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大人の日本昔ばなし・「鷹姫と沈々」

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 むかーし、沈々(ちんちん)という若いお坊さんがおって、歩留野大社(ぽるのたいしゃ)へお参りしようと向かっている最中じゃった。

「もし、すみませんが一夜の宿をお願いできませんでしょうか」

 日も暮れてきたこと、沈々はある庄屋さんの家に一泊をお願いした。そしてキモチよく中に入れてもろうたのじゃが、そこで一人娘の鷹姫とでおうた。

「は!」

 沈々ははげしくおどろいた。鷹姫はずいぶんと美しかった。じゃがその美しさもさることながら、着物の上からでもわかる豊満なふくらみ具合が沈々の心をつよく惹きつけたからじゃった。つまり鷹姫は沈々が心ひそかに理想とするタイプの女子というわけじゃった。

「は!」

 一方の鷹姫もまた、沈々の汚れなきオーラとうつくしい風貌にすっかり心を奪われておった。そして胸いっぱいに思ったのじゃった、この方は自分みたいな女を好んでおられるはずじゃと。

 そしてその夜、沈々が食事やら風呂を終えて部屋に戻ってきたときじゃった。親の目を盗んだ鷹姫がやってきた。

「た、た、鷹姫殿……な、なにか?」

 沈々は冷静な表情を作ったが、なんせ純真な心と若い体のことゆえ、鷹姫がやってきた事で伝わるいいニオイに早くもイチモツがビクンビクンとなり始めるのじゃった。

「沈々さま……ひとつ聞きとうございます」

「せ、拙僧に……なにか?」

「沈々様は……わたくしのような女は……好みではございませんでしょうか?」

 鷹姫はフトンの上に座りドギマギしている沈々に真剣な目を向け、その色白な頬を赤らめ思いつめた心を隠せないとする。

「せ、拙僧は……拙僧は……」

「沈々さま……沈々さまは……お、お、おっぱい……おっぱいが大きい女というのは……きらいですか? わ、わたしみたいに胸が大きい女は……好きではありませんか?」

 鷹姫の震えた声、特におっぱいとか胸が大きいとか聞いたら、沈々のイチモツは熱い思いでまっすぐ立ち上がらんとコーフンしてしまう。

「沈々さま……」

「た、鷹姫殿? い、いったいなにを!」

「沈々さま、どうか……見て欲しゅうございます」

 鷹姫は真っ赤な顔で両目を閉じると、ゆっくりと着物の帯を緩め始めた。胸の内に発生した苦しさを解放したいとばかり動く鷹姫を止めるなど、いったい誰ができよう。スルスルっと脱ぐ音と鷹姫の体から発せられるニオイの濃さが、沈々の体と心を恋の金縛りにかけていく。

「沈々……さま」

 鷹姫が身に纏っていた着物をハラっと床に落とすと、沈々は衝撃のあまり声を出そうにも出せんかった。その色白むっちりふくよかでうつくしい体、そしてなにより……はじけるようなふっくら豊満なふくらみがすごかった。円錐型と釣り鐘型のいい所を混ぜて実った形状、少しばかり乳輪は大きめで、乳首は少し陥没気味。総合すると鷹姫の乳房はたぐいまれにうつくしい豊かさじゃった。

(思ったとおりじゃ……思ったとおり鷹姫は……鷹姫は……)

 沈々はあまりにも豊満な鷹姫のふくらみを見て、自分好みの女性がこの世に存在していることに深く感激する。じゃからイチモツが若い垂直になるだけでは飽き足らず、思わず両目からうっすらと涙が流れ出てしまう。

「沈々さま……」

 全裸になった鷹姫がゆっくりと沈々に近づく。ほんのちょっと、ほんのちょっと、鷹姫が前に進むと沈々の見つめる魅力的なモノはどんどん大きくなっていくと目に入る。それは谷間に顔を埋め甘えることすらふつうに出来るとしか思えん豊かさ。

「ぁ……た、鷹姫……殿」

 真正面に鷹姫が来て、色白な手を肩に置いてきた。眼前にある女体からはいいニオイが濃厚に伝わり、沈々という男の清い魂を余すところなく包み込むように思えた。

「た、鷹姫……鷹姫殿……」

 まるで幼子のように沈々が声を震わせ少しだけ顔を上げると、そこには豊満な乳房の先、プクッとやわらかい乳輪があって……目を横に流すしていけば……びっくりするような豊かさ2つの谷間へとつながっていく。

(なんときれいで豊満な乳じゃ……)

 沈々は生まれて初めてとろけるような感覚で固められてしもうた。すると鷹姫の手が沈々をクッと押そうとする。それはその胸に沈々を抱き寄せたいという思い。

「んぅん!」

 たまらない思いが募った沈々は鷹姫に抱きつく。すると豊満な乳が揺れ動いて、谷間に押し付けた沈々の顔面にやわらかい弾力という心地よさを与える。その事に沈々がびっくりして震えると同時に、鷹姫の両手が男の頭をクッとやさしく抱き寄せる。

