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優子のバスト、また少し成長? ブラのサイズは? 3
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優子のバスト、また少し成長? ブラのサイズは? 3
ここはとあるランジェリーショップ。圧倒大多数の人間は下着のお店としか認識しない。だが情報通な者であれば次のように思うだろう。
―あ、ここって中野優子たる巨乳女子の行きつけランジェリーショップじゃないかー
「あぁ、今日はいい天気ねぇ」
店の中でひとりの女性店員がつぶやいた。初老って言葉にエンジンかかってきたって感じが印象的な50歳。いつもは他の店で働いているが、そこが改装という事情を抱えたので、その間はこの店に来てお助けワークというカタチを取っている。
「でもさぁ……」
50歳の店員こと鹿野明美はほんのり愚痴るようにつぶやいた。何か? といえば、この店に置かれているブラのサイズがかなり豊富であるという事実だった。
「Fとかは分かるんだけどさぁ、Gなんて買う人ほとんどいないんじゃないの? 売れているねぇ! と思ったことは一度もない。Hなんて置くだけムダじゃない? Iカップなんて、まして海外製のIカップことJカップなんて10年にひとつも売れたら御の字ってやつじゃない?」
「いや、今どきは豊満なおっぱいを持ったグラマーさんが多いから、サイズ豊富な店でないと生き残れないんですよ」
明美の娘みたいな年齢である27歳の女店員こと磯貝増美が返しのつぶやきをやった。
「そうなの?」
「え、そうなのって……鹿野さんって持っている認識が古くないですか?」
「そうかなぁ……」
「鹿野さんって昭和世代ですけれど……まさかその……」
「なによ?」
「Dカップが巨乳とか言わないですよね?」
「ノンノンちゃうちゃう!」
「何が?」
「昭和のときは巨乳なんて言わなかった。ボインよボイン!」
「うわぁ……聞くだけでゾッとする響き……キモチ悪い」
「ボインの前はデカパイとか言っていたわ」
「あ、聞きたくないです……」
増美はげんなりした顔で左手を額に当てる。今ちょこっとやった会話だけですでに疲労感が生じたように思えたからだ。
「そんなこと言っていたらあれですよ、今どきのジュニア巨乳を見たらびっくりしちゃいますよ」
「ジュニア巨乳? それって女子高生とか?」
「ぷっ! 鹿野さん……今を生きる人間として情報が古すぎます。ましてやランジェリーショップの店員なのですから、ちゃんとアップデートしてください」
「え、ジュニアってまさか中学生とか?」
「今どきは小学生でもそれなりにいるんですよ、巨乳女子」
「またまたぁ、ないない、いくらなんでも小学生の女子が巨乳だなんて、そんなのありえないワールドよ」
「えぇ、鹿野さんって、そういう存在を見た事ないんですか?」
「え、磯貝さんの言っている巨乳女子って具体的に何カップよ?」
「何カップだと思います」
「小学生でしょう? だったら……Cカップとか……」
「わたしが知っているなじみのお客さんに小学生の女の子がいるんです。最初のブラから現在までずっと通っているからすっかり御馴染み」
「その子っていくつ?」
「いまは小6」
「小6で何カップだっていうわけ?」
ここで明美はゴクリとひとつ飲んだ。もしかするとDカップなんて言われるのか? と心づもりをしておく。
「小6になってすぐブラのサイズが上がって、Eカップになりましたよ」
「はぁ? Eカップ? 小6でブラのサイズがEカップ? うそでしょう、冗談でしょう」
「こんなこと冗談で言うわけないでしょう。まぁ、要するにその子は巨乳女子なんです。実際早くからおっぱいが大きかったから……小6でEになっても全然不思議ではなかったというか」
「え、ちょっと待って……」
「なんです?」
「じゃぁ、その子のおっぱいは何cmだっていうわけ?」
「そのときは89cmでしたね。一応その子の場合は、バスト92cmくらいまでがEの範囲かなと」
「89cm? 小6で?」
「はい、これはウソ偽りのないほんとうの話です」
「え、その子ってすごいデブとか?」
「デブではありませんが、ふっくら&むっちりがいい感じという女神体型」
「うわぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁ!!!!!!!!」
ここで明美は両手で頭を抱え絶叫した。どうしたんですか? と増美が心配してやると、赤い顔にたっぷりと怒りを交えて吠えた。
「おかしいでしょう、絶対にまちがっている」
「何がですか?」
「なんの苦労もしていないのに小6で巨乳になるなんて」
「いやまぁ、それは個人差という話ですから」
「昭和のときだったら小6でCカップならすごいボインだった。それを考えると、磯貝さんの言っている巨乳女子は昭和の敵よ」
「いや、昭和なんてもうとっくに終わってるから敵視しなくてもいいじゃないですか」
「ハァハァ……許せない、小6でEカップとかバスト89cmとか」
明美の感情に紫色の炎が湧きそうになってきた。会ったこともないのに、その巨乳女子に憎しみというマイナス感情が渦巻く。
しかし……50歳になるとさすがに人間が出来ていた。この年齢になって小学生に嫉妬するなどみっともない! と思うことができた。そしてさらに言えば、それが次世代なのだと認めてやることで……なんとか傾いた心を立て直すことに成功する。
「あの、鹿野さん……だいじょうぶですか?」
増美はけっこう本気でドキドキした。50歳の先輩店員が発狂して店を壊したりしないか、アニメみたいな展開が起こったりしないかマジに心配してしまう。
「磯貝さん」
ここでクッと増美に顔を向ける明美。その顔は一瞬発生した怒りなどを消したおだやかさに満ちている。
「磯貝さんって冗談がうまいのね、そうよ、ちょっとエロい小説にはぴったりって話よね。小6でEカップなんて巨乳女子、作り物の世界だったらめちゃくちゃ映えるもの、そんなの多くの読者から愛されるのが見えている」
明美は増美が冗談を言ったのだという結論で話を終わらせたがっている。そうすれば円満だと目が訴えている。
「そうですね、はい、それでいいです」
増美はあえて食い下がったりしなかった。ほんとうに小6でEカップって巨乳女子がいるんです! としつこく言うと、先輩から炎が出るんじゃないかと不安になるからだ。そしてもうひとつ、増美はこういう風にも思った。
(まぁ、鹿野さんがこの店で働く間、あの巨乳女子が来なければいいんだ。多分来ない……だってちょっと前に新しいブラを買っていったのだから)
ここはとあるランジェリーショップ。圧倒大多数の人間は下着のお店としか認識しない。だが情報通な者であれば次のように思うだろう。
―あ、ここって中野優子たる巨乳女子の行きつけランジェリーショップじゃないかー
「あぁ、今日はいい天気ねぇ」
店の中でひとりの女性店員がつぶやいた。初老って言葉にエンジンかかってきたって感じが印象的な50歳。いつもは他の店で働いているが、そこが改装という事情を抱えたので、その間はこの店に来てお助けワークというカタチを取っている。
「でもさぁ……」
50歳の店員こと鹿野明美はほんのり愚痴るようにつぶやいた。何か? といえば、この店に置かれているブラのサイズがかなり豊富であるという事実だった。
「Fとかは分かるんだけどさぁ、Gなんて買う人ほとんどいないんじゃないの? 売れているねぇ! と思ったことは一度もない。Hなんて置くだけムダじゃない? Iカップなんて、まして海外製のIカップことJカップなんて10年にひとつも売れたら御の字ってやつじゃない?」
「いや、今どきは豊満なおっぱいを持ったグラマーさんが多いから、サイズ豊富な店でないと生き残れないんですよ」
明美の娘みたいな年齢である27歳の女店員こと磯貝増美が返しのつぶやきをやった。
「そうなの?」
「え、そうなのって……鹿野さんって持っている認識が古くないですか?」
「そうかなぁ……」
「鹿野さんって昭和世代ですけれど……まさかその……」
「なによ?」
「Dカップが巨乳とか言わないですよね?」
「ノンノンちゃうちゃう!」
「何が?」
「昭和のときは巨乳なんて言わなかった。ボインよボイン!」
「うわぁ……聞くだけでゾッとする響き……キモチ悪い」
「ボインの前はデカパイとか言っていたわ」
「あ、聞きたくないです……」
増美はげんなりした顔で左手を額に当てる。今ちょこっとやった会話だけですでに疲労感が生じたように思えたからだ。
