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優子の中にある巨乳の実を奪い取りたい女神ミルフィーユ1

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 優子の中にある巨乳の実を奪い取りたい女神ミルフィーユ1


「あっつ……クソあっつ……」

 そんな事をつぶやいたのは誰か? 優子の友人である香苗の部屋だから本人がつぶやいたのか? と言えばちがって、最近はひたすらダラケまくりな女神ミルフィーユだった。

「ただいま」

 ブックオンに出向いていた香苗が夏の太陽にいたぶられながら帰宅する。マイルームにかけておいた冷房によって生き返る! と思いつつ、ベッドの上で寝転がる女神には思いっきりあきれざるを得ない。

「おかえり、この暑いのにご苦労なことで」

 そう返す者は巫女姿のまま仰向けとなり、色白むっちりな足を行儀悪く組んでコミックを読みふけっているその姿には、女神とか女子力とかそういう表現とは程遠い感が浮かぶ。

「ミルフィーユさぁ。最近わたしの部屋によく涼みに来るけど、女神の仕事とか全然してないんじゃないの?」

 香苗が机の上に置いておいたお茶を飲みながら突っ込むと、突っ込まれが側は平然と言い返す。

「このくっそ暑い夏に女神の仕事なんかやってられるわけないじゃん。それにわたしミルフィーユは大事なことに気づいたんだ」

 ミルフィーユはダラけるのが大好きな小学生女子みたいな口調でさらに続けた。

「巨乳になりたいですって祈る者に女子力パワーを与えるとかさ、それってけっこうエネルギー使うんだよ。ただでさえ過酷な暑さの中で、なんでわたしがわがエネルギーを酷使しないといけないのか疑問」

「いやいや、ミルフィーユは女神だし、しかも神社に来た人たちに手を合わされお賽銭も入れてもらっているし」

「お賽銭は神社の人間がぶんどるだけだよ。わたしは苦労するだけバカを見るんだよ。それがゆえわたしは気づいた!」

「何を気づいたと?」

「わたしミルフィーユは女神だから、祈りささげる人間に対する仕事なんて適当でもいいんだよ。ぶっちゃけ人間は祈って女神は昼寝しても許されるんだよ、逆は絶対にダメだけどね。だからわたし、昼は香苗の冷房が効いた部屋でゴロゴロすると決めたんだ。それでも許されるんだよ」

「じゃぁ巨乳神社に足を運んでお祈りする人たちはどうなるわけ?」

「信じる者は救われるだよ。人間なんて女神に応援されていると信じるだけで十分なんだよ、ぜいたく言うなって話だよ」

「ミルフィーユって登場するたびにゲス度が増していると思うのわたしの気のせい?」

「気のせい。ゲスがこんなかわいい女子であるわけがないんだからね」

「自分で言うか……」

 まったくあきれるしかない……と、香苗は部屋の床にまくらを置いて寝転がった。なぜ部屋の主である自分が固い床に寝ころばなきゃいけないんだ! と思ったが、とりあえずそれは流して色気ある事をぼやいてみる。

「こんな暑いときにはプールとか行きたい気もするけれど、そこに優子がいればなぁ……優子ってプライベートでは泳ぎに誘ってもノッて来ないんだよ。優子のビキニ姿とか拝めたら、それだけでも夏は価値を持つんだけれど」

 香苗が言うとミルフィーユがピクっと反応した。優子がどういう女子かはとっくに知っていて、小6のくせにブラのサイズがEカップという巨乳の持ち主! と嫉妬の対象でもある。

「香苗」

「なに?」

「なんならわたしのビキニ姿を見せてあげようか?」

「はぁ? ミルフィーユのビキニ姿?」

 コミックをベッド上に置いたミルフィーユ、グッと体を起こすと胸のふくらみが隠れている部分に手を当て、えっへん! とやって威張り気味につぶやく。

「一応だけれど、わたしCカップだし、谷間だってあるよ。香苗にとっては目の保養になると思うよ」

 どうだ、うやまえ! とかいう自己顕示欲に満ち溢れるミルフィーユだが寝転がる香苗は天井を見上げながら脱力気味に返すのだった。

「いらない」

「どうして!」

「優子のEカップってあのボリュームと比べたら、別にミルフィーユの谷間とかムリに拝みたいとか思わないから」

「く……女神を侮辱するつもりか香苗」

「侮辱もなにも事実じゃん」

「おのれ……優子、やっぱり腹が立つ! 優子の話になると当たり前のように腹が立つ!」

 ミルフィーユ、なぜ人間女子の小6である優子が女神である自分より乳が豊かなのかと憤慨。そしてなんとかして優子の巨乳を奪いたいとか言い出す始末。

「いや、ミルフィーユ……」

「なに?」

「あんた以前にさぁ、優子の巨乳因子を手に入れたいとか思ってバトルに敗北したじゃん」

「やめて、思い出すだけでも腹が立つわ」

 ますます怒るミルフィーユは思い出したくなかった。以前において、他エピソード「巨乳因子争奪戦1~8」において小恋という少女とバトルして敗北してしまった。欲しいモノを手に入れられないというよりは奪い取られてしまった。

「くぅ、あのチンチクリンがいきなり魔法少女とかになるから、だからこのミルフィーユが負けてしまったんだ」

「いや、ミルフィーユだってチンチクリンじゃん」

 香苗、寝ころびながら見た目も中身も子どもって女神をなだめてやる。終わった事は早く忘れるのが吉だよ? と。

 しかしミルフィーユはしつこかった。自分は女神であると誇るゆえ、ガマンだの引くだのは納得しづらいとする。だから手にべたつく原液みたいにしつこい。

「そうだ、いい事を思いついた!」

 パッと電球が光ったかのごとくミルフィーユの顔が明るくなる。香苗はグッと体を起こすと、あぁ、絶対ロクな話じゃないと警戒するばかり。
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