ̄)ノ
大衆娯楽
中1でバスト92cmのブラはEカップというマリーと小説家を目指す男子、光の日常ラブ
★作品はマリーの語り、一人称で進行します。
百合ランジェリーカフェにようこそ!
楠富 つかさ
青春
主人公、下条藍はバイトを探すちょっと胸が大きい普通の女子大生。ある日、同じサークルの先輩からバイト先を紹介してもらうのだが、そこは男子禁制のカフェ併設ランジェリーショップで!?
ちょっとハレンチなお仕事カフェライフ、始まります!!
※この物語はフィクションであり実在の人物・団体・法律とは一切関係ありません。
表紙画像はAIイラストです。下着が生成できないのでビキニで代用しています。
ちょっと大人な体験談はこちらです
神崎未緒里
恋愛
本当にあった!?かもしれない
ちょっと大人な体験談です。
日常に突然訪れる刺激的な体験。
少し非日常を覗いてみませんか?
あなたにもこんな瞬間が訪れるかもしれませんよ?
※本作品ではGemini PRO、Pixai.artで作成した生成AI画像ならびに
Pixabay並びにUnsplshのロイヤリティフリーの画像を使用しています。
※不定期更新です。
※文章中の人物名・地名・年代・建物名・商品名・設定などはすべて架空のものです。
ママと中学生の僕
キムラエス
大衆娯楽
「ママと僕」は、中学生編、高校生編、大学生編の3部作で、本編は中学生編になります。ママは子供の時に両親を事故で亡くしており、結婚後に夫を病気で失い、身内として残された僕に精神的に依存をするようになる。幼少期の「僕」はそのママの依存が嬉しく、素敵なママに甘える閉鎖的な生活を当たり前のことと考える。成長し、性に目覚め始めた中学生の「僕」は自分の性もママとの日常の中で処理すべきものと疑わず、ママも戸惑いながらもママに甘える「僕」に満足する。ママも僕もそうした行為が少なからず社会規範に反していることは理解しているが、ママとの甘美な繋がりは解消できずに戸惑いながらも続く「ママと中学生の僕」の営みを描いてみました。
上司、快楽に沈むまで
赤林檎
BL
完璧な男――それが、営業部課長・**榊(さかき)**の社内での評判だった。
冷静沈着、部下にも厳しい。私生活の噂すら立たないほどの隙のなさ。
だが、その“完璧”が崩れる日がくるとは、誰も想像していなかった。
入社三年目の篠原は、榊の直属の部下。
真面目だが強気で、どこか挑発的な笑みを浮かべる青年。
ある夜、取引先とのトラブル対応で二人だけが残ったオフィスで、
篠原は上司に向かって、いつもの穏やかな口調を崩した。「……そんな顔、部下には見せないんですね」
疲労で僅かに緩んだ榊の表情。
その弱さを見逃さず、篠原はデスク越しに距離を詰める。
「強がらなくていいですよ。俺の前では、もう」
指先が榊のネクタイを掴む。
引き寄せられた瞬間、榊の理性は音を立てて崩れた。
拒むことも、許すこともできないまま、
彼は“部下”の手によって、ひとつずつ乱されていく。
言葉で支配され、触れられるたびに、自分の知らなかった感情と快楽を知る。それは、上司としての誇りを壊すほどに甘く、逃れられないほどに深い。
だが、篠原の視線の奥に宿るのは、ただの欲望ではなかった。
そこには、ずっと榊だけを見つめ続けてきた、静かな執着がある。
「俺、前から思ってたんです。
あなたが誰かに“支配される”ところ、きっと綺麗だろうなって」
支配する側だったはずの男が、
支配されることで初めて“生きている”と感じてしまう――。
上司と部下、立場も理性も、すべてが絡み合うオフィスの夜。
秘密の扉を開けた榊は、もう戻れない。
快楽に溺れるその瞬間まで、彼を待つのは破滅か、それとも救いか。
――これは、ひとりの上司が“愛”という名の支配に沈んでいく物語。
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる