(R18)おとなのお話BOX(短編集)

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大人の日本昔ばなし・「松尾のさどさく」

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 むかーし四国の松尾とかいうところにさどさくという鉄砲撃ちがおった。さどさくは見た目たくましい好青年に見える男じゃったが、実はとんでもない裏を抱えておった。

「よしクロ、行くぞ」

 今日もまたさどさくは愛犬のクロと狩りに出た。しかし実際には狩りをせず他の村に出向いては、金になるいい仕事があって先方は若い女子を求めておると嘘を言う。するとさどさくの話に期待感を持った若い女子とか、今日の食い扶持にも困る親というのがこの話に飛びつく。

「おらの聞いた話じゃと、大体はこれくらいは稼げるそうじゃ」

 さどさくはこんな風に言って若い女を人身売買に売りさばいておった。それで得られる金はマジメに働くよりよかった。今やそれがさどさくの生業になって狩人が副業じゃった。

「おっとう、おっかあ、おら仕事がんばるけ、お金もらったら必ず仕送りするけ、待っててくんろ」

 若い女子は大きな屋敷で働かせてもらえるというさどさくの話を信じ、2人でいっしょに歩き出した。

「おまえさんは親思いでいい娘じゃのぉ、だいじょうぶじゃ、がんばっておれば必ずいい事があるでな」

 さどさくのこういう気づかいの言葉が娘を安心させる。そしてさどさくはわざと遠回りの道を歩くのじゃった。

「陽が落ちてきたのぉ……」

 娘は周りが暗くなってきたので心細くなった。今すぐにでも家に帰りたいという顔になっておる。

「だいじょうぶじゃ、後もうほんの少しじゃ、ここらで少し火を焚いて休憩じゃ」

 さどさくが焚火を起こすと赤々と火が燃える。少し寒かったこと事、そしてさどさくがやさしく頼りがいがあると思っていた事から、娘は安心して火に当たる。

「のぉ娘っこ、おまえさんはいくつじゃ」

「おら16じゃ、おっとうとおっかの役に立ちたいんじゃ」

「そうか、健気じゃの」

 さどさくはそう言って女に近づいた。その時、さどさくの赤く見える顔に女は少し緊張したが、この人はやさしい人じゃ、だいじょうぶじゃと言い聞かせジッとする。

「娘っこ、おまえさん、なかなかのべっぴんじゃの」

「え?」

「肌も色白でなかなかきれいじゃの」

 さどさくは突然に女子の後ろに回り込み、驚いた女子に後ろから抱きつく。そして着物の中に邪心に満ちた手を入れていく。

「ほぉ、なかなかええ乳じゃ、この大きさ、このやわらかさ、これは食い甲斐たっぷりじゃ、うまそうじゃのぉ」

「なんじゃ、急になにするんじゃ、止めてくんろ!」

「何言うとるんじゃ、おまえはもう16じゃ、男を受け入れるんじゃ」

 さどさくは強引に女子の着物をはぎ取るようにして脱がした。すると色白でうつくしく、豊満な乳房が恥じらいながら大きく揺れ出る。

「やめろ、やめてくんろ!」

 女子ははげしくイヤがった。じゃがさどさくに後ろから左右の乳房をギュウっとわしづかみにされ、そのまま押されて四つん這いの姿勢にさせられる。

「イヤじゃ、おらこんなのイヤじゃ」

 女子が声を震わせる、いい人と思っておったさどさくの突然の乱暴にショックを隠し切れん!

「おぉ、ええ乳じゃ、こんなええ乳はめったに味わえんぞ」

 さどさくはおなごの背中に覆いかぶさると、痛がる女子の事情より味わえる快感が大事じゃ! とばかり、両手で揺れ動く乳房を揉みまくる。そうなのじゃった、さどさくはいつもこの山で人身売買組織に売り飛ばす女子の体を味わい食っておった。

「入れるぞ」

「いやじゃ、おねげぇじゃ、それだけはやめてくんろ!」

「何言うとるんじゃ、女は女らしく往生せんかい!」

 さどさくはイヤがってもだえる女子の中に後ろから挿入した。あまり濡れておらんかったから、ブチブチっと引き裂くような痛みを女子に与えながら突き進んだのじゃった。

「あぁぁぁぁぁぁぁ!」

 あまりの痛さに女子は絶叫した。四つん這いにのまま両手をギュウっと握り締め、入り口付近から大量の血を地面にこぼす。

「うほ、ええ締まりじゃ、これはたまらん!」

 キューっと締まる女子の膣と温もりはさどさくに極楽浄土のような心地よさを与えた。まるで白い温かさに吸い込まれていくようじゃった。

「あぁぁん……」

 一方の女子は両目に涙をいっぱい浮かべ、体内のさどさくを感じ出血し揺さぶられ左右の乳房を揉みまくられ精神が崩壊しそうになっておった。

「く……こ、これは辛抱たまらん、もっとゆっくりやりたい思うてもこらえきれん」

 さどさくは無我夢中になって腰を動かし、そして泣き叫ぶ女子の中で昇天した。それは忘れがたいほどの気持ち良さじゃった。

「あぅおぅ!!」

 ショックで泣き顔の表情が固まり硬直している女子の中で、さどさくのペニスがビクンビクンと脈打って、幾度となくドビュドビュっといっぱいの精液をまき散らすのじゃった。それはまるで男に生まれた喜びここにあり! というほどの快楽じゃった。

