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男子になって巨乳に迫る女子、その快感(奏楽編)4

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男子になって巨乳に迫る女子、その快感(奏楽編)4

「よいっしょっと」

 うれしそうな顔を赤らめる奏楽という彼氏、由良に密接すると言わずにいられないから声にする。

「う、うわ、由良のいいニオイがすごい」

「ん? 今さら……」

 由良はこのときいいニオイがどうのっていうのは、女同士でも散々に言ったり言われたりする事だったから、今さらと最初は思った。

「ち、ちがうんだよ、由良」

「な、なにがちがうと?」

「男子になってさ……それでいま由良のいいニオイを吸い込むと……たまらないんだよ。この感覚は女同士の時とちがう。なんていうか……すごい幸せで、由良に包まれていたいと願ってしまうような」

 真っ赤な顔の彼氏に言われると、由良は強制的に沈められるみたいな感覚に襲われた。そして思わずにいられなかった。ここまですごいセリフ、どうせなら悠人から言われたいなぁとか。
 
「と、とにかく早く腕組み」

 由良、もういちいち面倒くさい! と、一皮むけた女の馬力で彼氏の腕をとる。そしてTシャツに浮かぶ豊かなふくらみにしっかりと抱き寄せてやる。

「う、うぁ、ゆ、由良の巨乳が当たって……やっぱり由良ってすごい巨乳」

「すごいとかつけなくていいから」

 ったく同じ奏楽でも男子になるとますます世話が焼けると思った由良、ちょいと腕を揺さぶった。それは自分のFカップってふくらみを揺さぶるのとイコールになるので、相手のコーフンに燃料を投下したのと同じ事になる。

「はんぅ!!!」

 いま、彼氏が女の子みたいな声を出した。それは冗談でもなんでもなく、とっさに出た音色だったから、由良は立ち止まって横を見る。

「ど、どうしたの?」

「ぁ、いや……なんでもない」

「いまの声って女の子みたいだったよ」

「由良のおっぱいがキモチいいから、ついコーフンしちゃって」

 ハハっと笑ってごまかす奏楽だった。由良の乳がキモチいいというのは紛れもない事実ではあったが、だからおチンチンが勃起しちゃってさぁ! とは言えなかった。

(やだ、これ……すごいキモチいいけれど、ビクンビクンって信じられないほどキモチいいけれど、こ、こんなに大きくなって……しかも固くて……これはちょっと)

 奏楽、由良の腕組みに快感をたっぷり味わいながら、反対側の手を……人目を避けながら股間に当てて動かした。それは勃起しているペニスを少しだけ調整しようって事。ズボンの中で立ち上がろうとしてつまづいた勃起ペニスを、がっちり垂直にした方が落ち着くと本能的にすぐ悟ったゆえ。

 しかし勃起しているペニスの充血と快感はすさまじい。男子になったばかりの奏楽にとってみれば、ズボンの上から触っても余裕で天国にいけるモノ。

「はん……ぅ……」

 またかわいい声が出てしまった。由良は顔を赤くしながら、それはどういう事なの? そのかわいい声は何ゆえに出るの? と聞く。

「なんかあるでしょう、言わないと腕組みは解除するよ?」

「言うけど……でも言っても腕組みは解除しないで、由良の巨乳から離れたくない」

 いま、男子になっている奏楽の放つ甘えたなオーラはすさまじい。由良の中にある女心へ数発の弾丸をぶち込むような威力あり。

「ん……わかったから早く言って」

「由良のおっぱいがキモチいいから、つ、つい勃起しちゃって」

「勃起!」

「で、でもこれって男だから仕方ないんだよ、だって勃起するぞ変身! とか思ってやっているわけじゃないから。お願いだよ由良、わかって欲しい、これは自然の摂理がもたらすことなんだって」

「そ、奏楽」

 由良は声量を下げ腕組みは続けたまま聞いた。まさか歩きながら射精するとか、そんなことはないんだよね? と。

「そ、それはムリ、たとえやりたいと思ってもできないよ」

「ならいいけど……でも、勃起してどうのっていうなら腕組みはやめる?」

「やめないで! やめたら男に生まれた喜びが消える。そんなのイヤだよ、まるで由良に捨てられるみたいに思っちゃうよ」

「捨てられるとかエグい表現使わないで」

 こんな感じで2人はおしゃべりしながら歩いた。そしてしばらくすると、感覚を落ち着かせる術を身に着けたのか、奏楽からは取り乱し感が消えていく。

「なぁ、由良言ってもいいか?」

「奏楽……男子に染まる能力が高すぎ」

「男になってさぁ、いま由良って女子といっしょに歩いているとどんなキブンかわかる?」

「どんなキブンなの?」

「世界の高いところに立っているみたいなキブン。男になるとさぁ、女といっしょに歩いているだけで、なんていうか世界征服を成し遂げたみたいな感じが濃厚に味わえる」

「そ、それってちょっと単純なんじゃないの?」

「そうかもしれないけれど、でも単純だけどすごいハッピーって気もするんだ」

 由良は歩きながら思わずにいられなかった。奏楽ってすげぇ、こんなに早く男子に染まれるモノなのかよ! と。

「男子ってたのしいんだ?」

「まぁ、後で女に戻れるから、だから安心があるゆえにたのしめるって話かもしれない」

「わ、わたしも奏楽が買ったっていうキャンデーを買ってみようかな」

「あ、ダメ! 中1でFカップってレア巨乳な由良が男になったら世界の損失。由良は巨乳女子としてのみ生きて、彼氏に乳をねだられるだけでいいんだよ」

「なんかそれってイヤな言い方」

「それを宿命っていうんだよ由良」

 こんな会話をしていたら、由良のスマホにコールが来た。相手は両親かららしいので、さすがの奏楽も腕組み解除されるのを認めるしかない。

「うわぁ……由良との密接や腕組みが解除されると、すごいさみしい。幸せが大きすぎるから、それを失ったときの反動もすごいのか。こんなさみしさって女では感じたことないな」

 由良が電話している間、待っている奏楽はつぶやずにいられなかった。

「おまたせ」

「なんだって?」

「ん、なんか2人でデパートに行くから、帰りは夜になるから晩ごはんは買って帰るって」

 すると奏楽、ぞわっとした。そして由良の家に行きたいと言わずにいられないから言った。

「わたしの家? 別にいいけれど」

「おもしろいモノがあるんだ」

 奏楽はたすき掛けしているバッグを思わせぶりに動かしたりした。

「じゃぁ、わたしの家に行こうか?」

「2人で大事な話がしたい、悠人を呼んだりしないでよ?」

「悠人は友だちと遊びに行っているはず。それに奏楽が男子になったとか見たらびっくりするじゃん。見せたくないわ」

「ならいいんだ」

 奏楽、表向きは冷静ながら、心の中ではキャッホー! と叫んでいた。由良の家、そして由良の部屋、そこには何度も行った事がある。その数の多さはさすが親友といえるだけのモノ。されどいま、奏楽は男子である。男子として女子の部屋に行くのだ。

(由良の巨乳に甘えまくる、絶対に!)

 とっても男子らしい思いに満ち溢れた奏楽をといっしょに自宅を目指して歩く由良だった。
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