「そんなこと言っていたらあれですよ、今どきのジュニア巨乳を見たらびっくりしちゃいますよ」
「ジュニア巨乳? それって女子高生とか?」
「ぷっ! 鹿野さん……今を生きる人間として情報が古すぎます。ましてやランジェリーショップの店員なのですから、ちゃんとアップデートしてください」
「え、ジュニアってまさか中学生とか?」
「今どきは小学生でもそれなりにいるんですよ、巨乳女子」
「またまたぁ、ないない、いくらなんでも小学生の女子が巨乳だなんて、そんなのありえないワールドよ」
「えぇ、鹿野さんって、そういう存在を見た事ないんですか?」
「え、磯貝さんの言っている巨乳女子って具体的に何カップよ?」
「何カップだと思います」
「小学生でしょう? だったら……Cカップとか……」
「わたしが知っているなじみのお客さんに小学生の女の子がいるんです。最初のブラから現在までずっと通っているからすっかり御馴染み」
「その子っていくつ?」
「いまは小6」
「小6で何カップだっていうわけ?」
ここで明美はゴクリとひとつ飲んだ。もしかするとDカップなんて言われるのか? と心づもりをしておく。
「小6になってすぐブラのサイズが上がって、Eカップになりましたよ」
「はぁ? Eカップ? 小6でブラのサイズがEカップ? うそでしょう、冗談でしょう」
「こんなこと冗談で言うわけないでしょう。まぁ、要するにその子は巨乳女子なんです。実際早くからおっぱいが大きかったから……小6でEになっても全然不思議ではなかったというか」
「え、ちょっと待って……」
「なんです?」
「じゃぁ、その子のおっぱいは何cmだっていうわけ?」
「そのときは89cmでしたね。一応その子の場合は、バスト92cmくらいまでがEの範囲かなと」
「89cm? 小6で?」
「はい、これはウソ偽りのないほんとうの話です」
「え、その子ってすごいデブとか?」
「デブではありませんが、ふっくら&むっちりがいい感じという女神体型」
「うわぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁ!!!!!!!!」
ここで明美は両手で頭を抱え絶叫した。どうしたんですか? と増美が心配してやると、赤い顔にたっぷりと怒りを交えて吠えた。
「おかしいでしょう、絶対にまちがっている」
「何がですか?」
「なんの苦労もしていないのに小6で巨乳になるなんて」
「いやまぁ、それは個人差という話ですから」
「昭和のときだったら小6でCカップならすごいボインだった。それを考えると、磯貝さんの言っている巨乳女子は昭和の敵よ」
「いや、昭和なんてもうとっくに終わってるから敵視しなくてもいいじゃないですか」
「ハァハァ……許せない、小6でEカップとかバスト89cmとか」
明美の感情に紫色の炎が湧きそうになってきた。会ったこともないのに、その巨乳女子に憎しみというマイナス感情が渦巻く。
しかし……50歳になるとさすがに人間が出来ていた。この年齢になって小学生に嫉妬するなどみっともない! と思うことができた。そしてさらに言えば、それが次世代なのだと認めてやることで……なんとか傾いた心を立て直すことに成功する。
「あの、鹿野さん……だいじょうぶですか?」
増美はけっこう本気でドキドキした。50歳の先輩店員が発狂して店を壊したりしないか、アニメみたいな展開が起こったりしないかマジに心配してしまう。
「磯貝さん」
ここでクッと増美に顔を向ける明美。その顔は一瞬発生した怒りなどを消したおだやかさに満ちている。
「磯貝さんって冗談がうまいのね、そうよ、ちょっとエロい小説にはぴったりって話よね。小6でEカップなんて巨乳女子、作り物の世界だったらめちゃくちゃ映えるもの、そんなの多くの読者から愛されるのが見えている」
明美は増美が冗談を言ったのだという結論で話を終わらせたがっている。そうすれば円満だと目が訴えている。
「そうですね、はい、それでいいです」
増美はあえて食い下がったりしなかった。ほんとうに小6でEカップって巨乳女子がいるんです! としつこく言うと、先輩から炎が出るんじゃないかと不安になるからだ。そしてもうひとつ、増美はこういう風にも思った。
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