「あぅぐぅ!」

 さどさくは満たされた肉棒を温かい場所から引き抜くと、泣いている女子などそっちのけで余韻に浸った。

「ハァハァ、なんつー気持ち良さじゃ……男に生まれた甲斐があったわい」

「お、おら……こんなのイヤじゃ……こんな……」

「まだ泣いとるんか、いい加減に悟らんかい!」

 さどさくはこれで話が気持ちよく終わると思った。じゃが傷ついた女子は泣きながら立ち上がると、自分の村へ戻ろうとし始めた。

「こら、どこに行くんじゃ!」

「おっとう、おっかあ、おっとう、おっかあ!」

 女子は泣き叫びながら暗い山道をヨタヨタ歩きながら歩き出す。村に帰りたい、おっとうとおっかのいる場所に戻りたいと両目から大量の涙を落として。

「戻るんじゃ! 戻らんと撃つぞ!」

 さどさくは鉄砲を女子に向けた。さどさくは女子が村に帰って話を暴露すると、このおいしい仕事が続けられんようになると危惧したのじゃった。

「おっとう、おっかあ、おっとう、おっかあ」

「このアホンダラが!」

 怒りにまみれたさどさくが鉄砲を撃った! ドーン! と太い音がした次の瞬間、グチャ! っと音がした女子の顔が……まるで割れたスイカのように粉々に吹き飛んでしもうた。そして女子の体はバッタリとそこに倒れ混む。

「バカな女じゃ、生きてさえいれば良い事もあったじゃろうに」

 さどさくは顔のない女子の体に小便を引っ掛け、ちょっと一寝入りしようかと思った。するとなぜかおかしなことが起こったのじゃ。

―キャンゥ、キャンゥー

 愛犬のクロが突然に焚火の火を消してしもうた。まったく思いもしない事にさどさくは驚くばかりじゃ。

「これクロ、どうしたんじゃ」

 クロは何かにおびえているように見えたが、さどさくにはそれがどういう事かわからん。仕方がないので焚火を付け直した。するとどうじゃ、まるでイヤがらせのようにクロがまた焚火の火を消した。

「何するんじゃ! やめんか!」

 やさしい男であるさどさくも2回同じ事をやられては腹に据えかねる。そこでさどさくは山刀を持って小声でつぶやいた。

「今度火を消したら……」

 すると2度あること3度とばかりクロがまた火を消した。こうなるとさどさくの堪忍袋の緒はキレる。 キャンゥ、キャンゥ! 吠えるクロを抑え込むと、さどさくは怒りにまみれてその喉を切り裂く。

「このアホンダラが!」

 クロの体がビクン・ビクン! となったがそれでもさどさくの怒りは収まらん。さどさくはまだ意識が残っているクロの両目をえぐり抜き取り、力任せに首を切り落として殺してしもうた。

「この駄犬が……ざまーみやがれじゃ!」

 さどさくはクロを殺した。そして再び焚火をしたとき、突然に地面が揺れるような音が聞こえた、いや実際に地面が揺れ動いた。

「なんじゃ……」

 それは地震などではなく、何か巨大なモノを引きずるような感じじゃった。そしてさどさくに生暖かいイヤな空気が刺さる。

「なんじゃ、この不快感は……なんじゃ、何か獣がおるのか」

 ズーン! ズーン! と、まるで巨大な何かがこちらに向かっているような音が聞こえてきた。思わず鉄砲を持ちかまえるさどさくには、いったい何がどうなっているか見当がつかん。

 じゃがこのとき、さどさくはある事を思い出したのじゃった。この山には言い伝えがあって、この山で1000回目の射精をすると祟られるという。

「まさか……あの女子でやった1000回目じゃったのか、クロはそれを知っておったから火を消しよったのか。そ、そうじゃ……たしか化け物が出よるんじゃ、そして化け物は火を頼りに近づいてくると」

 このときハッとなってさどさくが振り返ると……そこにはいた、それまで見た事のない巨大な何かが。そしてその何かにさどさくは掴まれ、そのまま谷底へ投げ込まれてしもうた。それ以来さどさくの姿を見た者はいない。
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