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優子、萌えゲーにハマる(目指せななみのビキニ姿)4

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優子、萌えゲーにハマる(目指せななみのビキニ姿)4


「ったく、かわいくて巨乳ってところが似ているからって、姉のわたしと同じ名前をつけるなつーの」

 優子は真治がやっていたとかいうのを気遣うことなく、ゲームのリセットボタンを押す。この配慮なしのドストレートなふるまいはいかにも女らしいといえる。

 そんな姉の後ろ姿を見て……Tシャツの下にあってうっすら浮かぶEカップってブラのバックに抜け目なく見惚れながら……真治はちょっと驚きって声を出す。

「え、お姉ちゃん、そのゲームやるの?」

「わたしがやったらダメだと?」

「そ、そんなこと言わないけれど……」

 いつもはこういうゲームにハマる男子をどうのと言うくせに……と思ったが、でも姉といっしょに萌えゲーができるのはいい経験と少しキブンがほっこりする真治だった。

「で、誰を落とすつもりなの?」

 言いながら真治は座布団を置いて姉の真横、厳密には少しだけ後ろにズレて座る。なぜ少しだけズレれているかといえば、横を見たとき姉の横乳ってふくらみ具合や透けて見える背中のブラバックを自然に拝むため。これはおっぱい星人としてド級の天才であるからいた仕方のないこと。才能とは使うためにあるのだって神の教えに真治は従っているだけのこと。

「ななみを落とす」

「ななみ?」

 真治、姉が落とそうとしているはヒロインだと見て、これって優子じゃんか! と言いかけたが黙る。その代わり、なんでこのキャラを落としたいと思うの? と素朴な疑問を投げかけてみた。

「こいつのビキニ姿を見たいから」

「他のキャラでもいいじゃん」

「説明書のキャラ紹介を見る限りではこいつが一番巨乳だから、絶対こいつの谷間を拝みたいと思うから」

 優子の意気込みを聞かされた真治、何気に顔を横に向け……側面から見る姉のTシャツ巨乳ってふくらみを見ながら思わずにいられない。自分の巨乳を見たらどうなの? とか、だったらお姉ちゃんがビキニになればいいじゃんかなどなど。

「真治、夏休み前にさぁ、ななみをプールに誘うって可能なのかな」

「やってみたら難しい気がする」

「どうしたらいいと思う?」

「えっと、海はともかくプールはオールシーズンだから、ここはおちついて2学期まで水着の事は忘れる。そして夏休みはあまりデートをせずパラメータ上げ優先。多分だけど……そうすれば10月くらいには優子……じゃなく、ななみのビキニ姿を拝めるような気が」

「そっかぁ、やっぱり巨乳のビキニ姿はかんたんには拝めないか」

 優子がため息を出すと、真治は一瞬言いかけた。お姉ちゃんがビキニなったらいいじゃん! と。もし姉がそうだねとか言ったら、その勢いをたいせつにして姉のビキニ姿を拝む展開に持ち込みたい。でも真剣にゲームを見つめる姉の顔を見ると言えなかった。だから姉のフルカップブラが透けて見える横乳をチラチラっと拝むに留めておく。

 最初からゲームをやり直した優子、クラブ活動はどうするか? と真治に聞いたりする。

「多分入らないで全体のパラメーターを均等に上げる方がいいような気がするんだ」

 少しずつ萌えゲーに姉といっしょにハマっていく感じが広がっていく。巨乳な姉と萌えゲーにハマるなんて考えたことはなかったが、これはこれで気分がよい。いっしょに同じ目標を達成しようとする同士愛が芽生える。そして横に目をやれば巨乳具合って特徴を拝める。まさに一粒で二つおいしいみたいな話そのもの。

「真治、体育祭って何を選んでる?」

「アスレチック競争」

「え、それってむずかしくない?」

「難しいけれど、でもここで後順位に入ってポイントを稼いでおけば後がやりやすくなるような気がしていて」

「じゃぁ、ちょっとやって」

 言った優子がコントローラーを渡す。頼られた、姉とはいえ女というモノに頼られると男子としては気分がいい。女にいい格好を見せたいと思うのは男の人生にとってはエネルギー源のひとつ。

