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抜けられなくなった巨乳を救出せよ14
しおりを挟む「ぁ、あんんぅ!」
美依は両足を離しおれに抱きつく、おれはそんな美依をしっかり抱きかかえた。すると、櫓立ちという体位が出来上がる。
「はんんぅぅ……」
「ぅ……ぐぅ……」
美依とおれはお互いにこの体位でつながり感じ合うことに少し戸惑う。おれが美依の膣を温かい生き物みたいに思うのと同じで、美依もおれのペニスを熱い生き物と思っているのだ。
「はぁんん……」
美依が動くとヌブヌブっと温かさが上からおれを包み込む。ヌブヌブっと大きく蠢くそれは、おれの意識をすべて吸収する魔物みたいに思えたりする。
「あぅぐぅ……」
おれは美依を抱えながらペニスに何度も何度も力を込めた。ビクンビクンと、ビクンビクンと、ビクンビクンと、何回も力を込めた。すると美依の膣が呼応するように何回も締め付けてくる。
「お、お兄さん、お兄さん……」
「ど、どうした美依……」
「しょ、正直になりたい……なっても……いいですか?」
「しょ、正直?」
「き、キモチいいって……正直に……なりたいです」
「もちろんだよ」
「お兄さんも……キモチいいって正直になってくれますか?」
「なるなって言われても……ムリ」
「む……ぅ……」
おれと美依は互いにブルブルしながら動きを止めて5秒くらい見つめ合った。そうして美依はゆっくり両目を閉じて、これまでで一番ってくらい顔をかわいいトマトみたいに赤くしてから、自ら体を揺さぶりながら大きな声を出し始めた。
「き、キモチいい……すごくキモチいい……お、お兄さんの……お兄さんのおチンチンがものすごくキモチいい」
美依の声はおれの意識を同じレベルに引っ張ったように感じられた。
「ハァハァ……お、おれもすごくキモチいい……」
美依、クゥっと気持ちよさそうな顔を少し上に向けたら、キモチいい、すごくキモチいいってうっとり声をくり返す。
「み、美依……美依、美依……」
たまらない、これは特大の爆弾みたいにたまらない。ものすごい快感と愛しさとせつなさが、愛し合いという時間の中で究極のメロディーを演奏し始めたようになってきたのだから。
「お、お兄さん、お兄さん……お、お兄さんは……キモチいいですか?」
「ハァハァ……も、ものすごく……っていうか、こんなにキモチいいのは初めてだ」
「はんんん!!」
勢いづく。まだ挿入して間もないのに、いきなりクライマックスみたいになってきた。まるで映画が始まった次の瞬間にはもう最大の山場みたいな……
「お兄さん、お兄さん、お兄さん……」
「美依、美依、美依……」
おれはここでちょっと勢いにブレーキをかけた。どうしたんですか? って美依に言われたら、体位を変えたいと伝えた。もちろんそれにはちゃんとした理由がふたつある。ひとつ、この櫓立ちって体位はかき回されるような快感が得られるその反面……かなりしんどい。そしてもうひとつ、おれはこのセックスをできるだけゆっくり味わいたいと思ってならない。
「美依みたいなステキな巨乳女子とは、もっとゆっくりいっぱい愛し合いたいって、すぐに終わったらもったいなくてイヤだって思っちゃうから……」
「わ、わかりました」
こうしておれと美依は互いにブルブル震えながら、愛し合う体位を櫓立ちから後櫓って体位に変更していくのだった。
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