「あんぅおぅ」
 
 声を出しながら沈々は鷹姫の谷間に顔面を埋めた。なんという豊満、なんというやわらかい弾力のキモチよさ、そしてなんという良いニオイ、そのなめらかな極上なる快感に沈々は何かを考え行動するなどという事は出来んかった。

「た、鷹姫殿、鷹姫殿!」

 沈々は谷間に熱い声を落としながら、ほんとうに豊満でやわらかい左右のふくらみに甘えるかのごとく顔を動かしながら……まるで幼子に戻ってしまうかのごとく体を起こして、両腕を相手の背中に回した。そして無我夢中になって鷹姫の乳に甘えながらギュウっと密接する。

「沈々さま……」

 鷹姫は表情をうっとりさせ沈々をやさしく抱きしめた。そしてそのままフトンの上に流れるように倒れて、2人は相手の体は火打石と言わんばかりに愛し合い始めた。

「鷹姫殿……い、い、入れて……入れても……」

 いま、沈々は自分の大きく固く、そして透明の液体でトロトロになっている肉棒を、これまたびしょ濡れな鷹姫の温もりに入れたいと欲する。それは禁じられている事でしかない。じゃが、いまの沈々には鷹姫の温もりがどうしても必要で、その事実を拒むことは出来んかった。

「沈々さま……お慕いしております……」

 鷹姫はブルブルっと震える色白むっちりな両足を立ててしっかり広げて見せた。そこには沈々と結ばれたいとする思いが、大量の愛液で濡れながら待ちわびている。

「鷹姫殿……鷹姫殿!」

 沈々はとてもこらえきれんかった。大きな声を出すと同時に勢いよく前に進んだ。すると沈々の肉棒はヌルっとしたやわらかさを感じ、次の瞬間にはくぅっと心を溶かすような温かさに包まれた。それは棒の先から全身へとすごい速度で流れ回っていった。

「た、鷹姫……鷹姫殿……」

 沈々はたまらず体をかがめた。そして両手を白いふとんの上につけると、全裸の鷹姫を見下ろしながら、いきなりものすごい勢いで腰を動かし始める。

「ぁあんんん!!!」

 鷹姫はすかさず両手を動かし沈々の腕をつかむ。あまりにも沈々のピストンが勢いありすぎるせいで、左右のふくらみが大きく波打つように揺れ動いて止まらん!

「ち、沈々さま……沈々さま……」

 温もりに入った沈々の分身は、鷹姫がそれまで味わったことのない感覚を体いっぱいに与えた。それに対して鷹姫がコーフンするとキュウっとした締め付けが生じて、それが沈々の味わう快感を倍増させ、結果として鷹姫の得る心地よさも倍増する。

「ち、沈々さま……こんなの……こんなの初めてです、こ、こんな……」

 鷹姫は沈々の腕をつかみ、勢いよく揺さぶられることに夢中となって、対する沈々も自分の味わう快感にカンゲキを隠せなくなっていく。

「た、鷹姫……う、うれしいです……鷹姫みたいな……鷹姫みたいなステキな人に受け止めてもらえることが……うれしくてたまりません」

 沈々はもっとゆっくりやりたいと思うたが、初めての経験という肉棒が鷹姫のぬくもりや体をじっくりかみしめながら味わうなど出来んかった。

「た、鷹姫……鷹姫殿……」

 いま、沈々は泣きだしそうな顔をしていて、どうか許して欲しいという感じを下にいる鷹姫に向けるのじゃった。

「沈々さま……そのまま……出してください……中に出してください……沈々さまと結ばれとうございます」

 鷹姫には相手の言いたい事がわかっておった。そして自分が言ったことに嘘なキモチはないと沈々の腕をやさしくなでる。

「た、鷹姫殿……鷹姫殿……」

 こうなるともう沈々は自分のピストンを止めることができん。信じられないようなキモチ良さと同時に、鷹姫への募る想いが混ざり合い、まるで日の出を目指すように突き進むだけじゃった。

「た、鷹姫……た、鷹姫……あぅんぅんんんん!!!!」

 いま、沈々がぬくもりの中で達した。極限まで張り詰めていた肉棒はビクンビクンと専用のけいれんを何度もくり返し、膨れ上がった亀頭は鷹姫への想いを幾度となく白い液体として放出させていく。それは沈々の人生で決して忘れることのできない特別な経験となった。

―そして翌日―

 帰りにはまた必ず立ち寄ると鷹姫に約束した沈々は意気揚々と歩留野大社へ向かっていった。じゃが、沈々と一晩で5回も愛し合い、それでは全然足りん! と愛に目覚めてしまった鷹姫の変化を親が気づかぬわけはない。

「この大バカ者!」

 昼どきに父親は娘の色白な頬に強烈なビンタを食らわし怒りをあらわにした。

「親に隠れて若い坊さまをたぶらかすとは何事じゃ!」

 鷹姫は父にどやされ母に諭され、自分が大変な事をしてしもうた気づいた。じゃが問題は沈々の方で、鷹姫の豊満な乳房やとろけるような温もりを味わってしもうたからには、もう鷹姫のからだを忘れることができんのじゃった。