「おぉ、さすが、やっぱりゲームばっかりやっている真治は上手」

「それホメてくれているの?」

「もちろん!」

 優子はそう言って弟の左肩に右手を置く。真治はおだてるとノリがよくなると知っているから、目一杯祭り上げる。

「よし!」

 となりの姉におだてられ、ちょっと密接しているからいいニオイも一杯伝わってくる。こうなったらもう男子は心を燃やすのみ。

「くぅ……1位にはなれなかったけど、でも2位だった」

「いいよ、わたしだったら10位以内にも入れないから、真治はよくやってくれたよ。ありがとう」

「えへ……そんな……」

 テレる姉にコントローラーを渡したとき、ついでに姉の肩に持たれて甘えたらダメかな? なんて考える。今だったら許してくれるような気がすると思ったが、せっかく甘くていい感じのムードを壊したくないからやらなかった。

「えっとね、そろそろ〇〇をデートに誘った方がいいような気がする。あいつめちゃくちゃ嫉妬深いから要注意」

 真治はメモを見ながら姉にアドバイス。〇〇というのはゲームに登場する女子キャラの一人だが、とってもフレンドリーで人懐っこいが鬼のようなはさで嫉妬爆弾が炸裂する。だからいつデートに誘ったかメモを取っておき、ある程度したらまた誘うって努力が大事なのだ。

「ったく……どうでもいいキャラとばっかりデートしてさぁ、本命のななみと全然デートができない」

 優子はぼやいた。早くななみのビキニや谷間を拝みたいって男子さながらのセリフも吐いた。ところがそれを聞いたとなりの真治が意外にも立派な返しをする。

「仕方ないよ。夢をつかむためにはガマンも必要。大きな事を成し得るためには小さなガマンが数限りなく求められるんだ」

 優子、一瞬巨乳って胸がキュッと感じさせられた。今のは拍手してもいいすばらしいセリフじゃんか! と思ったからだ。しかし素直にホメるとなるとテレたりするので言い方はちょいきつくなる。

「真治ってバカのくせにたまには良い事を言うんだね」

 優子、そう言ってすぐ弟がバカって言わないでよぉってつぶやくだろうと予測して構える。

「バカでごめんなさい」

 真治、計算していたわけではない。でもなぜかこのとき、顔を赤らめ健気で気の毒な子羊みたいなオーラを出してせつなさに満ちたセリフを発した。それは姉である優子の胸をよりいっそうキュウっと感じさせる。

「ん……」

 優子、その顔を正面から横にいる弟に向ける。いま、冗談抜きで手を動かしヨシヨシとなだめるように弟の頭をナデナデしてやりたくなった。もしかすると真治を胸に抱き寄せヨシヨシとなだめたくなったのかもしれない。それくらい顔が赤い。

「どうしたのお姉ちゃん、顔が真っ赤だよ」

「な、なんでもない……」

「なんかあるでしょう、その顔は何か考えたよね?」

「なんでもないって言ってるでしょうが」

「あ、もしかしてエロい事とか……」

「それ以上言うな、言ったらビンタする」

「また……お姉ちゃんって見た目に反して暴力的」

 そんな感じでゲームをやっていた2人であるが、いよいよ夏休みも終わり、さぁこれからが本番の9月に突入だと気合を入れた。
 優子と真治、どちらもこう思い描く。9月から10月の中頃まで〇〇とのデートを順調に重ねたら、必ずプール誘いが成功する。そうしたら〇〇のビキニ姿を目にできる! と。

 しかしゲームとはとかく時間を気前よく溶かすモノ。さぁこれからだ! と思ったら母が帰宅してきた。こうなるとゲームばっかりやるなと注意されたり、もうちょいすれば夕飯の手伝いやら何やらをせねばならず、ゲーム続行をあきらめねばならなくなってしまうのだった。
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