「しょうがない、おまえ、しばらく親戚のところへ身を寄せるんじゃ」

 こうして鷹姫は大急ぎで出かける用意をした。心の中では沈々と愛し合いたい、結ばれたいという想いが残っておったが、やはりこれは悪い話と自分に言い聞かせ、荷造りが終わるとすぐさま家を出た。

 ところが鷹姫の豊満な体が忘れられない沈々は、早くも近くまで帰ってきておった。そして鷹姫がどこかに行ってしまったと聞かされ激しく動揺してしまうのじゃった。

「鷹姫殿……鷹姫殿」

 沈々は胸が張り裂けそうなせつなさを持って、必死になって駆けだした。鷹姫殿、鷹姫殿と悲しげな声を出し、目にうっすら涙を浮かべながら走る。

「あ!」

 立ち止まった沈々が見たのは、歩留野川(ぽるのがわ)を船で渡ろうとする鷹姫の姿じゃった。それを見た沈々はたまらず叫び走り出す。

「おぉ、鷹姫殿、どうして、どうして」

 一方の鷹姫は沈々が自分を見つけた事を知り、早く船を出してくださいと船頭を急かす。そしてゆっくりと船は動き出し、これで一件落着と思われた。

「沈々さま……どうか……お許しください」

 鷹姫は色白むっちりな両手を合わせると、沈々が立ち直ってくれることを願って必死になってお祈りをする。

「鷹姫殿……どうして、どうして!」

 両目に涙を溜める沈々、鷹姫を失いたくないとの川の中に入って追いかける。じゃが水が深さを増すにつれ、沈々は苦しくなっていく。

「鷹姫殿……鷹姫殿……」

 沈々がおぼれ沈んでいく。鷹姫は胸を痛めながら「ごめんなさい」と何回もくり返す。これで話は終わった、絶対に……と思われた。

 ところが、突然に川の中から大きなヘビが姿を現した。それは鷹姫に裏切られ傷ついた沈々が怒りのあまり変身した姿じゃった。

「おのれ……鷹姫……よくも男の純情を弄んでくれた!」

 怒り狂った大蛇は鷹姫の船を追いかける。こうなると川の流れは荒れて船はひっくり返りそうになってしまう。

「仙道さん、船を岸につけてください」

 そう言った鷹姫、船から降りると必死になって走り出した。じゃが怒りに燃えている沈々は陸に上がっても追いかけ続ける。

「ハァハァ……すみません、すみません!」

 息を切らす鷹姫は近くにあった女漫湖寺(おまんこでら)に助けを求めた。そして釣り鐘の中に身を隠す事になった。

(沈々さま……どうかお許しください……)
 
 真っ暗な中で鷹姫は必死に祈り続けた。

「鷹姫! おのれ……どこに行った」

 愛しいゆえに殺したいほどに憎いとする鷹姫はどこにいるのかと、大蛇はゆっくりと周囲を見渡した。そしてあからさまに怪しい釣り鐘を見たらそこに近寄っていく。

「まちがいない、この中に鷹姫が……」

 巨大で分厚い釣り鐘があっても、いまの沈々には鷹姫のニオイをかぎつけるくらい造作もないことじゃった。それは沈々と鷹姫の体が離れられない関係になっているという事実に他ならない。

「鷹姫……絶対に、絶対に逃がさんぞぉ」

 ここで沈々は何を思ったのか地面に頭突きをして、そこから地中へと潜り込んだ。そしてしばらくすると、真っ暗な中で必死に祈る鷹姫の体が突然に舞い上がる。

「はんぅぐ……」

 おどろきで目を丸くしながら、ブッと口から血を吐く鷹姫がおった。なぜなら地中から突然に上がってきたヘビの頭が、まるで鋭い刃物みたいになって膣内に入ったからじゃ。

「ち、沈々……さま……」

 すさまじい勢いによって重い釣り鐘がひっくり返される。そして晴天の空に向かって突き上げられる鷹姫の姿があった。口からだけでなく、膣からもおびただしい量の血をこぼして。

「鷹姫、鷹姫、鷹姫」

 ヘビである沈々は鷹姫のぬくもりにカンゲキする。じゃが、鷹姫の膣があまりにもつよく締め付けるせいでだんだんと顔面が破裂しそうになっていく。そしてこれはいかん! と思った時はもう手遅れじゃった。

―パンー

 かわいい感じの音と残酷な絵が混ざった。鷹姫の膣とヘビの頭が粉々に砕け散って、空中から哀れなモノがドサっと音を立てて落下。それは深く愛し合おうとした者たちのなれの果てじゃった。女漫湖寺の坊さんたちはこの2人を哀れに思い手厚く葬ったという。そしてこのときから、男のイチモツはちんちんと呼ばれるようになったという。
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